転職エージェントがしつこい時の対処法|PT・OT・ST向け

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転職エージェントがしつこいときは、まず「何を止めたいか」を決めます

転職エージェントから勤務中に何度も電話が来る、LINEやメールが頻繁に届く、希望と合わない求人が次々に紹介される場合は、いきなり無視するよりも、まず「何を止めたいか」を決めて、希望する連絡条件を文面で伝えると整理しやすくなります。

PT・OT・STは、患者対応や病棟業務などで勤務中に私用電話へ出にくいことがあります。そのため、「日中は電話に出られません」と伝えるだけでなく、メールへ変更する、週1回にまとめる、求人紹介を止めるなど、相手にしてほしい対応まで具体的に指定することが大切です。

基本の順番は、「連絡方法を変える → 頻度を下げる → 求人紹介を止める → 担当変更 → 退会」です。すべての段階を進む必要はなく、今困っている内容に合うところから対応します。

最初に迷ったら、この順番で考えます

  • 電話だけ困る:メールやLINEへ変更する
  • 連絡全体が多い:頻度を具体的に指定する
  • 求人紹介が多い:紹介を一時停止する
  • 希望を伝えても守られない:担当変更を検討する
  • サービス自体をやめたい:選考状況を確認して退会する

しつこさの内容から、最初の対応を1つ選びます

最初から退会する必要はありません。転職活動を続けたいのであれば、困っている内容だけを調整する方が、求人情報や選考中の連絡を残しながら負担を減らせます。

転職エージェントがしつこいときの最初の対応
困っている状況 最初の対応 次の対応
勤務中の電話が多い メールなどへ連絡手段を変更する 守られなければ担当変更を検討する
LINE・メールが多い 週1回など頻度を指定する 必要なら求人紹介を一時停止する
求人紹介が多い 件数を絞る、または一時停止する 希望条件を伝えても改善しなければ担当変更する
停止希望後も連絡が続く 担当者ではなくサービス窓口へ伝える 連絡記録を残し、必要な相談先を確認する
もう利用をやめたい 応募・選考中の求人を確認する 退会と今後の連絡停止を依頼する
転職エージェントがしつこいときの対応判断フロー
電話・LINE・求人紹介など、困っている内容から最初の対応を選び、改善しなければ担当変更や退会へ進みます。

電話・LINEが多いときは、連絡できない時間より「使う手段」を指定します

「勤務中なので電話に出られません」とだけ伝えると、別の時間帯に電話がかかってくることがあります。電話そのものを減らしたい場合は、今後はメールのみ、電話が必要なら事前にメールで時間を確認など、連絡方法まで指定します。

PT・OT・STでは、患者対応の終了時刻や昼休みの取り方が日によって変わる職場もあります。そのため、「12時なら電話できます」のように時間だけを固定するよりも、連絡手段そのものを決めておく方が管理しやすい場合があります。

電話をメールへ変更したいときの例文

勤務中は電話への対応が難しいため、今後のご連絡は原則メールでお願いいたします。電話での確認が必要な場合は、事前にメールで候補時間をご連絡ください。

連絡頻度を下げたいときの例文

複数回の連絡を確認することが難しいため、求人情報や確認事項は週1回程度にまとめていただけますでしょうか。緊急性のない追加連絡は不要です。

「連絡を少なめにしてください」ではなく、メールのみ・週1回・電話は事前確認のように具体的にすると、双方で認識を合わせやすくなります。

求人紹介が多いときは、退会する前に紹介方法を調整します

転職活動自体は続けたいものの、求人紹介が多すぎる場合は、サービスをすぐにやめるのではなく、紹介件数を絞るか、一時停止したいことを伝えます。

「良い求人があればお願いします」だけでは希望範囲が広くなりやすいため、勤務地・勤務形態・年収など、自分にとって譲れない条件を整理して伝えることも有効です。

求人紹介を一時停止したいときの例文

現在、転職時期と希望条件を整理しているため、新しい求人のご紹介は一旦停止してください。再開を希望する場合はこちらからご連絡します。それまでは求人案内のご連絡は不要です。

求人をまとめて紹介してほしいときの例文

複数の求人を比較して検討したいため、今後は希望条件に合う求人をまとめてご紹介いただけますでしょうか。1件ずつの追加連絡ではなく、週1回程度にまとめていただけると助かります。

