摂食嚥下の5期モデル クイックリファレンス

A4 / v1 / 生成日: 2025-10-18 | 先行期→準備期→口腔期→咽頭期→食道期
※本資料は教育用に要点を整理した一般的内容です。診断や治療は必ず主治医・施設プロトコルに従ってください。
各期の要点(一般論)
主な役割典型的なトラブルサイン評価・介入の方向性(例)
先行期(認知期) 食事への気づき・認知・意欲 食事への無関心、注意の逸れ、理解困難 環境調整、声かけ、視覚/嗅覚刺激、食事導入手順の簡略化
準備期(口腔準備) 取り込み・咀嚼・食塊形成 ポケット(頬/歯間)、咀嚼遅延、食塊形成不良 姿勢/ポジショニング、食形態調整、片側咀嚼誘導、口腔内の支持
口腔期 舌で後方送球、咽頭へ移送 口腔残留、反復嚥下、送り込み遅延 一口量の最適化、舌機能の促通、液体粘度の調整
咽頭期 嚥下反射・喉頭挙上・気道閉鎖 むせ、湿性嗄声、咽頭残留、逆流感 姿勢調整(頸部前屈など)、嚥下タイミング訓練、代償手技の選択
食道期 食道蠕動・胃への搬送 胸部つかえ感、逆流、遅延 医師評価(消化器)、食後姿勢保持、食事量/タイミングの見直し

注:詳細な手技・禁忌は各ガイドライン/施設手順を確認してください。