代表的な素材の比較(成人・2025年版/一般論)
| 種類 | 座圧分散 | 姿勢制御 | 温湿度 | メンテ/耐久 | 向くケース | 注意点 |
| エア(空気セル) |
◎(個別セルで分散) |
△〜○(側方安定は工夫) |
△(通気カバーで補う) |
△(空気圧管理が必要) |
高リスク褥瘡予防、長座位 |
空気圧の変動・パンク管理 |
| ジェル |
○(粘性で分散) |
○(沈み込みにより安定) |
△(夏場の蓄熱に注意) |
○(重量あり) |
安定性と分散のバランス |
重量・温度影響 |
| フォーム(発泡) |
○(多層で可) |
◎(形状成形しやすい) |
○(通気フォーム選択) |
○(比較的管理しやすい) |
姿勢制御・持ち運び |
ヘタり・厚み選定 |
| ハイブリッド(エア+フォーム等) |
◎ |
◎ |
△〜○ |
△(複合で管理が必要) |
高リスク+姿勢制御が要る |
価格・重量・調整の複雑さ |
選定の着眼点と合わないサイン
| 着眼点 | 具体 |
| 骨盤の位置 | 後傾/前傾/側傾、回旋。骨盤基準で合わせる(ランバー・ウェッジで微調整)。 |
| 座面サイズ | 幅=大腿最大幅+α、高さ=足台と合わせて90–90–90基準を目安に。 |
| 皮膚リスク | 坐骨・仙骨部の既往、発赤の有無、除圧スケジュールの実行可能性。 |
| 合わないサイン | 前滑り、左右傾き、骨突起の一点高圧、股関節痛/腰痛の増悪。 |
※本表は一般的な選定の考え方です。個々の製品特性・取扱説明書を必ず確認し、医療者の判断に従ってください。