- 作業療法士国家試験 2026 予想問題集|まずは 20 問で実戦感覚を作る
- 使い方(5 分フロー)
- 予想問題 20 問(4 択)
- Q1. 半側空間無視の初期評価として、机上課題と日常行為の双方を把握しやすいのはどれか
- Q2. 失行が疑われる患者で、評価時にまず重視すべき観点はどれか
- Q3. 作業療法で「意味のある作業」を選ぶ際に最も重要なのはどれか
- Q4. 回復期における ADL 介入で、最も実践的な方針はどれか
- Q5. 認知症患者への関わりで、BPSD 軽減に寄与しやすいのはどれか
- Q6. うつ症状を伴う患者への OT 介入初期で適切なのはどれか
- Q7. 上肢機能評価で、経時変化の比較に最も重要なのはどれか
- Q8. 小児領域で感覚過敏がある場合、初期対応として適切なのはどれか
- Q9. 統合失調症患者の地域移行支援で重要なのはどれか
- Q10. 脳卒中後の更衣動作訓練で、まず優先されるのはどれか
- Q11. 職業復帰支援で初期に確認すべき項目として適切なのはどれか
- Q12. 高次脳機能障害患者のメモリーノート導入で適切なのはどれか
- Q13. IADL 評価の意義として最も適切なのはどれか
- Q14. 福祉用具選定で不適切なのはどれか
- Q15. 作業バランス支援で適切な視点はどれか
- Q16. 訪問 OT で転倒予防に有効な介入はどれか
- Q17. 精神科 OT における集団活動の初期設定で適切なのはどれか
- Q18. 片手操作訓練で ADL 汎化を促す方法として適切なのはどれか
- Q19. 記録(SOAP)で A(評価)に含める内容として適切なのはどれか
- Q20. 直前期の国試学習で再現性が高いのはどれか
- 解答・解説
- よくある失敗と対策
- よくある質問
- 次の一手
- 参考情報
- 著者情報
作業療法士国家試験 2026 予想問題集|まずは 20 問で実戦感覚を作る
最終更新:2026/2/10 18:30(JST)
このページは、作業療法士国家試験に向けたオリジナル予想問題 20 問を、解説付きでまとめた実戦用コンテンツです。頻出の「高次脳機能・精神・発達・身体障害・評価・制度」を横断し、短時間で弱点を可視化できる構成にしています。
まずは 20 問を通して解き、誤答分野だけを復習すると学習効率が上がります。試験日程や合格発表を先に確認したい方は、作業療法士(第 61 回)国家試験 2026をご覧ください。
使い方(5 分フロー)
この問題集は「広く浅く」ではなく、「誤答の再現防止」を目的に使います。1 周目は時間を測って解き、2 周目で誤答だけを検証する流れが、直前期の得点安定に有効です。
| 手順 | やること | 目安時間 | 目的 |
|---|---|---|---|
| 1 | 20 問を通しで解く | 25〜35 分 | 現在の弱点把握 |
| 2 | 誤答のみ解説を読む | 20 分 | 誤りの原因特定 |
| 3 | 同領域を 1 本復習 | 15 分 | 知識の再定着 |
| 4 | 翌日に誤答再テスト | 10 分 | 再現性の確認 |
基礎評価を横断で見直す場合は、評価ハブから関連テーマへ移動できます。
予想問題 20 問(4 択)
先に全問を解いてから解説を読むのがおすすめです。メモは「問題番号+選択肢」だけで十分です。
Q1. 半側空間無視の初期評価として、机上課題と日常行為の双方を把握しやすいのはどれか
A. 握力のみ測定する
B. 行動観察を含む評価を併用する
C. ROM のみ評価する
D. 疼痛評価のみ行う
Q2. 失行が疑われる患者で、評価時にまず重視すべき観点はどれか
A. 筋力のみで判断する
B. 指示理解と道具使用の過程を観察する
C. バイタルのみ確認する
D. 反射のみで確定する
Q3. 作業療法で「意味のある作業」を選ぶ際に最も重要なのはどれか
A. 治療者の得意手技だけで決める
B. 患者の生活背景と価値観を反映する
C. 常に同じ課題を実施する
D. 難易度を最大に固定する
