JSDR認定士 予想問題集|10問で制度と安全管理を確認
JSDR 認定士試験の対策では、e ラーニングを読み直すだけでなく、選択肢形式で「どこを迷うか」を確認することが大切です。この記事では、制度・申請・試験形式・直接訓練の安全管理を中心に、まず押さえたい 10 問を解説付きで整理します。
このページで答えるのは「JSDR 認定士試験で出やすい基礎論点を、問題形式でどう復習するか」です。受験資格・費用・申請書類・全体スケジュールを先に確認したい方は、親記事の JSDR 認定士の取り方【 2026 年版】 から読むと流れがつかみやすいです。
この問題集の使い方|1周目は弱点発見に使う
予想問題は、最初から正答率だけを見ない方が効果的です。1 周目は「正解できたか」よりも、「どの選択肢で迷ったか」を残すことで、e ラーニングへ戻る場所が明確になります。
制度問題と安全管理問題は、どちらも基本事項ですが、直前期に混ざりやすい領域です。まず 10 問を通して解き、間違えた問題だけ 2 周目で確認すると、復習の負担を減らせます。

| 周回 | やること | ねらい |
|---|---|---|
| 1 周目 | まず通しで解く | 迷う論点を見つける |
| 2 周目 | 間違えた問題だけ解き直す | 弱点を圧縮する |
| 直前 | 根拠を 1 文で説明する | 丸暗記を減らす |
JSDR認定士 予想問題集|一問一答+多肢選択
各設問は、制度 5 問+安全管理 5 問の計 10 問です。各項目名をタップ(クリック)すると解説が開きます。もう一度タップで閉じます。
Q1.JSDR 認定士試験の受験資格として正しい組み合わせはどれですか。
A.会員歴 1 年以上、臨床歴 2 年以上、e ラーニング一部修了
B.会員歴 2 年以上、臨床または研究歴 3 年以上、e ラーニング全課程修了
C.会員歴 3 年以上、臨床歴 1 年以上、学術大会参加 1 回以上
D.会員歴 2 年以上、臨床歴 3 年以上、推薦状提出
正答:B
受験資格は、会員歴、摂食嚥下に関わる臨床または研究歴、e ラーニング全課程修了の 3 点で確認します。年数だけでなく、受験年の 7 月 31 日時点で満たすかをセットで覚えると整理しやすいです。
Q2.受験申請に必要な書類として、規程に含まれないものはどれですか。
A.受験申請書
B.履歴書
C.推薦状
D.e ラーニング修了証
正答:C
推薦状は受験申請書類には含まれません。申請では、免許証写し、e ラーニング修了証、受験申請料の払い込み受領証写し、返信用封筒などの抜け漏れに注意します。
Q3.JSDR 認定士試験の試験方法として正しいものはどれですか。
A.記述試験
B.口頭試問
C.マークシート方式の多肢選択試験
D.症例発表試験
正答:C
試験はマークシート方式の多肢選択試験です。論述を書く練習よりも、選択肢の中から不適切なものを消去できる知識を増やすことが対策の中心になります。
Q4.試験問題の出題範囲として正しいものはどれですか。
A.学術大会抄録のみ
B.e ラーニングの内容
C.学会誌最新号のみ
D.症例報告書のみ
正答:B
出題範囲は e ラーニングの内容です。周辺知識を広げすぎるより、まずは e ラーニングで扱われる評価、介入、安全管理、多職種連携を説明できる状態にすることが重要です。
Q5.試験日について、もっとも適切な理解はどれですか。
A.毎年必ず 12 月 10 日に行われる
B.試験日は不定で規則がない
C.原則は毎年 12 月第 1 日曜日で、正式日程は当年度告知を確認する
D.毎年 11 月最終日曜日に固定されている
正答:C
規程上は、原則として毎年 12 月第 1 日曜日です。ただし、実務では当年度の正式案内を確認して、申請期間や提出期限から逆算する必要があります。
Q6.直接訓練の開始にあたり、もっとも適切な説明はどれですか。
A.評価なしで始めてもよい
B.直接訓練は食物を用いない訓練である
C.十分な評価と医師・歯科医師の判断を前提に進める
D.口腔ケアより先に必ず食形態を決める
正答:C
直接訓練は、実際に食物を用いるため誤嚥や窒息のリスクを伴います。開始前には十分な評価を行い、医師または歯科医師の判断を前提に進める流れを押さえます。
Q7.直接訓練の開始条件として、もっとも適切なのはどれですか。
A.JCS 2 桁でも開始可
B.SpO2 95 未満でも常に問題ない
C.意識が覚醒し、呼吸状態が安定し、口腔内が清潔で湿潤している
D.嚥下反射がなくても姿勢だけ整えば開始可
正答:C
直接訓練では、意識、全身状態、呼吸状態、嚥下反射、口腔内の状態をまとめて確認します。開始条件を満たさない場合は、無理に進めず状態安定後の再評価につなげます。
Q8.直接訓練前の準備として、優先して確認したい組み合わせはどれですか。
A.口腔ケア、喀出または吸引、義歯、姿勢、食形態、環境
B.食事量のみ
C.食器の色だけ
D.病名だけ
正答:A
直接訓練は、開始条件を満たした後の準備も重要です。口腔ケア、痰や唾液への対応、義歯、姿勢、食形態、食器や環境調整を一連の流れとして確認します。
Q9.直接訓練中に中止を検討すべきサインとして適切なのはどれですか。
A.覚醒良好で安定している
B.むせ、湿性嗄声、危険行動がみられる
