認知症ケア専門士 2026|受験資格・日程・勉強法を整理

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認知症ケア専門士 2026|受験資格・日程・勉強法を整理

認知症ケア専門士を 2026 年に目指すとき、最初に固めるべきなのは「勉強量」よりも、① 自分が受験できるか② いつ何を出すか③ 第 1 次と第 2 次をどう分けて準備するかの 3 点です。ここが曖昧なまま進むと、書類・動作確認・論述の段階で止まりやすくなります。

このページで答えるのは、受験資格・ 2026 年の日程・第 1 次 Web 試験・第 2 次論述・勉強の始め方です。演習問題の深掘りは 予想問題の記事 に分け、ここでは「受ける前に固定すべき全体像」を 1 ページで整理します。

回遊の三段(同ジャンル):まずは全体像 → 次に締切管理 → 最後に演習で仕上げる、の順が最短です。

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受験準備チェックシート PDF

日程確認と受験資格チェックを本文だけで終わらせず、手元で 1 枚に整理したい方向けに、認知症ケア専門士 2026 受験準備チェックシートを用意しました。申請前の確認、 Web 試験前の動作確認、第 2 次論述で外しにくい観点をまとめて見返したいときに使いやすい構成です。

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認知症ケア専門士 2026 受験の流れを整理した図版
受験資格確認 → 第 1 次申請 → Web 試験の動作確認 → 第 1 次受験 → 第 2 次論述提出、の流れを 1 枚で整理できます。

2026 年の日程|先に固定すると詰まりません

まず固定するのは、第 1 次申請事前動作確認第 1 次 Web 試験第 2 次の論述提出期間です。特に第 2 次は「会場で 1 日受ける試験」と捉えるより、論述問題 3 題に回答し、申請期間内に必要書類と同封して提出する流れで理解した方が安全です。

年度で動く項目なので最終確認は公式が前提ですが、このページでは「どの順番で準備すれば止まりにくいか」に絞って整理します。

2026 年(第 22 回)の受験フロー(申請 → 第 1 次 Web → 第 2 次論述提出)
区分 日程( 2026 ) ここで決めること 補足
第 1 次申請 3 月 10 日〜 4 月 10 日(消印有効) 実務経験の起算日と、証明書の依頼先を先に決める 願書は「受験の手引」です
受験票投函 5 月 25 日 到着後すぐに Web 試験の案内を確認する 届かない場合は 6 月 4 日以降に確認
事前動作確認 6 月 5 日 10:00 〜 6 月 30 日 17:00 本番で使う端末・回線・本人認証の流れを固定する パソコン推奨
第 1 次( Web ) 7 月 12 日( 9:30 〜 15:15 ) 4 分野の時間配分と、迷った問題の戻り方を決める 各分野 50 問、計 200 問
論述問題送付希望届
(該当者のみ)
7 月 1 日〜 7 月 31 日 既合格者・准専門士は、論述問題の取り寄せ手続きを行う 第 22 回の一次合格者は不要
第 1 次結果 / 論述問題発送 8 月 17 日 一次合格なら、第 2 次の答案作成にすぐ入る 既合格者・准専門士向けの論述問題も同日発送
第 2 次申請 + 論述提出 8 月 25 日〜 9 月 25 日(消印有効) 論述問題 3 題への答案を、申請書類と同封して提出する 所定封筒・簡易書留
第 2 次結果 2027 年 1 月 12 日 合格後は倫理研修と登録手続きの流れを確認する ホームページ掲載あり

受験資格|受けられるかを 3 分で判定する

受験資格の軸はシンプルで、2016 年 4 月 1 日〜 2026 年 3 月 31 日の間に、 3 年以上の認知症ケア実務経験があるかです。ここで大事なのは、「認知症専門施設かどうか」や「国家資格の有無」よりも、認知症ケアに携わっていた実務を証明できるかです。

