アルファプラ ネオートの使い方|最初に確認する2つのボタン
タイカの「アルファプラ ネオート」は、静止型マットレスの安定性と、自動体位変換機能を組み合わせた体圧分散マットレスです。ウレタンフォームの下に配置された6つのエアセルが、肩・胸・腰の順に動いて身体の向きを変える動作を補助します。
操作に使用するのは、電源ボタンとモード切替ボタンの2つです。基本モード・左側のみモード・右側のみモードから選択し、身体状況に応じて自動体位変換を行います。左右は患者さんの足元から見た向きで判断します。
背上げ時は自動体位変換が停止するため、離床・食事・経管栄養時には動作状態の確認が必要です。本記事では、設置からモード選択、動作時間、背上げ時の注意、皮膚・寝返り・離床の評価まで整理します。
| 操作・場面 | 基本 | 確認すること |
|---|---|---|
| 電源 | 電源ボタンでON・長押しでOFF | モードランプと駆動状態 |
| モード選択 | モード切替ボタンを長押し | 基本/左側のみ/右側のみ |
| 左右の判断 | 患者さんの足元から見た向き | 左側・右側の取り違え |
| 自動体位変換 | 肩・胸・腰の順にエアセルが駆動 | 姿勢変化、皮膚、疼痛 |
| 背上げ | センサーによって自動体位変換が停止 | モードランプ、骨盤前滑り、仙骨部 |
| 離床 | ウレタンフォームによる支持 | 端座位、足底接地、介助量 |
| 厚さ | 13cm | 床面高、ベッドとの適合 |

使用開始時は、マットレスを正しい向きで設置し、療養者に寝てもらった状態で電源を入れます。リモコンのモードランプを確認し、必要なモードを選択してください。
なお、アルファプラ ネオートの左右は、「どちらの側のエアセルが駆動するか」を示します。「左側のみ=患者さんが左側臥位になる」という意味ではないため、実際の身体の傾きを確認します。
基本・左側のみ・右側のみの3モードを使い分ける
アルファプラ ネオートには、基本モード・左側のみモード・右側のみモードの3種類があります。
メーカー取扱説明書では、モード切替ボタンを長押しするごとに「基本→左側のみ→右側のみ→基本」の順で切り替わります。
| モード | 動作 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 基本モード | 左側と右側のエアセルが順番に駆動 | 左右それぞれの姿勢変化、皮膚、疼痛 |
| 左側のみモード | 左側のエアセルのみ駆動 | 左側駆動時の身体の傾きと圧迫部位 |
| 右側のみモード | 右側のエアセルのみ駆動 | 右側駆動時の身体の傾きと圧迫部位 |
基本モードは左右の支持状態を交互に変化させる設定です。片側のみモードは、左右のうち選択した側だけを駆動します。
片側のみモードは、患者さんの姿勢や身体状況に応じて検討します。ただし、片側に褥瘡があるという理由だけで機械的にモードを決めず、駆動時にどの部位へ圧がかかり、どの部位が除圧されるかを確認します。
また、どのモードでも常に身体が動いているわけではありません。エアセルの駆動後には、空気を抜いてフラットな状態へ戻る時間があります。
左右の向きは患者さんの足元から判断する
アルファプラ ネオートで特に注意したいのは、左側・右側の基準が患者さんの足元から見た向きであることです。
ベッドの頭側に立って操作する場合や、左右のベッドサイドを行き来する場合は、方向を取り違えないようにします。
| 確認すること | 判断方法 |
|---|---|
| 基準位置 | 患者さんの足元に立ち、頭側を見る |
| 左側のみ | 足元から見て左側のエアセルが駆動 |
| 右側のみ | 足元から見て右側のエアセルが駆動 |
| モード確認 | リモコンのモードランプを確認 |
| 患者確認 | 実際の身体の傾き、接触部位、疼痛を確認 |
例えば左側のみモードを選択した場合は、足元から見て左側のエアセルが膨らみます。この動きによって患者さんの身体がどのように傾くかを確認します。
リモコンに表示された左右と、患者さんが向く方向は同じ意味ではありません。設定した側のエアセルが動いていることと、目的とする部位が十分に除圧されていることも別です。
褥瘡や拘縮、疼痛、股関節の可動域制限などがある患者さんでは、実際の姿勢変化を観察し、多職種でモードを決定します。
自動体位変換の動作時間|フラット時間も含まれる
アルファプラ ネオートの自動体位変換は、エアセルの駆動とフラット状態を組み合わせた周期運転です。
