褥瘡リスクスクリーニング【使い分け・共通記録・体位変換計画】

評価
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褥瘡リスクスクリーニング【使い分け表+共通記録+体位変換計画】

入退院時・術後・状態変化時に標準化されたスクリーニングを行い、層別に応じた介入(体位変換・寝具・皮膚ケア・栄養)へ迅速につなげます。ページ冒頭にA4配布物(使い分け早見表/共通記録シート/体位変換・除圧計画)を用意しました。

評価→介入→再評価フローを確認する

使い分け早見表(A4・印刷)  共通記録シート(A4)  体位変換・除圧計画(A4)

まず何を使う?(場面別ファーストチョイス)

  • 急性期入院・術後早期: Braden または Norton(自施設の標準に合わせる)
  • 回復期・療養: Braden を定期トレンド管理(週1–2回の再評価)
  • 在宅・施設: 簡便チェック+必要時 Braden/環境・介護体制も併せて評価

※本ページはスケールの公式設問を転載しません。実施・採点は正規様式/マニュアルに従ってください。

代表的スケールの使い分け(要点)

褥瘡リスクスクリーニング:一般的特徴(2025年版)
スケール主な対象/場面所要評価軸(概略)強み注意次の一手
Braden入院全般/回復期3–5分感覚・湿潤・活動・可動・栄養・摩擦ずれ普及度が高く介入に落とし込みやすい教育不足だとばらつき層別→除圧/マットレス/栄養/体位変換
Norton急性期〜慢性期1–3分身体・精神・活動・可動・失禁簡便・導入しやすい施設特性の影響陽性→Braden等で精査
Waterlow看護現場で広範3–6分体格・皮膚・年齢・失禁・食事・可動網羅的習熟が必要層別で自施設の介入パス化

層別→具体アクション(例)

  • 高リスク: 1–2h毎の体位変換/高機能マットレス/失禁ケアプロトコル/栄養介入
  • 中リスク: 2–3h毎の体位変換/中等度マットレス/保湿・観察強化
  • 低リスク: 状況に応じた体位変換/日常ケア/定期再評価

再評価のタイミング

  • 入院初期: 24–48時間後に初回再評価
  • 以降: 週1–2回、もしくは状態変化時(発熱・失禁増加・活動低下・体重変化 など)

よくある質問(FAQ)

スケールはどれか1つに固定すべき?
自施設で標準を定めます。導入初期は簡便スケール→Bradenでトレンド管理が運用しやすいです。
評価後に具体的に何を共有する?
層別・体位変換頻度・寝具/座面・皮膚/失禁ケア・栄養の各アクションを体位変換計画シートに落としてチームで共有します。
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