- NST 専門療法士の予想問題は「問われ方の型」を先に押さえると進めやすいです
- NST 専門療法士 予想問題 15 問
- 問題 1 NST の役割として最も優先して押さえたい視点はどれですか
- 問題 2 栄養スクリーニングでリスクありとなった後に次に見るべきものは何ですか
- 問題 3 低栄養リスクが高い患者で見落としやすい項目は何ですか
- 問題 4 経口摂取が不十分な患者で最初に考えるべきことは何ですか
- 問題 5 経腸栄養を検討するときの基本条件は何ですか
- 問題 6 静脈栄養で観察したいポイントは何ですか
- 問題 7 リフィーディング症候群を疑うのはどんな場面ですか
- 問題 8 褥瘡リスクが高い患者の栄養管理で大事な視点は何ですか
- 問題 9 嚥下障害がある患者で NST が確認したい点は何ですか
- 問題 10 NST 介入後の再評価で見るべき変化は何ですか
- 問題 11 高齢患者の栄養評価で見落としたくない情報は何ですか
- 問題 12 食事量が安定しない患者でまず整理したいことは何ですか
- 問題 13 術後患者の栄養管理で押さえたい視点は何ですか
- 問題 14 NST カンファレンスで共有すると有用な情報は何ですか
- 問題 15 試験対策として優先して身につけたい考え方は何ですか
- NST 専門療法士の予想問題で詰まりやすいポイント
- 予想問題を解く前後で押さえたい勉強の順番
- よくある質問
- 次の一手
- 参考リンク
- 著者情報
NST 専門療法士の予想問題は「問われ方の型」を先に押さえると進めやすいです
NST 専門療法士の筆記対策では、用語を広く暗記する前に「何を見て、どう判断し、どう再評価するか」という型を先に押さえる方が進めやすいです。この記事では、公式の過去問そのものではなく、学習の入口として使いやすい 予想問題 を一問一答で整理しました。
まずは受験資格や申請の流れを確認してから演習に入りたい方は、NST 専門療法士の取り方 2026 を先に読むと全体像をつかみやすいです。この記事では、特に「栄養評価」「経口・経腸・静脈栄養の考え方」「再評価」でつまずきやすいポイントに絞って整理します。
NST 専門療法士 予想問題 15 問
ここからは、出題されやすい考え方を 一問一答 で確認します。すべてを一度で覚えるよりも、「なぜその判断になるのか」を解説まで含めて読む方が、試験本番でも現場でも使いやすくなります。
問題 1 NST の役割として最も優先して押さえたい視点はどれですか
問題: NST の介入目的として、最も本質に近いものはどれでしょうか。
答え: 栄養状態を評価し、患者の病態に合わせて安全かつ継続可能な栄養管理をチームで最適化することです。
解説: NST は「栄養剤を決める係」ではありません。摂取量、経路、病態、合併症、リハビリや嚥下との両立まで含めて、患者に合う栄養管理を多職種で調整する役割があります。
実務での見方: 目の前の数値だけでなく、「なぜ食べられないのか」「今の方法で続けられるのか」まで考える視点が大切です。
問題 2 栄養スクリーニングでリスクありとなった後に次に見るべきものは何ですか
問題: スクリーニングで低栄養リスクが示された後、次に確認したい情報は何でしょうか。
答え: 体重変化、食事摂取量、疾患背景、炎症や消耗の有無、身体機能などを含めた詳細評価です。
解説: スクリーニングは「疑う段階」であり、診断や介入方針の決定には追加情報が必要です。体重減少のスピード、摂取量の低下期間、活動量、創傷や感染の有無も整理します。
実務での見方: 「リスクあり」で止まらず、その先にある詳細評価へ進めるかどうかが得点差になりやすいです。
問題 3 低栄養リスクが高い患者で見落としやすい項目は何ですか
問題: 低栄養を疑う場面で、つい見落としやすい項目は何でしょうか。
答え: 食事摂取量の実態、最近の体重減少、炎症や感染、褥瘡、下痢や嘔吐などの消耗要因です。
解説: 検査値だけで判断すると、実際の摂取不足や消耗を見逃しやすくなります。栄養状態は、入力不足と需要増大の両面から見る必要があります。
実務での見方: 「食べているか」だけでなく、「失っていないか」「使い切っていないか」まで確認すると整理しやすいです。
問題 4 経口摂取が不十分な患者で最初に考えるべきことは何ですか
問題: 食事量が足りない患者に対して、最初に整理したい点は何でしょうか。
答え: 経口摂取を安全に続けられるか、必要量との差がどれくらいあるか、補助栄養が必要かを整理することです。
解説: まず「経口が可能か不可能か」の二択で考えるのではなく、安全性、摂取量、疲労、嚥下、食形態を含めて現実的に継続できる方法を考えます。
