登録理学療法士の取り方|前期→後期→更新まで迷わない全体像

制度・実務
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登録理学療法士の取り方|前期→後期→更新まで “ 迷わない ” 全体像

登録理学療法士は、新生涯学習制度の「基盤」にあたる資格です。前期研修と後期研修を順に修了することで取得につながり、取得後は有効期間の中で要件を満たして更新していきます。

本記事では、①取得までの全体像、②前期/後期で詰まりやすい点、③更新で “ 最後に足りない ” を起こさないコツ、を 1 ページに要点整理します。前期・後期の記事も用意したので、必要なところから深掘りできます。

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まずは 5 分フロー(取得 → 更新)

  1. 前期研修(座学+実地)を計画して履修する
  2. 後期研修(座学+実地経験)を “ 領域選び ” から計画して履修する
  3. 要件を満たしたら登録理学療法士へ(公式の案内に沿って確認)
  4. 取得後は、活動対象期間内に要件を満たして更新(年 2 回だけ棚卸し)

公式の一次情報(ブックマーク推奨)

制度は年度で運用が更新されることがあります。ブログは “ 入口 ” にして、最後は必ず公式ページ/公式 PDF を確認してください。

前期→後期→更新の全体像(早見)

※スマホでは表が横スクロールになる場合があります。

登録理学療法士までの全体像(成人・新生涯学習制度)
区分 主な中身 最短の目安 詰まりやすい点 先に決めるコツ
前期研修 座学( 22 コマ)+ 実地研修( 32 コマ) 最短 2 年 実地研修の “ 運用 ” が曖昧で止まる 週 1 回 20 分の振り返り枠を固定
後期研修 座学( 51 コマ)+ 実地経験( 3 年)+ 事例(症例検討会) 最短 3 年 領域が決まらず分散/事例の枠が取れない 領域を 1 つ決め、事例の予定を先に確保
更新 活動対象期間内の要件充足(更新時研修などの条件に注意) 有効期間は取得年度を含む 5 年 最終年度に不足が発覚 年 2 回( 4 月・ 10 月)だけ棚卸し

全体像を押さえたら、次は「前期」と「後期」の進め方をそれぞれ深掘りすると早いです。

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関連:前期/後期の実務ルート(当ブログ内)
記事 読めること 向いている人
前期研修の進め方 座学 22 + 実地 32 を “ 週 1 回 20 分 ” で詰まらず回す 実地研修が止まりやすい/今年の計画を決めたい
後期研修の進め方 領域を 1 つ決め、座学 51 と “ 事例 ” を 3 年で回す 領域選びで迷う/症例検討会(事例)で詰まりたくない

前期研修の要点|座学より先に “ 実地の運用 ” を決める

前期研修は、座学(講座 A〜C )と実地研修(講座 D )で構成されます。座学は進めやすい一方、実地研修は「担当者・頻度・記録」が曖昧だと止まりやすいのが現場のあるあるです。

おすすめは、先に “ 短い振り返り ” を固定することです。週 1 回 20 分だけでも、対象 1 症例の「目的/所見/判断/次回」を言語化する枠を作ると、座学が臨床に接続しやすくなります。実地研修の区分( D-1 / D-2 )や上限などの細部は、必ず最新の公式資料で確認してください。

後期研修の要点|“ 領域を 1 つ ” 決めて、事例の枠を先に確保

後期研修は、座学( 51 コマ)と実地経験( 3 年)を軸に進めます。座学は e ラーニング中心で進めやすい一方、領域別研修(事例)=症例検討会は枠の確保が必要なため、最後にまとめて取ろうとすると詰まりやすくなります。

迷ったら「症例が集まる領域」を優先して 1 つ決め、年 1 回でも良いので “ 事例の予定 ” を先に入れるのがコツです。以後は年 2 回だけ履修状況を棚卸しして、不足だけを潰します。

