低栄養の原因マトリクス(飢餓・炎症・悪液質)

版: v1(2025-10-18) / 作成: rehabilikunblog / 用途: 臨床現場の早見表(印刷A4推奨)

臨床での見極めと初期対応の型(成人・2025年版)
類型 臨床の手がかり 判定のキモ 初期対応 備考
飢餓型(摂取不足) 食思不振/嚥下負荷/社会要因で摂取量が不足。炎症所見は乏しい。 体重減少・筋量低下の有無を整理。炎症マーカーは低〜軽度。 食形態の調整、強化(高エネルギー・高蛋白)、回数分割、補助栄養、嚥下・口腔介入。 必要に応じて経腸栄養の評価導入。
侵襲/炎症型 感染・手術・褥瘡などの侵襲。蛋白分解↑で機能低下が速い。 炎症の活動性(CRP、創の状態)を追跡。単純増量では不足。 炎症源のコントロール+早期から十分なエネルギーと高蛋白の設計。 創保護・除圧・IAD対策など併用。
悪液質 慢性疾患(心不全・COPD・癌・CKD 等)に伴う炎症持続・食欲低下。 痩せだけではなく筋量/機能低下を伴うかを評価。栄養単独は限定的。 基礎疾患の管理+栄養と運動療法の併走(蛋白/EAA最適化)。 サルコペニアの併存を想定し機能評価も実施。

注)本資料は臨床支援用の要約です。診断確定・重症度分類は GLIM などの基準に準拠してください。