3 学会合同呼吸療法認定士 2026|受講資格と手順

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呼吸療法認定士 2026|オリジナル練習問題 30 問(基礎 24+症例 6 )

練習問題で詰まる理由は、知識量より「復習が回らない形で解いてしまう」ことです。先に問題 → 自己採点 → 3 行解説(復習用)の順番を固定すると、点が安定します。

第 31 回( 2026 年)の試験は 100 問・マークシート方式で、問題は非公表(過去問題集なし)とされています。そこで本記事では、講習会テキストで扱われる領域(血液ガス、酸素療法、人工呼吸、 NPPV など)に寄せたオリジナル練習問題 30 問を用意しました。

学び直しを続けるための「環境の整え方」も、いまのうちに 1 枚で確認できます PT のキャリア設計(全体像)を見る

回遊(同ジャンル):全体像(親)→ 練習問題(ここ)→ 弱点だけ復習、の順が安定です。

親記事:3 学会合同呼吸療法認定士 2026(受講資格と手順)

結論| 30 問は「基礎→症例→ミスノート 1 枚」で伸びる

試験は 100 問ですが、いきなり量を増やすより、まず 30 問で頻出領域の“判断の順番”を固める方が速いです。おすすめは、基礎で定義と原則を揃え、症例で介入判断へ返し、最後にミスを 3 行解説にして残す流れです。

使い方|問題→自己採点→ 3 行解説(復習用)

各問題の解答は、直下の折りたたみ( details )に入っています。まず自力で解いてから開いてください。

復習が回る解き方(固定)
ステップ やること 成果物 コツ
1 10 問だけ解く 自分の解答 まとめ解きしない
2 解答を確認 正誤 根拠は 1 つに絞る
3 ミスだけ 3 行解説にする ミスノート ①何を問う ②根拠 ③臨床での言い換え

基礎問題( 24 問 )

Q1. 呼吸性アシドーシスの基本所見として最も適切なのはどれか。

  1. PaCO2 低下、 pH 上昇
  2. PaCO2 上昇、 pH 低下
  3. HCO3- 低下のみ
  4. PaO2 上昇、 PaCO2 低下
解答・解説

正解: 2

①何を問う:酸塩基の「呼吸性」パターン。②根拠: CO2 蓄積で pH が下がる。③言い換え:換気が足りないと CO2 が溜まりやすい。

Q2. PaCO2 を左右する要因として最も適切なのはどれか。

  1. 換気量(肺胞換気)
  2. 心拍数
  3. Hb 濃度のみ
  4. 尿量
解答・解説

正解: 1

①何を問う: CO2 は「換気」で決まる。②根拠:肺胞換気が減ると PaCO2 は上がりやすい。③言い換え: CO2 は “換気不足” のサインになりやすい。

Q3. 酸素投与で最初に意識して設定するパラメータとして最も適切なのはどれか。

  1. FiO2(または流量)
  2. PEEP
  3. VT
  4. 呼吸数の上限
解答・解説

正解: 1

①何を問う:酸素療法の入口。②根拠:デバイスごとに FiO2(目安)が変わる。③言い換え:まず酸素の “濃さ”/ “量” を決めて反応を見る。

Q4. Venturi マスクの特徴として最も適切なのはどれか。

  1. 高濃度酸素を必ず投与できる
  2. 狙った FiO2 を比較的一定にしやすい
  3. CO2 を積極的に排出する装置である
  4. 加湿が不要になる
解答・解説

