終末期ケア専門士の予想問題15問|2026年CBT対策
終末期ケア専門士の予想問題を無料で解きたい方に向けて、2026年の公式テキスト第3版の9領域を参考にしたオリジナル問題15問を用意しました。全人的苦痛、日常生活支援、身体症状、家族ケア、看取り、疾患別ケアなどを、択一・択多形式で確認できます。
各問題は4つの選択肢から解答し、正答・解説を開いて確認する構成です。特に、似た選択肢をどう見分けるか、間違えた場合に公式テキストのどの領域へ戻るかを整理しました。受験資格・申込期間・試験日程を確認したい方は、終末期ケア専門士の取り方2026をご覧ください。
本記事の位置づけ:掲載する15問は、当サイトが独自に作成した学習用問題です。協会公式の過去問・見本問題ではなく、本試験の出題内容や合格を保証するものではありません。
2026年の公式試験形式
2026年10月の認定試験は、2026年2月改訂の公式テキスト第3版に準拠します。まず、試験形式と出題範囲を確認しましょう。
| 項目 | 公式情報 |
|---|---|
| 試験方式 | CBT方式(パソコン試験) |
| 試験期間 | 2026年10月9日〜10月31日 |
| 試験時間 | 90分 |
| 出題数 | 90問 |
| 解答形式 | 択一または択多問題 |
| 出題範囲 | 協会認定テキストおよび時事問題(協会WebサイトのJTCAゼミ等) |
| 対応テキスト | 終末期ケア専門士公式テキスト第3版 |
本記事は択一12問・択多3問で構成しています。選択肢数や問題の配分は当サイト独自の練習用設定であり、公式試験と同一の構成を再現したものではありません。
15問の解き方と復習の流れ
問題を解いて終わりにせず、間違えた理由を確認し、公式テキストへ戻ることを基本にします。
- 公式テキストの領域を確認する:第3版の9領域を把握し、学習する範囲を確認します。
- 予想問題15問を解く:問題1〜12は最も適切な選択肢を1つ、問題13〜15は適切な選択肢を2つ選びます。
- 間違えた理由を分類する:知識不足、判断のズレ、設問の読み違え、時間配分の問題を区別します。
- 公式テキストの該当領域へ戻る:解説に記載した領域を確認し、不足する知識を補います。
- もう一度解く:正答を覚えたかどうかではなく、各選択肢の判断根拠を説明できるか確認します。

択多問題は、指定された2つを両方選べた場合のみ正答として自己採点してください。これは本記事での練習方法であり、協会の公式採点基準ではありません。
終末期ケア専門士の無料オリジナル問題15問
ここからは、公式テキスト第3版の9領域を参考にした15問です。最初に問題文と選択肢を読み、自分の答えを決めてから「解答・解説を見る」を開いてください。
問題1|全人的苦痛(択一)
問題:終末期の患者が「痛みはそれほど強くないが、家族に迷惑をかけていることがつらい」と話しました。全人的苦痛の捉え方として、最も適切なのはどれですか。
- 身体的な痛みが軽ければ、患者の苦痛も軽いと判断する
- 身体面だけでなく、心理・社会・スピリチュアルな側面も確認する
- 家族に関する問題は医療・ケア職の支援対象から除外する
- 身体症状が十分に改善するまで、その他の苦痛は評価しない
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正答:B
全人的苦痛は、身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな側面を含む考え方です。「家族に迷惑をかけている」という発言には、家族内での役割、罪悪感、自分の存在意義など、複数の要素が関係している可能性があります。
判断の境界:身体症状の強さと、本人が感じる苦痛の大きさは必ずしも一致しません。ただし、この発言だけで苦痛の種類を断定せず、本人が何をつらいと感じているかを確認します。
復習領域:Ⅰ.概論「全人的苦痛」
問題2|チームでの意思決定支援(択一)
問題:患者は以前「自宅に帰りたい」と話していましたが、現在は「帰宅後の生活が不安」と述べています。多職種チームとして最も適切な対応はどれですか。
