PT 生涯学習制度見直し 2026|変更点整理

制度・実務
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PT 生涯学習制度の見直しは「適用日ごとの整理」で迷いを減らせます

PT 生涯学習制度の見直しは、変更点自体よりも「いつから何が適用されるか」が分かりにくいのが詰まりどころです。今回の告知は、2026・2027 年の段階改定と、2029 年の抜本改定予定を前提にした内容です。まずは対象(前期/後期、登録更新、認定/専門更新)を分けて読むと、実務判断が一気に楽になります。

本記事では、公式情報を「変更点」「適用日」「今やること」に絞って整理します。最初に全体像をつかんでから、自分に関係する区分だけ深掘りしてください。

制度改定の記事を読むときは、先に「判断フロー」を持っておくと迷いが減ります。 PT キャリアの全体像を 5 分で確認する

今回の見直しで何が変わったか

結論は、登録理学療法士更新の運用負担が下がり、評価期間が実務に合わせて延長された点が最も大きいです。加えて、研修対象や更新要件の表現が整理され、認定理学療法士では一部必須要件の見直しが入りました。読み方としては「変更内容→適用日→自分の更新年」の順で確認するのが最短です。

制度全体の位置づけを先に把握したい場合は、関連として制度・改定系のまとめ記事も併せて確認すると、年度またぎの判断がしやすくなります。

見直しの主要変更(対象別・適用日)
対象 主な変更 適用日 実務インパクト
登録理学療法士更新 学会連合会員団体主催研修の追加、同一コード上書き可 2025 年 9 月 1 日以降開催分 ポイント取得ルートが広がる
登録理学療法士更新 活動期間を最終年度 3 月末まで延長、更新時研修受講費を無償化、コード追加(170→184) 2026 年 4 月 1 日 年度末の取りこぼしを減らしやすい
登録理学療法士更新 失効猶予を 2 年へ延長(6・7 年目の追加要件を設定) 2027 年 4 月 1 日 未達時の再建ルートが明確化
認定・専門更新 認定 PT の必須要件を一部見直し、対象活動を拡張 項目ごとに順次適用 更新設計の自由度が上がる

登録理学療法士更新で押さえるべき変更

登録更新は、今回の見直しで実務上の影響が最も大きいパートです。特に重要なのは「活動期間の延長」「更新時研修受講費の無償化」「対象研修の追加」「同一コード上書き」の 4 点です。更新直前で不足を埋める動きが現実的になり、計画の立て直しがしやすくなりました。

注意点は、変更ごとに適用日が異なることです。2025 年 9 月適用のものと、2026 年 4 月適用のものを混同すると、記録の判断を誤りやすくなります。自分の更新期限から逆算して、どのルールが適用されるかを先に確定してください。

登録更新の実務チェック

登録更新で先に確認する項目
チェック項目 確認ポイント よくある失敗 対策
適用日の判定 参加した研修の開催日が境界日をまたいでいないか 「今年度改定」を一括で同ルール扱いする 2025/9、2026/4、2027/4 を別管理する
同一コードの扱い 上書き可能だが加算不可 重複受講分を合算できると誤解する 最終的に高いポイント 1 本で記録する
年度末対応 活動期間の終点が 3 月末まで延長 旧運用の 12 月末で締める 更新年の最終四半期で再点検する

認定・専門理学療法士更新の見直し

認定・専門更新は、対象活動の追加で選択肢が広がる一方、区分差(認定と専門)を混同しやすい点が詰まりどころです。認定 PT は従来の必須要件の一部が見直され、専門 PT は必須維持の項目があるため、「自分がどちらの更新要件で動くか」を先に固定してから計画してください。

また、学会連合会員団体関連の活動追加は、実務者にとって取得機会の拡大につながります。直近 1 年の活動実績を棚卸しし、要件に紐づく形で記録を再整理しておくと、更新時の確認負担を減らせます。

前期・後期研修で見ておくポイント

前期・後期は、講義内容(e ラーニング)や症例検討会の取り扱い見直しが含まれます。重要なのは、受講順序よりも到達目標と履修計画の整合です。とくに兼務や育児で学習時間が分散しやすい場合は、年度前半で必修枠を固めると後半が安定します。

「受講したのに更新要件に結びつかない」を避けるため、受講前にカリキュラムコードとの対応を確認する運用を推奨します。受講後にまとめて整理する方式は、取りこぼしが発生しやすいです。

現場の詰まりどころと、よくある失敗

今回の見直しは、制度を追っている人ほど「既存知識」と混ざって誤認しやすいのが特徴です。とくに、旧ルールで作った個人メモを更新しないまま運用すると、年度末に不足が見つかるケースが出ます。まずは個人テンプレート(進捗表・チェック表)を新ルール版に差し替えるのが安全です。

次に、所属先の共有資料が旧版のまま残っていることも多いです。個人だけでなくチームで確認し、配布資料の更新日を明記して運用することで、教育担当者と若手の認識ズレを減らせます。

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

Q1. まず何から確認すればいいですか?

A. 最優先は「自分の更新期限」と「参加済み研修の開催日」です。適用日(2025/9、2026/4、2027/4)をまたぐため、年度だけで判断すると誤ります。

Q2. 同じカリキュラムコードを複数受けたら合算できますか?

A. 合算ではなく、より高いポイントへの上書き運用です。重複分の扱いを誤ると不足判定の原因になります。

Q3. 更新直前でも間に合いますか?

A. 以前よりは立て直しやすくなりましたが、区分と適用日を誤ると間に合わない可能性があります。少なくとも更新年度の前半で不足見込みを可視化しておくのが安全です。

次の一手

まずは、①更新期限の確認、②研修開催日の棚卸し、③適用日ごとの再分類、の 3 つを今日中に実施してください。制度理解は「読んで終わり」ではなく、進捗管理表に反映して初めて効果が出ます。

参考情報

著者情報

rehabilikun のプロフィール画像

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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