実務での見方: 口から食べていても必要量に届かなければ、不足分をどう補うかという発想が重要です。
問題 5 経腸栄養を検討するときの基本条件は何ですか
問題: 経腸栄養を考える際、最初に確認したい前提は何でしょうか。
答え: 消化管が使えるかどうかです。
解説: 経腸栄養は、消化管機能が保たれている場合に第一選択として考えやすい方法です。そのうえで、投与経路、逆流、下痢、誤嚥、投与速度などを調整します。
実務での見方: 「栄養を入れる」だけではなく、「その経路で合併症なく続けられるか」をセットで考える必要があります。
問題 6 静脈栄養で観察したいポイントは何ですか
問題: 静脈栄養中に重点的に見たい観察項目は何でしょうか。
答え: 血糖、電解質、水分バランス、肝機能、感染徴候、カテーテル関連トラブルです。
解説: 静脈栄養では、代謝異常や感染、過不足投与の評価が重要です。特に高カロリー輸液では、数値管理と全身状態の変化をあわせて見る視点が問われやすいです。
実務での見方: 投与量の計算だけで終わらず、「その管理で安全に継続できているか」を追うことが大切です。
問題 7 リフィーディング症候群を疑うのはどんな場面ですか
問題: リフィーディング症候群を特に警戒したいのは、どのような場面でしょうか。
答え: 低栄養状態が続いた患者に再栄養を開始した直後です。
解説: 長期間の摂取不足後に急速な栄養投与を行うと、電解質異常や循環動態の変化が起こり得ます。段階的な開始、こまめな観察、増量ペースの調整が重要です。
実務での見方: 「早く入れればよい」ではなく、「安全に立ち上げる」視点が問われます。
問題 8 褥瘡リスクが高い患者の栄養管理で大事な視点は何ですか
問題: 褥瘡リスクが高い患者で、栄養管理の観点から重要なものは何でしょうか。
答え: エネルギーとたんぱく質の確保を軸に、創傷、感染、活動量、水分、全身状態をあわせて評価することです。
解説: 褥瘡は局所の問題だけではなく、全身の栄養状態や炎症の影響を受けます。栄養だけで解決するわけではありませんが、治癒を支える土台として重要です。
実務での見方: 創部だけを見ず、食事量や体重変化、離床状況まで含めて捉えると整理しやすいです。
問題 9 嚥下障害がある患者で NST が確認したい点は何ですか
問題: 嚥下障害がある患者に対して、 NST が特に確認したい点は何でしょうか。
答え: 誤嚥リスク、食形態、水分の取り方、必要量の確保、経口継続の可否、多職種連携です。
解説: 安全性だけを優先すると不足しやすく、栄養量だけを優先すると誤嚥リスクが高まることがあります。 ST や看護師、医師と連携しながら両立点を探る視点が重要です。
実務での見方: 「食べられる」か「食べられない」かではなく、「どうすれば安全に必要量へ近づけるか」で考えるとまとまりやすいです。
問題 10 NST 介入後の再評価で見るべき変化は何ですか
問題: 栄養介入後の再評価では、何を見たいでしょうか。
答え: 体重、摂取量、検査値、創傷、感染、活動量、 ADL 、全身状態の変化です。
解説: 再評価は、単に「入れた量」ではなく、「その介入で患者がどう変わったか」を見る段階です。数値だけでなく、機能面や治療経過も含めて見ます。
実務での見方: 介入前後で比較できる指標を決めておくと、記録も振り返りもしやすくなります。
問題 11 高齢患者の栄養評価で見落としたくない情報は何ですか
問題: 高齢患者の栄養評価で、体重や血液データ以外に確認したい情報は何でしょうか。
答え: 食事動作、買い物や準備の可否、義歯や口腔状態、疲労、認知機能、生活背景です。
解説: 高齢患者では、食べられない理由が病態だけとは限りません。食環境や生活機能の低下が、栄養状態の悪化に直結することがあります。
実務での見方: 摂取量低下の背景を生活面まで広げて考えると、現場での介入案が立てやすくなります。
問題 12 食事量が安定しない患者でまず整理したいことは何ですか
問題: 日によって食事量にばらつきがある患者で、最初に整理したいことは何でしょうか。
答え: 摂取量が落ちる時間帯、疲労や症状、食形態、食事介助、疼痛や呼吸状態などの関連要因です。
解説: 「食べない」の一言で片づけず、ばらつきの原因を分解すると介入点が見えます。時間帯や症状との関係が分かると、食事設計や補助栄養のタイミングも考えやすくなります。
実務での見方: 摂取量の平均だけでなく、落ちる条件を拾えるかが大切です。
問題 13 術後患者の栄養管理で押さえたい視点は何ですか
問題: 術後患者の栄養管理で、基本として押さえたい視点は何でしょうか。
答え: 病態変化、消化管機能、炎症、感染、回復段階に応じて必要量と投与経路を調整することです。