- 以前の希望を最終的な意思決定として扱う
- 本人の現在の希望と不安を確認し、実現可能な支援をチームで検討する
- 本人が迷っている場合は、家族の希望だけで退院先を決める
- 担当職種が退院先を決定し、他職種へ結果だけを報告する
解答・解説を見る
正答:B
本人の意向は、病状、生活環境、受けた説明などによって変化することがあります。現在の希望や不安を丁寧に確認し、自宅療養の条件や必要な支援を多職種で検討します。
判断の境界:過去の希望は重要な情報ですが、それだけで現在の意思を固定してはいけません。本人が意思を表明できる場合と、意思確認が難しい場合では、意思決定支援の進め方も異なります。
復習領域:Ⅱ.終末期におけるチームケア
問題3|終末期の栄養ケア(択一)
問題:終末期の患者で食事摂取量が低下し、食べること自体に疲労を感じています。本人は「少しでも好きなものを食べたい」と希望しています。最も適切な対応はどれですか。
- 必要エネルギー量を満たすまで、摂取を促し続ける
- 終末期であることを理由に、すべての経口摂取を中止する
- 本人の希望、嚥下の安全性、苦痛、病状を踏まえて食支援を検討する
- 摂取量が増加したかどうかだけで、食支援の効果を判断する
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正答:C
終末期の食支援では、栄養摂取量だけでなく、食べる楽しみ、口腔状態、嚥下機能、症状、予後などを考慮します。本人の希望を確認し、必要に応じて医師、看護師、管理栄養士、言語聴覚士などと安全な方法を検討します。
判断の境界:十分な栄養摂取を目指す場面と、苦痛を軽減しながら食べる楽しみを支える場面では、目標が異なります。本人の希望だけで安全性の確認を省略することも適切ではありません。
復習領域:Ⅲ.日常生活を支えるケア「食を支えるケア」「終末期の栄養管理・栄養ケア」
問題4|口腔ケア(択一)
問題:意識レベルが低下し、うがいが難しい患者に口腔乾燥が認められました。最も適切な対応はどれですか。
- 多量の水を口腔内に注いで洗浄する
- うがいができないため、口腔ケアは実施しない
- 乾燥は終末期に避けられないため、観察のみとする
- 口腔内の状態と誤嚥リスクを確認し、安全な方法で清潔・保湿を図る
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正答:D
口腔ケアには、清潔の保持だけでなく、乾燥や不快感を軽減する目的もあります。意識状態や嚥下機能に応じ、体位、水分量、保湿方法、吸引の必要性を検討します。
判断の境界:うがいが難しくても、口腔ケアの必要性がなくなるわけではありません。ただし、誤嚥や窒息の危険がある方法は避け、状態に応じて実施方法を変更します。
復習領域:Ⅲ.日常生活を支えるケア「口腔ケア」
問題5|褥瘡予防と安楽(択一)
問題:終末期の患者に褥瘡リスクがあり、体位変換時には強い痛みを訴えています。最も適切な考え方はどれですか。
- 褥瘡予防を優先し、痛みが強くても決められた方法で必ず体位変換する
- 痛みがある場合は、皮膚の観察や除圧をすべて中止する
- 皮膚保護と安楽の両方を目標に、除圧方法や体位変換を個別に調整する
- 発赤部位をマッサージして、局所の血流改善を図る
解答・解説を見る
正答:C
褥瘡予防では圧やずれを軽減することが重要ですが、終末期では体位変換による痛み、呼吸困難、疲労などにも配慮します。体圧分散寝具、クッション、体位、ケアのタイミングを組み合わせ、患者の負担と皮膚状態を確認します。
判断の境界:褥瘡予防を理由に安楽を無視することも、痛みを理由に皮膚保護を一律に中止することも適切ではありません。体位変換の頻度や方法は状態に合わせて個別に検討します。
復習領域:Ⅲ.日常生活を支えるケア「褥瘡ケア」
問題6|痛みの評価と対応(択一)
問題:安静時の痛みは軽いものの、移乗時には強い痛みが出現する患者がいます。最も適切な対応はどれですか。
- 安静時の痛みが軽いため、疼痛への対応は不要と判断する
