FSS-ICUの評価方法|5項目・点数・未実施の扱い

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  1. FSS-ICUの評価方法|まず「0点」と「採点しない」を分けます
  2. FSS-ICUとは|5課題を0〜7点、合計0〜35点で評価します
  3. FSS-ICUの採点方法|0点と「採点しない」は意味が違います
    1. 0点になる場合
    2. 「採点しない」場合
  4. 未実施項目がある場合|2項目以下と3項目以上で総得点が変わります
    1. 例1|1項目だけ筋力低下以外で実施できなかった場合
    2. 例2|2項目を実施できなかった場合
    3. 例3|3項目以上を実施できなかった場合
  5. 5項目で迷いやすいポイント|端座位の時間と歩行距離に注意します
    1. 端座位は「30秒保持」が条件ではありません
    2. 歩行は45mと15mを確認します
    3. ライン・医療機器の管理は身体介助と分けます
  6. FSS-ICUの点数の見方|総得点と5課題の内訳を分けて読みます
  7. 何点変われば改善?|MID 2〜5点は個人の絶対基準ではありません
  8. 16点・20点はどう読む?|自宅退院の共通基準ではありません
  9. いつ評価する?|FSS-ICUに固定の「毎日」「週2〜3回」ルールはありません
  10. FSS-ICU・IMS・Permeの違い|知りたいことから尺度を選びます
  11. 記録方法|得点だけでなく未実施理由と評価条件を残します
  12. FSS-ICU 記録・再評価補助シート|PDFで前回と今回を比較できます
  13. 公式FSS-ICU日本語版|採点するときは原本を確認します
  14. FSS-ICUでよくある質問
  15. 次に確認したいICU評価|FSS-ICUと役割を分けます
  16. 参考文献
  17. 著者情報

FSS-ICUの評価方法|まず「0点」と「採点しない」を分けます

FSS-ICU(Functional Status Score for the ICU)は、ICU患者の身体機能を5つの動作課題で評価する尺度です。各課題は0〜7点、総得点は0〜35点で、高得点ほど身体機能が高いことを示します。採点で特に重要なのは、筋力低下のため実施できない「0点」と、医療機器や患者の同意など筋力低下以外の理由で実施できない「採点しない」を区別することです。

この記事では、FSS-ICUの5項目と点数の基本、未実施項目がある場合の総得点、端座位・歩行で迷いやすい条件、16点・20点などの研究値の読み方まで整理します。詳細な採点基準は公式日本語版を確認し、ここではPT・OTが採点と再評価で迷いやすい境界を中心に解説します。

最初に押さえたい結論

  • FSS-ICUは5課題を各0〜7点、合計0〜35点で評価する
  • 筋力低下で課題に取り組めない・完遂できない場合は0点
  • 筋力低下以外の理由で実施できない場合は、その課題を採点しない
  • 筋力低下以外による未実施が2項目以下なら、完遂項目の平均得点を用いる
  • 同じ理由による未実施が3項目以上なら、総得点は算出しない

FSS-ICUとは|5課題を0〜7点、合計0〜35点で評価します

FSS-ICUは、ICU患者の身体能力を実際の動作から評価するperformance-based measureです。公式日本語版では、寝返り動作、仰臥位から座位への動作、座位から立位への動作、ベッドでの端座位、歩行の5課題を採点し、合計点を算出します。

FSS-ICUで評価する5課題
課題 評価する動作 採点で確認する主な要素
1 寝返り動作 自力で行えるか、支持物や身体的介助が必要か
2 仰臥位から座位への動作 起き上がりに必要な支持・促し・身体的介助
3 座位から立位への動作 立ち上がりに必要な支持・促し・身体的介助
4 ベッドでの端座位 上肢支持や見守り、身体的介助の必要性
5 歩行 歩行距離、補助具、見守り、身体的介助

各課題の最低点は0点、最高点は7点です。通常は5課題の得点を合計し、0〜35点で表します。高得点ほど、基本動作・移動における身体的介助が少ない状態を示します。

ただし、FSS-ICUは「できそうだからこの点数」と推測して採点する尺度ではありません。公式資料では、その評価場面で患者が実際に行った内容に基づいて採点することが示されています。また、医療機器の操作や患者モニターの監視を評価者が補助しても、それ自体を患者の身体能力への介助とは扱いません。

