JSDR 認定士 2026|最短で取るロードマップ(受験資格・日程・費用・勉強法)
この記事は、一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会( JSDR )の「認定士」を 2026 年に目指す方向けに、受験資格・逆算スケジュール・費用・申請書類・勉強法までを 1 ページで確認できるように整理します。
結論から言うと、受験可否は「会員歴」「臨床/研究歴」「 e ラーニング修了」の 3 点でほぼ決まります。まずはここをチェックし、今年受けるか/来年に回すかを最短で判断しましょう。
同ジャンルの全体像から確認する
結論:受験資格は「 3 条件」+「書類チェック」で決まる
JSDR 認定士の受験資格は、受験年の 7/31 時点で ① 会員歴 2 年以上、② 摂食嚥下に関わる臨床または研究歴 3 年以上、③ e ラーニング全課程の修了、の 3 点をすべて満たすことが基本です。
加えて、受験申請では免許証写し・ e ラーニング修了証・受験料の受領証(コピー)など、指定書類の提出が必要になります。条件と書類が揃えば、あとは「日程に間に合うよう逆算」するだけです。
受験資格(受験年 7/31 時点)|まずここで「受けられるか」を判断
受験資格は規程で明確です。受験年の 7/31 時点で、次の 3 点を満たしているかを確認します。
| 条件 | 目安 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 会員歴 | 2 年以上 | 受験年 7/31 時点で 2 年を超えるか |
| 臨床/研究歴 | 3 年以上 | 摂食嚥下に関わる臨床 or 研究の通算年数 |
| e ラーニング | 全課程修了 | 修了証を出せる状態か(後述) |
また、試験は多肢選択のマークシート方式で、出題範囲は e ラーニングの内容とされています。勉強の軸は「 e ラーニングの復習」で OK です。
有効他資格ルート(該当者のみ)
学会が「有効」と認める他学会の資格(有効他資格)に基づき、所定の期間に書類審査で認定士申請ができる枠があります。年度ごとに受付期間・提出書類・申請料(登録料)が告知されるため、該当者は公式案内を確認してください。
費用とスケジュール|「今年間に合うか」を逆算で決める
ここでは、制度の原則(試験日)と、直近の実例(登録申請期間・有効他資格の受付期間)を合わせて、行動の順番が分かる形に整理します。
| 区分 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 受験申請料 | 10,000 円 | 受験申請時に納付 |
| 登録料(合格後) | 20,000 円 | 合格後に登録申請 |
| 有効他資格ルート | 15,000 円 | 年度の受付期間あり/書類審査 |
| タイミング | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 受験年 7/31 まで | 受験資格 3 条件を満たす | 会員歴 2 年/臨床・研究 3 年/ e ラーニング修了 |
| 受験申請(募集期間) | 指定書類をそろえて申請 | 様式 DL と受領証コピーを忘れない |
| 試験日 | 多肢選択(マークシート) | 原則:毎年 12 月 第 1 日曜/出題範囲は e ラーニング |
| 合格後(登録申請) | 登録申請+登録料の納付 | 例: 2026/1/19〜 2026/2/6 に登録申請の案内 |
| 有効他資格(該当者) | 年度の受付期間に申請 | 例: 2025/12/17〜 2026/1/17 の案内 |
募集期間・提出先・提出方法は年度の案内で更新されます。必ず公式ページで最新情報を確認してください。
申請に必要な書類チェックリスト(抜け漏れ防止)
受験申請で必要な書類は、規程に沿って整理すると次のセットになります。様式のダウンロード先も一緒に押さえておくと迷いません。
| 書類 | 用途 | 入手先 |
|---|---|---|
| 受験申請書(様式) | 受験申請 | 各種申請書(公式) |
| 履歴書(様式) | 経歴確認 | 各種申請書(公式) |
| 専門職免許証(写し) | 資格確認 | 手元の免許証 |
| e ラーニング修了証 | 修了確認 | 会員サイト等(公式案内の手順に従う) |
| 受験申請料の受領証(コピー) | 納付確認 | 振込控え等 |
| 返信用封筒 | 通知用 | 指定サイズ・切手等は年度要項で確認 |
勉強法|出題範囲は「 e ラーニング」なので、やることはシンプル
試験の出題範囲は e ラーニング内容とされています。したがって、勉強は「 e ラーニングを復習し、曖昧な領域を潰す」が最短です。
おすすめの進め方は次の 3 ステップです。
- まず 1 周:倍速でもよいので全体を通し、苦手領域をメモします。
- 弱点だけ 2 周目:評価、介入、リスク管理、チーム連携など “迷う単元” に時間を使います。
- 直前は「言語化」:症例を 2〜 3 例思い出し、「なぜその評価/介入を選ぶか」を短文で説明できるようにします。
現場の詰まりどころ|失敗パターンと回避チェック
ここは “読ませるゾーン” です。まずは詰まりやすい所へ飛べるようにしておきます。
よくある失敗(あるある 5 つ)
- 「会員歴 2 年」を勘違い:受験年 7/31 時点で 2 年に到達している必要があります。
- 臨床/研究歴 3 年の根拠が弱い:年数よりも「摂食嚥下に関わる臨床/研究として説明できるか」が詰まりどころになります。
- e ラーニングを “最後にやる”:修了が間に合わず申請できないケースが出やすいので、最優先で完了させます。
- 受領証コピーを入れ忘れる:振込控え/利用明細を “印刷して同封” を習慣化します。
