理学療法士の転職サイトは 2〜3 社併用が最短|役割分担と初回面談テンプレ
理学療法士の転職は、転職サイト(求人検索)と転職エージェント(提案・交渉)を 2〜3 社ほど併用すると、求人の幅と比較の精度が上がりやすいです。1 社に絞るよりも「合う求人に当たる確率」が上がり、同時に “合わない担当” に振り回されるリスクも下がります。
この記事では、本命 1+補助 1+直応募 1の役割分担、初回面談で言うことテンプレ、連絡頻度の決め方、二重応募の防ぎ方まで、現場で迷わない形にまとめます。
なぜ 2〜3 社併用が最短なのか
結論、併用は「情報の偏り」を減らし、意思決定を速くします。転職は “正解” が 1 つではなく、職場・配属・教育体制・給与・働き方の優先順位で答えが変わるからです。
1 社だと起きやすい 3 つの詰まり
- 提案が偏る:非公開求人の範囲、強い領域(急性期/回復期/訪問など)に差が出ます。
- 比較軸が育たない:「良いのか悪いのか」が判断できず、決断が遅れます。
- 担当との相性に左右される:連絡頻度や提案の丁寧さが合わないと、転職自体が進みません。
併用で得られる 3 つのメリット
- 求人母数が増える:「同条件で複数提案」されやすくなります。
- 相場観がつく:条件の現実ライン(年収、休日、教育体制など)が見えます。
- 連絡がコントロールしやすい:役割を決めると “追いかけられる転職” になりにくいです。
併用するなら “役割分担” で迷わない
併用のコツは、サービスを “点” で増やすのではなく、役割で分けることです。まずは親記事の一覧で候補を整理しておくと速いです(関連:理学療法士向け転職サイト・転職エージェント 20 選)。
| 枠 | 主な役割 | 向いている人 | 最初に決めること |
|---|---|---|---|
| 本命 1 | 非公開求人/条件調整/面接対策 | はじめての転職、条件交渉が不安 | 希望条件(必須/妥協可) |
| 補助 1 | 求人母数の確保/比較材料 | 選択肢を広げたい | 連絡頻度(週 1 など) |
| 直応募 1 | スピード重視/自分で応募管理 | 応募先を自分で決めたい | 応募のルール(同時応募数) |
初回面談で言うことテンプレ(コピペ可)
初回面談は “気合い” より 型 が大事です。最初に合意できると、連絡のしつこさが激減します。
| 項目 | 伝え方(例) | 狙い |
|---|---|---|
| 優先順位 | 「必須は A と B、妥協できるのは C です」 | ズレた求人提案を減らす |
| 勤務地・通勤 | 「通勤は片道 45 分まで。駐車場必須です」 | 現実的な候補に絞る |
| 連絡頻度 | 「連絡は週 1 回まで、急ぎだけ電話でお願いします」 | しつこさを予防する |
| 求人の出し方 | 「まず 10 件まとめてください。そこから絞ります」 | 小出し連絡を防ぐ |
連絡ルール例(しつこさ予防の型)
連絡が多くなる原因は、ほとんどが “合意不足” です。ここを先に固定します。
| 決める項目 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 連絡手段 | 基本はメール、急ぎだけ電話 | 通知に振り回されにくい |
| 連絡可能時間 | 平日 19 時以降/土曜午前など | 勤務中の着信ストレスを減らす |
| 提案の単位 | 週 1 回、まとめて 5〜10 件 | 比較しやすく、返信も 1 回で済む |
併用がバレる?気まずい?への答え
結論、併用自体は問題ありません。むしろ一般的です。気まずさが出るのは「同じ求人に二重応募した」「優先度が伝わっていない」など、運用が曖昧なときです。
失敗しないための注意点(よくある落とし穴)
- 同じ求人に二重応募しない:求人票の施設名・法人名を必ず控え、応募前に照合します。
- 優先度を言語化する:本命の担当には「第一希望の軸」を明確に伝えます。
- 応募数を決める:同時進行は 2〜4 社程度からが管理しやすいです。
よくある質問(FAQ)
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
併用するなら何社が上限ですか?
基本は 2〜3 社がおすすめです。情報量と管理コストのバランスが良く、比較軸も作りやすいです。忙しい時期は “本命 1+補助 1” に絞ると破綻しません。
初回面談の前に準備しておくものは?
「必須条件」「妥協条件」「通勤」「連絡頻度」の 4 点だけ先にメモしておけば十分です。履歴書・職務経歴書は最初から完璧でなくて大丈夫ですが、転職時期(いつから動けるか)は明確にしておくと話が速いです。
直応募は入れた方がいいですか?
自分で応募管理できる人には相性が良いです。一方で、面接日程や条件の確認を全部自分で回す必要があるため、忙しい時期はエージェント中心にして “直応募は候補が固まってから” でも問題ありません。
まとめ:併用は “数” ではなく “役割” で勝つ
- 併用は 2〜3 社が最も管理しやすく、比較の精度が上がります。
- 本命 1+補助 1+直応募 1 の役割分担で、迷いと連絡を減らせます。
- 初回面談で「希望条件・連絡頻度・求人の出し方」を合意すると失敗しにくいです。
参考資料
著者情報
rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下
おわりに
併用転職は、比較軸を固定 → 役割分担 → 連絡ルール合意 → 求人をまとめて比較の順に進めると、短時間でも意思決定が安定します。面談前の準備を 1 枚にまとめたい方は、面談準備チェック&職場評価シート(ダウンロード)もあわせて活用してください。