更新の要点|“ 年 2 回だけ棚卸し ” で最後の不足を防ぐ

更新で一番多い失敗は、最終年度に入ってから不足に気づくことです。対策は、年 2 回( 4 月・ 10 月)だけ履修状況を見て “ 差分だけ埋める ” ことです。

更新時研修などの条件は資料に注記があるため、該当年度の扱いは必ず最新の公式資料で確認してください。

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更新で “ つまずく ” パターンと回避策
つまずき 何が起きる? 回避策 最小ルーチン
最終年度にまとめて対応 日程が合わず不足 年 2 回だけ棚卸し 4 月・ 10 月に 5 分確認
条件の読み違い 要件に合わず “ 取り直し ” が出る 公式ページと PDF を優先確認 該当年度の資料をブックマーク
証憑が散逸 後から追えず消耗する 保存場所を 1 つに固定 年度フォルダで集約

現場の詰まりどころ|止まるのは “ 実地 ” と “ 事例 ”

制度の理解より、止まりやすいのは運用です。前期は “ 実地研修を回す枠 ”、後期は “ 事例の枠確保 ” が鍵になります。ここを先に決めるほど、全体が滑らかに進みます。

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前期/後期で “ 止まりやすい点 ” と、最短の立て直し
場面 止まりやすい点 立て直しの 1 手 続けるコツ
前期 実地研修の担当者・頻度が曖昧 週 1 回 20 分の振り返り枠を固定 「 4 行メモ」で継続を最優先
後期 領域が決まらず研修が分散 症例が集まる領域で仮決め( 3 か月) 領域テーマを 1 か月固定で受講
後期 事例(症例検討会)を先延ばし 年 1 回でも良いので予定を先に確保 “ 出す症例 1 人 ” を先に決める

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

Q1. まず何から始めればいいですか?(最短ルート)

A. 先に「前期の実地研修を回せる運用」を作ります。担当者(誰に見てもらうか)と頻度(週 1 回 20 分など)を固定すると、座学も臨床に接続しやすくなります。

Q2. 前期研修の D-1 / D-2 はどこで確認できますか?

A. 前期研修:D 実地研修の公式ページと、実地研修マニュアルで確認します。施設の体制などで区分が分かれるため、最新の資料を優先してください。

Q3. 後期研修は “ 領域 ” を変えても大丈夫ですか?

A. ルールの細部は年度で注記があるため一次情報で確認が必要ですが、実務としては領域が揺れるほど分散して詰まりやすくなります。迷ったら「症例が集まる領域」で 3 か月固定し、回せるかで判断すると失敗しにくいです。

Q4. 更新で一番多い失敗は何ですか?

A. 最終年度に入ってから不足に気づくことです。年 2 回( 4 月・ 10 月)だけ棚卸しして、差分だけ埋める運用が最短です。

参考文献・参考リンク

  1. 公益社団法人 日本理学療法士協会( JPTA ):生涯学習制度について(公式). https://www.japanpt.or.jp/pt/lifelonglearning/new/
  2. 公益社団法人 日本理学療法士協会( JPTA ):前期研修について(公式). https://www.japanpt.or.jp/pt/lifelonglearning/new/zenki/
  3. 公益社団法人 日本理学療法士協会( JPTA ):後期研修について(公式). https://www.japanpt.or.jp/pt/lifelonglearning/new/kouki/
  4. 公益社団法人 日本理学療法士協会( JPTA ):登録理学療法士(取得・更新の案内:公式). https://www.japanpt.or.jp/pt/lifelonglearning/new/registered/
  5. 公益社団法人 日本理学療法士協会( JPTA ):登録理学療法士更新(資料:2025 年 8 月 25 日). PDF
  6. Leahy E, Chipchase L, Blackstock F. Which learning activities enhance physiotherapy practice? A systematic review protocol of quantitative and qualitative studies. Syst Rev. 2017;6(1):83. doi: 10.1186/s13643-017-0475-x / PubMed: PMID: 28416011
  7. Gunn H, Goding L. Continuing Professional Development of physiotherapists based in community primary care trusts: a qualitative study investigating perceptions, experiences and outcomes. Physiotherapy. 2009;95(3):210-215. doi: 10.1016/j.physio.2007.09.003 / PubMed: PMID: 19635341

著者情報

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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おわりに

登録理学療法士は、計画 → 受講 → 短い振り返り → ログ化 → 年 2 回棚卸しの “ リズム ” を作るほど迷いにくくなります。まずは前期の実地、次に後期の領域と事例を先に決めて、淡々と積み上げていきましょう。

学びを働き方に活かす準備として、面談前の棚卸しに使えるチェックと職場評価シートは こちら(ダウンロード) にまとめています。

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