終末期ケア専門士の取り方【2026 年版】日程・受験資格・CBT 対策を最短で整理
終末期ケア専門士は、多職種向けに「終末期の苦痛緩和」「意思決定支援」「家族支援」を体系的に学べる資格です。本記事では 2026 年受験を想定して、日程 → 要件確認 → CBT( 90 問 90 分 )対策 → 勉強ロードマップ → リハ職の活かし方までを、迷わない順にまとめます。
2026 年試験の日程と全体スケジュール
第 7 回 終末期ケア専門士 認定試験( 2026 年 )は、申込期間が長く、締切直前に慌てやすいのが特徴です。勤務表・家庭予定と合わせて「申込は ○ 月中」「受験は ○ 月上旬」など、先に枠を押さえておくと進めやすくなります。
| 項目 | 日程 | ポイント |
|---|---|---|
| 受験申込期間 | 2026 年 3 月 27 日(金)〜 9 月 20 日(日) | 「あとでやる」が起きやすい。申込は早めに。 |
| 審査申告期限 | 2026 年 9 月 30 日(水) | 期限を過ぎると受験できない扱いに注意。 |
| CBT 試験期間 | 2026 年 10 月 9 日(金)〜 10 月 31 日(土) | 会場・日時予約が必要。早い枠ほど取りやすい。 |
最新情報は必ず公式情報で確認してください:受験資格・概要(公式) / 終末期ケア専門士(公式)
受験資格のポイント(医療・介護職が対象)
受験資格は大きく「対象となる有資格者であること」「一定の実務経験があること」の 2 点で整理すると迷いません。細かな起算日・必要書類(資格証明・実務申告など)は年度で運用が変わる可能性があるため、申込前に公式要項で最終確認してください。
- 対象:医療・介護の有資格者(職種は多職種)
- 実務:資格取得後の実務経験(年数・起算は要項で確認)
- 注意:勤務証明・画像添付など、書類の準備で詰まりやすい
CBT 90 問 90 分|試験概要と出題範囲
試験は CBT(パソコン試験)で、90 分で 90 問が目安です。単純計算では 1 問 1 分ペースなので、知識だけでなく「読み方・迷い方の減らし方」が重要になります。
| 項目 | 内容 | 対策の要点 |
|---|---|---|
| 形式 | CBT(テストセンター) | 本番想定の「時間配分」を練習する |
| 問題数 | 90 問 | 迷う問題を引きずらない(後回しの基準を決める) |
| 試験時間 | 90 分 | 「 1 問 60 秒」の感覚を体に入れる |
| 出題範囲 | 公式テキスト+時事( JTCA ゼミ等) | テキスト通読→弱点章→演習の順に回す |
学習教材の導線:公式テキスト(公式)
公式テキストで進める勉強ロードマップ(3 フェーズ)
勉強が止まりやすい原因は「最初から完璧を狙う」ことです。まずは 3 フェーズに分け、インプット → 整理 → アウトプットで回すと、忙しい現場でも前に進みます。
| フェーズ | 目標 | やること | 詰まり回避 |
|---|---|---|---|
| ① インプット期 | 全体像を掴む | テキスト通読(速読で OK)/章の役割をメモ | 「今日は 1 ページ」でも継続を優先 |
| ② 整理期 | 弱点を潰す | 迷う章を再読/ JTCA ゼミで補強 | “正解探し”より“迷いの言語化”を目的に |
| ③ アウトプット期 | 時間内に解ける | CBT 形式で演習/ 60 秒感覚を作る | 後回し基準(迷ったら一旦進む)を固定 |
PT・OT・ST は終末期ケア専門士をどう活かすか
リハ職が活かしやすいのは、「どこまで動かすか」「何を優先するか」を本人の価値観と症状(痛み・呼吸困難・倦怠感など)を踏まえて整理し、多職種と共有する部分です。終末期は“正解が 1 つ”になりにくいので、共通言語があるだけで判断が揃いやすくなります。
- 症状と活動性のバランス:ポジショニング、負荷量、介助量の調整
- 意思決定支援:本人・家族の「大切にしたいこと」を言語化して共有
- 連携:看護・医師・ケアマネと「方針の一貫性」を作る
A4 記録シート(印刷用 PDF)
終末期ケアは「判断の軸」を共有できると、説明・記録・カンファが一気にラクになります。必要に応じて、印刷してそのまま使える A4 記録シートをご活用ください。
プレビュー(タップで開く)
現場の詰まりどころ(学習が止まる/迷いが重い)
終末期に関わる現場では、業務量だけでなく感情負担も重なり、学習が止まりやすくなります。ここは「頑張り方」ではなく、詰まりを先に潰す手順で乗り切るのが近道です。
よくある失敗(止まりやすいパターン)
- 申込だけして安心し、試験までの計画が立たない
- 最初から暗記に入り、全体像が掴めず疲れる
- 倫理・意思決定支援で「正解探し」になり、しんどくなる
回避の手順(続く仕組みにする)
- 申込の締切から逆算し、週 2 回の “固定枠” を先に確保する
- 通読は「章の役割メモ」だけで良い(暗記は後回し)
- 迷う章は「自分の迷いを言葉にする材料」と割り切る
- アウトプット期は “ 60 秒感覚” と “後回し基準” を固定する
よくある質問(FAQ)
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
終末期ケア専門士は意味ありますか?
終末期に関わる頻度が高いほど意味が出やすい資格です。特に「家族対応」「意思決定支援」「多職種で方針を揃える」場面で、判断の軸が整理されます。一方で、資格だけで収入が上がるタイプとは別軸です。
難易度は高いですか?
暗記量よりも、終末期ケアの考え方(倫理・意思決定支援・コミュニケーション)を整理できているかが重要になりやすいです。まずは全体像を掴み、弱点章を絞る進め方がラクです。
勉強時間はどれくらい必要ですか?
個人差が大きいので「総時間」よりも「週 2 回の固定枠+平日 15 分」のように、続く形に落とすのがおすすめです。テキスト 1 周 → 弱点章 → 演習の順で回すと短縮できます。
PT・OT・ST はどう活かせますか?
症状と活動性のバランス、本人・家族の価値観の言語化、チーム内の合意形成に活かしやすいです。特に「どこまで動かすか」の迷いが減るのが現場メリットになりやすいです。
申込で詰まりやすいポイントは?
勤務証明や必要書類の準備で止まりやすいです。申込開始後に「勤務証明の扱い」を職場に確認し、期限(審査申告期限など)を先にカレンダーへ入れておくと安全です。
次の一手
- 運用を整える:終末期ケアの基本フロー
- 共有の型を作る:終末期ケアの記録テンプレ(共有の型)
教育体制・人員・記録文化など“環境要因”を一度見える化すると、次の打ち手が決めやすくなります。
チェック後に「続ける/変える」の選択肢も整理したい方は、PT キャリアナビで進め方を確認しておくと迷いが減ります。
参考文献
著者情報
rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下