- 移乗時の痛みを避けるため、原因や生活上の必要性を確認せず移動を禁止する
- 動作時の痛みと生活への影響を評価し、疼痛緩和や介助方法をチームで検討する
- 患者の訴えよりも、観察者の印象だけで痛みの程度を判断する
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正答:C
疼痛評価では、安静時と動作時を区別し、痛みの強さ、部位、誘因、持続時間、日常生活への影響を確認します。ケア前の疼痛対策や介助方法の変更など、必要な支援をチームで検討します。
判断の境界:安静時の疼痛が軽くても、移乗や清潔ケアを妨げる痛みがあれば対応が必要です。疼痛の強さと生活上の支障を分けて評価します。
復習領域:Ⅳ.身体症状とケア「痛みの治療とケア」
問題7|呼吸困難への初期対応(択一)
問題:清潔ケアの途中で患者が強い息苦しさを訴えました。SpO2は直前と大きく変わっていません。最も適切な対応はどれですか。
- SpO2が低下していないため、呼吸困難はないと判断する
- 清潔ケアを予定どおり完了してから、呼吸状態を確認する
- 呼吸状態を確認せず、一律に酸素流量を増やす
- ケアを中断し、症状と呼吸状態を評価して安楽な姿勢を整え、必要な支援を求める
解答・解説を見る
正答:D
呼吸困難は患者が主観的に感じる症状であり、SpO2だけでは評価できません。呼吸数、努力呼吸、意識、酸素化、症状の変化などを確認し、原因や重症度に応じて対応します。
判断の境界:酸素化が保たれていても呼吸困難は起こります。急激な悪化や意識変化などがある場合は、通常のケア調整ではなく緊急対応を優先します。
復習領域:Ⅳ.身体症状とケア「呼吸困難の治療とケア」
問題8|せん妄の理解(択一)
問題:終末期の患者で、注意力や意識の状態が日内で変動し、急に会話がかみ合わなくなりました。最も適切な考え方はどれですか。
- 終末期では必ず起こる変化なので、評価は不要である
- せん妄などを疑い、発症経過や誘因を確認してチームで評価する
- 認知症による変化と判断し、急性の原因は検討しない
- 興奮がみられない場合は、せん妄の可能性を除外する
解答・解説を見る
正答:B
せん妄では、急性の発症、症状の変動、注意機能の障害などがみられます。低活動型では目立った興奮がない場合もあるため、普段の状態との違いを確認することが重要です。
判断の境界:「終末期だから仕方がない」と決めつけず、薬剤、感染、脱水、便秘など、改善可能な要因がないかを検討します。一方で、原因への介入が本人に与える負担とケア目標にも配慮します。
復習領域:Ⅳ.身体症状とケア「せん妄への治療とケア」
問題9|家族ケア(択一)
問題:家族が「本人につらい思いをさせているのではないか」と繰り返し不安を訴えています。最も適切な支援はどれですか。
- 家族の不安は本人のケアと直接関係しないため、対応しない
- 医療者が決めた方針の正しさだけを繰り返し説明する
- 家族の気持ちや理解を確認し、必要な説明や支援につなぐ
- 家族の不安をなくすため、本人の希望にかかわらず家族の意向を優先する
解答・解説を見る
正答:C
家族も病状の変化や看取りの過程で、不安、悲しみ、葛藤などを抱えることがあります。家族が何を理解し、何を心配しているかを確認し、本人の意向やプライバシーに配慮しながら支援します。
判断の境界:家族の不安を受け止めることと、本人の意思を家族の希望で置き換えることは異なります。本人と家族の双方を支援対象として捉えます。
復習領域:Ⅴ.家族ケアとグリーフケア「家族ケア」
問題10|グリーフケア(択一)
問題:患者の死後、家族が悲しみを表現せず、淡々と手続きを進めています。最も適切な対応はどれですか。
- 悲しみを表現していないため、支援の必要性はないと判断する
- 悲嘆反応には個人差があることを踏まえ、家族の反応と希望に応じて支援する
- 悲しみを十分に表現できるよう、その場で泣くことを促す
- 死別後は医療・ケア職の支援対象から外れると考える
解答・解説を見る
正答:B
悲嘆反応の現れ方や経過には個人差があります。涙や表情だけで、悲しみの程度や支援の必要性を判断することはできません。本人のペースを尊重し、必要に応じて継続的な支援や専門的支援につなぎます。