FSS-ICUの採点方法|0点と「採点しない」は意味が違います

FSS-ICUで最も注意したいのは、課題を行えなかったときに、すべてを0点にしないことです。「筋力低下で行えない」のか、「筋力低下以外の理由で行わなかった」のかで扱いが変わります。

FSS-ICUの点数を考えるときの大枠
状態 考え方 注意点
7〜6点 身体的介助を必要とせず課題を遂行できる範囲 支持物・補助具などによる違いは課題ごとの公式基準で確認する
5点 身体的介助は不要だが、見守りや指示・促しを必要とする範囲 単なる安全管理と、課題遂行のための促しを混同しない
4〜1点 身体的介助を必要とする範囲 介助量や歩行距離など、課題ごとに判定条件が異なる
0点 筋力低下のため課題に取り組めない、または完遂できない 医療上の制限や機器の問題だけで0点にしない
採点しない 筋力低下以外の理由で課題を実施できない 未実施項目数に応じて総得点の扱いが変わる

詳細な0〜7点の判定文は、著作権・利用条件への配慮からこの記事では転載しません。実際の採点時は、後述する公式FSS-ICU日本語版を確認してください。

0点になる場合

0点は、「離床できなかった」「歩かなかった」という事実だけで付ける点数ではありません。公式日本語版では、筋力低下のため、その課題に取り組めない、または完遂できない場合に0点とします。

たとえば、歩行課題へ進めなかった患者でも、その理由が純粋に筋力低下なのか、医療機器、治療上の制限、患者の同意など別の理由なのかを区別する必要があります。

「採点しない」場合

患者が同意しない、医療機器が課題実施の妨げになるなど、筋力低下以外の理由で課題を実施できなかった場合は、その項目を0点にはせず採点しません。

ここを0点としてしまうと、身体能力ではなく、その日の治療条件や環境要因によってFSS-ICUが低くなるため、身体機能を評価するという尺度の目的から外れてしまいます。

判断のポイント:「できなかった」だけでは0点とは決まりません。まず、できなかった主な理由が筋力低下なのか、それ以外なのかを確認します。

FSS-ICUの0点・未実施・総得点の判断フロー。課題を実施できない理由が筋力低下か、それ以外かによって0点と未実施を分け、未実施項目数から総得点の扱いを判断する図
FSS-ICUでは「できなかった=0点」ではありません。筋力低下以外で採点しない課題がある場合は、未実施項目数によって総得点の扱いも変わります。

未実施項目がある場合|2項目以下と3項目以上で総得点が変わります

筋力低下以外の理由で採点できない項目があっても、必ずFSS-ICU全体が欠測になるわけではありません。公式日本語版では、採点できなかった課題が2項目以下か、3項目以上かによって処理が分かれます。

筋力低下以外で課題を実施できなかった場合の扱い
未実施項目数 各項目の扱い 総得点
0項目 5課題を通常どおり採点する 5課題を合計する
1〜2項目 完遂できた課題の平均得点を、未実施項目の得点として用いる 算出できる
3項目以上 完遂できた課題のみ採点する 算出しない

例1|1項目だけ筋力低下以外で実施できなかった場合

寝返り5点、仰臥位から座位4点、座位から立位4点、端座位3点で、歩行だけが医療機器の影響により実施できなかったとします。

完遂した4課題の平均は、(5+4+4+3)÷4=4点です。そのため歩行にも4点を用い、総得点は20点として計算します。

この場合、歩行を「実施できなかったから0点」とするのではない点が重要です。

例2|2項目を実施できなかった場合

完遂した3課題が5点、4点、3点で、残る2課題が筋力低下以外の理由で未実施だった場合、完遂課題の平均は4点です。未実施だった2課題にそれぞれ4点を用いるため、総得点は20点となります。

例3|3項目以上を実施できなかった場合

筋力低下以外の理由で3課題以上を実施できなかった場合は、完遂できた課題そのものは採点できますが、FSS-ICUの総得点は算出しません。

このとき「評価できた2課題の平均を5項目へ当てはめる」といった独自補完は行わず、総得点が算出できなかった理由を記録しておくと、後から経過を確認しやすくなります。

5項目で迷いやすいポイント|端座位の時間と歩行距離に注意します

FSS-ICUでは、すべての課題を同じ条件で採点するわけではありません。各課題にテスト上の注意点があり、特にベッド設定、端座位の時間、歩行距離は独自ルールへ置き換えないことが重要です。

