別紙様式21・21の6・23の違い|リハ計画書の見分け方

制度・実務
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別紙様式21・21の6・23の違いは「現行様式」と「旧様式」で整理すると迷いません

別紙様式21・21の6・23は、リハビリテーション実施計画書や総合実施計画書まわりで混同しやすい様式です。2026年の実務では、まず現行の基本は別紙様式21、そのうえで改定前の別紙様式21の6・23も使用差し支えない旧様式として整理すると理解しやすくなります。本記事では、PT・OT・STが院内運用で迷いやすい違いを、様式の役割・確認場面・混同しやすいポイントに絞って整理します。

結論|2026年は「別紙様式21が基本、21の6・23は旧様式として使用可」で考えます

別紙様式21・21の6・23の違いは、単純に番号順で覚えるより、2026年の基本様式改定前から使われてきた旧様式に分けると整理しやすいです。リハビリテーション総合実施計画書は、別紙様式21又はこれに準じた様式とされ、改定前の別紙様式21の6又は別紙様式23を使用しても差し支えない整理です。

つまり、現場で大切なのは「どの番号が正しいか」だけではありません。院内で採用している様式が、必要な評価・目標・説明・共有項目を満たしているかを確認することです。制度変更の全体像は 令和8年改定|リハ書類簡素化と総合計画評価料の要点 で確認し、本記事では様式の違いに絞って整理します。

別紙様式21・21の6・23の違いを表で整理

最初に全体像を表で押さえると、通知文や院内様式を見たときに迷いにくくなります。ここでは、条文をそのまま並べるのではなく、PT・OT・STが実務で確認しやすい比較軸に絞って整理します。

スマホでは表を横スクロールできます。

別紙様式21・21の6・23の違いと実務上の見方
様式 2026年の見方 主な役割 確認する場面 注意点
別紙様式21 現行運用の基本として確認する様式 リハビリテーション実施計画書・総合実施計画書まわりの基本様式として扱う 新しい院内様式や2026年改定後の運用を確認するとき 旧様式から移行する場合、院内ルールとの整合確認が必要
別紙様式21の6 改定前から使われてきた旧様式として確認 総合実施計画書側の様式として使われてきた 院内で旧様式を継続使用している場合 「使用可」でも、必要項目が満たされているか確認する
別紙様式23 改定前から使われてきた旧様式として確認 多職種で評価・目標・方針を共有する総合実施計画書として使われてきた 多職種共有を重視した旧様式を使用している場合 現行の院内採用様式との関係を確認する

混同しやすい理由|様式変更と説明運用の見直しが同時に起きたからです

別紙様式21・21の6・23が混同されやすい理由は、番号が似ているだけではありません。2026年改定では、リハビリテーション実施計画書や総合実施計画書の様式整理に加えて、説明者、署名、交付、記録の扱いも同時に見直されています。そのため、様式の話説明記録の話が混ざりやすくなっています。

臨床では、書類の番号を覚えるよりも「いま確認したいのは様式の選択か、説明記録か、算定要件か」を分ける方が実務的です。療養病棟や回復期病棟でも、様式そのものより、説明日・説明者・交付状況・多職種共有が院内で同じルールになっているかが詰まりやすいポイントです。

別紙様式21を見る場面|2026年改定後の基本様式を確認したいときです

別紙様式21は、2026年改定後のリハビリテーション実施計画書・総合実施計画書まわりを確認するうえで、まず基準にしたい様式です。院内で新しい様式に切り替える場合や、旧様式から移行する場合は、別紙様式21を軸に確認すると整理しやすくなります。

ただし、別紙様式21を使っていないから直ちに誤り、とは言い切れません。実務では「別紙様式21又はこれに準じた様式」という考え方が重要です。院内様式を使う場合でも、必要な評価項目、説明に関する記録、計画内容、多職種共有に必要な情報が満たされているかを確認することが大切です。

別紙様式21の6を見る場面|旧様式を継続使用している院内運用を確認するときです

別紙様式21の6は、改定前から総合実施計画書側で使われてきた様式として理解すると迷いにくいです。2026年改定後も、改定前の別紙様式21の6を使用して差し支えない整理があるため、院内で継続使用している場合は、その位置づけを確認しておく必要があります。

現場で注意したいのは、「旧様式を使っているから大丈夫」と流してしまうことです。大事なのは様式名ではなく、必要な項目が過不足なく確認できることです。新人PTや異動直後のスタッフでは、旧様式と新様式の違いよりも、どこに説明日・説明者・計画内容が残るのかで迷いやすいため、院内マニュアルとセットで確認すると安全です。

別紙様式23を見る場面|多職種共有に慣れた旧様式を確認するときです

別紙様式23は、改定前からリハビリテーション総合実施計画書として使われてきた様式です。多職種で評価、目標、方針を共有する「チームの地図」として理解すると、役割が見えやすくなります。

一方で、2026年改定後の整理では、別紙様式23だけを独立して覚えるよりも、旧様式として使用差し支えないものの一つとして確認する方が実務的です。院内で別紙様式23ベースの書式を使っている場合は、現在の通知、院内ルール、電子カルテ上の保存方法が一致しているかを確認しましょう。

