新人理学療法士の資格は順番が 9 割| 1〜 3 年ロードマップ

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新人 PT の資格は「資格名」より「順番」で決まります

同ジャンルを最短で回す(導線)

資格選びは、まず索引(ハブ)で全体像 → 次に締切(カレンダー)で予定を固定 → 最後に個別記事で手順を詰める、の順がいちばんラクです。

資格ハブ(索引)を開く

関連(選び方):資格マップ 2026(比較して 1 本に絞る)
関連(締切): PT 向け 2026 資格カレンダー(申込〜試験日程)

新人のうちは「どの資格が有名か」よりも、いつ何をやるか(順番)を決めたほうが失敗しません。理由はシンプルで、途中で止まる原因の多くが 勉強不足 ではなく、要件確認・申込・症例・更新の運用だからです。

この記事は、 1〜 3 年目の新人 PT が「迷いを減らしつつ、現場で効く学び」に繋げるためのロードマップです。日程の一覧は 資格カレンダー に集約し、このページは “順番” に集中します。

まずは 5 分フロー(迷いを減らす型)

  1. 配属(急性期/回復期/在宅)を 1 つ決める
  2. いちばん困っている 1 つ(呼吸・栄養・嚥下・家屋など)を言語化する
  3. 登録(前期・後期)の進捗を確認し、月 1 の運用に入れる
  4. 候補を 1〜 2 本に絞り、締切を先にカレンダーへ入れる
  5. 個別記事で要件チェック → 申込 → 学習までを固定する

1〜 3 年ロードマップ(年次別に「やること」を固定)

ロードマップは「全部やる」ではなく、土台 → 選択 → 積み上げの順で組むと回ります。特に 1 年目は “肩書き” より、症例と記録が安定する学びを優先すると、次の 2〜 3 年目がラクになります。

新人 PT 資格ロードマップ(年次 × 目的 × やること)
年次 目的 やること(優先順) アウトプット(最低ライン) つまずきポイント 次に見る記事
1 年目 現場が回る土台 ① 配属の型を作る(評価・リスク・報告)
② 登録(前期)を計画に入れる
③ 候補は 1 本に絞る
④ 締切を先にカレンダーへ入れる
・月 1 の棚卸し(申込・研修・症例メモ)
・症例メモ 3〜 5 件
要件確認が甘い/締切を試験日だけで見る 資格ハブ資格カレンダー
2 年目 選択と前倒し ① 登録(後期)を “領域選び” から固定
② 受験要件(会員歴・研修・書類)を前倒し
③ 症例・委員会など “機会” を確保
・症例メモ 10 件前後(継続)
・学会参加 or 院内発表 1 回
年度末に詰めて崩れる/更新を見ずに増やす 登録理学療法士ガイド
3 年目 積み上げの設計 ① “現場の役割” に繋がる 1 本に集中
② アウトプット(発表・教育・標準化)を計画
③ 認定・専門は「要件×期間」で現実性を判定
・指導/標準化の小さな成果 1 つ
・申請に必要な材料(症例・研修ログ)の形を作る
資格が点在して、どれも中途半端 認定 PT ガイド資格マップ

新人が最初に迷わない「選び方」は 2 軸だけ

新人がいきなり候補を増やすと、申込・講習・更新で止まりやすいです。まずは次の 2 軸で “候補を減らす” ところから始めると、学習が続きます。

新人 PT の資格選び(最小の 2 軸:迷いを減らす)
見るポイント チェック例 次の行動
配属 × 困りごと いまの症例で “判断が怖い” ところ 呼吸の急変/低栄養/嚥下/退院支援 など まず 資格マップ で候補を 1〜 2 本に絞る
運用(更新が回るか) 更新周期・単位・学会参加を現実的に回せるか 年 1 回の学会参加ができる?院内で症例の機会がある? 締切 と “月 1 棚卸し” を先に固定する
配属 × 困りごと別:新人が最初に取り組む 1 本(迷いを減らす)
配属 困りごと(あるある) まず整えること 最初に読む( 1 本) 次にやる(運用)
急性期 急変・離床リスクが怖い リスク評価の型(観察→報告) 臨床教育ハブ 締切を先に固定
回復期 ADL と訓練が繋がらない 病棟 ADL の再現(順番の固定) 回復期 PT の業務フロー 症例メモを月 1 で棚卸し
在宅・訪問 環境調整・家屋が難しい 生活課題→手段の変換(優先順位) 住宅改修のよくある失敗 候補を 1〜 2 本に絞る
共通 制度(登録・更新)が難しい 全体像を先に押さえる 登録理学療法士の全体像 四半期 1 回、研修ログ棚卸し

