福祉住環境コーディネーター 3 級( 2026 年版 )|日程・合格率・勉強法を “迷わず回す”
福祉住環境コーディネーター 3 級は、住宅改修・福祉用具・退院支援の場面で「共通言語」を作りやすい検定です。いちばん大事なのは、勉強を始める前に ①申込期間 と ②試験期間 を固定し、逆算で “やる順番” を決めることです。
本記事では、PT・OT・ST を含む医療・介護職向けに、日程 → 難易度(合格率) → 勉強法 → 公式の問題例の使い方を 1 ページで整理します。
回遊の三段(同ジャンル):まずは親記事で 2・3 級の全体像 → 次に資格カレンダーで締切管理 → ここ( 3 級 )で “勉強の回し方” を固定、の順が最短です。
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2026 年の日程|申込と試験期間を先に固定する
最初にやることは、申込期間と試験期間を “手帳に固定” することです。3 級は 2 級と同じ枠で案内されるため、年度の公式ページで最新情報を確認しつつ、この記事では迷わない手順に絞って整理します。
受験方式は会場で受ける CBT と、自宅等の PC で受ける IBT(実施の有無・条件は年度案内に従う)が軸になります。申込は先着順の枠もあるため、早めの確保が安全です。
| 回 | 申込期間 | 試験期間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 第 56 回 | 2026 年 6 月 5 日(金)〜 6 月 16 日(火) | 2026 年 7 月 9 日(木)〜 7 月 30 日(木) | 開始時間は会場等により設定(申込時に選択) |
| 第 57 回 | 2026 年 10 月 9 日(金)〜 10 月 20 日(火) | 2026 年 11 月 12 日(木)〜 12 月 3 日(木) | 年末前に受け切れる枠 |
公式の試験要項( 2・3 級共通):試験要項(受験案内・申込)
合格率と難易度| 3 級は “ 4 割前後” が目安
3 級は入門に位置づきますが、合格率は年・回でブレます。目安として、公式データでは 2025 年度の合格率(全国分)が 合計 41.4% と示されています。
つまり “満点狙い” よりも、基礎を取り切る回し方(テキスト→例題→弱点回収)にしたほうが再現性が上がります。
| 区分 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第 54 回(第 1 シーズン) | 1,937 | 879 | 45.4% |
| 第 55 回(第 2 シーズン) | 2,695 | 1,040 | 38.6% |
| 2025 年度 合計 | 4,632 | 1,919 | 41.4% |
出典(公式):データ(合格率・受験者統計)
試験の形式|多肢選択・ 90 分で “基礎を取り切る”
3 級は、福祉と住環境の関連分野を “生活者の視点” で理解できているかを確認する位置づけです。試験は多肢選択式で、まずは時間内に全問を解き切る設計が最優先になります。
対策としては、テキストを広く読むよりも、頻出の言い回しと制度・用語の取り違えを減らす方が点につながります。
| 軸 | つまずきやすい点 | 対策(最小) |
|---|---|---|
| 福祉の基礎・制度 | 用語の似たものを取り違える | 定義を “一文” で言えるようにする |
| 住環境整備の考え方 | 目的と手段が逆になる | 「安全・自立・介助量」を軸に判断する |
| バリアとリスク | 数値よりも “状況” が問われる | 段差・動線・照明・手すりの優先度を覚える |
| 福祉用具の基礎 | 名称は知っていても適応が曖昧 | 「誰の・何が・どこで」をセットで整理する |
公式の位置づけ( 3 級 ):検定の概要(級のレベル)
勉強法ロードマップ|最短は “テキスト → 例題 → 弱点回収”
忙しい人ほど、最初に “回し方” を固定すると続きます。おすすめは 公式テキストを 1 周 → 公式の試験問題例 → 間違いだけ回収の流れです。
3 級は範囲が広いぶん、完璧主義よりも「落とし穴(取り違え)」を潰すほうが合格に直結します。
4 週間モデル(目安)
- 4 週前:テキスト 1 周(全体像)+用語の “一文定義” をメモ