求人紹介の休止方法や連絡方法はサービスによって異なるため、会員ページや問い合わせ窓口に指定された手続きがある場合は、その方法に従ってください。

無視・着信拒否・ブロックの前に、進行中の選考を確認します

連絡が負担になっていても、応募中の求人や面接予定がある状態で担当者を突然ブロックすると、選考に必要な連絡まで確認できなくなる可能性があります。

無視や着信拒否を検討する前に、少なくとも次の内容を確認します。

  • 書類選考中の求人がないか
  • 病院・施設の見学予定がないか
  • 面接日程が決まっていないか
  • 選考結果待ちの求人がないか
  • 内定後の回答期限が残っていないか

進行中の選考がある場合は、先に今後の連絡窓口と選考の扱いを確認します。何も進行しておらず、連絡停止を明確に依頼しても連絡が続く場合には、必要に応じて着信拒否やブロックを検討します。

連絡条件を伝えても守られないなら、担当変更を検討します

担当変更を考える境界は、単に「連絡が多い」と感じたときではなく、連絡方法・頻度・求人紹介の希望を一度具体的に伝えたにもかかわらず、同じ状態が続くときです。

担当変更を検討する目安
状況 判断
まだ希望する連絡方法を伝えていない まず連絡条件を文面で伝える
電話停止後も電話が続く 担当変更を検討する
求人停止後も紹介が続く 担当変更またはサービス窓口へ相談する
検討期限を伝えても繰り返し催促される 担当変更を検討する
希望条件を繰り返し伝えても反映されない 条件を再確認し、改善しなければ担当変更を検討する

担当変更を相談するときの例文

いつもご対応いただきありがとうございます。連絡方法や転職活動の進め方について、別の担当者にも相談したいと考えています。可能であれば、担当者の変更をご相談できますでしょうか。現在の希望条件と応募状況については、次の担当者へ引き継ぎをお願いいたします。

担当者変更の方法はサービスごとに異なります。担当者本人へ伝えにくい場合は、問い合わせ窓口から相談します。良い担当者の見分け方や変更後の確認ポイントは、理学療法士の転職コンサルタント|良い担当者の見分け方と変更方法で整理しています。

転職活動をやめるなら、応募状況を確認してから退会します

転職時期を見直した、別の方法で転職活動を進める、サービス自体を利用しないと決めた場合は、退会と今後の連絡停止を明確に伝えます。

ただし、選考途中の求人がある場合は、退会によって応募がどのように扱われるかがサービスや選考状況によって異なる可能性があります。退会手続きをする前に、現在の応募状況を確認してください。

退会前に確認する項目
確認項目 確認する内容
応募中求人 書類選考中・結果待ちの求人がないか
見学・面接 確定している日程が残っていないか
内定 回答期限が残っていないか
辞退手続き 進行中求人を辞退する場合、どの窓口から伝えるか
退会後の連絡 求人紹介や電話・メール等も停止するか

退会と連絡停止を依頼するときの例文

転職活動の方針を見直すため、サービスの退会手続きをお願いいたします。現在、応募中または選考中の求人がある場合は、その状況と必要な手続きをご案内ください。退会手続き完了後は、求人紹介および電話・メール・LINEによる連絡の停止をお願いいたします。

転職エージェントのサービスや求人紹介を断ること自体は可能であり、選考が進んでいる場合はタイミングに注意して早めに意思を伝えることが重要です。大手転職エージェントの公式情報でも、断る意思を明確に伝え、選考途中の場合は早めに連絡することが案内されています。

停止・退会を伝えても連絡が続く場合は、サービス窓口へ伝えます

担当者へ連絡停止や退会を伝えたあとも電話・メールなどが続く場合は、担当者個人とのやり取りだけで終わらせず、サービスの問い合わせ窓口や個人情報に関する窓口を確認します。

厚生労働省は、職業紹介事業者に対し、求職者からの苦情を迅速かつ適切に処理するための体制整備・改善に努めることを求めています。また、個人情報保護委員会は、不要になった個人データについて事業者へ消去を要請することや、一定の要件を満たす場合に保有個人データの利用停止・消去を求められることを案内しています。

ただし、「退会すれば必ずすべての個人情報が直ちに削除される」と一律にはいえません。保存が必要な情報や手続きは事業者によって異なるため、個人情報の利用停止・削除も希望する場合は、各サービスのプライバシーポリシーと指定窓口を確認して依頼します。