職種・職務内容に厳しい限定はなく、認知症ケアに携わっている限り受験可能です。一方で、ボランティアや実習は含まれず、有資格者でも実務経験証明書が必要です。迷う期間がある人ほど、申請前ではなく今の段階で切り分けるのが安全です。

受験資格の確認ポイント(最小セット)
確認項目 基準 詰まりやすい点 先にやること
対象期間 2016 年 4 月 1 日〜 2026 年 3 月 31 日 起算日を曖昧にしたまま進める 自分用メモに開始日・異動日・休職期間を書く
実務経験 3 年以上の認知症ケア実務 複数所属の通算を後回しにする 所属ごとに期間と依頼先を整理する
施設・職種 認知症専門でなくても可/職種制限なし 「自分の配属では無理」と早合点する 実際の業務内容ベースで確認する
含まれない経験 ボランティア、実習 見学・実習を含めて数えてしまう 実務だけに絞って再計算する
証明書 有資格者でも実務経験証明書が必要 資格証だけで足りると誤解する 所属先へ依頼時期を前倒しする

試験の全体像|一次 4 分野と二次論述を分けて考える

一次と二次を一続きで考えると、準備がぼやけます。第 1 次は 4 分野をそれぞれ 70 % 以上取る Web 試験、第 2 次は事例 3 題への論述です。一次は「取りこぼしを減らす試験」、二次は「評価 → ケア計画 → 制度・倫理まで漏れなく書く試験」と分けると、準備の優先順位がはっきりします。

試験の全体像(受験資格・形式・費用・教材)
項目 内容 押さえるポイント
第 1 次 Web 試験/ 4 分野 各 50 問、計 200 問(五者択一) 各分野 70 % 以上をすべて満たして初めて一次合格
第 2 次 論述試験(認知症ケアの事例 3 題に対する論述) 問題到着後に答案を作成し、申請期間内に提出
受験料 第 1 次: 12,000 円( 3,000 円 × 4 分野)
第 2 次: 8,000 円
第 2 次は一次合格後に必要
願書 受験の手引( 1 部 1,000 円 ) 毎年異なるため、年度版を使う
教材 認知症ケア標準テキスト 第 1 〜 4 巻が基本 受験対策講座は公式テキスト準拠+模擬試験付き

合格率の目安|直近は 45.7 〜 56.5 %

認知症ケア専門士の最終合格率は、年度で上下します。直近 5 年だけを見ると 45.7 〜 56.5 %で推移しており、「極端に低い資格」ではありませんが、一次の 4 分野をすべて取り切る設計ができるかで差がつきやすい試験です。

数字だけで難しく感じるより、一次は科目ごとの足切りを避ける二次は論述 5 観点を漏らさない、という 2 段で考えた方が対策しやすくなります。

合格率(最終合格の年度別推移:公式公表)
年度 合格率 読み取りのポイント
2024 45.7 % 年度差はあるものの、「一次 4 分野を全部そろえる設計」が勝ち筋です
2023 51.4 %
2022 54.5 %
2021 53.7 %
2020 56.5 %

勉強法|標準テキスト 2 周+演習で回す

勉強の軸は、標準テキスト 2 周 + 演習です。教材を増やしすぎるより、一次 4 分野の抜けを減らし、二次の論述で書く順番を先に固定した方が進みやすくなります。演習量を増やしたい人は、予想問題の記事を使って「読む → 解く → 戻る」を作ると効率が落ちにくいです。

8 週間モデル(目安)

8 週間の回し方(インプット → 演習 → 論述)
時期 やること 到達ライン
8 〜 7 週前 標準テキスト 1 周で全体像をつかむ 4 分野の全体像と苦手分野が見える
6 〜 4 週前 標準テキスト 2 周目 + 要点の言語化 頻出テーマを短く説明できる
3 〜 2 週前 時間を測って演習し、弱点だけ回収する 一次の時間不足が減る
2 〜 1 週前 論述の型で 2 本書く → 修正する 同じ順番で安定して書ける
直前 弱点ノートと当日の段取り確認 新しい教材を増やさず仕上げられる

