サルコペニア・フレイル指導士2026|受験資格・活動報告・申請準備

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サルコペニア・フレイル指導士2026|まず「今年申請できるか」を確認

2026年に日本サルコペニア・フレイル学会認定「サルコペニア・フレイル指導士」を目指すなら、勉強を始める前に申請要件を確認します。ポイントは、①対象資格の取得後3年以上か、②3年度以上引き続いて学会の正会員か、③指定研修・学会大会・活動報告5例を申請までに揃えられるか、です。

2026年8月26日時点では、新規取得者・更新者向け合同研修会は7月26日に開催済みです。一方、第13回日本サルコペニア・フレイル学会大会は10月31日〜11月1日に予定されています。この記事では、まず「2026年に申請準備を進めるか」を判断し、活動報告5例、申請書類、認定試験までを迷いにくい順番で整理します。

2026年8月時点|今年申請できるかを先に判定

最初に確認するのは勉強量ではなく、申請要件です。制度規則では、対象資格取得後3年以上、3年度以上引き続く正会員、所属先の所属証明または学会理事の推薦、活動報告、指定研修受講、学会大会への1回以上の参加、認定試験合格などが要件として定められています。

サルコペニア・フレイル指導士2026の申請要件を順番に確認するフロー図
図:資格取得後年数、正会員歴、指定研修・学会大会、活動報告5例を確認し、2026年度の最新申請案内へ進む流れ
2026年の申請準備チェック|今から進めるかの判断材料
確認項目 確認すること 今やること
保有資格 対象資格を取得後3年以上経過している 資格の取得年月を確認する
学会員歴 3年度以上引き続いて学会の正会員である 入会年度と年会費納入状況を確認する
指定研修 学会が指定する研修を受講している 受講証明書を確認する
学会大会 日本サルコペニア・フレイル学会大会へ1回以上参加している 参加証を確認する
活動報告 過去5年間の活動から5例を提出できる 症例報告・活動報告の候補を5例棚卸しする
推薦・証明 申請に必要な推薦書等を用意できる 最新様式を確認し、早めに依頼する

2026年8月時点で特に確認したいこと

2026年の新規取得者・更新者向け合同研修会は7月26日に開催済みです。すでに指定研修を受講している場合は受講証明書を確認してください。未受講の場合は、追加開催の有無や今後の扱いを学会の最新情報で確認する必要があります。

制度細則上、申請受付期間は原則として毎年10月1日〜11月30日です。ただし、2026年度の実際の申請方法・提出様式・受付案内は、その年度に学会が公開する最新情報を優先してください。

制度規則、申請書類、活動報告書の手引きなどは、日本サルコペニア・フレイル学会「サルコペニア・フレイル指導士に関して」で確認できます。

申請準備チェックシート|Excel・PDF

「2026年に申請を進められるか」「活動報告5例の材料が揃っているか」を整理できるA4 1枚の準備チェックシートを作成しました。受験可否の確認、活動報告5例の棚卸し、申請直前チェックを1枚で進められる構成です。

Excel版はパソコン上で入力・編集したい場合、PDF版は印刷して手書きで確認したい場合に使えます。最終的な申請要件や提出様式は、必ずその年度の学会公式情報を確認してください。

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活動報告5例|「症例を5人集める」とは限らない

活動報告で最初に押さえたいのは、「症例報告を5例提出する」と決めつけないことです。公式の活動報告書作成の手引きでは、過去5年間に申請者が経験した活動から、Aの症例報告またはBの健康指導・講義等の活動報告を、組み合わせて合計5例提出します。

AとBの比率に指定はありません。ただし、臨床で活動している場合は、可能な限り「A.症例報告」を選択するよう案内されています。

活動報告5例の形式|AとBを組み合わせて提出できる
形式 対象となる活動 準備時に残したい情報
A:症例報告 対象者の心身機能を包括的に評価し、その結果に基づいて指導・介入した症例 症例情報、経過、包括的評価、指導・介入、考察
B:活動報告 サルコペニア・フレイルを有する対象者や高齢者への健康指導など 対象、人数、指導内容、企画内容、期待される効果など

