新卒〜 2 年目 PT の転職|最短 7 日フローと赤旗

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新卒〜2年目の PT 転職は「教育・配属・症例」を先に数値で回収すると失敗しにくい

結論:新卒〜 2 年目の転職は、求人票の見た目よりも「教育(指導の仕組み)」「配属(どこで何を担当するか)」「症例(経験が積める中身)」を先に確認できるかで成否が決まります。迷ったら、最短 7 日で「準備 → 面接 → 比較」を一気通貫し、曖昧な不安を“判断材料”に変えるのが最短です。

本記事は新卒〜 2 年目の“早期転職”に特化し、退職理由の作り方・赤旗チェック・見学/面接の質問集・求人票チェックを、現場でそのまま使える形に整理します。総論(PT 全体の転職の進め方・比較・交渉)は 理学療法士の転職ガイド にまとめています。

このページの使い方:急ぐ方は「最短 7 日フロー」→「赤旗チェック」→「見学/面接の質問集」の順に見てください。

5 分で全体像だけ先に掴みたい方へ

転職の「赤旗 → 比較 → 交渉テンプレ」まで 1 ページで整理しています。

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最短 7 日フロー(新卒〜 2 年目の“早期転職”を迷走させない手順)

短期で決めるほど大切なのは、勢いではなく「確認する順番」です。先に赤旗(外してはいけない条件)を潰し、次に面接で数値を回収し、最後に同じ軸で比較します。

以下の流れに沿って動くと、「何となく良さそう」で決めるリスクを下げられます。

新卒〜 2 年目の転職:最短 7 日フロー(やることの順番)
やること 目的 アウトプット
Day 1 条件の棚卸し(Top3) 軸を固定して迷走を防ぐ 通勤・病期/領域・教育(優先度)
Day 2 退職理由を 2 文で作る 面接の一貫性を作る 「現状→学び→次で実現」
Day 3 赤旗チェックを埋める NG を先に除外する 聞くべき質問リスト
Day 4 見学・面接日程を 3 候補提示 スピードと比較の土台 候補日(3 つ)+希望条件
Day 5 面接で数値回収 教育/配属/症例を確定 OJT 期間、配属、件数、残業
Day 6 比較表に転記 同じ軸で判断 候補 A/B/C の比較
Day 7 意思決定(1 つに絞る) ブレずに決める 内定承諾 or 次の応募

最初にやる 3 つのこと(新卒〜 2 年目はここで差がつく)

新卒〜 2 年目は経験の浅さを不利に感じやすい一方、「伸びる環境」に移れると伸び幅が大きい時期でもあります。だからこそ、最初にやるべきは“努力”ではなく前提の整理です。

ポイントは 3 つです。①条件 Top3 を固定、②面接日程を先に押さえる、③比較表の型を作る。これで迷走しにくくなります。

  • 条件 Top3 を決める:通勤(例:片道 60 分以内)/病期(急性期・回復期・訪問など)/教育(OJT・症例検討・振り返り)
  • 面接可能日を 3 候補まとめて提示:調整が早くなり、比較できる
  • 比較表を先に作る:「求人票チェックリスト」をそのまま列にして、同じ軸で並べる

退職理由の型(新卒〜 2 年目は “学びが続く環境” に接続する)

早期転職で一番つまずくのは、退職理由が「不満の羅列」になることです。面接では、正しさよりも一貫性が見られます。おすすめは、理由を 2 文に圧縮して、未来に接続する形に固定することです。

型は「現状 → 学び → 次で実現」の順です。現職の否定ではなく、“伸ばしたい臨床”を前面に出すと通りやすくなります。

2 文テンプレ(コピペして埋める)

  • 1 文目:いまの状況(学びたい領域とギャップ)
  • 2 文目:次で実現したいこと(教育・症例・配属が合う環境で、何を伸ばすか)

例(回復期志望・ 2 年目)

「回復期での ADL 改善に強く関わりたい一方、現職では配属と症例構成の都合で十分に経験を積みにくい状況です。貴院の OJT 体制と症例構成のもとで、評価 → 介入 → 再評価を回し、退院支援まで一貫して精度を高めたいと考え応募しました。」