第 2 次論述で外せない 5 観点

第 2 次は、文章の上手さだけで決まる試験ではありません。公式の合格要件は アセスメント認知症の理解介護計画制度・社会資源倫理の 5 観点です。したがって、事例を読んだら「何を見立て、何を優先し、誰とどう連携し、どんな倫理配慮を置くか」を順番に書くのが基本です。

第 2 次論述の 5 観点(書き漏れ防止用)
観点 答案で触れること よくある抜け
アセスメント 症状、生活状況、環境、家族、リスクの見立て 事例の事実より一般論を書く
認知症の理解 中核症状、 BPSD 、背景要因の整理 行動だけを責める書き方になる
介護計画 具体的なケア、優先順位、実施手順 抽象論で終わり、手順が見えない
制度・社会資源 多職種連携、家族支援、地域資源の活用 現場内だけで完結させる
倫理 尊厳、意思決定支援、身体拘束、説明と同意 安全だけを優先して権利を落とす

現場の詰まりどころ|途中で止まる原因を先に消す

読者が止まりやすいのは、知識不足よりも「流れの誤解」と「準備の順番ミス」です。受験資格の確認、願書と証明書の依頼、 Web 試験の動作確認、論述の着手時期を前倒しするだけで、学習の継続性はかなり上がります。

よくある失敗

詰まりやすい 5 パターンと回避策
失敗パターン 起きること 回避策(最小)
受験資格の確認が遅い 申請直前に年数・証明で詰まる 起算日と所属歴を先に 1 枚で整理する
願書と証明書を後回しにする 写真・コピー・簡易書留まで直前に集中する 締切 2 週間前を自分締切にする
一次を総得点で考える 苦手 1 分野の取りこぼしで落ちる 4 分野それぞれを 70 % 目線で管理する
動作確認を軽く見る 当日にログイン・認証・通信で止まる 本番で使う端末で期間内に必ず確認する
論述を直前に回す 型がないまま一般論を書く 5 観点で 2 本だけ先に書いて修正する

回避チェック(申込〜当日)

  • 申請前:起算日、通算年数、依頼先、写真、コピー、簡易書留まで確認
  • 第 1 次前:受験票到着後すぐに Web 試験案内と動作確認を済ませる
  • 第 2 次前:論述 5 観点の型を作り、提出期間の前に 1 回書いておく

ここまで整えても毎回同じところで詰まる場合は、勉強量だけでなく、教育体制・見本・相談相手・共通フォーマットなど、職場環境の影響を受けている可能性もあります。

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よくある質問( FAQ )

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

職種や施設に制限はありますか?

認知症ケアに携わっている限り、認知症専門施設である必要はなく、職種や取得資格の有無だけで受験不可になるわけではありません。ただし、実務経験を証明する書類は必要です。迷う人ほど「どんな業務をしていたか」を所属歴ごとに整理しておくと確認が進みやすくなります。

第 1 次は何点で合格ですか?

総得点だけではなく、 4 分野それぞれで 70 % 以上が必要です。どれか 1 分野だけ届かないと第 1 次合格にならないため、得意分野で稼ぐより「苦手の取りこぼしを減らす」勉強の方が安定します。

第 2 次は会場で受ける試験ですか?

第 2 次は、認知症ケアの事例 3 題に対する論述試験です。問題到着後に答案を作成し、第 2 次申請期間内に必要書類と同封して提出する流れで理解しておくとズレにくいです。

勉強は何から始めるのが最短ですか?

最初は教材を増やさず、標準テキスト 1 周で全体像をつかむ → 2 周目で要点を言葉にする → 演習で弱点回収の順が続きやすいです。一次は 4 分野を均等に見て、二次は 5 観点の型を 1 本でも先に作ると、直前期の迷いが減ります。

次の一手|全体像を確認する → 演習に進む


参考文献(公式)

著者情報

rehabilikun(理学療法士) rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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