腎臓リハビリテーション指導士の例題( 2026 )| 20 問で頻出を取り切る

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腎臓リハビリテーション指導士の例題( 2026 )| 20 問で「頻出」を取り切る

学習計画が立てにくいときは「勉強の型(進め方)」を先に固定すると迷いが減ります PT のキャリア設計(全体像)を見る

腎臓リハビリテーション指導士の対策は、知識を「読む」より「解ける形に変換」したほうが得点が安定します。特に CKD/透析の運動療法は、用語暗記だけだと負荷設定・中止基準・モニタリングで取りこぼしが出やすい領域です。

このページは、忙しい医療・介護職でも回せるように、例題 20 問 → 解説 → 覚えるポイントの順で整理しました。まずは 1 周して「頻出の型」を作り、次に間違えた論点だけをガイドラインで戻ると効率が上がります。

回遊の三段(同ジャンル):全体像(親)→ 例題(ここ)→ 学習ルート(手順)、の順が最短です。

親記事: 2026 年の全体像(受験可否・手順)へ

まず押さえる前提|「形式」と「戻り先」を固定する

例題学習は、やみくもに問題数を増やすより、形式に合わせて回すほうが効果的です。特に腎臓リハは、安全管理(中止基準)負荷設定の根拠が頻出になりやすいので、「判断の順番」をセットで覚えると点が伸びます。

迷ったら、① 例題で型を作る → ② 間違いだけ戻る → ③ もう一度解くの 3 手で回すと、短時間でも取り切りやすいです。

例題学習の前提(形式と戻り先の固定)
項目 要点 詰まりやすい点 回避のコツ
形式 CBT/ 50 問/ 60 分(年度で更新あり) 時間配分が曖昧で後半が崩れる 20 問を「 25 分」目安で解き、見直し時間を残す
頻出の核 負荷設定/中止基準/モニタリング 用語暗記に寄って実務判断が抜ける 「判断の順番(症状→バイタル→負荷調整)」で覚える
戻り先 ガイドライン(最新版の指定に従う) 版ズレで効率が落ちる 受験年度の募集要項で「参照版」を先に確定
アウトプット 例題→解説→言語化( 1 行メモ) 解説を読んで満足して定着しない 各問「覚えるポイント」を 1 行で残す

公式(参考):腎臓リハビリテーション指導士資格認定試験(受験者向け案内)

例題 20 問( 50 問 60 分に合わせて練習 )

