福祉住環境コーディネーター 2 級|模擬問題で “得点化” する演習ガイド( 2026 )
2 級は、覚えた知識を「ケースに当てはめて選べるか」で点が分かれます。結論は、インプットを増やすより先に ① 90 分の解き方(時間配分) と、② 復習の型(誤答ノート) を固定し、同じ手順で回すのが最短です。
このページでは、過去問を探し回らずに、今日から回せる “ミニ模試 12 問+誤答ノート PDF” をまとめています。親記事で全体像を確認し、このページは “演習専用” として使ってください。
2026 年の日程|演習は “試験期間” から逆算する
2・3 級は IBT(自宅等) と CBT(テストセンター) を選べます。どちらも 多肢選択式 90 分 なので、演習段階から “90 分で解き切る型” を作るのが重要です。
2025 年度の 2 級合格率は 23.0% で、年度や回によって難度のブレがあります。だからこそ、知識を読むだけでなく、問題を解いて「なぜ間違えたか」を残す学習に切り替えましょう。
| 回 | 申込期間 | 試験期間 | 方式 |
|---|---|---|---|
| 第 56 回 | 6 月 5 日〜6 月 16 日 | 7 月 9 日〜7 月 30 日 | IBT / CBT |
| 第 57 回 | 10 月 9 日〜10 月 20 日 | 11 月 12 日〜12 月 3 日 | IBT / CBT |
10 日で回す|得点化ループ
2 級は「知識を増やす」より、解く → 誤答を分類 → 戻る → 解き直す の流れを固定したほうが点が安定します。特に直前期は、新しい教材を増やすより、間違えた問題を “次に落とさない問題” に変えることを優先します。

| 日 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 日目 | ミニ模試 12 問 | まず解く。解説は後で見る |
| 2〜3 日目 | 誤答分類 | 知識不足 / 読み違い / 比較ミスに分ける |
| 4〜6 日目 | 弱点復習 | 公式テキストの関連ページへ戻る |
| 7 日目 | 再テスト | 同じ問題を解き直す |
| 8〜10 日目 | 仕上げ | 迷った理由を説明できる状態へ |
誤答ノート PDF|復習を “型化” する
点が伸びない原因は、「間違えた理由」が残ることです。復習を短時間で回すために、誤答ノートを “原因分類” で整理すると定着しやすくなります。
おすすめは、問題番号・選んだ選択肢・正解・誤答の原因・次に見る場所を 1 行で残すことです。長く書きすぎると続かないので、1 問 1 行で十分です。
中身をプレビューする
2 級 ミニ模擬問題 12 問(オリジナル)
ここからはオリジナル問題です。住環境評価 → 改修提案 → 制度・連携、の流れで確認します。解いた後は、正解だけでなく「なぜ迷ったか」を誤答ノートに残してください。
Q1:玄関の段差が怖い。最初に確認するのは?
A:段差の高さだけでなく、手すり位置・動線・靴の着脱位置まで含めた “一連の動作” を確認します。段差だけを見ると、踏み台追加で動線が狭くなることがあります。
Q2:夜間トイレでふらつく。最初に優先する対策は?
A:足元灯と導線整理です。改修前でも “見える・つまずかない” を作ると事故が減ります。コードや小家具も確認します。
Q3:浴室手すりで最初に考えることは?
A:「どの動作を支えるか」を先に決めます。出入り・またぎ・立ち座り・洗体では、必要な位置が変わります。
Q4:廊下幅が狭い。歩行器選択で注意することは?
A:安定性だけで大型化すると、動線に合わず危険になることがあります。環境・家具配置・補助具をセットで考えます。
Q5:立ち上がりが大変。優先順位が上がる環境調整は?
A:補高便座と手すりの組み合わせです。「高さ+支持」で考えると安定しやすくなります。
Q6:在宅復帰前の家屋評価。先に共有したい情報は?
A:本人の生活目標と介助者の介助可能量です。何を安全に続けたいかが曖昧だと、改修提案の優先順位が散らかります。
Q7:スロープを検討する。最初に確認する安全要因は?
