介護予防運動指導員®の試験対策|過去問・勉強法・再試験

制度・実務
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介護予防運動指導員®の試験対策|まず知っておきたいこと

介護予防運動指導員®の修了試験は、指定事業者が東京都健康長寿医療センター研究所から送付された試験問題・解答用紙を使って実施し、採点は同研究所が行います。一方、今回確認した公式資料では、一般向けの公開過去問、具体的な問題数、数値で示された合格基準は確認できませんでした。

そのため、試験対策では出所の分からない過去問を探すより、公式カリキュラムの全24講座・33時間と、実際に受講したテキスト・講義資料を基準に復習することが基本です。この記事では、試験について公式に分かること・分からないこと、復習範囲の整理方法、履修条件、再受験ルールまでまとめます。

受講要件・費用・更新制度・PTが取得する意味まで確認したい方は、介護予防運動指導員®とは|PTが取る意味・要件・試験をご覧ください。

結論|過去問探しより24講座・33時間から復習する

介護予防運動指導員®の試験対策では、公式の24講座を一覧にして、理解できている講座と要復習の講座を分ける方法が取り組みやすいです。公式サイトでは、全24講座・33時間の講習を受講後、各指定事業者で修了試験を実施することが示されています。

復習は「24講座を確認する → 要復習の講座を抽出する → 受講教材へ戻る → 試験前に弱点を再確認する」という順番で整理すると、学習範囲を絞りやすくなります。

介護予防運動指導員®修了試験対策の流れ。公式24講座を確認し、要復習の講座を抽出して教材へ戻り、試験前に弱点を再確認する4ステップ
介護予防運動指導員®の修了試験対策は、公式24講座・33時間を起点に弱点を整理します。※公開過去問や公式の出題割合を示す図ではありません。
介護予防運動指導員®の修了試験について公式資料から確認できること
確認項目 確認できる内容
講習内容 全24講座・33時間
修了試験 講習履修と認定された者を対象に指定事業者が実施
試験問題 東京都健康長寿医療センター研究所が指定事業者へ送付
採点 東京都健康長寿医療センター研究所が実施
合格 所定の基準点に達した者を登録
数値の合格基準 今回確認した公式ページ・実施要領では具体的な数値を確認できず
公開過去問 今回確認した公式サイトでは一般向けの掲載を確認できず
再受験 初めて修了試験を受験した日から1年以内に限り、同一指定事業者で再受験可能

※試験日程・受験料・実施方法などは、受講している指定事業者の最新案内を確認してください。

24講座・33時間の復習チェックシートを使う

24講座のうち「確認できている講座」と「もう一度教材へ戻る講座」を整理できるよう、当サイトで復習チェックシートを作成しました。PDF版は印刷して手書き、Excel版はパソコンやタブレットで編集する場合に使えます。

介護予防運動指導員® 修了試験|24講座・33時間 復習チェックシート

24講座の復習状況、要復習TOP5、教材へ戻る場所、試験前確認、再受験メモを1つにまとめています。

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※本シートは公式過去問・予想問題ではありません。公開されている講習課程をもとに、受講教材の復習状況を整理するためにrehabilikun blogが作成した学習補助資料です。

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試験勉強の範囲は公式24講座を基準にする

公式カリキュラムは、老年学や介護予防概論だけでなく、評価、統計、リスクマネジメント、運動、栄養、口腔、フレイル・サルコペニア、認知症など幅広い内容で構成されています。

PT・OTなど運動や身体機能を扱う専門職でも、筋力トレーニングや転倒予防だけに復習範囲を絞らず、講習全体を一度確認してから弱点を絞ることが重要です。

24講座を復習するときの整理例
整理 主な内容 復習時に確認すること
介護予防の基礎 老年学、老年病学、介護予防概論、地域づくり、社会参加、総合事業、行動科学 用語だけでなく、目的や位置づけを説明できるか
評価・安全管理 介護予防評価学、介護予防統計学、リスクマネジメント 何を評価し、結果をどのように扱うか整理できているか
運動・身体機能 高齢者筋力向上トレーニング、転倒予防、尿失禁予防 対象・目的・実施上の注意を結びつけられるか
包括的な介護予防 栄養、口腔、フレイル・サルコペニア、認知症、うつ・孤立・閉じこもり 運動以外の介護予防とのつながりを説明できるか

※上表の分類は復習しやすくするための当サイトによる整理であり、公式の出題区分や出題割合を示すものではありません。

過去問が見つからない場合はどう勉強する?

今回確認した東京都健康長寿医療センター研究所の公式サイトでは、一般向けに公開された修了試験の過去問を確認できませんでした。そのため、「過去問が見つからない=対策できない」と考える必要はありません。

まず、配布したチェックシートで24講座を確認し、理解が曖昧な講座へ印を付けます。そのうえで、実際に受講したテキスト・講義資料・eラーニングへ戻って復習します。

1.24講座を一度すべて確認する

得意分野だけではなく、24講座を一通り確認します。各講座について「理解できる」「少し曖昧」「もう一度確認したい」のように分けると、復習すべき範囲を可視化できます。