FSS-ICUの5課題で確認したい実施条件
課題 公式資料で確認したいポイント 注意したい誤解
寝返り 安全な範囲でベッドをできるだけ平らにして評価する 普段の背上げ角度をそのまま固定条件にしない
仰臥位から座位 安全な範囲でベッドをできるだけ平らにして評価する 背上げ角度を独自の採点条件として決めない
座位から立位 通常使用する範囲の高さのベッドや椅子から実施できる 特定の座面高だけを全患者の固定条件にしない
端座位 公式日本語版では時間制限が設定されていない 「30秒保持」などをFSS-ICUの公式条件として追加しない
歩行 45mを基準とした判定で、下位点では15mも判定に関係する 5m・10mなど独自の距離だけでFSS-ICU得点を決めない

端座位は「30秒保持」が条件ではありません

端座位課題は、保持時間を30秒や1分に統一して採点する尺度ではありません。公式日本語版には、この課題について時間制限はないと明記されています。

したがって、病棟内の離床評価として「30秒保持できるか」を別途確認することはできますが、その院内基準をFSS-ICUそのものの採点条件と混同しないようにします。

歩行は45mと15mを確認します

歩行課題では、45mが主要な距離条件として使われます。また、身体的介助を要する下位得点では、15m以上歩けるか、15m未満かといった距離も判定に関係します。

そのため、「今日は5m歩けたから○点」と距離だけで独自に点数を決めることはできません。補助具、見守り・促し、身体的介助者数なども含め、公式の判定手順に照らして採点します。

ライン・医療機器の管理は身体介助と分けます

ICUでは点滴台、モニター、人工呼吸器などの管理が必要になることがあります。公式の採点指針では、評価者が医療機器や装置を操作したり、患者モニターを監視したりする補助は、患者自身の身体能力への介助として扱いません。

一方、機器の存在そのものが課題実施を妨げ、患者が動作を行えなかった場合は、「筋力低下以外で実施できなかった課題」として扱う可能性があります。ここでも、身体機能そのものと治療・環境上の制約を分けて考えることが重要です。

FSS-ICUの点数の見方|総得点と5課題の内訳を分けて読みます

FSS-ICUは合計点だけを見る尺度ではありませんが、「最も低い課題だけを見る尺度」でもありません。総得点はICU患者の身体機能を数量化する指標として妥当性・反応性が検討されており、経時変化や集団比較に利用されています。

臨床では、総得点で全体の変化を確認し、その変化がどの課題によるものかを5課題の内訳から確認すると理解しやすくなります。

FSS-ICUを解釈するときに分けて見る情報
見る情報 分かること 確認したいこと
総得点 身体機能全体の水準・経時変化 未実施項目の補完があったか
5課題の内訳 どの基本動作・移動能力に介助を要しているか どの課題が変化したか
未実施理由 身体機能以外の要因が評価へ影響しているか 医療機器、同意、治療条件など
評価条件 前回と今回の点数を比較できるか 補助具、機器、身体介助などに違いがないか

再評価では、条件を独自に「完全固定」すること自体を目的にする必要はありません。ICUでは患者状態や治療条件が変化します。条件が変わった場合は、その違いを記録したうえで点数の変化を解釈します。

何点変われば改善?|MID 2〜5点は個人の絶対基準ではありません

Huangらによる国際的なclinimetric analysisでは、819例のデータを用いたdistribution-based methodから、FSS-ICUのminimal important difference(MID)は2〜5点と推定されました。

ただし、この2〜5点を「患者個人が2点上がれば意味のある改善」と機械的に判定するのは適切ではありません。研究では、群の身体機能の比較やサンプルサイズ設定などに利用できる推定値として示されています。

個別症例では、総得点の変化だけでなく、どの課題が変化したか、未実施項目の有無が変わっていないか、評価条件や身体的介助がどう変わったかを合わせて確認します。

16点・20点はどう読む?|自宅退院の共通基準ではありません

国内研究では、ICU退室時のFSS-ICUと自宅退院との関連が報告されています。一方で、報告されたカットオフ値は研究によって異なるため、16点や20点をすべてのICU患者に共通する「自宅退院基準」として扱わないことが重要です。