C.口腔内が清潔である
D.姿勢調整が有効である
正答:B
訓練中は、むせ、咳、湿性嗄声、呼吸や声の変化、口腔内残渣、詰め込みや流し込みなどを観察します。問題を認めた場合は、訓練を中止し、医師や他職種へ報告します。
Q10.摂食嚥下障害の初期評価で、最低限みておきたい内容として適切なのはどれですか。
A.バイタルサイン、可能なら SpO2、主訴や症状
B.好きな食べ物だけ
C.家族構成だけ
D.身長だけ
正答:A
安全管理の問題では、派手な手技よりも基本情報の確認が土台になります。バイタルサイン、呼吸状態、主訴、むせ、湿性嗄声、食事場面の変化などを整理して、次の評価につなげます。
勉強で詰まりやすいポイント
点が伸びにくいときは、知識不足だけでなく、制度・評価・訓練を別々に覚えていることが原因になりやすいです。特に「開始条件」と「中止基準」が混ざると、安全管理の選択肢を切りにくくなります。
下の表で、自分が詰まりやすい行を 1 つ選んで修正してください。勉強の進め方や相談できる環境に不安がある場合は、職場内の教育体制や学び方も見直すと継続しやすくなります。
| 詰まりどころ | よくある失敗 | 修正のしかた |
|---|---|---|
| 制度問題を後回しにする | 受験資格や必要書類で迷う | 最初に 3 条件と書類を固定する |
| 開始条件と中止基準が混ざる | 安全管理問題で選択肢を切れない | 開始前・実施中・中止後で分ける |
| 評価と訓練を別物で覚える | 症例問題で判断が止まる | 評価→判断→準備→実施→再評価で整理する |
| e ラーニングを流し見する | 理解した気になるが説明できない | 根拠を 1 文で言えるか確認する |
試験前の最終チェック|勉強と申請を分けて確認する
問題演習が進んでいても、受験資格や申請書類で抜けると受験準備が止まります。直前期は「勉強」と「事務手続き」を分けて確認し、試験対策だけに偏らないようにします。
特に、受験年 7 月 31 日時点の条件、申請書類、受験申請料、試験形式、出題範囲は早めに固定したい項目です。正式な日程や提出期限は、当年度の学会告知で必ず確認してください。
| 項目 | 確認すること | メモ |
|---|---|---|
| 受験資格 | 会員歴 2 年以上、臨床または研究歴 3 年以上、e ラーニング全課程修了 | 受験年 7 月 31 日時点で確認 |
| 必要書類 | 受験申請書、履歴書、免許証写し、e ラーニング修了証、受領証写し、返信用封筒 | コピー忘れに注意 |
| 受験申請料 | 10,000 円 | 既納分は返却なし |
| 試験形式 | マークシート方式の多肢選択 | 記述試験ではない |
| 出題範囲 | e ラーニングの内容 | 広げすぎず復習する |
| 試験日 | 原則 毎年 12 月第 1 日曜日 | 正式日程は当年度告知を確認 |
よくある質問
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
記述試験はありますか?
ありません。JSDR 認定士試験は、多肢選択のマークシート方式です。論述対策よりも、選択肢を切れる知識と、安全管理の根拠を短く説明できる状態を目指します。
予想問題だけで受かりますか?
予想問題だけでは不十分です。この記事は、あいまいな所を見つける入口として使い、根拠の確認は e ラーニングへ戻る流れがおすすめです。
2026 年の試験日はいつですか?
規程上は、原則として毎年 12 月第 1 日曜日です。ただし、実際の実施日や申込期間は当年度の学会告知で確認してください。
どこまで理解できていれば十分ですか?
目安は、「なぜその選択肢が正しいか」を 1 文で言えることです。丸暗記で答えが合っても、別表現になると崩れやすいため、制度・評価・安全管理の根拠を短く説明できる状態を目指します。
次の一手
まずはこの 10 問を 1 周して、迷った問題だけをメモに残してください。そのうえで、受験資格や申請書類の抜け漏れを親記事で確認すると、勉強と事務を同時に整えやすくなります。
参考リンク
- 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会. 認定士試験及び認定士登録規程. https://www.jsdr.or.jp/license/rules/license_rules5.html
- 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会. 50.直接訓練の概念・開始基準・中止基準. https://member.jsdr.or.jp/elearning3/lesson/1476/50/
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 医療検討委員会. 摂食嚥下障害の評価 2019. https://www.jsdr.or.jp/wp-content/uploads/file/doc/assessment2019-announce.pdf
著者情報

rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下


