推奨印刷:A4/余白 10–12 mm/ヘッダ・フッタ非表示。臨床判断は各施設の SOP・主治医指示を優先してください。
MGFA は「最重症時の臨床分類」です。治療効果の評価や経時追跡は MG‑ADL / QMG 等の併用が基本。サブクラス a/b は「四肢・体幹優位(a)」と「球麻痺・呼吸優位(b)」の区別です。
| クラス | 臨床の目安 | 補足(a/b の目印) |
|---|---|---|
| I | 眼筋(眼瞼下垂・複視など)のみ。その他の筋力は正常。 | a/b 区分なし |
| II(軽度全身型) | 眼筋以外にも軽い筋力低下(四肢・体幹・球・呼吸のいずれか)。 | IIa:四肢・体幹優位/IIb:球・呼吸優位(嚥下・構音・呼吸) |
| III(中等度全身型) | 眼筋以外に中等度の筋力低下。 | IIIa:四肢・体幹優位/IIIb:球・呼吸優位 |
| IV(重度全身型) | 眼筋以外に重度の筋力低下。日常生活・嚥下・呼吸に大きく影響。 | IVa:四肢・体幹優位/IVb:球・呼吸優位(誤嚥・低換気に注意) |
| V | 気管挿管が必要(呼吸不全・誤嚥対策等)。術後の一時的挿管は除く。 | 救急対応・人工呼吸管理の適応を早期検討 |