現場の詰まりどころ|よくある混同は3つです

現場で多い混同は、21・21の6・23を同列に選択肢として考える様式比較と説明記録を同じ話として扱う旧様式を使える=確認不要と考えるの3つです。どれも自然な迷いですが、ここを分けないと院内確認が長引きます。

対策は、先に「現行の基本は別紙様式21」「21の6・23は改定前様式として使用差し支えない」という大枠をそろえることです。そのうえで、院内採用様式がどれに準じているか、説明記録をどこに残すか、電子カルテ上でどのように保存するかを確認すると、実務に落とし込みやすくなります。

別紙様式21・21の6・23で起こりやすい混同と対策
よくある混同 起こりやすい場面 問題点 対策
3様式を同列に選ぶ 新年度の様式確認時 2026年の基本整理がぼやける 別紙様式21を基本、21の6・23を旧様式として整理する
説明記録まで同じ記事で確認する 署名不要化や説明者の確認時 様式比較と記録運用が混ざる 様式比較と説明記録を別々に確認する
旧様式を使えるので確認しない 院内様式を継続使用するとき 必要項目や保存方法の確認が抜ける 院内様式が必要項目を満たすか確認する

迷ったときの見分け方|3問で確認します

別紙様式21・21の6・23の違いを現行様式と旧様式で整理した図版
別紙様式21・21の6・23は、現行の基本様式か旧様式の継続使用かで整理すると見分けやすくなります。

様式で迷ったときは、細かい通知文を最初から読み込むより、まず3問で整理すると判断しやすくなります。現場では、様式番号そのものよりも、いま確認したい内容が「現行様式」「旧様式」「説明記録」のどれなのかを分けることが大切です。

  1. 2026年改定後の基本様式を確認したいですか?
    → はいなら、まず別紙様式21を確認します。
  2. 院内で改定前から使っている様式を確認したいですか?
    → はいなら、別紙様式21の6又は別紙様式23が旧様式として使われている可能性を確認します。
  3. 迷っているのは説明日・説明者・署名・交付の記録ですか?
    → はいなら、様式比較ではなく説明記録の記事で確認した方が早いです。

院内で確認したいポイント|様式名より運用の一致が重要です

院内で確認するときは、様式名だけでなく、運用がそろっているかを見ます。特にリハ科、医師、看護師、医事課で認識がずれていると、計画書は作成されていても、説明や保存の確認で止まりやすくなります。

臨床では、次の5点をそろえるだけでも差し戻しを減らしやすくなります。

  • 院内採用様式が別紙様式21又は準じた様式として整理されているか
  • 旧様式21の6・23を使う場合、継続使用の院内方針が共有されているか
  • 説明日・説明者・交付状況をどこに残すか決まっているか
  • 電子カルテ上の保存場所が統一されているか
  • 新人・異動者が見ても同じ判断ができるマニュアルになっているか

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

Q1.別紙様式21・21の6・23は、どれを使えばよいですか?

2026年改定後は、まず別紙様式21又はこれに準じた様式を基本に確認します。そのうえで、改定前の別紙様式21の6又は別紙様式23も使用して差し支えない整理です。最終的には、院内採用様式と最新通知を照合して判断します。

Q2.別紙様式21の6と別紙様式23は廃止されたと考えてよいですか?

単純に「使えない」と考えるのは避けた方がよいです。2026年改定後も、改定前の別紙様式21の6又は別紙様式23を使用して差し支えない整理があります。ただし、院内で継続使用する場合は、必要項目や保存方法を確認することが大切です。

Q3.別紙様式21だけ見れば総合実施計画書も対応できますか?

基本整理としては、別紙様式21又はこれに準じた様式を確認します。ただし、実際の運用では、院内採用様式、電子カルテの設定、説明記録の残し方が関係します。様式名だけでなく、必要な評価・目標・説明・共有項目が満たされているか確認しましょう。

Q4.説明日・説明者の記録はこのページで分かりますか?

本記事は様式の違いに絞っています。説明日、説明者、署名、交付、診療録への残し方を確認したい場合は、説明記録に特化した記事で確認する方が実務に直結します。

Q5.院内で旧様式を使っている場合、何を確認すべきですか?

旧様式を使っている場合は、まず院内方針として継続使用する整理になっているかを確認します。そのうえで、必要項目、説明記録、保存場所、医事課との確認ルールがそろっているかを見ます。

次の一手

まずは様式の位置づけを整理し、次に制度変更の全体像、最後に説明記録の残し方を確認すると迷いにくくなります。院内共有でも、この順番にすると担当者ごとの理解差を埋めやすくなります。


参考文献

  • 厚生労働省.令和8年度診療報酬改定について.掲載ページ
  • 厚生労働省.令和8年度診療報酬改定関連通知及び官報掲載事項の一部訂正について.令和8年4月2日.PDF
  • 厚生労働省.診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について.令和8年3月5日.PDF

著者情報

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rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を2022年4月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター2級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養、シーティング、摂食・嚥下

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