車いすクッション選定 使い分け早見表

A4 / v1 / 生成日: 2025-10-18 | 座圧分散・姿勢制御・管理性で選ぶ
代表的な素材の比較(成人・2025年版/一般論)
種類座圧分散姿勢制御温湿度メンテ/耐久向くケース注意点
エア(空気セル) ◎(個別セルで分散) △〜○(側方安定は工夫) △(通気カバーで補う) △(空気圧管理が必要) 高リスク褥瘡予防、長座位 空気圧の変動・パンク管理
ジェル ○(粘性で分散) ○(沈み込みにより安定) △(夏場の蓄熱に注意) ○(重量あり) 安定性と分散のバランス 重量・温度影響
フォーム(発泡) ○(多層で可) ◎(形状成形しやすい) ○(通気フォーム選択) ○(比較的管理しやすい) 姿勢制御・持ち運び ヘタり・厚み選定
ハイブリッド(エア+フォーム等) △〜○ △(複合で管理が必要) 高リスク+姿勢制御が要る 価格・重量・調整の複雑さ
選定の着眼点と合わないサイン
着眼点具体
骨盤の位置後傾/前傾/側傾、回旋。骨盤基準で合わせる(ランバー・ウェッジで微調整)。
座面サイズ幅=大腿最大幅+α、高さ=足台と合わせて90–90–90基準を目安に。
皮膚リスク坐骨・仙骨部の既往、発赤の有無、除圧スケジュールの実行可能性。
合わないサイン前滑り、左右傾き、骨突起の一点高圧、股関節痛/腰痛の増悪。

※本表は一般的な選定の考え方です。個々の製品特性・取扱説明書を必ず確認し、医療者の判断に従ってください。