Q4. 回復期における ADL 介入で、最も実践的な方針はどれか
A. 病棟での実使用場面と切り離して練習する
B. 実生活場面に近い条件で反復する
C. 訓練室内課題のみで完結する
D. 介助量の記録を省略する
Q5. 認知症患者への関わりで、BPSD 軽減に寄与しやすいのはどれか
A. 刺激を増やし続ける
B. 環境調整と一貫した関わりを行う
C. 説明なく課題を変更する
D. 失敗体験を繰り返す
Q6. うつ症状を伴う患者への OT 介入初期で適切なのはどれか
A. 高負荷課題を長時間実施する
B. 達成可能な小目標を設定する
C. 活動を全面中止する
D. フィードバックを行わない
Q7. 上肢機能評価で、経時変化の比較に最も重要なのはどれか
A. 評価条件を毎回変更する
B. 同一条件で測定する
C. 測定手順を記録しない
D. 1 回測定で結論づける
Q8. 小児領域で感覚過敏がある場合、初期対応として適切なのはどれか
A. 刺激量を急に増やす
B. 刺激量を調整し予測可能な環境を作る
C. 活動参加を止める
D. 家族説明を省く
Q9. 統合失調症患者の地域移行支援で重要なのはどれか
A. 症状のみを評価する
B. 生活技能と社会資源の活用を計画する
C. 退院後の支援先を検討しない
D. 服薬支援を扱わない
Q10. 脳卒中後の更衣動作訓練で、まず優先されるのはどれか
A. 手順を固定せず毎回変更する
B. 姿勢設定と手順分解で成功体験を作る
C. 失敗場面のみ反復する
D. 介助者指導を行わない
Q11. 職業復帰支援で初期に確認すべき項目として適切なのはどれか
A. 本人希望は不要
B. 業務要求と現在能力のギャップ
C. 会社制度は無関係
D. 通勤負荷は評価不要
Q12. 高次脳機能障害患者のメモリーノート導入で適切なのはどれか
A. 形式だけ渡して終える
B. 使用場面を具体化して練習する
C. 家族への説明は不要
D. 失敗時の振り返りをしない
Q13. IADL 評価の意義として最も適切なのはどれか
A. 退院後生活の自立度を見積もる材料になる
B. 筋緊張のみ把握できる
C. 歩行速度の代替になる
D. 視力のみを反映する
Q14. 福祉用具選定で不適切なのはどれか
A. 使用環境を確認する
B. 利用者・家族の操作性を確認する
C. 試用せずに即決する
D. 導入後の再評価を行う
Q15. 作業バランス支援で適切な視点はどれか
A. 休息を不要と考える
B. 仕事・家事・余暇・休息の配分を調整する
C. 活動領域を 1 つに限定する
D. 本人の希望を除外する
Q16. 訪問 OT で転倒予防に有効な介入はどれか
A. 住環境の段差や照明を確認する
B. 屋内動線を評価しない
C. 介助方法を共有しない
D. 夜間移動を想定しない
Q17. 精神科 OT における集団活動の初期設定で適切なのはどれか
A. 目的を示さず開始する
B. 役割とルールを明確化する
C. 参加基準を曖昧にする
D. 振り返りを省略する
Q18. 片手操作訓練で ADL 汎化を促す方法として適切なのはどれか
A. 訓練場面のみで完結する
B. 自宅場面に近い課題へ段階的に移行する
C. 難課題のみ提示する
D. 成功条件を共有しない
Q19. 記録(SOAP)で A(評価)に含める内容として適切なのはどれか
A. 実施内容の列挙のみ
B. 所見の解釈と次介入への示唆
C. 患者発言のみ転記
D. 客観データを無視する
Q20. 直前期の国試学習で再現性が高いのはどれか
A. 新規教材を毎日増やす
B. 誤答領域を絞って反復し、根拠を言語化する
C. 正答問題のみ復習する
D. 学習ログを残さない
解答・解説
解答一覧で全体を確認した後、誤答した問題の解説を優先して読んでください。解説は「正しい理由」と「他選択肢が誤りの理由」をセットで押さえると定着しやすくなります。
| 問題 | 正答 | 要点 |
|---|---|---|
| Q1 | B | 机上課題 + 行動観察の併用が有効 |
| Q2 | B | 指示理解と道具使用過程の観察が重要 |