公式取扱説明書では、エアセルの駆動時間は約3〜5分、エア抜き時間は約5分とされています。さらにフラットな状態を約25分保つ時間があります。
| 順序 | 動作 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | フラット | 5分 |
| 2 | 左側エアセル駆動 | 3〜5分 |
| 3 | エア抜き・フラットへ戻る | 約5分 |
| 4 | 右側エアセル駆動 | 3〜5分 |
| 5 | エア抜き・フラットへ戻る | 約5分 |
| 6 | フラット状態を保持 | 25分 |
基本モードでは、このように左右の駆動とエア抜き、フラット時間を組み合わせた動作を繰り返します。
| 順序 | 動作 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | フラット | 5分 |
| 2 | 選択した側のエアセル駆動 | 3〜5分 |
| 3 | エア抜き・フラットへ戻る | 約5分 |
| 4 | フラット状態を保持 | 25分 |
片側のみモードでは、左側または右側のどちらか一方だけを駆動し、その後はフラット状態に戻ります。
そのため、しばらくマットレスが平らな状態でも、直ちに故障と判断する必要はありません。現在のモードと動作周期を確認してください。
一方、予定される駆動時間になっても動作しない、モードランプに異常がある、エアセルが膨らまないなどの場合は、取扱説明書に沿って点検します。
なお、記載した時間はメーカーが示す動作の目安です。実際の駆動状態や患者さんの身体の傾きは、個々の使用条件によって異なります。
背上げ時は自動体位変換が停止する
アルファプラ ネオートは、背上げセンサーによってベッドの背上げを検知すると、自動体位変換が停止します。
リモコンでは、設定したモードのLEDが約1秒間隔で点滅する場合、メーカー取扱説明書では背上げ状態を確認するよう案内しています。
ここで注意したいのは、メーカー取扱説明書に停止角度の数値が明記されていないことです。30°以上などの固定基準を独自に設定せず、実際の背上げ状態とリモコン表示を確認してください。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 自動体位変換 | 駆動が停止しているか |
| モードランプ | 背上げによる約1秒間隔の点滅があるか |
| 骨盤 | 足元方向への前滑りがないか |
| 仙骨部 | ずれ・圧迫・発赤がないか |
| 体幹 | 左右へ崩れたり、ねじれたりしていないか |
| 症状 | 疼痛、呼吸苦、不快感がないか |
背上げ中は自動体位変換が停止するため、身体の位置が変化しない時間が続くことがあります。食事・経管栄養・呼吸管理などで長時間背上げする場合は、皮膚や姿勢を確認し、必要な体位変換や除圧を検討します。
背上げを戻した後は、モードランプと駆動状態を再確認します。背上げを戻しても動作が再開しない場合や、異常表示が続く場合は、取扱説明書に沿って点検してください。
静止型の安定性と自動体位変換を両立する構造
アルファプラ ネオートの特徴は、ウレタンフォームによる支持面の下に自動体位変換用のエアセルを配置していることです。
上層の高弾性無膜ウレタンフォームが身体を支え、その下にある6つのエアセルが肩・胸・腰の順に動きます。
| 構造 | 主な役割 |
|---|---|
| 高弾性無膜ウレタンフォーム | 体圧分散、身体の包み込み、通気性 |
| 中硬度・高硬度ウレタンフォーム | 支持面の安定性を確保 |
| 6つのエアセル | 肩・胸・腰の順に自動体位変換を補助 |
| 背上げセンサー | 背上げを検知して自動体位変換を停止 |
| 防水フィルムカバー | 液体汚染からマットレス内部を保護 |
一般的なエアマットレスでは、エアセルの内圧変化によって身体が揺れたり、不安定感を生じたりする場合があります。
ネオートはウレタンフォームで身体を支持し、その下からエアセルを駆動する構造によって、静止型マットレスに近い安定性と、自動体位変換機能の両立を目指しています。
ただし、メーカーの性能評価は特定の条件下で実施されたものです。すべての患者さんで寝返りや離床能力が改善するとは限りません。
実際には、本人の体格、筋力、拘縮、疼痛、骨突出部、寝返り能力などを確認し、現在の支持面が適しているかを判断します。
アルファプラ ネオートはどんな人に向いている?
