訪問リハの治療改善チェックリスト【 2026 年版】実装手順

制度・実務
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訪問リハの治療改善は「チェック項目を減らして回す」と定着しやすい

訪問リハの治療改善は、項目を増やすより「毎週回る最小セット」に絞るほうが成果につながります。本記事では、現場で運用できる改善チェックリストとして、失敗しやすいポイント、回避手順、KPI の置き方を一体で整理しました。管理者・中堅スタッフが「まず 1 週間で回せる形」を作ることを目的にしています。

制度や加算の総論ではなく、ここでは「現場実装」に絞って解説します。読み終えると、翌週のカンファレンスで使える改善フローと確認項目がそのまま使える状態になります。

現場の詰まりどころ

改善が進まない主因は、①項目が多すぎる、②担当者ごとに判断基準が違う、③振り返りの場が曖昧、の 3 点です。まずは「毎週確認する 5 項目」を固定し、会議体で同じ順番で確認するだけでも再現性が上がります。

よくある失敗と対策

訪問リハ改善で起きやすい失敗と対策( 2026 年運用版)
失敗 起きる理由 対策 記録ポイント
項目が多すぎる 現場が回らず形骸化する 毎週 5 項目に縮小し、月次で追加可否を判断 未実施理由を 1 行で残す
評価頻度がばらつく 再評価タイミングが担当者依存 初回・ 4 週・ 8 週を固定 再評価予定日を初回記録に明記
目標が抽象的 介入と成果が結びつかない 「期間・行動・達成基準」を 1 文で定義 達成判定を○△×で統一

改善を回す 5 ステップ

Step 1:対象ケースを決める(重症度や再入院リスクで優先順位を設定)

Step 2:評価項目を固定する(機能・活動・参加の 3 層で最小化)

Step 3:短期目標を統一フォーマットで記録する(期間・行動・基準)

Step 4:週次カンファレンスで「未達理由」を 1 つだけ特定する

Step 5:次週の介入を 1 つだけ変更し、再評価で効果確認する

最小 KPI の置き方

訪問リハ改善で最初に追う KPI(単位付き)
KPI 定義 目安 確認頻度
計画実施率(%) 予定介入に対する実施割合 80% 以上 週次
再評価実施率(%) 予定日に再評価できた割合 90% 以上 週次
短期目標達成率(%) 期間内に達成した目標の割合 60〜70% 月次

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

チェックリストは何項目から始めるのが適切ですか?

最初は 5 項目程度が現実的です。運用が安定してから追加するほうが、未実施の増加や記録負担を防げます。

改善会議はどれくらいの頻度がよいですか?

週 1 回・ 20〜30 分を推奨します。長時間よりも、短く定例化するほうが継続率が上がります。

担当者間のばらつきを減らすコツはありますか?

評価タイミング(初回・ 4 週・ 8 週)と目標記載の書式を固定すると、判断の差を減らしやすくなります。

まず見直すべきは評価ですか、介入ですか?

先に評価と記録の型を揃えるのが有効です。土台が揃うと、介入の変更が結果に反映されやすくなります。

次の一手

教育体制・人員・記録文化など“環境要因”を一度見える化すると、次の打ち手が決めやすくなります。

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参考文献

著者情報

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rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信しています。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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