現場の詰まりどころ(ここを先に潰すと “続く” )

ここは “読ませるゾーン” です。先にアンカーで迷いを減らし、必要なところだけ確認できる形にします。

よくある失敗(あるある)

資格取得で起きやすい失敗と、現場での対策(新人向け)
失敗 起きること 対策 記録ポイント
候補を増やしすぎる どれも中途半端になり、更新で詰まる 最初は 1 本に絞り、締切と要件を先に固定 候補は 1〜 2 本まで/やらない理由もメモ
要件確認が甘い 会員歴・実務年数・書類不備で受験不可になる 申込前に “自分用チェック” を 1 枚作る 入会日・会員番号・実務年数の根拠
症例のログが残らない 発表・申請の段階で材料が足りない 月 1 で症例メモ(評価・介入・転帰)を棚卸し 対象・評価指標・リスク・介入理由
締切を試験日だけで見る 講習・ CBT 予約・書類が間に合わない 試験日ではなく “申込・講習・予約開始日” から逆算 申込開始・締切・必要書類・予約開始日

回避の手順(チェック)

忙しい新人ほど「月 1( 5 分)」と「四半期 1( 15 分)」の 2 段で回すと抜け漏れが減ります。

  1. 月 1( 5 分)資格カレンダー を見て、申込・研修・症例メモの “近いもの” だけ確認
  2. 四半期 1( 15 分):症例・学会参加・研修ログを棚卸しして、足りない要件を前倒し
  3. 候補を増やすのは “更新が回る” と確信できてから(増やす前に 1 つ終わらせる)

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

新人 PT は、資格は結局なにから取ればいいですか?

結論は「資格名」より「順番」です。まずは候補を 1 本に絞り、申込・研修・更新が回る運用(締切を先に固定)を作るのが最短です。比較で迷う場合は 資格マップ、締切の固定は 資格カレンダー を使うと迷いが減ります。

登録理学療法士って、いつから意識すればいいですか?

1 年目から「計画だけ」入れるのがおすすめです。前期・後期は一気に進めるより、月 1 の運用で積み上げたほうが続きます。全体像は 登録理学療法士のガイド に沿って確認するとズレにくいです。

忙しくて勉強時間が取れません。やる順番は?

勉強より先に「要件と締切」を固めるのがコツです。申込・講習・予約の予定が固まれば、学習は短時間でも前に進みます。まずは 締切を先に固定 してください。

資格を増やしすぎて失敗しそうです。何本までが現実的?

新人のうちは「同時進行は 1 本」が安全です。増やすのは、更新や研修ログが回り、症例メモが月 1 で残せるようになってからが失敗しにくいです。

認定理学療法士は、何年目から現実的ですか?

年数より「登録(基盤)」「症例とアウトプット」「学会参加の機会」が揃うかで決まります。制度の全体像と要件を先に確認したい場合は 認定 PT ガイド を先に押さえるとズレにくいです。

資格を取っても評価されない(給与が増えない)ことはありますか?

あります。資格単体よりも「役割(教育・標準化・委員会・症例の質)」とセットで効きやすいです。まずは現場の成果に接続し、それでも環境が合わないなら “選択肢” を整理しておくと迷いが減ります。

次の一手(行動)|運用を整える → 共有の型を作る → 環境も点検する

教育体制・人員・記録文化など“環境要因”を一度見える化すると、次の打ち手が決めやすくなります。

無料チェックシートで職場環境を見える化

チェック後に『続ける/変える』の選択肢も整理したい方は、 PT キャリアナビで進め方を確認しておくと迷いが減ります。


参考文献・公式リンク

著者情報

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rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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