低栄養スクリーニング:使い分け早見表

A4 / v1 / 生成日: 2025-10-18 | 場面別に「まず何を使うか」を素早く決める
よく使う指標の使い分け(成人・2025年版)
ツール 主な対象/場面 所要 準備物 判定の見方(概略) 強み/注意 次の一手
NRS-2002 入院急性期・回復期 3–5分 身長体重、最近の食事量、疾患重症度の情報 栄養状態+重症度の2軸でスコア化(合計が基準以上なら介入検討) 急性期に強い。正式文言は公式様式を参照。 必要に応じGLIMや詳細アセスメントへ展開
MNA-SF 高齢者全般(外来/施設/在宅) 3–5分 身長体重、最近の摂食/機能/心理の情報 合計点でリスク層別。詳細版のMNAへ移行も可。 高齢領域で普及。正式文言は公式様式を参照。 必要に応じGLIM、栄養プラン作成
MUST 外来/在宅/地域包括など幅広く 3–5分 身長体重、体重変化、急性疾患の有無 BMI・体重減少・急性疾患の3要素で層別 汎用性が高い。正式文言は公式様式を参照。 層別に応じて介入と再評価間隔を設定
MST スクリーニング簡易導入 1–2分 体重変化、食欲変化の聴取 合計点でリスクあり/なしを簡便に把握 迅速。フォローで他指標/GLIMへつなぐ。 次段へ(NRS-2002/MNA-SF/MUST 等)
SNAQ 外来/在宅の簡易把握 1–2分 最近の食欲/体重変化 等 合計点で栄養リスクを層別 非常に簡便。陰性でも疑わしければ再評価。 他指標や詳細アセスメントへ
GNRI 高齢入院/回復期でのリスク把握 1–2分 血清アルブミン、身長体重 計算式でリスク層別(栄養リスク指標) 採血が必要。補助的に活用。 GLIMや介入プランの補強に

※本表は公式質問項目の転載ではありません。実施時は各指標の正規様式・マニュアルを必ず参照してください。