国内研究で報告されたICU退室時FSS-ICUのカットオフ値
研究 対象 報告値 解釈上の注意
相川ら(2021) 自宅からICUへ入室し、48時間以上の人工呼吸管理を受けた成人200例 16点 この対象集団における急性期病院からの直接自宅退院との判別値
板垣ら(2026) ICUに48時間以上入室し、その後リハビリテーションを実施した216例 20点 自宅退院群と転院群を対象とした単施設研究の判別値

つまり、「15点だから自宅退院できない」「20点を超えたから自宅退院できる」と個人の退院可否を決める数字ではありません。年齢、疾患、入院前ADL、家族・住環境、治療経過などを含めた退院支援の中で、身体機能を示す1つの情報として扱います。

いつ評価する?|FSS-ICUに固定の「毎日」「週2〜3回」ルールはありません

FSS-ICUの公式採点資料には、「毎日評価する」「週2〜3回評価する」といった一律の評価頻度は定められていません。そのため、頻度をFSS-ICUの公式ルールとして固定するのではなく、施設の評価プロトコルや評価目的に応じて決めます。

たとえば、ICUでの身体機能の経時変化を確認する場合、覚醒後、状態変化後、ICU退室時など、比較したい時点で評価する方法が考えられます。研究で決められた評価時点を用いる場合は、その研究プロトコルに従います。

重要なのは、再評価の間隔そのものより、いつ・なぜ評価したか、未実施項目があったか、前回と評価条件が変わったかを追えることです。

FSS-ICU・IMS・Permeの違い|知りたいことから尺度を選びます

FSS-ICU、IMS、Perme ICU Mobility Scoreは、いずれもICU患者の機能・移動を捉えるために使われますが、見ている情報は同じではありません。複数の尺度を機械的に全部取るのではなく、何を知りたいかで選びます。

FSS-ICU・IMS・Permeの主な役割
尺度 主に見るもの 向いている問い
FSS-ICU 5つの基本動作・移動課題における身体機能 各動作にどの程度の介助が必要か、総合的な身体機能はどう変化したか
IMS その時点で到達したmobility milestone 今日どのレベルまで離床・移動できたか
Perme 移動能力に加えて、移動を妨げる要因を含む機能状態 なぜ移動が進まないのか、どの障壁が関係しているか

FSS-ICUは「低い課題を1つ探すためだけの尺度」ではありません。総得点と各課題の得点を確認し、必要に応じて他の評価と組み合わせると、身体機能と実際のmobilityを分けて整理できます。

記録方法|得点だけでなく未実施理由と評価条件を残します

FSS-ICUを再評価へつなげるには、総得点だけを記録するより、5課題の得点、筋力低下以外による未実施、評価条件の変化を一緒に残すと解釈しやすくなります。

特に重要なのは、0点と未実施をカルテ上でも区別することです。「歩行0点」なのか「歩行は医療機器のため未実施」なのかでは、身体機能の意味が異なります。

記録例

FSS-ICU:寝返り5、仰臥位→座位4、座位→立位4、端座位3。歩行は医療機器の影響により未実施。完遂4項目の平均4点を歩行項目に用い、総得点20/35。次回評価時は歩行実施可否と介助量の変化を再確認する。

一方、ベッド高や補助具などを毎回必ず同一にする独自ルールを設ける必要はありません。患者状態に合わせて公式の課題条件で評価し、前回から条件が変わった場合に、その違いを補足記録します。

FSS-ICU 記録・再評価補助シート|PDFで前回と今回を比較できます

採点後の記録と再評価を整理するため、FSS-ICUの記録・再評価補助シートを作成しました。公式採点票を転載・置換するものではなく、公式日本語版で採点した結果を整理するための補助シートです。

前回・今回の得点、筋力低下以外による未実施理由、得点差、評価条件・観察所見を1枚で確認できます。0点と未実施、未実施2項目以下・3項目以上の扱いも確認できるようにしています。

FSS-ICU 記録・再評価補助シート

A4横1枚の手書き用PDFです。採点そのものは公式FSS-ICU日本語版で行い、結果・未実施理由・評価条件・再評価時の変化をこのシートへ記録してください。

FSS-ICU 記録・再評価補助シートを開く

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このPDFには詳細な0〜7点の採点基準を掲載していません。FSS-ICU日本語版はAttribution-NonCommercial-NoDerivs 4.0 International Licenseの下で提供されているため、公式版を参照しながら補助シートを使用してください。

公式FSS-ICU日本語版|採点するときは原本を確認します

実際にFSS-ICUを採点するときは、公式日本語版で課題ごとの判定条件を確認してください。特に、4〜1点の判定はすべての課題で同じではなく、歩行では介助量だけでなく45m・15mといった距離条件も含まれます。

FSS-ICU公式日本語版PDFを確認する

FSS-ICUでよくある質問

Q1. ラインや医療機器のため歩行できない場合は0点ですか?