| Q3 | B | 生活背景と価値観に基づく作業選択 |
| Q4 | B | 実生活に近い条件で反復する |
| Q5 | B | 環境調整 + 一貫した関わりが基本 |
| Q6 | B | 達成可能な小目標が初期介入に有効 |
| Q7 | B | 同一条件測定で経時比較の信頼性を確保 |
| Q8 | B | 刺激量調整と予測可能性の確保 |
| Q9 | B | 生活技能と社会資源の計画が鍵 |
| Q10 | B | 姿勢設定 + 手順分解で成功体験を作る |
| Q11 | B | 業務要求と能力のギャップ評価 |
| Q12 | B | 使用場面を具体化して練習する |
| Q13 | A | IADL は退院後生活の見積りに有用 |
| Q14 | C | 試用なし即決は不適切 |
| Q15 | B | 作業バランスの調整が重要 |
| Q16 | A | 段差・照明・動線確認が転倒予防の要 |
| Q17 | B | 目的・役割・ルールの明確化 |
| Q18 | B | 自宅場面への段階的汎化 |
| Q19 | B | A は解釈と次介入への示唆を書く |
| Q20 | B | 誤答反復 + 根拠言語化が有効 |
Q1〜Q5 解説
Q1(B)
半側空間無視は、机上課題だけでは実生活の問題を拾いきれないことがあります。行動観察を併用して、食事・更衣・移動など実行場面の偏りを確認することが重要です。単一機能のみの評価では介入優先順位が決めにくくなります。
Q2(B)
失行評価では、命令理解、模倣、道具使用のプロセスを見て誤りの型を把握します。筋力だけでは判断できません。どの段階でつまずくかを特定すると、介入を「理解支援」「手順分解」「環境調整」に分けて設計しやすくなります。
Q3(B)
OT の中核は、本人に意味のある作業を通じて機能と参加をつなぐことです。治療者都合の課題選択は継続性が下がりやすく、汎化も起こりにくくなります。生活背景・価値観・役割を反映した課題設定が、行動変容の土台になります。
Q4(B)
ADL 改善には、実際の生活条件に近い場面での反復が有効です。訓練室での成功が病棟や自宅へそのまま移るとは限りません。環境・時間帯・介助者条件をできるだけ合わせることで、実用性の高い介入になります。
Q5(B)
BPSD は環境要因や関わり方の影響を受けます。刺激の質と量を調整し、スタッフ間で対応を統一することが重要です。失敗体験や予測不能な介入は不安を高めるため、安心できる構造化された関わりを優先します。
Q6〜Q10 解説
Q6(B)
うつ症状がある場合、初期は達成可能な小目標を積み重ねることが有効です。高負荷・長時間課題は挫折体験につながりやすく、治療同盟を損ねる可能性があります。成功体験を可視化し、活動量を段階的に調整するのが基本です。
Q7(B)
上肢機能の経時比較では、同一条件(姿勢・道具・時間帯)で測ることが前提です。条件が揺れると変化の原因が不明になります。測定手順を記録して再現性を担保することで、介入効果の判断精度が上がります。
Q8(B)
感覚過敏には、刺激量を調整し予測可能な環境を作ることが重要です。急な刺激増加は拒否や回避を強める場合があります。本人の反応を見ながら段階づけることで、参加経験を保ちながら適応を促進できます。
Q9(B)
地域移行支援では、症状評価だけでなく生活技能、社会資源、支援連携を含めた計画が必要です。退院後の具体的な生活像を作ることで、再燃・再入院リスクを下げやすくなります。服薬支援や相談先の整理も重要です。
Q10(B)
更衣訓練は、姿勢設定と手順分解で成功体験を作ることがポイントです。毎回手順が変わると学習が定着しにくくなります。できる部分を明確化し、介助量を段階的に調整すると自立度が上がりやすくなります。
Q11〜Q15 解説
Q11(B)
職業復帰支援では、業務要求(認知・身体・時間管理)と現在能力のギャップ評価が出発点です。通勤や職場配慮、勤務時間調整を含めた実行計画に落とすと、復帰後の定着率が上がりやすくなります。
Q12(B)