判断の境界:悲しみを表に出していないことを、悲嘆がないことや異常な反応と即断しない点が重要です。
復習領域:Ⅴ.家族ケアとグリーフケア「グリーフケア」
問題11|ナラティブ・アプローチ(択一)
問題:患者が「昔は家族で旅行に行くことが楽しみだった」と話し始めました。ナラティブ・アプローチの考え方として、最も適切なのはどれですか。
- 現在の症状と関係しないため、話題を変える
- 本人の語りから医療者が望ましい人生観を教える
- 話の内容が事実かどうかを確認することだけを優先する
- 本人が語る経験や、その経験に込められた意味を尊重して聴く
解答・解説を見る
正答:D
ナラティブ・アプローチでは、本人が経験をどのように捉え、どのような意味を見いだしているかを大切にします。医療者の価値観を押し付けず、本人の語りを理解する姿勢が基本です。
判断の境界:話を聴くことは、過去の出来事を単に記録することではありません。また、本人が話したくない内容を無理に聞き出す必要もありません。
復習領域:Ⅵ.終末期を支えるナラティブ・アプローチ
問題12|看取り期のケア(択一)
問題:看取り期の患者に呼吸パターンの変化や四肢の冷感がみられ、家族が「あと何時間ですか」と質問しました。最も適切な対応はどれですか。
- 呼吸パターンと四肢の冷感だけで、死亡時刻を断定する
- 正確な死亡時刻が分からないため、状態の説明を避ける
- 患者の安楽を確認し、変化をチームで共有して、予後の不確実性も含めて説明する
- 看取り期の変化と判断した場合、苦痛の有無を確認しない
解答・解説を見る
正答:C
看取り期には呼吸、循環、意識状態などが変化します。ただし、個々の所見だけで死亡までの時間を正確に予測することは困難です。患者の苦痛を確認し、担当医を含むチームで状態と対応方針を共有します。
判断の境界:予後の見通しについて説明することと、死亡時刻を断定することは異なります。家族への医学的説明は、担当医とチームの方針に沿って行います。
復習領域:Ⅶ.看取り期のケア「看取りケアの実際」
問題13|地域で支える終末期ケア(択多・2つ選べ)
問題:患者が自宅での療養を希望しています。地域の支援体制を検討する際に適切なものを2つ選んでください。
- 自宅療養を希望する場合は、原則として家族だけでケアを担う
- 訪問診療や訪問看護など、必要な医療・ケア資源を確認する
- 医療的な支援が必要であれば、自宅療養の可能性を検討しない
- 本人の希望や介護負担を踏まえ、介護支援専門員等と支援体制を調整する
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正答:B・D
在宅での終末期ケアでは、本人の希望に加え、家族の状況、病状、住環境、地域の医療・介護資源を確認します。訪問診療、訪問看護、介護サービスなどの支援を組み合わせ、療養を継続できる条件を検討します。
誤答の理由:Aは家族負担を当然視している点、Cは医療的な支援の必要性だけで自宅療養を除外している点が不適切です。
判断の境界:本人が希望すれば必ず自宅療養が可能というわけではありませんが、医療的な支援が必要であることだけで不可能とも判断できません。
復習領域:Ⅷ.地域でみる終末期ケア「地域における終末期ケアの社会資源」
問題14|心不全の終末期ケア(択多・2つ選べ)
問題:進行した心不全患者のケアについて、適切なものを2つ選んでください。
- 心不全は病状が一定の経過をたどるため、支援目標を見直す必要はない
- 呼吸困難、疲労、浮腫などの症状と生活への影響を評価する
- 終末期には本人の価値観よりも、運動能力の改善を優先する
- 病状や本人の希望の変化に応じて、療養方針や支援目標を再検討する
解答・解説を見る
正答:B・D
心不全では病状の増悪と安定を繰り返すことがあり、症状や生活機能、本人の希望を継続的に確認する必要があります。終末期には、症状緩和と生活の質を重視しながら、治療や活動の目標を調整します。