メーカーでは、アルファプラ ネオートの対象者として、床ずれリスクがある人、寝返りやベッド上動作が困難な人、体位変換に介助が必要な人などを挙げています。
また、エアマットレス特有の不安定感などを理由に、静止型マットレスを選びたい場合も選択肢として示されています。
| 対象 | 確認したいこと |
|---|---|
| 床ずれリスクがある人 | 皮膚、骨突出部、湿潤、体位変換能力 |
| 寝返りが難しい人 | 自発的な寝返り、姿勢修正、介助量 |
| 体位変換に介助が必要な人 | 介助方法、身体の傾き、疼痛 |
| 不安定な支持面が苦手な人 | 揺れ、不快感、寝心地、姿勢保持 |
| 関節拘縮がある人 | 接触面積、骨突出部、ポジショニング |
メーカーでは、OHスケール3〜10点をマットレス選定の目安として示しています。
ただし、OHスケールだけで自動的にネオートを選ぶという意味ではありません。同じ点数でも、自力体動、骨突出、既存褥瘡、皮膚湿潤、体位変換への耐容性などによって必要な支持面は変わります。
OHスケールから支持面を検討する考え方は、OHスコア別のマットレス選定の目安でも整理しています。
また、自動体位変換機能があっても、すべての患者さんで人による体位変換を不要にできるとは限りません。皮膚・組織の反応と患者さんの全身状態をもとに、必要な体位変換方法を個別に検討します。
厚さ13cm|設置・シーツ・端座位の注意点
アルファプラ ネオートは、厚さ13cmのリプレイスメントタイプです。既存のマットレスの上に重ねるのではなく、ベッドの上に直接設置します。
| 型番 | サイズ | 質量 |
|---|---|---|
| MB-NF3R | 幅83×長191×厚13cm | 約10.5kg |
| MB-NF3S | 幅83×長180×厚13cm | 約9.5kg |
| MB-NF1R | 幅91×長191×厚13cm | 約11.0kg |
| MB-NF1S | 幅91×長180×厚13cm | 約10.0kg |
設置手順
- 使用するベッドに適したサイズを確認します。
- 「αPLA NE-AUTO」のロゴが印字された面を表にし、ロゴが患者さんの足元側にくるよう設置します。
- リモコンと電源コードをカバーの内側から取り出します。
- コードが出ている部分以外のファスナーを閉めます。
- シーツを取り付け、必要に応じて付属のS字フックでリモコンをベッドへ掛けます。
- 電源コードが患者さんの足元側にあり、ベッド可動部に挟まれていないことを確認します。
- 患者さんに寝てもらい、電源を入れてモードを選択します。
標準的な一枚布のシーツを使用する場合は、端をマットレスの裏側へゆるめに巻き込んで取り付けます。ボックスシーツの場合は、マットレス全体を包み込むように装着します。
シーツを強く張りすぎたり、コードを巻き込んだりしないように注意してください。
端座位・移乗時の確認
取扱説明書では、端座位や移乗の際には補助者が立ち会うよう示されています。
PT・OTはマットレス交換後に、次の項目を確認します。
- 端座位で足底が床へ接地できるか
- ベッドの最低床面高が適切か
- 殿部が過度に沈み込んでいないか
- 寝返りや起き上がりの介助量が変わっていないか
- 立ち上がり時の骨盤・体幹の安定性
- サイドレールとマットレスの高さ関係
自動体位変換機能だけでなく、日中の寝返り・起き上がり・端座位・移乗が以前と同程度に行えるかを確認することが重要です。
モードランプ点滅・異常時に確認すること
アルファプラ ネオートは、リモコンのモードランプによって現在の運転状態を確認できます。
通常のエアセル駆動中にも該当側のランプが点滅しますが、異常を示す点滅パターンもあるため、点滅している場所・間隔・現在のベッド状態を分けて確認します。
| 症状 | まず確認すること | 対応 |
|---|---|---|
| 動作しない | 電源プラグ、電源ON/OFF | 接続・電源状態を確認 |
| ランプが不規則に点灯・消灯 | 電源コードの断線や異常 | 電源プラグを抜き、修理を依頼 |
| 設定モードのLEDが約1秒間隔で点滅 | 背上げ状態 | 背上げを戻して確認 |
| 中央LEDが約1秒間隔で点滅 | エアポンプ周辺の熱源 | 熱源を離す |
