福祉住環境コーディネーター 2 級|模擬問題で “得点化” する演習ガイド( 2026 )
2 級は、覚えた知識を「ケースに当てはめて選べるか」で点が分かれます。結論は、インプットを増やすより先に① 90 分の解き方(時間配分)と、② 復習の型(誤答ノート)を固定し、同じ手順で回すのが最短です。
このページでは、過去問の探し回りで時間を溶かさず、今日から回せる “ミニ模試 12 問+復習テンプレ”をセットで用意しました。日程や申込の全体像は親記事で確認し、ここはアウトプット専用にしてください。
回遊の三段(同ジャンル):まず全体像(親)→ 次に 3 級で出題の地図 → 最後にここ(模擬問題)で得点化、の順が最短です。
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2026 年の日程|演習は “試験期間” から逆算する
2・3 級は IBT(自宅等) と CBT(テストセンター) を選べます。いずれも多肢選択式 90 分なので、演習は「 90 分で解き切る型」を先に作るのが重要です。
過去問は公開されてる?|“問題例+練習問題” を軸にする
結論として、年度別の「本試験問題」をそのまま集めて回すより、公式の問題例と練習問題(学習サポート)を軸に、出題分野 → 解き方 → 復習を固定するほうが安定します。
- 公式の問題例:2 級「問題にチャレンジ」
- 学習サポート:公式テキスト/練習問題(販売)の案内は 検定概要 PDF から確認できます。
最短の演習設計|10 日で回す “ミニ模試→復習” ループ
2 級は「暗記の追加」より、① 設問の読み方と② 失点パターンの回収が効きます。おすすめは、次の 10 日ループで “解ける状態” を作ることです。
| 日 | やること | 時間 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 日目 | ミニ模試 12 問(初回) | 30〜40 分 | 解説は後回し。まず “今の実力” を出す |
| 2〜3 日目 | 誤答の原因分類(テンプレで記録) | 20 分 × 2 | 「知識不足/読み違い/選択肢比較ミス」に分ける |
| 4〜6 日目 | 弱点分野の復習 → 追加で 5 問 | 30 分 × 3 | “同じミスを 2 回しない” が最優先 |
| 7 日目 | ミニ模試 12 問( 2 回目) | 30〜40 分 | 迷う問題だけ印を付け、見直し順も固定 |
| 8〜10 日目 | 誤答ノート更新 → 3 回目(仕上げ) | 20〜30 分 | “説明できる” 状態にする(言語化) |
2 級 ミニ模擬問題(オリジナル 12 問)
ここからはオリジナル問題です。2 級のイメージ作りとして、住環境評価 → 改修提案 → 制度・連携の順で出題します。解答は各問題を開くと表示されます。
Q1:玄関の段差( 18 cm )が怖いと訴える高齢者。最初に確認すべき “評価” は?
A:段差の高さだけでなく、手すりを握る位置・動線・靴の着脱の場所を含めた一連の動作(立ち上がり→方向転換→段差昇降)です。段差だけを見て踏み台を入れると、動線が狭くなり転倒リスクが増えることがあります。
Q2:夜間のトイレ移動でふらつく。改修より先に “すぐできる対策” として優先は?
A:照明(足元灯)と導線の整理です。夜間は視覚情報が減り、段差や障害物で転倒しやすくなります。改修を待つより、まず “見える・つまずかない” を作ると事故が減ります。
Q3:浴室での立ち座りが不安定。手すり設置でまず考えるべきポイントは?
A:どの局面(出入り/立ち座り/またぎ/洗体)で支えるかを先に決めることです。「とりあえず 1 本」だと使われず、逆に動作が崩れます。設置位置は “使う動作” から逆算します。
Q4:廊下幅が狭く、歩行器が壁に当たる。提案として不適切になりやすいのは?
A:歩行器の大型化(安定性だけの理由で幅広タイプへ変更)は不適切になりやすいです。狭小動線では、導線の障害物除去/家具配置/手すりや杖の選択など、環境と用具の両面で最適化します。
Q5:トイレ動作で “立ち上がりが大変”。優先順位が上がりやすい環境調整は?
A:便座高の調整(補高便座等)と手すりの併用です。座面が低いと膝・股関節への負担が増え、手すりだけでは失敗することがあります。「高さ+支持」のセットで考えると安定します。
Q6:在宅復帰前の家屋評価。多職種連携で “先に共有” しておくと良い情報は?
A:本人の優先ゴール(何ができるようになりたいか)と、介助者の介助可能量です。改修は “できる動作” を増やす手段ですが、ゴールが曖昧だと提案が散らかります。
Q7:段差解消のためスロープを検討。まず確認すべき安全要因は?