正解: 2

①何を問う:デバイス選択。②根拠:ベンチュリー機構で FiO2 をコントロールしやすい。③言い換え:酸素濃度を “狙って” 合わせたい時に使いやすい。

Q5. 人工呼吸器の設定で、平均気道内圧に影響しやすいのはどれか。

  1. PEEP
  2. 尿カテーテル
  3. 体温
  4. 鎮静の種類
解答・解説

正解: 1

①何を問う:換気設定の関係。②根拠: PEEP は呼気終末圧で平均気道内圧へ影響する。③言い換え:酸素化の調整で PEEP が論点になりやすい。

Q6. Volume Control( VC )換気の特徴として最も適切なのはどれか。

  1. 圧が一定で量が変動する
  2. 量が一定で圧が変動する
  3. PEEP が使えない
  4. トリガーが使えない
解答・解説

正解: 2

①何を問う:モードの基本。②根拠: VC は設定した VT を優先し、圧は肺の状態で変わる。③言い換え:圧上昇はコンプライアンス低下などを示す。

Q7. Pressure Control( PC )換気の特徴として最も適切なのはどれか。

  1. 圧が一定で量が変動する
  2. 量が一定で圧が変動する
  3. 酸素投与ができない
  4. NPPV 専用である
解答・解説

正解: 1

①何を問う:モードの基本。②根拠: PC は設定圧を優先し、 VT は肺の状態で変わる。③言い換え: VT の低下は悪化サインになりやすい。

Q8. ARDS で推奨される肺保護換気の要点として最も適切なのはどれか。

  1. VT を大きくして換気を稼ぐ
  2. VT を小さくする(低容量換気)
  3. PEEP を必ず 0 にする
  4. FiO2 を常に 1.0 に固定する
解答・解説

正解: 2

①何を問う:肺保護の原則。②根拠:低容量換気はアウトカム改善が示されている。③言い換え:まず VT を控えめにして肺損傷を抑える方向で考える。

Q9. 気道内吸引で、まず意識する目的として最も適切なのはどれか。

  1. 鎮静を深くする
  2. 気道分泌物の除去と換気の改善
  3. 血糖を下げる
  4. 輸液量を増やす
解答・解説

正解: 2

①何を問う:吸引の目的。②根拠:分泌物による閉塞を減らし換気を保つ。③言い換え: SpO2 低下や分泌音で “気道の詰まり” を疑う。

Q10. NPPV の適応として代表的なのはどれか。

  1. 気道確保が必要な意識障害
  2. COPD 増悪に伴う高 CO2 血症
  3. 大量喀血
  4. 嘔吐が持続している
解答・解説

正解: 2

①何を問う:適応の基本。②根拠: COPD 増悪の換気補助として有用。③言い換え: CO2 が高い呼吸不全で “まず検討” されやすい。

Q11. NPPV 実施で「まず除外」を考える状況として最も適切なのはどれか。

  1. マスクフィットが悪い
  2. 意識レベル低下で気道防御が難しい
  3. SpO2 が低い
  4. 呼吸数が多い
解答・解説

正解: 2

①何を問う:禁忌寄りの状況。②根拠:気道防御が難しいと誤嚥リスクが高い。③言い換え: “気道を守れない” と NPPV は成立しにくい。

Q12. 呼吸リハの目的として最も適切なのはどれか。

  1. 呼吸筋だけを鍛える
  2. 呼吸困難・耐容能・ QOL などを多面的に改善する
  3. 薬物治療を不要にする
  4. 画像検査を減らす
解答・解説

正解: 2

①何を問う:呼吸リハの位置づけ。②根拠:運動療法・教育・行動変容など多要素。③言い換え: “息切れだけ” ではなく生活の再建まで扱う。

Q13. SpO2 モニターで意識したい限界として最も適切なのはどれか。

  1. CO2 の上昇を直接反映する
  2. 循環不全や末梢冷感で誤差が出ることがある
  3. PaO2 を必ず正確に反映する
  4. 血液ガスは不要になる
解答・解説

正解: 2

①何を問う:モニターの限界。②根拠:末梢循環などで測定誤差が出やすい。③言い換え: “数値が合わない” ときは条件を疑う。

Q14. VAP 予防の考え方として最も適切なのはどれか。

  1. 口腔ケアは不要
  2. 頭部挙上など、ケアと体位を含めて複合的に行う
  3. 吸引回数を増やせば十分
  4. 抗菌薬を予防内服する
解答・解説

正解: 2

①何を問う:感染予防の基本。②根拠:単独策よりバンドルで考える。③言い換え: “ケアの積み上げ” が再現性を作る。

Q15. 人工呼吸中のモニタリングで、換気の変化を早く疑うトリガーとして適切なのはどれか。

  1. 食事摂取量
  2. 呼吸器アラーム(圧上昇、 VT 低下)
  3. 身長
  4. 尿比重
解答・解説

