身体拘束廃止委員会・身体拘束運用チェックシート

身体拘束廃止委員会の運用状況と、身体拘束の指針・記録・再評価の体制を自己点検するためのチェックシートです。医療法・介護保険施設等における身体拘束廃止の趣旨を踏まえ、自施設の現状を確認する目的でご活用ください。

基本情報

施設名
作成日
作成者

1. 身体拘束廃止の基本方針・指針

項目	確認	メモ
身体拘束廃止に関する指針（基本方針）が文書化されている	[ ]
指針に身体拘束の定義・対象となる具体例が明記されている	[ ]
「切迫性」「非代替性」「一時性」の 3 原則が明示されている	[ ]
身体拘束の禁止と例外的な実施時の条件・手順が整理されている	[ ]
家族・本人への説明と同意の取り方に関する方針が示されている	[ ]

2. 身体拘束廃止委員会の設置・運営

項目	確認	メモ
身体拘束廃止委員会（または身体拘束を扱う委員会）が設置されている	[ ]
委員会の構成員に、医師・看護職・介護職・リハ職・支援相談員等の多職種が含まれている	[ ]
身体拘束廃止委員会が概ね月 1 回以上、定期的に開催されている	[ ]
委員会の議事録（開催日・出席者・検討事例・決定事項等）が作成・保存されている	[ ]
委員会で検討した内容が、病棟・ユニットカンファレンス等で共有されている	[ ]

3. 身体拘束の記録・カンファレンス・再評価

項目	確認	メモ
身体拘束実施時に、目的・理由・対象となる行動が記録されている	[ ]
身体拘束前に検討した代替手段（環境調整・見守り強化・ケア方法変更等）が記録されている	[ ]
身体拘束の予定期間・時間帯・使用物品・実施方法が記録されている	[ ]
多職種カンファレンスで身体拘束の必要性が検討され、その内容が記録されている	[ ]
一定期間ごとに身体拘束の必要性を再評価し、中止・緩和の検討が行われている	[ ]

4. 研修・職員教育・家族支援

項目	確認	メモ
身体拘束廃止に関する職員研修の年間計画が作成されている	[ ]
身体拘束の 3 原則・倫理面・リスク・代替手段に関する研修が概ね年 1 回以上実施されている	[ ]
新人・中途採用者に対して、身体拘束廃止の方針と実務を含むオリエンテーションが行われている	[ ]
家族への説明方法や相談対応について、職員間で方針が共有されている	[ ]

5. リハビリテーション部門としての確認事項

項目	確認	メモ
リハビリテーション部門として、転倒・抜管・自己抜糸等のリスク評価と代替手段の検討に関わっている	[ ]
身体拘束を回避・軽減するためのポジショニング・シーティング・環境調整の提案が行われている	[ ]
リハスタッフが身体拘束廃止委員会や事例検討会に参加している	[ ]
身体拘束に関連する事例を、カンファレンスや勉強会で共有し学びを蓄積している	[ ]

※本シートは身体拘束廃止委員会および身体拘束運用の全体像を把握するためのチェックリストであり、最終的な運用方針や法令・通知・施設基準の解釈は、必ず自施設の管理者・身体拘束廃止委員会・看護部・事務部門等と相談のうえ決定してください。