まず5例分の材料を棚卸しする

申請直前に文章をゼロから作るより、過去5年間の活動から候補を先に5例以上挙げておく方が進めやすくなります。

以下は学会の提出様式そのものではなく、症例報告を書く前に情報を失わないための準備用メモです。最終提出時は、必ず公式の手引き・記入用フォーマット・Web申請画面に合わせてください。

症例報告を準備するための最小ログ
残す項目 準備メモ 注意
背景 年齢層、活動場面、主な課題 個人を特定できる情報は残さない
包括的評価 身体機能、栄養、生活機能など判断に使った所見 何を評価したかだけでなく、判断とのつながりを残す
指導・介入 自分の専門資格に基づいて行った内容 実際に何を行ったかを具体的に残す
経過 再評価結果や生活上の変化 可能なら数値や行動の変化で残す
考察 包括的評価と経過から考えたこと 単なる感想ではなく、評価・指導との関係を整理する

症例で使用する評価尺度の位置づけから整理したい場合は、フレイル評価の選び方|KCL・J-CHS・SPPBの使い分けも参考になります。

取得までの5ステップ

取得までの順番は、「勉強を始める → 申請する」ではありません。申請要件を最初に確認し、研修・大会・活動報告・書類を並行して揃えながら、認定試験へ進む方が途中で止まりにくくなります。

ステップ1:資格取得年数と学会員歴を確認する

制度規則では、対象となる医療・福祉資格または学会が認めた資格を取得後3年以上経過していること、3年度以上引き続いて学会の正会員であることが求められます。

対象資格には、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、臨床検査技師、社会福祉士、介護福祉士など、制度規則に定められた資格があります。自分の資格が対象となるかは、最新の制度規則で確認してください。

学会のQ&Aでは、「3年度以上引き続いて正会員」について、申請年度の初めまでにすでに3年間の年会費を納めていることと説明されています。入会年度が境界になる場合は、自己判断せず学会へ確認する方が安全です。

ステップ2:指定研修と学会大会の参加歴を確認する

申請には、学会が指定する研修等を1回受講し、日本サルコペニア・フレイル学会大会へ1回以上参加する必要があります。

2026年の新規取得者・更新者向け合同研修会は7月26日にZoomで開催されました。すでに受講している場合は、受講証明書を確認しておきます。

まだ学会大会への参加歴がない場合、第13回日本サルコペニア・フレイル学会大会は2026年10月31日〜11月1日に東京都で開催予定です。ただし、2026年度申請での参加証の扱いや提出時期については、その年度の申請案内を確認してください。

ステップ3:過去5年間から活動報告5例を選ぶ

活動報告は、過去5年間に経験した活動が対象です。まず候補を5例以上挙げ、それぞれがAの症例報告か、Bの健康指導等の活動報告かを整理します。

症例報告の場合は、対象者の心身機能を包括的に評価し、その結果に基づく指導や臨床経過、考察が読み取れるように準備します。氏名、イニシャル、生年月日、居住地など、症例を特定できる情報は記載しないよう注意します。

Bの活動報告では、対象者への健康指導などについて、対象や指導内容、活動の目的、期待される効果など、公式の手引きで求められる情報を整理します。

ステップ4:申請書類とWeb申請を揃える

制度細則では、申請受付期間は原則として毎年10月1日〜11月30日です。申請期間内に、申請書類の提出とWeb申請を完了する必要があります。

提出書類として、認定申請書、審査料の振り込みを証明するもの、保有資格の証書の写し、学会理事または所属長の推薦書、研修会受講証明書および学会大会参加証などが定められています。活動報告もWeb申請で提出します。

申請時は、その年度の最新様式を優先してください。
制度規則では「所属先の所属証明または本学会理事の推薦」、制度細則の提出書類では「本学会理事または所属長(病院長あるいは施設長等)の推薦書」と記載されています。実際の申請では、学会が公開する最新の申請書・推薦書・申請の手引きに従ってください。