- 3 週前:試験問題例を解く → 間違いの理由を 1 行で書く
- 2 週前:弱点だけテキストで回収 → 例題を解き直す
- 1 週前:取り違えノート( 1 枚 )だけ見直す(新規教材は増やさない)
勉強時間の目安
- まずは 合計 15〜 25 時間を目安に、週の予定に “先に固定” する
- 時間が取れない週は、例題の解き直しを優先(新規インプットは後回し)
過去問は公開?|公式は “試験問題例” を公開している
3 級では、公式サイトに「問題にチャレンジ!」(試験問題例)が用意されています。いわゆる “年度ごとの過去問 PDF” が常にまとまって公開される形ではないため、まずは公式の例題を “基準” にして対策を組むのが安全です。
使い方はシンプルで、①解く → ②理由を 1 行で言語化 → ③同論点だけテキストに戻るの 3 ステップに固定すると回ります。
- 公式( 3 級 ):試験問題例( 3 級 )
- 公式( 2 級 ):試験問題例( 2 級 )
現場の詰まりどころ|先に回避すると勉強が止まらない
ここは “詰まりを先に潰す” パートです。3 級は勉強量よりも、申込・受験環境・解き方のミスで落としやすいので、先に事故を減らします。
迷ったら、親記事で 2・3 級の全体像を確認してから、ここに戻って “手順” を確定してください。
よくある失敗(あるある)
| 失敗パターン | 起きること | 回避策(最小) |
|---|---|---|
| 申込を後回し | 希望日時・会場が埋まる | 申込開始週に 1 回 “枠確保” を最優先 |
| テキストを読むだけ | 知っているつもりで点が伸びない | 例題を先に解いて “取り違え” を見つける |
| 用語の定義が曖昧 | 似た制度・概念で落とす | 一文定義( 1 行 )にして暗記負担を減らす |
| 時間配分を決めていない | 後半が雑になって失点 | 見直し用に 5 分残す前提で解く |
| 受験環境の確認不足 | 当日トラブルで焦る | IBT は事前の動作確認、CBT は会場・持ち物を固定 |
回避チェック(申込〜当日)
- 申込:希望期間のどこで受けるかを決め、枠を早めに確保
- IBT の場合:PC・回線・受験環境を事前に確認(公式の注意事項に従う)
- CBT の場合:会場アクセスと開始時刻、当日の流れを把握
- 学習:例題で間違えた論点だけテキストに戻る(増やさない)
IBT の注意事項(公式):IBT 方式( 2・3 級 )
よくある質問( FAQ )
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
3 級から受けるべき?いきなり 2 級でもいい?
初学者なら 3 級で “用語と考え方” を固めると、2 級の伸びが速くなります。一方、実務で住宅改修・福祉用具に触れている人は、親記事の 2 級パートで学習量と目標時期を見て決めるのがおすすめです。迷う場合は、まず 3 級で “例題を解ける状態” を作ってから 2 級へ進むと失速しにくいです。
勉強時間はどれくらい必要?
目安は合計 15〜 25 時間です。テキストを完璧に読むより、例題で間違えた論点だけ戻して回収するほうが、短時間でも点につながります。
過去問は手に入る?
公式は「試験問題例(問題にチャレンジ!)」を公開しています。まずは公式の例題を基準に、取り違えやすい用語・制度を潰すのがおすすめです。
IBT と CBT、どちらを選べばいい?
自宅等で受けたい場合は IBT、受験環境を会場に寄せたい場合は CBT が向いています。どちらも年度の案内に従い、IBT は特に事前の受験環境確認を優先してください。
PT の仕事にどう活きる?
退院支援や生活期で、段差・動線・手すり・福祉用具の “優先順位” を共通言語で話しやすくなります。家族説明や多職種連携の場面で、提案の根拠が揃いやすいのがメリットです。
次の一手(行動)|全体像 → すぐ実装 → 環境点検
参考文献(公式)
- 東京商工会議所|福祉住環境コーディネーター検定(試験要項・申込)
- 東京商工会議所|データ(合格率・受験者統計)
- 東京商工会議所|問題にチャレンジ!( 3 級 試験問題例 )
- 東京商工会議所|IBT 方式( 2・3 級 )
著者情報
rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