| すべてのLEDが高速点滅 | 背上げセンサーの接続 | 接続状態を確認 |
| エアセルが膨らまない | エアホース、カプラ、エアセルの折れ | 接続と状態を確認 |
上記はメーカー取扱説明書に示されている主な確認項目です。エアセル駆動時の通常点滅と、背上げ・センサー異常などの表示を混同しないようにします。
電源コードの異常、焦げたような臭い、本体の変形、原因不明の動作不良などがある場合は、直ちに使用を中止し、電源プラグを抜いて販売店へ点検・修理を相談します。
背上げセンサーやエアホースなどの確認を行っても改善しない場合も、自己判断で分解・修理せず、販売店へ相談してください。
お手入れと緊急時の注意
アルファプラ ネオートを安全に使い続けるには、日常のお手入れ方法と、緊急時の使用制限を確認しておくことも重要です。
カバーのお手入れ
メーカー取扱説明書では、カバーは手洗いとし、液温は40℃以下、日陰で平干しするよう示されています。
カバーやウレタンフォームのお手入れでは、以下に注意します。
- お手入れ前に電源をOFFにして、電源プラグを抜く
- カバーは取扱説明書に沿って手洗いする
- 塩素系漂白剤やタンブル乾燥は使用しない
- ウレタンフォームへアルコールや除菌消臭剤を直接使用しない
- 洗浄後は十分に乾燥させる
- カバーの破損や内部材の露出がないか確認する
ウレタンフォームの材質に合わない薬剤を使用すると、劣化の原因になる可能性があります。施設の感染対策手順とメーカー指定の管理方法を照合してください。
心肺蘇生など身体に力を加える処置では使用しない
アルファプラ ネオートの取扱説明書には、心臓マッサージなど身体に力を加える処置では使用しない旨が警告として明記されています。
マットレスによって力が分散し、適切な処置ができない可能性があるためです。
実際の急変時は、施設の心肺蘇生手順に従い、胸骨圧迫を遅らせず、適切な支持面を確保して対応します。
PTが確認したいポイント|皮膚・寝返り・離床を評価する
アルファプラ ネオートでは、「自動体位変換が作動していること」と「実際に圧が十分に分散・軽減されていること」を分けて確認します。
自動体位変換によって身体がわずかに傾いていても、骨突出部への持続圧やずれが残っている可能性があるためです。
| 領域 | 確認すること |
|---|---|
| モード | 基本/左側のみ/右側のみ |
| 実際の動作 | エアセル駆動、身体の傾き、フラット時間 |
| 皮膚 | 発赤、圧痕、疼痛、湿潤、既存褥瘡 |
| 骨突出部 | 仙骨部、踵部、大転子部などの圧迫 |
| 寝返り | 自力体動、姿勢修正、介助量 |
| 姿勢 | 骨盤・体幹のねじれ、関節拘縮、クッション位置 |
| 背上げ | 自動停止、モードランプ、骨盤前滑り |
| 端座位 | 足底接地、殿部の沈み込み、体幹保持 |
| 移乗 | 床面高、立ち上がり、介助量 |
| 快適性 | 疼痛、寝心地、睡眠、動作への不安 |
例えば、基本モードで左右のエアセルが正常に駆動していても、仙骨部に持続発赤がある場合は、そのまま継続してよいとは限りません。
駆動による身体の傾き、骨突出部への負荷、ポジショニング、体位変換方法、使用する支持面そのものを再検討します。
また、日中の離床を進める患者さんでは、自動体位変換時の皮膚だけでなく、起き上がり・端座位・立ち上がり能力が保たれているかまで確認します。
支持面変更後の評価は、体圧分散マットレス導入後の再評価と記録でも整理しています。
アルファプラ ネオートの記録例
アルファプラ ネオートの記録では、製品名・モード・駆動方向・皮膚・背上げ・離床時の反応を組み合わせます。
以下は実際の患者情報ではない架空症例の記録例です。
アルファプラ ネオート使用。基本モードで運転中。左右エアセルの交互駆動を確認。エアセル駆動時に体幹・骨盤の軽度傾斜を認める。疼痛・著明な不快感なし。
仙骨部・両踵部に持続発赤なし。背臥位から側臥位への自力寝返りは困難で、体位変換は介助を要する。ポジショニングクッションを併用し、骨突出部への持続圧を確認した。
食事時は背上げを実施し、自動体位変換の停止を確認。骨盤の足元方向への前滑りを軽度認めたため、骨盤位置とシーツを調整した。
端座位は足底接地可能で、体幹保持は見守り。移乗は軽介助。現モードを継続し、皮膚・自動体位変換時の姿勢・離床能力を再評価する。