赤旗チェック(教育・配属・症例で “外すと危険” なサイン)

新卒〜 2 年目は「教えてもらえる前提」で入職すると、立ち上がりで詰まりやすいです。だからこそ、見学・面接では“赤旗(危険サイン)”を先に確認して、候補から外す判断を早めるのが安全です。

赤旗は「言い方」ではなく「運用」で見ます。曖昧なら、数値と頻度で回収してください。

新卒〜 2 年目向け:赤旗チェック(NG の見抜き方と質問例)
論点 赤旗(NG サイン) 質問(数値で回収) 代替の見極め
教育 「見て覚えて」で仕組みがない OJT 期間は何週?担当は固定?振り返り頻度は? 新人チェックリスト・症例検討が定期運用されている
配属 配属が当日まで不明/頻繁に変わる 入職後 3 ヵ月の配属見込みは?ローテは? 配属の方針と理由が説明できる
症例 学びたい領域の症例が薄い 病期割合・主疾患割合は?新人の担当範囲は? 症例構成が“数字”で示せる
時間 記録・振り返り時間が確保できない 残業の平均は?記録時間の確保ルールは? 残業の計測/支給が明確、休憩取得の実態が語れる

関連:教育体制の見分け方を深掘りしたい方は 教育体制が強い職場の見分け方(新人 PT チェックリスト) も合わせて確認すると、質問の精度が上がります。

履歴書・志望動機の型(“新卒〜2年目でも通る” 書き方)

書類で大切なのは、経験の量ではなく「再現性のある伸び方」が伝わることです。具体的には、①何を見て(評価)、②どう考えて(仮説)、③何をしたか(介入)、④どう変わったか(再評価)を短く入れると通りやすくなります。

志望動機は「なぜここか」を説明し、退職理由と矛盾しない形に整えると面接が楽になります。

自己 PR の骨子(3 行)

  • 結論:どんな領域で力を伸ばしたいか(病期・対象)
  • 根拠:取り組んだこと(評価・記録・連携など)
  • 貢献:入職後にどう役立てるか(役割・指標)

志望動機のフォーマット(迷ったらこれ)

  1. 病期 × 対象の合致:なぜその病院/施設か
  2. 自分の強み:評価/介入/連携を具体で
  3. 入職後の貢献:どんな成果をどう出すか

見学・面接の質問集(そのまま使える 10 問)

新卒〜 2 年目は、面接で「熱意」を語るよりも、教育・配属・症例・負担を数値で回収するほうがミスマッチを減らせます。質問は“詰める”ためではなく、“判断材料を揃える”ためのものです。

以下は、そのまま使える 10 問です。気まずい場合は「新人で不安なので、入職後のイメージを具体化したいです」と前置きすると通しやすいです。

  1. 新人 OJT と評価の進め方(期間・担当は固定か)
  2. 症例検討会・カンファの頻度(週/隔週/月)
  3. 病期割合(急性期/回復期/維持期/訪問)と主疾患
  4. 新人の担当件数・単位数の目安(いつ増えるか)
  5. 残業の平均(記録時間の確保ルール)
  6. 配属の方針( 3 ヵ月〜半年の見込み)
  7. 職種構成と配置( PT/OT/ST の人数、1 人当たり負担)
  8. 評価〜退院支援の運用(指標、共有の仕方)
  9. 休日・シフト(早遅、土日、オンコールの有無)
  10. 通勤条件(公共交通/車、駐車場、実際の混雑)

求人票チェックリスト(比較表にそのまま貼れる)

求人票は、条件が良く見えても“運用”で差が出ます。新卒〜 2 年目は特に教育・配属・症例の項目が抜けると、入職後の立ち上がりで詰まりやすいです。

以下の表を列にして、候補 A/B/C を同じ軸で比較してください。

新卒〜 2 年目 PT 向け:求人票の確認ポイント(比較表の列にする)
項目 確認ポイント
給与 基本給/手当/賞与(◯ヶ月)/昇給/固定残業の有無
勤務 週労働時間/残業実績/早遅/土日祝の扱い
教育 OJT/症例検討/院外研修・学会支援(費用補助)
症例 病期割合・主疾患・新人の担当範囲(いつ広がるか)
配置 セラピスト数/職種構成/ 1 人当たり負担(担当件数の目安)
配属 配属見込み( 3 ヵ月〜半年)/ローテ方針
通勤 最寄駅/路線/乗換/片道◯分(目安 60 分以内)