誤答の理由:Aは病状の変動を考慮していない点、Cは本人の価値観や症状を無視して運動能力の改善を優先している点が不適切です。
判断の境界:終末期であることは、すべての活動や機能改善を否定する理由にはなりません。本人の目標、身体状態、治療・活動の負担を踏まえて個別に判断します。
復習領域:Ⅸ.疾患別終末期ケア「心不全の終末期ケア」
問題15|ACPと本人の意思(択多・2つ選べ)
問題:人生の最終段階における医療・ケアの意思決定支援について、適切なものを2つ選んでください。
- 本人の意向は変化する可能性があるため、必要に応じて繰り返し確認する
- 本人が意思を表明できる場合でも、家族の希望が常に優先される
- 本人の価値観や希望を踏まえ、医療・ケアチームで十分に話し合う
- ACPは一度書類を作成すれば、その後の話し合いは不要になる
解答・解説を見る
正答:A・C
人生の最終段階における医療・ケアでは、本人による意思決定を基本とし、適切な情報提供と十分な話し合いを通じて方針を検討します。本人の意思は変化し得るため、繰り返し確認することが重要です。
誤答の理由:Bは本人の意思決定を基本とする原則に反する点、DはACPを一度の書類作成だけで完結する手続きとしている点が不適切です。
判断の境界:本人が意思を表明できる場合と、意思確認が難しい場合では、方針決定の進め方が異なります。意思確認が難しい場合は、本人の推定意思や最善の利益を踏まえ、医療・ケアチームで慎重に検討します。
復習領域:Ⅰ.概論「終末期に関する定義と概念」、Ⅱ.終末期におけるチームケア
公式テキスト第3版の9領域と問題の対応表
今回の15問は、公式テキスト第3版の9領域を横断するように構成しました。ただし、公式試験の出題割合を再現したものではなく、各領域の全項目を網羅するものでもありません。
| 公式テキストの領域 | 対応問題 | 追加で復習したい内容 |
|---|---|---|
| Ⅰ.概論 | 1・15 | 生と死、終末期の定義、看取りを取り巻く状況 |
| Ⅱ.終末期におけるチームケア | 2・15 | 職種ごとの役割、情報共有、チーム内の合意形成 |
| Ⅲ.日常生活を支えるケア | 3・4・5 | 加齢に伴う変化、排泄ケア |
| Ⅳ.身体症状とケア | 6・7・8 | 消化器症状、浮腫、不眠、抑うつ、不安 |
| Ⅴ.家族ケアとグリーフケア | 9・10 | 家族の介護負担、死別後の支援 |
| Ⅵ.ナラティブ・アプローチ | 11 | 本人の語りの意味、対話の姿勢 |
| Ⅶ.看取り期のケア | 12 | 死亡確認と死亡診断書、エンゼルケア |
| Ⅷ.地域でみる終末期ケア | 13 | 地域緩和ケアの推進、社会資源 |
| Ⅸ.疾患別終末期ケア | 14 | 悪性腫瘍、認知症、脳血管障害、腎不全、神経難病、肺炎、老衰など |
この対応表は、協会が公開している公式テキストの目次に基づき、当サイトが学習用に整理したものです。公式の領域別出題数、出題頻度、得点配分を示すものではありません。
特に第Ⅲ・Ⅳ・Ⅸ領域には、今回の15問では扱っていないテーマがあります。解けた領域も含めて公式テキストの該当項目を確認し、知識の抜けを補ってください。
間違えた問題の復習方法|知識不足と判断のズレを分ける
問題を解いた後は、正答数だけで終わらせず、なぜ間違えたのかを確認します。知識が不足していたのか、設問条件を読み落としたのか、複数の選択肢の違いを説明できなかったのかで、次に復習する内容が変わります。
| 誤答の原因 | 確認すること | 次の対策 |
|---|---|---|
| 知識不足 | 用語、症状、ケアの基本を説明できない | 対応する公式テキストの項目へ戻る |
| 判断の取り違え | 本人の意思、安全性、苦痛、チーム連携のどれを見落としたか | 正答と誤答の判断境界を比較する |
| 設問の読み違え | 「最も適切」「2つ選べ」などを読み落とした | 設問条件を先に確認する |
| 択多問題の見落とし | 正しい選択肢を1つだけ選んだ、または余分に選んだ | 選択数と各選択肢の根拠を確認する |
| 時間配分 | 1問に長く迷い、後半を急いでしまった | 時間を測った演習を取り入れる |