ステップ5:認定試験を受ける

認定試験は原則として年1回実施され、認定の申請期間中にWeb上から受験します。制度細則では、1回の申請期間内に2度まで受験できるとされています。

認定試験の出題基準等に関する事項は、3か月前までに公表すると定められています。過去の情報だけで勉強範囲を固定せず、受験年度の最新情報を確認してから学習内容を調整します。

試験勉強は「最新の出題基準 → 公式教材 → 症例」で整理する

試験対策では、最初にその年度の出題基準を確認し、公式テキストや指定研修の内容、関連するガイドラインを整理します。

覚えた内容は、「定義 → 評価 → 指導・介入 → 再評価」の流れで症例へ当てはめてみると、知識を実務と結びつけやすくなります。これは学会が定めた採点基準ではなく、学習内容を整理するための実務上の方法です。

特に活動報告を準備している症例を使い、「なぜその評価を選んだか」「結果から何を判断したか」「何を指導したか」「再評価で何が変わったか」を説明できるようにすると、活動報告の準備と試験勉強を別々に進めずに済みます。

サルコペニア・フレイル指導士で目指す役割

サルコペニア・フレイル指導士制度は、高齢者などの心身機能を包括的に評価し、その結果に基づいた適切な指導を行える人材を育成し、自立支援へ貢献することを目的としています。

資格取得そのものだけでなく、評価結果を指導・介入へつなぎ、その後の経過まで整理できることが実務上の価値になります。活動報告5例の準備も、普段の評価と介入を振り返り、自分の臨床を説明できる形へ整理する機会として活用できます。

よくある質問

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップすると閉じます。

Q1. 2026年の研修を受けていません。今年申請できますか?

申請には学会が指定する研修等を1回受講していることが必要です。2026年の新規取得者・更新者向け合同研修会は7月26日に開催済みです。未受講の場合は、追加開催の有無や過去に受講した指定研修の扱いを含め、学会の最新情報を確認してください。

Q2. 活動報告は症例を5人用意する必要がありますか?

症例報告だけに限定されません。公式手引きでは、Aの症例報告またはBの健康指導等の活動報告を組み合わせて、合計5例を提出します。比率の指定はありませんが、臨床で活動している場合は可能な限りAの症例報告を選ぶよう案内されています。

Q3. 活動報告は何年前のものまで使えますか?

公式の活動報告書作成の手引きでは、報告内容は過去5年間に申請者が経験した活動とされています。申請前に過去5年間の症例・健康指導等を棚卸しし、5例の候補を決めておくと準備しやすくなります。

Q4. 学会員歴3年度以上とはどう数えますか?

制度規則では「3年度以上引き続いて本学会の正会員であること」が要件です。学会Q&Aでは、申請する年度の初めまでに、すでに3年間の年会費を納めていることと説明されています。入会時期が境界になる場合は学会へ確認してください。

Q5. 認定試験は1回しか受けられませんか?

制度細則では、認定試験は申請期間中にWebで受験し、1回の申請期間内に2度まで受験できるとされています。出題基準等は3か月前までに公表すると定められているため、最新情報を確認して準備します。

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参考文献

  • 一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会. 日本サルコペニア・フレイル学会認定「サルコペニア・フレイル指導士」制度規則・制度細則 第2版. 2026年3月26日改訂. Available from: 公式PDF
  • 一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会. 日本サルコペニア・フレイル指導士-活動報告書作成の手引き-. Available from: 公式PDF
  • 一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会. サルコペニア・フレイル指導士の資格申請に関するQ&A. 2022年1月27日更新. Available from: 公式PDF
  • 一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会. サルコペニア・フレイル指導士に関して. Available from: 公式ページ
  • 一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会. 学会大会. Available from: 公式ページ

著者情報

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blogを2022年4月に開設。急性期・回復期・療養病棟、介護福祉施設、訪問リハビリテーションでの臨床経験をもとに、理学療法評価、臨床手順、記録用紙、医療制度などの実務情報を発信しています。

現在は療養病院に勤務し、脳卒中、褥瘡・創傷ケア、リハビリテーション栄養、呼吸リハビリテーションを中心に臨床・教育活動を行っています。

保有資格

  • 脳卒中認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター2級

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