まずは時間を測らずに 1 周し、 2 周目から時間配分に合わせて回すと安定します。選択肢は「臨床での判断」に寄せて作っています。

  1. CKD/透析患者に運動療法を導入するとき、最初に確認すべき優先順位として最も適切なのはどれか。
    • A. サルコペニアの有無
    • B. 禁忌・中止基準に関わる症状とバイタル
    • C. 運動の好み(種目)
    • D. 目標歩数
  2. 中等度強度の運動強度設定として一般的に用いられる指標はどれか( 1 つ)。
    • A. Borg( RPE ) 6〜 8
    • B. Borg( RPE ) 9〜 10
    • C. Borg( RPE ) 11〜 13
    • D. Borg( RPE ) 17〜 19
  3. 透析中の運動(透析中エルゴなど)で、まず中止を検討すべき「主観症状」として最も適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 軽い眠気
    • B. 胸痛・強い息切れ・冷汗
    • C. 空腹感
    • D. 便意
  4. 透析中運動のタイミングとして、一般に安全性の観点から配慮が必要になりやすいのはどれか( 1 つ)。
    • A. 透析開始直後
    • B. 透析中盤
    • C. 除水が進む終盤
    • D. 透析終了後(帰宅前)
  5. 運動時モニタリングとして「基本セット」に含めやすい項目の組み合わせはどれか( 1 つ)。
    • A. 体温・視力・聴力
    • B. 血圧・心拍・ SpO2 ・症状(息切れ/胸部症状)
    • C. 身長・体重・ BMI のみ
    • D. 皮膚温のみ
  6. 透析患者のシャント( AVF )側上肢で避けるべき行為として最も適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 軽い把持運動
    • B. 血圧測定・採血・強い圧迫
    • C. 肩関節の自動運動
    • D. 指の巧緻運動
  7. CKD 患者で転倒リスクを高めやすい要因として適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 体温の上昇
    • B. 貧血・筋力低下・起立性症状
    • C. 視力が良い
    • D. 食欲の改善
  8. 「安全な負荷設定」の説明として最も適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 最大心拍数の 100 % を目指す
    • B. 症状・バイタル・ RPE を合わせて調整する
    • C. 同じ速度を毎回固定する
    • D. 体重が増えた日は負荷を上げる
  9. 透析患者の「除水が進む終盤」で起こりやすいリスクとして適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 高血糖
    • B. 透析低血圧・けいれん・気分不良
    • C. 低体温
    • D. 視力の急激な改善
  10. 6 MWT を「経過のアウトカム」として使うときの考え方として適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 1 回だけ測定すれば十分
    • B. 条件(歩行補助具・休憩・声かけ)を固定して追う
    • C. 毎回違う廊下で測る
    • D. RPE を記録しない
  11. CKD/透析患者のレジスタンス運動で、まず優先されやすい設計はどれか( 1 つ)。
    • A. 高重量・低回数のみ
    • B. 低〜中等度負荷でフォームと反復を安定させる
    • C. 疼痛が出るまで追い込む
    • D. 呼吸を止めて踏ん張る
  12. 運動中止の判断で「バイタルより先に中止しやすい」主観症状として適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. いつもより眠い
    • B. 胸部圧迫感・失神前駆・強い動悸
    • C. くしゃみ
    • D. 軽いのどの渇き
  13. 透析間体重増加が大きい患者に対して、運動指導と同時に連携しやすい職種として最も適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 栄養士(管理栄養士)
    • B. 事務
    • C. 清掃
    • D. 売店
  14. CKD 患者の運動療法で「合併症」を意識したリスク管理として適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 糖尿病・末梢神経障害の有無を確認する
    • B. 服の色を確認する
    • C. 好きな音楽を選ぶことだけでよい
    • D. 水分制限は運動と無関係
  15. 運動継続のために「記録」で最小限そろえると効果が出やすいのはどれか( 1 つ)。
    • A. 実施時間・種目・ RPE ・症状(有無)
    • B. 気分だけ
    • C. 天気だけ
    • D. 体温だけ
  16. CKD 患者の骨・ミネラル代謝異常( CKD-MBD )を背景とした注意点として適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 骨折リスクを想定し、転倒予防と安全な負荷を重視する
    • B. 跳躍運動を必ず入れる
    • C. 疼痛があれば追い込む
    • D. 姿勢は記録しない
  17. 運動前の「当日コンディション確認」として最も適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 今日の気分だけ聞く
    • B. 発熱・感染兆候・胸部症状・バイタルを確認する
    • C. 体重だけ測る
    • D. いつも通り進める
  18. 有酸素運動の導入で、ウォームアップ/クールダウンの位置づけとして適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. どちらも不要
    • B. 循環動態の急変を避けるために重要
    • C. クールダウンは時間の無駄
    • D. ウォームアップは高強度で行う
  19. 「在宅での運動継続」を促す指導として最も適切なのはどれか( 1 つ)。
    • A. 毎日 60 分の高強度を強制する
    • B. 短時間でも「頻度」と「同条件」を優先し、記録を残す
    • C. 体調が悪くても必ず実施する
    • D. 症状は気にしない
  20. 例題を 2 周目に回すときの最も効率的な方法はどれか( 1 つ)。
    • A. 全問を同じ時間で解き続ける
    • B. 間違えた論点だけ「戻り先」を固定して再挑戦する
    • C. 解説は読まずに当てずっぽう
    • D. 新しい教材を毎回増やす

解答と解説(覚えるポイント付き)