A:勾配(急すぎないか)と滑りです。スロープは便利に見えても、勾配が強いと上り下りで転倒しやすくなります。手すりや踊り場、表面材も含めて “安全に使える条件” を確認します。
Q8:認知機能低下があり、置き場所を忘れる。住環境提案で効果が出やすいのは?
A:ラベリングと定位置化です。「ここに戻す」を環境側で支えると、介助の手間が減ります。収納の増設より、まず “探さない仕組み” を作ると効果が出やすいです。
Q9:転倒歴あり。居室でよくある “見落とし” は?
A:コード類/小さな段差(カーペットのめくれ)/動線上の小家具です。大きな改修より先に、つまずき要因の除去で事故が減るケースが多いです。
Q10:住宅改修の相談で、本人は “全部やりたい”。まず整えるべき意思決定は?
A:優先順位(最も危ない場面から)です。改修は費用も工期もあります。まず “転倒しやすい場面” と “毎日必ず行う動作” を優先し、段階的に実施するほうが失敗が減ります。
Q11:IBT で受験予定。直前期に起きやすい事故は?
A:受験環境(回線・ PC ・ブラウザ)の未確認です。内容以前に、当日の動作確認で詰まるとメンタルが削れます。前日までに “受験環境チェック” を終えるのが安全です。
Q12:2 級の勉強で “伸びにくい” パターンは?
A:インプットの追加ばかりで、誤答の原因が残ることです。2 級は “選択肢の比較” が勝負なので、誤答を「知識不足/読み違い/比較ミス」に分けて回収すると点が伸びます。
| 問題 | 誤答の原因 | 根拠(どこを見直す) | 次の一手 |
|---|---|---|---|
| Q○ | 知識不足 / 読み違い / 比較ミス | 公式テキストの該当章(見出しまで) | 同種問題を 3 問追加 → 再テスト |
| Q○ | 知識不足 / 読み違い / 比較ミス | 住環境評価の観点(動線・照明・段差・支持) | “評価→提案” を 1 文で言語化 |
現場の詰まりどころ|演習が止まる原因を先に潰す
ここは “読ませるゾーン” です。詰まりやすい原因を先に潰すと、演習が継続しやすくなります。
この章の最短導線
よくある失敗(あるある)
| 失敗パターン | 起きること | 回避策(最小) |
|---|---|---|
| 演習が “気分” で変わる | 回数が増えず、伸びない | 12 問→誤答ノート→再テストの順を固定 |
| 誤答の原因が残る | 同じミスを繰り返す | 知識不足/読み違い/比較ミスに分類して回収 |
| 時間を測らない | 本番で焦る | 30〜40 分で 12 問を解き切る訓練を入れる |
| 解説を先に読む | “分かった気” になる | まず解く→次に解説→最後に言語化、の順にする |
| IBT の準備不足 | 当日に環境で詰まる | 前日までに受験環境チェックを完了 |
回避チェック(申込〜当日)
- 試験方式:IBT / CBT を決め、試験期間内の受験日時を確保
- 演習:ミニ模試( 12 問)を 2〜3 周し、誤答ノートを更新
- 当日:見直し順(迷う問題→計算・制度→文章問題)を固定
よくある質問( FAQ )
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
模擬問題だけ回しても大丈夫?
模擬問題は “弱点を見つける道具” です。おすすめは、ミニ模試→誤答の原因分類→該当章の復習→再テストの順に回し、同じ失点を潰すことです。点が伸びないときは「知識不足」より「読み違い/比較ミス」が残っていないかを確認してください。
IBT と CBT、どちらが有利?
有利不利より “事故が少ない方” を選ぶのが現実的です。自宅回線や PC 環境に不安があるなら CBT、落ち着ける環境が確保できるなら IBT が合います。どちらも 90 分の解き方は同じなので、演習は共通化できます。
2 級から受けてもいい? 2・3 級の併願は?
2 級からの受験や 2・3 級の併願も可能とされています。方針としては、初学で不安が強い人は 3 級で地図を作り、2 級で得点化する流れにすると迷いが減ります。
勉強時間はどれくらい見ておく?
目安は「インプット(テキスト)+アウトプット(演習)」の合計で組みます。忙しい人ほど、まず 10 日ループ(ミニ模試 12 問)を回して弱点を可視化し、必要な章だけを厚くするほうが伸びやすいです。
直前期にやることは?
新しい教材を増やさず、誤答ノートとミニ模試を 2 周して “同じ失点が出ない” 状態に寄せます。加えて IBT の人は受験環境の確認を前日までに終えると事故が減ります。
次の一手(行動)|全体像 → 実装 → 環境点検
- 全体像:福祉住環境コーディネーター 2 級(親)
- すぐ実装:3 級の勉強法(子①)(公開後に有効化)
参考文献(公式)
著者情報
rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下