正解: 2

①何を問う:初動で見るべき所。②根拠:圧・ VT の変化は気道閉塞や肺状態変化のサイン。③言い換え: “アラーム=病態変化の入口” として捉える。

Q16. 低酸素血症の原因を整理する基本枠として最も適切なのはどれか。

  1. 睡眠時間
  2. 換気低下、拡散障害、 V/Q 不均等、シャント
  3. 視力低下
  4. 体重のみ
解答・解説

正解: 2

①何を問う:酸素化低下の整理。②根拠:原因を枠で分けると鑑別が速い。③言い換え: “酸素が下がる理由” を分類して当日対応へ。

Q17. COPD 増悪で酸素投与を行うとき、まず意識するのはどれか。

  1. 高濃度酸素を固定する
  2. 目標 SpO2 を決めて調整する
  3. 酸素は原則使わない
  4. PaCO2 だけを見て調整する
解答・解説

正解: 2

①何を問う:酸素投与の運用。②根拠:目標域を決めて酸素を “処方” する考え方。③言い換え:酸素は “息苦しさ” ではなく “低酸素” に対して使う。

Q18. PEEP を上げたときに起きうる循環への影響として最も適切なのはどれか。

  1. 静脈還流が増える
  2. 静脈還流が減り、血圧が下がることがある
  3. 必ず心拍出量が増える
  4. 腎血流が必ず増える
解答・解説

正解: 2

①何を問う:換気設定と循環の関係。②根拠:胸腔内圧上昇で還流が減りやすい。③言い換え:酸素化の調整は循環変化もセットで確認する。

Q19. 抜管前の SBT(自発呼吸トライアル)で見る目的として最も適切なのはどれか。

  1. 鎮静を深くする
  2. 自発呼吸で維持できるか(離脱可能性)を評価する
  3. 酸素化を必ず上げる
  4. 心電図の誘導数を増やす
解答・解説

正解: 2

①何を問う:離脱評価の目的。②根拠:呼吸仕事量と耐容を見て判断する。③言い換え: “抜けるか” を短時間で判定する工程。

Q20. 加湿が重要になる場面として最も適切なのはどれか。

  1. 室温が高い
  2. 気管挿管・気管切開で上気道の加温加湿が失われる
  3. 食欲不振
  4. 高血圧
解答・解説

正解: 2

①何を問う:加湿の位置づけ。②根拠:上気道バイパスで乾燥しやすい。③言い換え:痰の粘稠化や閉塞リスクの管理に関わる。

Q21. 肺コンプライアンス低下の所見として最も適切なのはどれか(同一設定で比較)。

  1. 同じ VT で気道内圧が下がる
  2. 同じ VT で気道内圧が上がる
  3. 同じ VT で PaCO2 が必ず下がる
  4. 同じ VT で尿量が必ず増える
解答・解説

正解: 2

①何を問う:肺の硬さの読み。②根拠:硬いほど同じ量で圧が上がりやすい。③言い換え:圧上昇は “肺が硬い/詰まる” を疑う入口。

Q22. 抜管後の喀痰排出が弱い患者で、まず検討しやすい介入として適切なのはどれか。

  1. 完全安静のみ
  2. 咳介助、呼吸介助手技、体位ドレナージなどを組み合わせる
  3. 酸素を中止する
  4. 呼吸数を増やすよう指示する
解答・解説

正解: 2

①何を問う:分泌物クリアランス。②根拠:手技と体位の組み合わせで排出を促す。③言い換え: “出せない痰” は呼吸理学療法の適応になりやすい。

Q23. 血液ガスで「代謝性アシドーシス」を疑う組み合わせとして適切なのはどれか。

  1. pH 低下、 HCO3- 低下
  2. pH 上昇、 HCO3- 低下
  3. pH 低下、 PaCO2 低下のみ
  4. pH 上昇、 PaCO2 上昇
解答・解説

正解: 1

①何を問う:代謝性の基本。②根拠:重炭酸低下で pH が下がる。③言い換え:腎・循環・敗血症など背景とセットで整理する。

Q24. 認定講習会テキストについて、実施要領に沿う説明として最も適切なのはどれか。

  1. 一般販売され、誰でも購入できる
  2. 毎年改訂され、一般販売はしていない
  3. 改訂はなく固定である
  4. 過去問題集が付属している
解答・解説

正解: 2

①何を問う:学習素材の前提。②根拠:テキストは毎年改訂、一般販売なし。③言い換え:教材は “講習会テキスト中心” に固定すると迷いが減る。

症例問題( 6 問 )

Q25. COPD 増悪。 PaCO2 上昇、 pH 低下。意識は清明で喀痰は多い。まず検討しやすい換気補助はどれか。

  1. NPPV
  2. 酸素中止
  3. 気管切開を先行する
  4. 利尿薬のみで対応する
解答・解説

正解: 1

①何を問う:高 CO2 呼吸不全への初動。②根拠: COPD 増悪では NPPV が選択肢になりやすい。③言い換え: “気道防御が保てるか” を合わせて判断する。