A:勾配と滑りやすさです。スロープは便利に見えても、勾配が急だと転倒や介助負担につながります。
Q8:認知機能低下があり物を探せない。効果が出やすい工夫は?
A:ラベリングと定位置化です。収納を増やすより、探さず戻せる仕組みを作るほうが有効な場合があります。
Q9:転倒歴がある居室で見落としやすいものは?
A:コード類、カーペットのめくれ、小さな段差、動線上の小家具です。大きな改修より先に、つまずき要因を減らします。
Q10:本人が “全部改修したい” と希望する。最初に整理することは?
A:優先順位です。毎日使う場所、転倒リスクが高い場面、介助量が大きい動作から順に考えます。
Q11:IBT 受験予定。直前期に起きやすい失敗は?
A:受験環境の確認不足です。PC、回線、カメラ、ブラウザ、本人確認の流れを前日までに確認します。
Q12:2 級学習で伸びにくいパターンは?
A:インプットばかり増やし、誤答の原因を分類していないパターンです。知識不足・読み違い・比較ミス・時間配分ミスに分けて回収します。
誤答ノートの使い方|“正解したか” より “次に落とさないか”
誤答ノートは、きれいにまとめるためのノートではありません。目的は、次に同じ失点をしないことです。間違えた問題を「知識不足」「読み違い」「比較ミス」「時間配分ミス」に分けるだけでも、復習の優先順位が見えます。
| 原因 | よくある状態 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 知識不足 | 用語や制度が分からない | 公式テキストの該当章へ戻る |
| 読み違い | 対象者像や条件を見落とす | 問題文の条件に線を引く |
| 比較ミス | 似た選択肢で迷う | 不適切な理由を 1 つ書く |
| 時間配分 | 後半で焦る | 迷う問題は印を付けて後回し |
IBT / CBT 直前チェック|当日の事故を減らす
IBT と CBT は、勉強内容だけでなく受験環境の準備も大切です。特に IBT は、自宅の通信環境や PC 設定で当日に焦ると、実力を出しにくくなります。
| 方式 | 確認すること | 前日までの対策 |
|---|---|---|
| IBT | PC・回線・カメラ・ブラウザ | 受験環境を事前確認する |
| IBT | 本人確認・机周り | 必要書類と周辺環境を整える |
| CBT | 会場・時間・持ち物 | 移動時間と受付時間を確認する |
| 共通 | 見直し順 | 迷う問題は後回しにする |
現場の詰まりどころ|演習が止まる原因
2 級は「問題数不足」より、復習の型が決まっていないことで止まりやすくなります。問題を解いた後に解説を読むだけでは、“分かった気” になって同じ失点が残りやすくなります。
| 失敗 | 起きること | 回避策 |
|---|---|---|
| 解説を先に読む | 分かった気になる | 先に解く |
| 誤答原因が残る | 同じミスを繰り返す | 分類して回収 |
| 時間を測らない | 本番で焦る | 30〜40 分で回す |
| 問題を増やしすぎる | 復習が浅くなる | 同じ問題を解き直す |
「勉強法が分からない」が続くときは、環境側を変えた方が早いこともあります。
よくある質問( FAQ )
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
模擬問題だけでも大丈夫?
模擬問題は “弱点を見つける道具” です。誤答分類 → 復習 → 解き直しまでセットで回すと定着しやすくなります。
IBT と CBT はどちらが良い?
環境トラブルが少ない方を選ぶのが現実的です。自宅環境に不安がある場合は CBT、落ち着いて受けられる環境を整えられる場合は IBT が選びやすいです。
直前期は何を優先する?
新教材を増やさず、誤答ノートの回収を優先します。特に読み違い・比較ミス・時間配分ミスは、直前でも改善しやすいポイントです。
独学で伸びないときは?
問題数を増やす前に、「なぜ間違えたか」を言語化できているかを確認してください。誤答原因を分けるだけで、復習の優先順位が明確になります。
次の一手
- 全体像:福祉住環境コーディネーター 2 級ガイド
- 基礎整理:3 級の勉強法
参考文献
著者情報

rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。臨床・制度・評価を中心に、現場で使いやすい形へ整理して発信しています。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級