| 項目 | 記録内容 |
|---|---|
| 製品 | アルファプラ ネオート |
| モード | 基本/左側のみ/右側のみ |
| 駆動 | 左右、エアセルの動作、身体の傾き |
| 皮膚 | 発赤、圧痕、疼痛、湿潤 |
| ポジショニング | クッション位置、骨突出部、身体のねじれ |
| 背上げ | 角度、駆動停止、骨盤前滑り |
| 離床 | 起き上がり、端座位、移乗、介助量 |
| 機器 | モードランプ、エアホース、電源 |
| 判断 | 継続/モード変更/ポジショニング変更/支持面再検討 |
「自動体位変換中」とだけ記録するより、どのモードでどちら側が駆動し、患者さんの皮膚・姿勢がどう変化したかまで残すことが重要です。
よくある質問
左側のみモードにすると左側臥位になりますか?
必ずしも左側臥位になるわけではありません。左側のみモードは、足元から見て左側のエアセルが駆動する設定です。身体の傾きや実際の除圧部位を確認してください。
長時間フラットなままですが故障ですか?
直ちに故障とは限りません。ネオートの動作周期には約25分のフラット時間が含まれます。モードと動作時間を確認し、正常な周期と異なる場合は取扱説明書に沿って点検します。
背上げ時は自動体位変換が続きますか?
いいえ。背上げセンサーが背上げを検知すると、自動体位変換は停止します。取扱説明書には停止角度の数値が明記されていないため、実際の駆動状態とモードランプを確認してください。
ネオートを使えば人による体位変換は不要ですか?
一律に不要とは判断しません。自動体位変換は、すべての褥瘡好発部位を完全に除圧することを保証する機能ではありません。患者さんの皮膚・自力体動・姿勢保持・全身状態を確認し、必要な体位変換を個別に判断します。
まとめ|3モードと背上げ時の停止を正しく確認する
アルファプラ ネオートは、静止型マットレスの体圧分散性能・安定性と、自動体位変換機能を組み合わせたマットレスです。
操作は電源ボタンとモード切替ボタンの2つだけで、基本モード・左側のみモード・右側のみモードから選択できます。
左右は患者さんの足元から見た向きで判断し、エアセルの駆動方向と身体の傾きを確認します。動作周期にはフラット時間が含まれ、背上げ時には自動体位変換が停止します。
使用時は、モードが正しく作動しているかだけでなく、皮膚・骨突出部・寝返り・背上げ・端座位・移乗まで確認し、患者さんに合った支持面かを評価することが重要です。
参考文献
- 株式会社タイカ.アルファプラ ネオート.製品情報.2026年10月9日閲覧.公式製品ページ
- 株式会社タイカ.自動体位変換機能付静止型マットレス アルファプラ ネオート 取扱説明書.2024年12月版.公式取扱説明書(PDF)
- 株式会社タイカ.カタログ・取扱説明書・商品画像ダウンロード.2026年10月9日閲覧.公式資料一覧
- National Pressure Injury Advisory Panel, European Pressure Ulcer Advisory Panel, Pan Pacific Pressure Injury Alliance. Repositioning and Mobilization. In: Haesler E, editor. Prevention and Treatment of Pressure Ulcers/Injuries: Clinical Practice Guideline. 4th ed. 2026. International Guideline
- National Pressure Injury Advisory Panel, European Pressure Ulcer Advisory Panel, Pan Pacific Pressure Injury Alliance. Full Body Support Surfaces for Prevention of Pressure Injuries. In: Haesler E, editor. Prevention and Treatment of Pressure Ulcers/Injuries: Clinical Practice Guideline. 4th ed. 2026. International Guideline