メモリーノートは渡すだけでは機能しません。いつ・どこで・何を記録するかを具体化し、実場面で練習することが大切です。家族や支援者と使い方を共有すると継続率が高まります。
Q13(A)
IADL 評価は、退院後生活の見通しを立てる材料として有用です。買い物・金銭管理・服薬管理などの能力は、在宅定着に直結します。身体機能だけでは拾えない課題を可視化できる点が意義です。
Q14(C)
福祉用具は試用と再評価が不可欠です。導入直後は適合しても、生活環境や介助者の変化で運用が変わることがあります。使用環境・操作性・安全性を確認し、必要時に設定変更する流れが重要です。
Q15(B)
作業バランス支援では、仕事・家事・余暇・休息の配分を整える視点が重要です。活動を一領域に偏らせると疲弊や再発リスクが上がります。本人の価値観に沿って、持続可能な生活リズムを設計します。
Q16〜Q20 解説
Q16(A)
訪問 OT の転倒予防は、段差・照明・手すり・動線など環境評価が要です。身体機能訓練だけでは実生活の事故を防ぎきれません。介助者と共有できる具体的な対策に落とし込むことが大切です。
Q17(B)
集団活動では、目的・役割・ルールを明確化することで参加の安全性と効果が高まります。曖昧な運営は不安や離脱を招きやすくなります。活動後の振り返りまで含めて、学習機会を構造化します。
Q18(B)
片手操作は訓練室内で完結させず、自宅や実生活課題へ段階的に移行することが汎化に有効です。成功条件を明確にし、難易度を調整することで、実用場面での再現性を高められます。
Q19(B)
SOAP の A は、客観所見をどう解釈し、次介入へどうつなぐかを書く欄です。実施内容の羅列だけでは臨床判断が見えません。問題点・要因・次アクションを簡潔に示すと記録の質が上がります。
Q20(B)
直前期は教材を増やすより、誤答領域を絞って反復する方が得点の再現性が上がります。根拠を言語化できる状態にすると、類題や応用問題でも対応しやすくなります。学習ログで弱点推移を追うとさらに有効です。
よくある失敗と対策
得点が伸びない原因は、知識不足だけでなく運用ミスにあることが多いです。先に失敗パターンを把握して対策すると、学習効率が上がります。
| よくある失敗 | 起こる理由 | 対策 | 記録ポイント |
|---|---|---|---|
| 解説を読むだけで終える | 理解した気になる | 翌日に誤答のみ再テスト | 誤答番号と原因分類 |
| 分野を広げすぎる | 不安で教材を増やす | 1 週間は同領域を固定反復 | 領域別正答率 |
| 時間切れが起きる | 通し演習不足 | 20 問の時間計測を週 2 回 | 所要時間の推移 |
| 記録を残さない | 復習対象が曖昧 | 誤答ログを 1 枚に集約 | 再誤答率 |
よくある質問
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
Q1. この予想問題は過去問そのものですか?
A. いいえ。本ページは出題傾向を参考にしたオリジナル作問です。実際の試験問題そのものではありません。
Q2. 目標正答率はどれくらいですか?
A. まずは 20 問で 16 問以上(80%)を安定して取れる状態を目安にしてください。誤答理由を説明できることを重視しましょう。
Q3. 復習の順番はどうすればいいですか?
A. 「誤答問題 → 同領域の要点復習 → 翌日再テスト」の順が効率的です。範囲を広げすぎないことがポイントです。
次の一手
次は「本記事 20 問を完了 → 誤答領域を 1 つ深掘り → 職種別の試験情報を再確認」の順で進めると、短時間でも学習効率を上げやすくなります。
環境面の不安を整理するなら、無料チェックシートで教育体制・記録文化・人員配置を点検しておくと、合格後のミスマッチ予防につながります。
参考情報
著者情報

rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験があります。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