復習例|問題7で間違えた場合
問題7で「SpO2が変わらなければ呼吸困難はない」と考えてしまった場合は、呼吸困難が主観的な症状であることを確認し、公式テキストの「呼吸困難の治療とケア」へ戻ります。
そのうえで、SpO2と本人の訴えが一致しない場面を想定し、症状、呼吸状態、安全性、相談の必要性をどの順番で確認するか説明してみましょう。
このように、誤答の原因と復習先を結びつけると、同じ問題を繰り返し解くだけでなく、未理解の知識を補いやすくなります。
CBT90問90分の解き方と時間配分
公式試験は90問90分のため、単純平均では1問あたり約60秒です。ただし、択一と択多では必要な確認時間が異なるため、すべての問題を厳密に60秒で解く必要はありません。
- 設問条件を先に確認する:択一か択多か、適切・不適切のどちらを問うかを把握します。
- 選択肢を比較する:本人の意思、安全性、症状、生活背景、多職種連携などから判断します。
- 迷う問題に時間を使いすぎない:全体の進み具合を確認し、時間不足を防ぎます。
- 見直しの操作を確認する:問題の保留や後からの見直しが可能かどうかは、受験案内と当日のCBT操作説明に従います。
時間配分の練習では、単に速く解くことよりも、設問条件の読み違えを防ぎながら最後まで解答することを目標にしてください。
時事問題も出題範囲に含まれる
2026年度の公式出題範囲には、協会認定テキストのほか、協会WebサイトのJTCAゼミ等を含む時事問題も挙げられています。
本記事の15問は、時事問題を網羅していません。公式テキスト第3版と合わせて、協会が公開する最新の学習情報も確認してください。
次の一手|15問から公式教材の復習へ
まず15問を解き、正答できなかった問題や迷った問題を9領域へ振り分けてください。その後、公式テキストの該当項目を確認し、今回扱っていない項目を補います。
受験する資格や学習時期を整理したい場合は、PT・OT・STの資格・学習ライブラリも参考にしてください。
学習の順番:公式テキストで根拠を確認する → オリジナル問題で判断を試す → 誤答の理由を説明する → 未演習の項目へ進む。この流れを基本に、知識と判断の両方を確認しましょう。
参考文献・公式情報
- 一般社団法人日本終末期ケア協会.終末期ケア専門士:受験資格・概要について[Internet].公式試験概要(2026年10月9日閲覧).
- 一般社団法人日本終末期ケア協会.終末期ケア専門士公式テキスト第3版・目次[Internet].2026.公式テキスト案内(2026年10月9日閲覧).
- 一般社団法人日本終末期ケア協会.終末期ケア専門士認定試験[Internet].認定試験の公式案内(2026年10月9日閲覧).
- 一般社団法人日本終末期ケア協会.協会認定学習教材[Internet].公式学習教材案内(2026年10月9日閲覧).
- 厚生労働省.人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン.2018.厚生労働省「人生会議」公式ページ(2026年10月9日閲覧).
- 国立がん研究センター.がん情報サービス:緩和ケア[Internet].緩和ケアの解説(2026年10月9日閲覧).
- 日本褥瘡学会.褥瘡の予防について[Internet].日本褥瘡学会公式ページ(2026年10月9日閲覧).
著者情報
rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blogを2022年4月に開設。急性期・回復期・療養病棟、介護福祉施設、訪問リハビリテーションでの臨床経験をもとに、理学療法評価、臨床手順、記録用紙、医療制度など、医療従事者の実務に役立つ情報を発信しています。
現在は療養病院に勤務し、脳卒中、褥瘡・創傷ケア、リハビリテーション栄養、呼吸リハビリテーションを中心に臨床・教育活動に取り組んでいます。
保有資格
- 脳卒中認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター2級