停止希望後も連絡が来るときの例文

○月○日に連絡停止(または退会)を依頼しましたが、その後も連絡が届いています。今後の求人紹介、電話、メール、LINE等による連絡を停止してください。必要な手続きが残っている場合は、その内容と窓口をご案内ください。

問い合わせをするときは、停止を依頼した日、送ったメールやメッセージ、停止依頼後に届いた連絡の日時などを残しておくと、経過を説明しやすくなります。

複数の転職サービスを使う場合は、連絡ルールをそろえます

複数の転職エージェントへ登録している場合は、それぞれから連絡が来るため、1社ごとの連絡量が多くなくても全体として負担になることがあります。

「基本はメール」「電話は事前確認」「求人紹介はまとめて」など、自分の連絡ルールを各社でそろえると管理しやすくなります。また、同じ求人への重複応募を避けるため、どのサービスからどの求人を紹介されたかも分けて管理します。

複数登録そのものの使い分けや二重応募を防ぐ方法は、理学療法士転職サイトの複数登録|1社目・2社目の使い分けと管理方法で詳しく解説しています。

転職エージェントがしつこいときのよくある質問

転職エージェントからの電話は無視してもよいですか?

まずは電話を停止したいことと、代わりに使う連絡手段を文面で伝えるのがおすすめです。応募中求人や面接予定がある場合は、無視やブロックをする前に選考状況と今後の連絡方法を確認してください。

電話だけ止めて、求人紹介は続けてもらえますか?

まず「求人紹介は継続したいが、電話は停止してメールで連絡してほしい」と具体的に伝えます。実際の連絡方法や設定変更の手続きはサービスによって異なるため、必要に応じて問い合わせ窓口も確認してください。

担当変更と退会は、どちらを選べばよいですか?

転職活動やそのサービスの利用を続けたいなら、まず担当変更を検討します。サービス自体を利用しないと決めている場合は、応募中・選考中の求人を確認したうえで退会を検討します。

退会したのに連絡が来る場合はどうすればよいですか?

退会日や停止依頼の記録を確認し、担当者だけでなくサービスの問い合わせ窓口や個人情報に関する窓口へ連絡します。個人情報の利用停止・削除も希望する場合は、各サービスのプライバシーポリシーと手続きを確認してください。

まとめ

転職エージェントがしつこいと感じたときは、いきなりすべての連絡を切るのではなく、自分が何に困っているのかを1つ決めて、その部分から調整すると対応しやすくなります。

  1. 電話が多ければ、メールなどへ連絡手段を変更する
  2. 連絡全体が多ければ、週1回など頻度を指定する
  3. 求人が多ければ、件数を絞るか紹介を一時停止する
  4. 具体的に希望を伝えても改善しなければ、担当変更を検討する
  5. 利用をやめる場合は、応募中求人を確認してから退会・連絡停止を依頼する

PT・OT・STは勤務中に電話へ出られない場面も多いため、「いつなら出られるか」だけではなく、どの手段なら確認しやすいかまで伝えておくことがポイントです。

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参考文献

  1. 個人情報保護委員会. よくある質問集(個人情報の削除、ダイレクトメールの停止について) [Internet]. [cited 2026 Sep 7]. Available from: https://www.ppc.go.jp/personalinfo/life/faq/
  2. 個人情報保護委員会. 保有個人データの利用停止等 Q9-21 [Internet]. [cited 2026 Sep 7]. Available from: https://www.ppc.go.jp/all_faq_index/faq1-q9-21/
  3. 厚生労働省. 職業紹介事業者、求人者、労働者の募集を行う者等がその責務等に関して適切に対処するための指針 [Internet]. [cited 2026 Sep 7]. Available from: https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00005680&dataType=0&pageNo=1
  4. JAC Recruitment. 転職エージェントの断り方・丁寧に求人紹介やサービスを断るコツ [Internet]. 2026 Apr 22 [cited 2026 Sep 7]. Available from: https://www.jac-recruitment.jp/market/knowhow/agent/agent-decline/

著者情報

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rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blogを2022年4月に開設。医療機関、介護福祉施設、訪問リハの現場経験に基づき、臨床やキャリア形成に役立つ情報を発信しています。

  • 脳卒中認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター2級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、リハビリテーション栄養、シーティング、摂食・嚥下

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