転職エージェントの使い分け(新卒〜 2 年目は “最小構成” で十分)

エージェントは「どれが一番」よりも、役割分担で決めると早く安全です。新卒〜 2 年目は、比較の手間を増やすよりも、面接で数値を回収して比較表に揃えることが優先です。

併用の考え方は 理学療法士の転職サイトは 2〜3 社併用が最短 にまとめています。迷ったら、まずはここだけ押さえると動きやすいです。

  • 短期で決めたい:日程調整とテンポ重視(比較を早く回す)
  • 初めてで不安:書類・面接の伴走が丁寧なところを混ぜる
  • 病院/介護で迷う:提案幅が広いところを 1 つ入れる

比較で迷う 2 社の違いは PTOT 人材バンクとマイナビの違い に整理しています(本記事では重複を避け、リンクで回します)。

現場の詰まりどころ(よくある失敗 → 直し方)

新卒〜 2 年目の転職は、情報収集よりも「比較の軸」が崩れて迷走しがちです。ここでは、実際によくある失敗と、すぐ直せる対策をまとめます。

迷ったら、赤旗 → 数値回収 → 比較表に戻るだけで、判断は一気に楽になります。

  • 失敗 1:「雰囲気が良さそう」で決めて、教育が回らない → OJT 期間・振り返り頻度を数値で回収する
  • 失敗 2:配属が曖昧で、想定外の配置 → 入職後 3 ヵ月の配属見込みを質問してメモに残す
  • 失敗 3:面接の予定がバラバラで比較できない → 面接日 3 候補を先に提示して揃える
  • 失敗 4:退職理由が不満中心になり、印象が悪い → 2 文テンプレに固定して未来に接続する
  • 失敗 5:求人票の数字だけで判断し、運用が違った → 残業の実態・記録時間を聞く
  • 失敗 6:比較表が作れず、最後は感覚で決める → 面談前に “面談準備チェック” を埋めて、比較軸を固定する(関連:面談準備チェック(無料)

連絡が多い時の“丁寧な断り方”(テンプレ)

併用すると連絡が増えて疲れやすいですが、テンプレで調整できます。ポイントは「感謝→要望→今後」だけです。

以下をコピペして、文面を最小限で済ませてください。

連絡頻度を落とす(週 1 ・メール中心)

件名:ご提案ペースのご相談

いつもご提案ありがとうございます。現在、検討中案件の整理を優先したく、新規のご提案は週 1 回・メール中心でお願いできれば幸いです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

見学/面接を辞退する

ご調整ありがとうございました。本件は事情により応募を見送ることにいたしました。ご尽力に感謝しております。条件に合う案件のご提案は引き続きお願いできますと幸いです。

内定を辞退する

慎重に検討した結果、別案件で進めることにいたしました。多大なご尽力に感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします。

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

新卒で転職は不利になりませんか?

一概に不利ではありません。重要なのは、早期転職を「逃げ」ではなく「学びが回る環境へ移る意思決定」として説明できることです。本記事の「退職理由の型」に沿って一貫性を作り、教育・配属・症例を数値で回収できれば、ミスマッチを減らしやすいです。

何社くらい併用すればいいですか?

最初は 2〜3 社で比較し、提案が揃ったら 1〜2 社に絞るのが現実的です。併用の考え方は こちら にまとめています。

最短どのくらいで決まりますか?

早ければ 1〜2 週間で決まります。コツは「面接日程を先に揃える」「赤旗を先に潰す」「比較表で同じ軸に揃える」の 3 つです。

退職理由で言ってはいけないことはありますか?

強い否定(人・組織への攻撃)や、事実関係が曖昧な批判は避けるのが無難です。代わりに「学びたい領域」「伸ばしたい臨床」「そのために必要な教育・症例」の順で、未来に接続すると説明が安定します。

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参考情報

著者情報

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rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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