解説: 術後は、侵襲による需要増大と合併症リスクの両方を考える必要があります。早期からの適切な栄養介入が重要ですが、安全性とのバランスが必要です。
実務での見方: 一度決めた方法を固定せず、回復段階ごとに見直す視点が重要です。
問題 14 NST カンファレンスで共有すると有用な情報は何ですか
問題: NST カンファレンスで共有すると実務に役立ちやすい情報は何でしょうか。
答え: 栄養状態の要約、現在の摂取方法、問題点、介入案、再評価時期、担当職種ごとの役割です。
解説: 情報をたくさん並べるだけでは、カンファレンス後の行動につながりません。誰が、いつまでに、何を確認するかまで共有できると運用しやすくなります。
実務での見方: 「評価」だけで終わらず、「次の一手」が見える共有を意識すると整理しやすいです。
問題 15 試験対策として優先して身につけたい考え方は何ですか
問題: NST 専門療法士の試験対策で、最初に身につけたい考え方は何でしょうか。
答え: 栄養評価 → 問題点の整理 → 経路・方法の選択 → 再評価、という流れで考えることです。
解説: 問題ごとに知識をバラバラに覚えるよりも、この流れで整理すると、初見の設問でも考えやすくなります。特に「次に何を見るか」を問う設問に強くなります。
実務での見方: 学習でも臨床でも、流れを固定して考えると迷いが減ります。
NST 専門療法士の予想問題で詰まりやすいポイント
予想問題を解いていて点が伸びにくいときは、知識不足だけでなく「見る順番」があいまいなことが多いです。次の表を確認しながら、考え方のズレを修正してみてください。
| つまずき | ありがちな誤り | 修正ポイント |
|---|---|---|
| 検査値に偏る | 血液データだけで栄養状態を判断してしまう | 摂取量、体重変化、炎症、創傷、活動量も一緒に見る |
| 経路だけで考える | 経口・経腸・静脈を二択で覚えようとする | 病態、安全性、必要量、継続性の 4 点で整理する |
| 再評価が弱い | 投与量の確認だけで終わる | 体重、摂取量、全身状態、機能面の変化まで追う |
| 多職種連携が薄い | 自職種の視点だけで問題を解く | 医師、看護師、管理栄養士、 ST 、リハ職の役割を意識する |
予想問題を解く前後で押さえたい勉強の順番
学習を進めるときは、最初から細かい知識を広げすぎるよりも、順番を固定した方が迷いにくいです。親記事で全体像を押さえたあとに、この記事で出題の型をつかみ、苦手分野を絞って戻る流れがおすすめです。
- NST 専門療法士の取り方 2026 で受験資格・申請・更新の流れを確認する
- この記事で「栄養評価」「経路選択」「再評価」の型をつかむ
- 間違えた問題をもとに、病態別・場面別の知識を補強する
- 本番前は一問一答を繰り返し、判断の順番を固定する
勉強の入口では、完璧さよりも「何を先に見るか」を揃えることが大切です。順番が揃うと、設問の聞かれ方が変わっても答えやすくなります。
よくある質問
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
予想問題だけで本番対策になりますか?
予想問題だけで十分とは言えませんが、学習の入口としては有用です。特に、どのテーマが弱いかを把握しやすくなるため、次に何を勉強するかを決めやすくなります。
親記事と予想問題集はどちらから読むべきですか?
初めて学ぶ方は、まず 親記事 で全体像を確認する方が進めやすいです。すでに概要を把握している方は、予想問題から入って苦手分野をあぶり出す方法でも問題ありません。
理学療法士でも受験対策として使えますか?
使えます。 NST 専門療法士は多職種資格のため、理学療法士でも栄養評価や再評価の考え方を押さえることが重要です。自職種の視点だけでなく、チーム全体での栄養管理を意識すると理解しやすくなります。
間違えた問題の復習はどう進めればよいですか?
答えだけを覚えるのではなく、「何を先に見ればよかったのか」を言葉で説明できるようにすると定着しやすいです。栄養評価、経路選択、再評価のどこで迷ったかに分けて復習してみてください。
次の一手
次は、全体像の確認と資格クラスターの回遊を進めると、学習の位置づけがはっきりします。
- NST 専門療法士の取り方 2026 で受験資格・申請・更新の流れを確認する
- 資格ハブ で関連資格との位置づけを整理する
参考リンク
- 一般社団法人 日本栄養治療学会|NST専門療法士認定資格制度
- 一般社団法人 日本栄養治療学会| 2026 年度認定試験に関する公告(第 1 報)
- 一般社団法人 日本栄養治療学会|NST専門療法士受験必須セミナー
著者情報

rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下


