ALSFRS-R クイックリファレンス（空欄版／項目文非掲載）

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本シートは ALSFRS-R（ALS Functional Rating Scale-Revised） の臨床運用を想定した自作クイックリファレンスです。原著の各項目文言は掲載しません（法的配慮）。実評価は公式版をご確認ください。

スコアリング（共通）

点	一般的な意味	メモ
4	正常／支障なし	患者の自覚・観察から機能低下なし
3	軽度の支障	日常でわずかな困難・補助具の調整など
2	中等度の支障	一部の活動に明らかな制限
1	高度の支障	ほとんどの活動で困難・大きな補助を要す
0	不能	当該機能が実用的に困難

構成とドメイン（合計 0–48 点）

番号	ドメイン	備考
1–3	Bulbar（球麻痺関連）	B：発声・嚥下など
4–6	Fine motor（上肢巧緻）	F：書字・食事動作・更衣整容など
7–9	Gross motor（体幹・下肢）	G：寝返り・歩行・階段など
10–12	Respiratory（呼吸）	R：呼吸困難・仰臥呼吸・呼吸補助

実施の流れ

事前説明と同意取得、体調の確認。
12 項目を聞き取り・観察で評価（項目文は公式版を参照）。
各項目 0–4 点で判定、合計とドメイン別合計を算出。
経過観察では日時・条件を併記し、スロープ（点数の変化）も記録。

誤採点を避けるコツ

補助具・姿勢・利き手の条件を明記する。
「できるか／しているか」を区別（実際の日常での遂行）。
前回と同一条件で再評価（時間帯・装具・同伴など）。
呼吸関連は安静時・体位・機器使用の有無を具体に。

出所：ALSFRS-R 原著・関連ガイドライン（本文参考文献で DOI / PubMed を参照）。この資料は教育・臨床メモ用の空欄版です。