解説は「試験の正誤」より、臨床で再現できる判断の順番に寄せています。まずは自分の言葉で 1 行メモを残すと定着が速いです。

Q1 の解答:B

解説:運動療法の入口は「安全に始められるか」です。腎機能や筋力以前に、胸部症状・失神前駆・透析低血圧など中止基準に直結する所見を先に確認します。

覚えるポイント:症状 → バイタル → 強度( RPE )の順で判断。

Q2 の解答:C

解説:中等度強度は Borg( RPE ) 11〜 13 が目安として使われやすいです。心拍だけでなく、症状と合わせて調整します。

覚えるポイント:「きつい」手前(ややきつい)で止める。

Q3 の解答:B

解説:胸痛・強い息切れ・冷汗は循環イベントのサインになり得るため、バイタル測定より先に中止を検討します。

覚えるポイント:危険な症状は「測る前に止める」。

Q4 の解答:C

解説:除水が進む終盤は透析低血圧などが起こりやすく、運動は慎重に。施設のルールと個別リスクに合わせてタイミングを調整します。

覚えるポイント:終盤=低血圧リスクを先に想定。

Q5 の解答:B

解説:血圧・心拍・ SpO2 に加え、息切れ/胸部症状など主観症状をセットで見ると安全管理が安定します。

覚えるポイント:数値だけでなく「症状」を必ず同時に記録。

Q6 の解答:B

解説:シャント側上肢は血圧測定や採血、強い圧迫を避けるのが原則です。運動は医療者の指示と施設ルールに合わせます。

覚えるポイント:「圧迫」「穿刺」は避ける。

Q7 の解答:B

解説:貧血・筋力低下・起立性症状は転倒リスクを高めやすく、運動設計は安全側から入るのが基本です。

覚えるポイント:腎臓リハは「転倒予防」を必ず同時に考える。

Q8 の解答:B

解説:安全な負荷設定は「 1 つの指標」だけで決めません。症状・バイタル・ RPE を合わせて調整し、経過で微修正します。

覚えるポイント: RPE は“補助輪”、症状が主役。

Q9 の解答:B

解説:除水が進む終盤は透析低血圧やけいれん、気分不良が起こりやすい場面です。運動強度・姿勢・休憩を慎重に。

覚えるポイント:終盤は「立てる」より「安全に終える」。

Q10 の解答:B

解説: 6 MWT は条件が変わると比較できません。歩行補助具、休憩、声かけ、コースを固定して追うのが基本です。

覚えるポイント:アウトカムは「条件固定」が命。

Q11 の解答:B

解説:フォームと反復が崩れない範囲で回し、体調やバイタルで調整します。息こらえ(バルサルバ)や過負荷は避けます。

覚えるポイント:「安全に続く強度」が正解。

Q12 の解答:B

解説:胸部圧迫感や失神前駆、強い動悸は危険サインになり得ます。数値確認より先に中止を検討します。

覚えるポイント:危険症状は「測ってから」では遅い。

Q13 の解答:A

解説:透析間体重増加は生活指導・栄養管理と関連しやすく、運動単独より多職種連携が効果的です。

覚えるポイント:運動で詰まる所見は「連携」でほどける。

Q14 の解答:A

解説:糖尿病合併は末梢神経障害や低血糖など運動リスクに関わるため、事前確認が重要です。

覚えるポイント:腎臓+糖尿病はリスク管理を 1 段上げる。

Q15 の解答:A

解説:継続のコツは「記録が短い」ことです。時間・種目・ RPE ・症状を最小セットにして続けます。

覚えるポイント:記録は「短いほど勝つ」。

Q16 の解答:A

解説: CKD-MBD を背景に骨折リスクが上がることがあり、転倒予防と安全な負荷から設計します。

覚えるポイント:骨のリスク=跳ぶより「守る」。

Q17 の解答:B

解説:発熱や感染兆候、胸部症状、バイタル異常は当日中止の判断に直結します。まず安全確認が優先です。

覚えるポイント:当日は「体調確認」がスタートライン。

Q18 の解答:B

解説:ウォームアップ/クールダウンは循環動態の急変を避ける基本要素です。特に合併症が多いほど重要です。

覚えるポイント:腎臓リハほど “急に上げない・急に止めない”。

Q19 の解答:B

解説:在宅継続は「短時間でも頻度」と「同条件」が効きます。体調に応じて調整し、記録を残します。

覚えるポイント:続く設計=短い+同条件+記録。

Q20 の解答:B

解説: 2 周目は「間違えた論点だけ戻る」が最短です。教材を増やすより、戻り先(ガイドライン)を固定して精度を上げます。

覚えるポイント:増やすより「戻って直す」。

現場の詰まりどころ(先に潰す)

例題で伸びない原因は、知識量より「判断の順番が揃っていない」ことが多いです。ここは “読ませるゾーン” なので、ボタンは置かずに、ページ内で解決導線を作ります。

よくある失敗(ここで伸びが止まる)

例題学習で詰まる原因と修正ポイント
失敗 起こること 修正(最小)
用語暗記に偏る 負荷設定・中止基準で失点 「症状→バイタル→ RPE 」の順番で解く
解説を読んで終わる 同じ間違いを繰り返す 各問「覚えるポイント」を 1 行メモ
教材を増やす 戻り先が分散して失速 戻り先を「ガイドライン」に固定

回避の手順(最小チェック)

  1. 1 周目:時間を測らずに 20 問を通す(型を作る)
  2. 2 周目:時間配分を決めて解く(例: 20 問 25 分)
  3. 間違いだけガイドラインへ戻る(戻り先を固定)
  4. 3 周目:間違えた問題だけ再挑戦する(精度を上げる)

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

Q1. 例題はどう回すのがいちばん効率的ですか?

A. まずは 1 周して「頻出の型(判断の順番)」を作り、 2 周目から時間配分に合わせて回すのが効率的です。間違えた論点だけガイドラインに戻ると、短時間でも得点が伸びます。

Q2. 時間配分が苦手です。どう練習しますか?

A. いきなり 50 問を回すより、 20 問を「 25 分」目安で解く練習から始めるのが現実的です。見直し時間を残す設計にすると後半の崩れが減ります。

Q3. ガイドラインはどの版を使えばいいですか?

A. 受験年度の募集要項で指定される「参照版」に合わせるのが安全です。最新版の刊行情報は学会告知も確認しつつ、最終的には当該年度の公式案内に従ってください。

Q4. 透析中運動で最優先の安全チェックは?

A. 胸部症状・強い息切れ・冷汗などの危険サインと、血圧・心拍・ SpO2 をセットで確認します。除水が進む終盤は低血圧などが起こりやすいため、特に慎重に調整します。

Q5. 例題で伸びないとき、どこを直すべき?

A. 多くは知識量より「判断の順番」が原因です。症状 → バイタル → RPE の順に解く型を作り、各問の覚えるポイントを 1 行で残すと再現性が上がります。

次の一手(行動)

例題で型ができたら、次は「学習ルート」と「全体像」に戻すと、やることがブレません。

教育体制・人員・記録文化など“環境要因”を一度見える化すると、次の打ち手が決めやすくなります。

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参考文献

著者情報

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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