一律に0点とはしません。0点は筋力低下のため課題に取り組めない、または完遂できない場合です。医療機器が妨げとなるなど、筋力低下以外の理由で実施できない場合はその課題を採点せず、未実施項目数に応じて総得点を処理します。

Q2. FSS-ICUは毎日評価する必要がありますか?

公式の採点資料では、「毎日」「週2〜3回」といった固定の評価頻度は定められていません。施設の運用や評価目的に応じ、経時変化を確認したい時点で評価します。研究で使用する場合は、その研究プロトコルで指定された評価時点に従います。

Q3. 16点や20点を超えれば自宅退院できますか?

個々の患者の退院可否を決める共通基準ではありません。16点、20点はいずれも国内研究で報告されたICU退室時FSS-ICUのカットオフ値ですが、対象患者や研究条件が異なります。退院先はFSS-ICUだけでなく、病態、入院前ADL、認知機能、家族・住環境などを含めて判断します。

Q4. 2〜5点上がれば「臨床的に改善した」と判断できますか?

一律には判断できません。2〜5点は国際的な解析でdistribution-based methodから推定されたMIDです。個別患者では、総得点だけでなく、どの課題が変化したか、未実施項目や評価条件に違いがないかも合わせて確認します。

次に確認したいICU評価|FSS-ICUと役割を分けます

FSS-ICUで基本動作・移動に必要な介助を確認したら、目的に応じて別の尺度へ役割を分けます。ICUで使う基本動作評価をまとめて確認したい場合は、以下のハブ記事から選べます。

基本動作評価ハブ|目的に合う評価を確認する

参考文献

  1. Functional Status Score for the Intensive Care Unit(FSS-ICU)日本語版. 公式日本語版PDF.
  2. Thrush A, Rozek M, Dekerlegand JL. The clinical utility of the functional status score for the intensive care unit (FSS-ICU) at a long-term acute care hospital: a prospective cohort study. Phys Ther. 2012;92(12):1536-1545. doi: 10.2522/ptj.20110412.
  3. Huang M, Chan KS, Zanni JM, et al. Functional Status Score for the ICU: An International Clinimetric Analysis of Validity, Responsiveness, and Minimal Important Difference. Crit Care Med. 2016;44(12):e1155-e1164. doi: 10.1097/CCM.0000000000001949.
  4. 相川 駿, 松嶋 真哉, 横山 仁志, 武市 梨絵, 堅田 紘頌, 渡邉 陽介, 中田 秀一, 中茎 篤. ICUの重症患者における急性期病院から直接自宅退院が可能か否かを予測するfunctional status score for the ICU(FSS-ICU)のカットオフ値の検討. 日本集中治療医学会雑誌. 2021;28(2):99-104. doi: 10.3918/jsicm.28_99.
  5. 板垣 仁, ほか. 集中治療室入室患者における自宅退院の可否に影響を与える因子の検討. 理学療法学. 2026;53(1):29-35. doi: 10.15063/rigaku.25-12639.
  6. Hodgson C, Needham D, Haines K, et al. Feasibility and inter-rater reliability of the ICU Mobility Scale. Heart Lung. 2014;43(1):19-24. doi: 10.1016/j.hrtlng.2013.11.003.
  7. Perme C, Nawa RK, Winkelman C, Masud F. A tool to assess mobility status in critically ill patients: the Perme Intensive Care Unit Mobility Score. Methodist Debakey Cardiovasc J. 2014;10(1):41-49. PMID: 24932363.

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rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blogを2022年4月に開設。急性期・回復期・療養病棟、介護福祉施設、訪問リハビリテーションでの臨床経験をもとに、理学療法評価、臨床手順、記録用紙、医療制度など、医療従事者の実務に役立つ情報を発信しています。

現在は療養病院に勤務し、脳卒中、褥瘡・創傷ケア、リハビリテーション栄養、呼吸リハビリテーションを中心に臨床・教育活動を行っています。

保有資格

  • 脳卒中認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター2級

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