この分類は公式の評価方法ではなく、受講教材を効率よく見直すための当サイトによる整理方法です。

2.「要復習」の講座だけ教材へ戻る

24講座を確認したあとは、すべてを同じ時間で復習するのではなく、チェックシートで「要復習」にした講座から優先してテキストや講義資料へ戻ります。

各単元では、次の4点を自分の言葉で確認すると知識を整理しやすくなります。

  • 用語:定義や意味を説明できるか
  • 目的:なぜその内容を学ぶのか説明できるか
  • 対象・場面:誰に、どのような場面で関係する内容か
  • 安全・注意:注意点や確認すべきリスクを説明できるか

この4分類も公式の出題基準ではありません。講習内容を単語だけで覚えるのではなく、意味や使われる場面まで整理するための復習方法です。

3.試験直前は弱点だけ再確認する

試験直前には、24講座を最初からすべて読み直すより、チェックシートに残った「要復習TOP5」を優先して見直します。

テキストや講義資料の該当ページも一緒に記録しておけば、「何が不安なのか」だけでなく「どこへ戻ればよいか」まで明確になります。

修了試験を受けるための履修条件にも注意する

修了試験を受験するためには、原則としてすべての講義・実習を履修する必要があります。ただし、履修認定の具体的な扱いは、eラーニングを利用する講習と利用しない講習で異なります。

講習方式による履修認定の違い
講習方式 公式実施要領の扱い
eラーニングを利用する講習 eラーニングの講義は視聴期間内にすべて受講する必要があります。通学が必要な実習は、体調不良などの事情がある場合、実習総時間数の概ね8割以上の出席があれば受験可能とされ、それ以外は補講後に受験可能です。
eラーニングを利用しない講習 総時間数の概ね8割以上を履修した場合に、講習履修として認定されます。

「8割出席すれば一律に受験できる」と覚えるのではなく、自分が受けている講習方式を確認する必要があります。

また、やむを得ない事情などで認定基準に達しなかった場合でも、最初に受講を開始した回の講習日程最終日から1年以内に、同一の講習事業者で未履修科目の全部または一部を受講し、通算して認定基準を満たせば講習履修と認定できる規定があります。

修了試験に落ちた場合は1年以内に再受験できる

修了試験で所定の基準点に達しなかった場合でも、講習履修後に初めて修了試験を受験した日から1年以内であれば、同一指定事業者が実施する修了試験を再受験できます。

「1年以内」は講習を開始した日ではなく、講習履修後に初めて修了試験を受験した日を基準とする点に注意してください。

再受験の日程・費用・申込方法については、受講先の指定事業者へ確認します。今回作成した復習チェックシートの2ページ目にも、再受験に関する情報を記録できる欄を設けています。

試験前に確認しておきたいこと

知識の復習だけでなく、受講先から案内された試験日・会場・実施方法・集合時刻・持ち物も確認しておきます。公式サイトでも、申込方法、受講料、テキスト代、修了試験受験料などについては、講習を実施する指定事業者へ直接問い合わせるよう案内されています。

  • 試験日
  • 試験会場・実施方法
  • 集合時刻
  • 必要な持ち物
  • 受講先から案内された注意事項
  • 問い合わせ先

これらは指定事業者によって異なる可能性があるため、ネット上の体験談よりも、自分が受講している事業者からの最新案内を優先してください。

よくある質問(FAQ)

介護予防運動指導員®の過去問は公開されていますか?

今回確認した東京都健康長寿医療センター研究所の公式サイトでは、一般向けに公開された修了試験の過去問を確認できませんでした。公式実施要領では、研究所が指定事業者へ試験問題・解答用紙を送付し、指定事業者が修了試験を実施する仕組みが示されています。

合格点や合格率は公開されていますか?

公式実施要領では「所定の基準点に達した者」とされていますが、今回確認した公式ページ・実施要領では具体的な数値の合格基準や統一された合格率は確認できませんでした。根拠を確認できない数値を前提にせず、受講教材を基準に復習してください。

修了試験は何問ですか?

今回確認した公式ページ・実施要領では、具体的な問題数を確認できませんでした。試験形式について受講先から案内がある場合は、その内容を優先してください。

講習は8割受ければ修了試験を受けられますか?

一律ではありません。eラーニングを利用する講習では、eラーニングの講義は視聴期間内にすべて受講する必要があります。通学実習は体調不良などの事情がある場合に概ね8割以上の出席で受験可能とされています。eラーニングを利用しない講習では、総時間数の概ね8割以上が講習履修認定の基準です。

修了試験に落ちたら講習から受け直しますか?

所定の基準点に達しなかった場合でも、講習履修後に初めて修了試験を受験した日から1年以内であれば、同一指定事業者が実施する修了試験を再受験できます。日程や費用、申込方法は受講先へ確認してください。

参考文献

  1. 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所. 介護予防運動指導員®養成事業 [Internet]. [cited 2026 Oct 4]. Available from: https://www.tmig.or.jp/research/training-program/instructor/
  2. 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所. 介護予防運動指導員®養成講習実施要領. 令和7年3月27日一部改正 [Internet]. [cited 2026 Oct 4]. Available from: 介護予防運動指導員®養成事業 要綱・要領

著者情報

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blogを2022年4月に開設。急性期・回復期・療養病棟、介護福祉施設、訪問リハビリテーションでの臨床経験をもとに、理学療法評価、臨床手順、記録用紙、医療制度などの実務情報を発信しています。

現在は療養病院に勤務し、脳卒中、褥瘡・創傷ケア、リハビリテーション栄養、呼吸リハビリテーションを中心に臨床・教育活動を行っています。

保有資格

  • 脳卒中認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター2級

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