v1 2025-10-19|A4|rehabilikunblog
筋トレの3原理・6原則|臨床メモ用クイックリファレンス
トレーニング設計で最初に確認する土台です。各項目の「臨床メモ」は、患者さんや利用者さんに説明するときの一言フレーズ例です。
トレーニングの3原理(定義と臨床メモ)
用語 | 定義 | 臨床メモ(説明のコツ) |
過負荷の原理 | 現状の能力をわずかに超える刺激で適応を引き出す。 | 「昨日よりほんの少しだけキツい」でOK。やり過ぎは逆効果。 |
特異性の原理 | 鍛えた能力が向上する。動作・筋群・エネルギー系に一致させる。 | 目的動作に似せるほど効果が出やすい。 |
可逆性の原理 | 刺激をやめると効果は失われていく。 | 「細く長く続ける」仕組み化が最重要。 |
トレーニングの6原則(要点と実装ヒント)
原則 | 要点 | 実装ヒント |
漸進性 | 負荷を少しずつ上げる。 | 2–5%ずつの小刻み増量、またはセット数・反復数・レストのいずれか1変数のみ変更。 |
反復・周期性 | 適切な頻度と休息で刺激と回復を繰り返す。 | 週2–3回/部位を目安に、疲労が強い週はボリュームを落とす。 |
個別性 | 年齢・既往・体力に合わせる。 | 同じ負荷でも感じ方は人により異なる(RPE等で調整)。 |
意識性 | 目的筋や動作を意識して行う。 | 「どこに効かせたいか」を毎セット言語化。 |
全面性 | 全身のバランスよく鍛える。 | 押す・引く・股関節・膝関節・体幹を網羅。 |
継続性 | 続ける仕組みが成果を左右する。 | 短時間ルーティン、記録、仲間づくりで行動設計。 |