- 締切直前に申請して到着遅れ:到着期限がある場合に備え、余裕を持って発送します。
今年受ける?来年に回す?分岐フロー(会員歴・経験・ e ラーニング)
JSDR 認定士は「受験年 7/31 時点で条件を満たすか」で、合否以前に “出願できるか” が決まります。ここでは、条件が足りない場合の最短ルート(今年→来年)を分岐で整理します。
まず確認する 3 点( 30 秒チェック)
- 会員歴:受験年 7/31 時点で 2 年以上か
- 臨床/研究歴:摂食嚥下に関わる臨床または研究 3 年以上か
- e ラーニング:全課程を 7/31 までに修了できる見込みか
分岐 1: 3 条件がそろっている → 「今年受ける」で逆算
- 募集開始前に 申請様式を DL して “書く項目” を先に確認する
- 免許証写し/修了証/受領証コピー を 1 か所に集約する
- 締切の 1 週間前に “同封物チェック” を実施(封入漏れ対策)
分岐 2:会員歴が足りない → 「来年に回す」が安全
会員歴は 7/31 時点判定なので、足りない場合は “今年は出願できない” 可能性が高いです。来年に回すと決めたら、次の 3 つを先に固めると、翌年の申請がラクになります。
- 入会日を固定(記録):来年の 7/31 に確実に 2 年を超えるかを確認する
- e ラーニングを前倒し:修了証を “いつでも出せる状態” にする
- 臨床/研究歴の根拠整理:部署歴・担当業務・関与内容を短文で残す
分岐 3:臨床/研究歴( 3 年)の根拠が弱い → 「根拠づくり」を優先
“症例が足りない” で詰まりやすいのは、年数そのものよりも「摂食嚥下に関わる臨床/研究として説明できない」ケースです。次の 3 点を揃えると、申請時の迷いが減ります。
- 関与内容の棚卸し:評価、食形態調整、口腔・栄養連携などを具体化する
- 症例メモ( 3〜 5 例で OK ):評価→課題→介入→結果を 1 症例 3 行でまとめる
- 説明の型:「どの場面で/何を/なぜ」を 1 分で言える形にする
分岐 4: e ラーニングが間に合わない → 「先に修了して来年受験」
e ラーニングは “やれば終わる” ので、最も前倒し効果が大きい項目です。来年受験なら、今年中に一度修了し、来年は復習だけにすると負担が減ります。
- まず全体を 1 周(弱点単元をメモ)
- 弱点だけ 2 周目(評価/介入/リスク管理/チーム連携など)
- 修了証を出力できる状態にして、申請期の作業を “書類だけ” にする
よくある質問
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
Q1. 受験資格の「会員歴 2 年」は、いつ時点で判定ですか?
A. 受験年の 7/31 時点で 2 年以上が要件です。入会日から逆算して、今年受ける/来年に回すを早めに決めるのが安全です。
Q2. 「臨床/研究歴 3 年以上」は、どう数えればいいですか?
A. 摂食嚥下に関わる臨床または研究として “説明できる期間” が通算で 3 年以上かがポイントです。部署歴・担当業務・関与内容を短く言語化し、根拠を残しておくと申請がスムーズです。
Q3. 勉強は何をやればいいですか?
A. 出題範囲は e ラーニング内容とされているため、基本は e ラーニングの復習です。まず 1 周→弱点だけ 2 周→直前は症例で “なぜその判断か” を説明できるようにすると通りやすいです。
Q4. 受験〜登録で、費用はどれくらい見ておけばいいですか?
A. 目安は「受験申請料 10,000 円」+「合格後の登録料 20,000 円」です。該当者のみ「有効他資格ルート 15,000 円」の枠が年度ごとに案内されます。
Q5. 試験日はいつですか?
A. 規程では、原則として “毎年 12 月 第 1 日曜” とされています。年度ごとの確定日程と会場は公式の募集要項で確認してください。
Q6. 更新は必要ですか?
A. 認定資格取得後は 5 年ごとの更新が必要で、該当の 5 年間に 200 単位以上の取得が求められます(学術大会参加、セミナー、論文、学術発表、 e ラーニング等)。
次の一手
- 運用を整える:資格カレンダー 2026(締切の抜け漏れ防止)
- 共有の型を作る:資格マップ 2026(選び方・比較)
- 環境の詰まりも点検:教育体制・人員・記録文化など “環境要因” を一度見える化すると、次の打ち手が決めやすくなります。
チェック後に「続ける/変える」の選択肢も整理したい方は、PT キャリアナビで進め方を確認しておくと迷いが減ります。
参考文献
- 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会. 認定士試験及び認定士登録規程.(参照 2026-01-31 )
- 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会. 各種申請書.(参照 2026-01-31 )
- 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会. 認定士登録申請について(更新日 2026.01.19 ).(参照 2026-01-31 )
- 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会. 有効他資格に基づく認定士申請について(更新日 2025.12.16 ).(参照 2026-01-31 )
- 一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会. 認定士資格更新に関する規程.(参照 2026-01-31 )
著者情報
rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下