Q26. 人工呼吸中。 VC で VT は一定だが、気道内圧が急に上がった。まず疑うべきはどれか。

  1. 気道分泌物や回路屈曲などの抵抗上昇
  2. 腎機能低下
  3. 貧血
  4. 低血糖
解答・解説

正解: 1

①何を問う:圧上昇の初動。②根拠: VC で圧上昇は “抵抗 or コンプライアンス” 変化。③言い換え:まず気道閉塞(痰、屈曲、咬み込み)を見に行く。

Q27. 抜管後。痰が切れず、呼吸数が増えている。 SpO2 は保たれているが努力呼吸が強い。まずの整理として適切なのはどれか。

  1. “酸素が足りない” と決め打ちする
  2. 分泌物・呼吸仕事量・再挿管リスクをセットで評価する
  3. 水分摂取を止める
  4. すぐに歩行させるのみ
解答・解説

正解: 2

①何を問う:抜管後悪化の枠組み。②根拠:酸素化だけでなく換気・分泌物の評価が必要。③言い換え: “痰が出せない” は再悪化の入口になりやすい。

Q28. 肺炎で人工呼吸管理。 PEEP を上げたところ血圧が下がった。まず考えるべきはどれか。

  1. 循環(還流低下)を含む影響評価
  2. 抗菌薬を中止する
  3. 酸素を中止する
  4. 栄養を中止する
解答・解説

正解: 1

①何を問う: PEEP と循環の関係。②根拠:胸腔内圧上昇で還流が下がり得る。③言い換え:酸素化の操作は循環変化もセットで追う。

Q29. NPPV 開始後、マスクリークが多く、同期が合わず苦痛が強い。最初の調整として適切なのはどれか。

  1. すぐに中止するのみ
  2. マスクフィット、リーク調整、設定(トリガー・補助圧)を見直す
  3. 酸素をゼロにする
  4. 換気補助は不要と判断する
解答・解説

正解: 2

①何を問う: NPPV の運用。②根拠:リークと同調は成否を左右する。③言い換え: “装着と設定” を整えると継続しやすい。

Q30. 間違いが多い学習者の復習として最も適切なのはどれか。

  1. 全範囲を最初からやり直す
  2. ミスだけを 3 行解説にして、弱点 2 テーマを潰す
  3. 教材を増やす
  4. 用語カードを 300 枚作る
解答・解説

正解: 2

①何を問う:復習運用。②根拠:弱点集中の方が伸びる。③言い換え: “ミスの理由” を短く固定すると回る。

解答一覧(自己採点用)

練習問題 30 問:解答一覧
Q答え Q答え Q答え
1 2 11 2 21 2
2 1 12 2 22 2
3 1 13 2 23 1
4 2 14 2 24 2
5 1 15 2 25 1
6 2 16 2 26 1
7 1 17 2 27 2
8 2 18 2 28 1
9 2 19 2 29 2
10 2 20 2 30 2

現場の詰まりどころ(先に潰す)

伸びない原因は、知識不足より復習の運用です。次の 3 つを先に潰すと、点が安定します。

よくある失敗と回避(練習問題)
失敗 起きること 回避 記録ポイント
まとめ解き 採点が遅れ、復習が飛ぶ 10 問ずつ解く ミスだけメモ
根拠が散る 説明が長くなる 根拠は 1 つに絞る 参照先を固定
症例で結論だけ 応用で崩れる 評価→優先順位→打ち手の順で 1 行ずつ 3 行解説

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

Q1. 過去問がないなら、どう対策すればいい?

A. 実施要領では試験問題は非公表で、過去の問題集はないとされています。まずは講習会テキストの範囲を軸に、練習問題で「説明できる形( 3 行解説 )」を作るのが現実的です。

Q2. 100 問に対して 30 問は少なくない?

A. 量を増やす前に、頻出領域で “判断の順番” を揃える方が速いです。まず 30 問でミスの傾向を出し、次に第 2 弾で量を増やす運用が回ります。

Q3. どこから復習すればいい?

A. 血液ガス→酸素療法→人工呼吸→ NPPV の順で、ミスが多い 2 テーマだけを潰します。ミスを 3 行解説にして残すと復習が回ります。

Q4. 講習会テキストは買えますか?

A. 実施要領では、テキストは毎年改訂で一般販売はしていないとされています。講習会受講確定後に送付予定です。

次の一手(行動)

教育体制・人員・記録文化など “環境要因” を一度見える化すると、次の打ち手が決めやすくなります。

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参考文献

著者情報

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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