言語聴覚士の生涯学習プログラムは2026年度が移行期間です
言語聴覚士の生涯学習プログラムは、2026年度から新プログラムの申請受付が始まり、2027年度から完全移行する流れです。この記事では、旧プログラムとの違い、ポイントから単位への読み替え、認定言語聴覚士までの流れを整理します。制度全体を細かく覚えるより、まず「自分が旧制度で申請するのか、新制度へ移行するのか」を判断できる状態にすることが大切です。
まず押さえる結論
最初に押さえるべき結論は、2026年度は旧制度と新制度が重なる移行期間という点です。
2025年度までは従来の生涯学習プログラム、2026年度は新プログラムの申請受付開始と移行期間、2027年度から新プログラムへ完全移行という流れで整理すると分かりやすくなります。

スマホでは表を横スクロールできます。
| 時期 | 制度の位置づけ | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 2025年度 | 従来要件での申請 | 基礎・専門プログラムの履修状況を確認する |
| 2026年度 | 新プログラム開始+移行期間 | 旧制度で申請するか、単位へ読み替えるかを判断する |
| 2027年度以降 | 新プログラムへ完全移行 | 初級・中級・上級講座と単位管理で進める |
2026年度改訂で変わること
2026年度改訂で大きく変わるのは、従来のポイント制から単位制へ整理されることです。
移行前に取得したポイントや受講記録は、新しい単位へ読み替えて申請できます。また、従来の基礎講座・専門講座は、キャリアラダー目標に対応した初級・中級・上級講座へリニューアルされます。
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| 変更点 | 内容 | 実務上の見方 |
|---|---|---|
| ポイント制から単位制へ | 活動内容や時間数に応じて単位化 | 手元の受講記録を整理しておく |
| 講座体系の変更 | 基礎・専門講座から初級・中級・上級講座へ | キャリア段階に合わせて学習しやすくなる |
| ハンズオンセミナー | 理論と臨床実践をつなぐ講座 | 実践的な学びの選択肢が増える |
| 専門言語聴覚士 | 新たな専門制度が追加 | 認定STの先の学習制度も見据える |
旧プログラムで確認すること
旧プログラムで進めている人は、基礎プログラムと専門プログラムの修了状況を確認することが先決です。
基礎プログラムは、基礎講座、ポイント取得、症例検討・発表などを通して修了を目指します。専門プログラムは、専門講座の履修とポイント取得が中心です。専門プログラムの修了証交付申請は、基礎プログラムの交付申請前には行えないため、申請順序にも注意が必要です。
認定言語聴覚士までの流れ
認定言語聴覚士を目指す場合、旧制度では専門プログラム修了と臨床経験が重要な条件になります。
専門プログラムを修了し、臨床経験6年目以上になると、認定言語聴覚士講習会を受講する資格が得られます。つまり、認定STは講習会だけで完結するものではなく、基礎プログラム、専門プログラム、臨床経験を積み上げた先にある制度です。
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| 段階 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 基礎プログラム | 基礎講座、ポイント、症例検討・発表など | 制度全体の土台になる |
| 専門プログラム | 専門講座と専門プログラムのポイント取得 | 認定ST講習会の前段階になる |
| 臨床経験 | 臨床経験6年目以上 | 受講資格に関わるため確認が必要 |
| 認定言語聴覚士講習会 | 専門プログラム修了者が対象 | 年度ごとの案内を公式サイトで確認する |
認定言語聴覚士の更新
認定言語聴覚士は、取得後も5年を1クールとして更新が必要です。
更新は自動ではなく申請制です。更新しない場合は認定取消となるため、学会参加、発表、社会的貢献活動などの要件を早めに確認しておく必要があります。
よくある勘違い
制度で迷いやすい人ほど、移行時期と申請順序を分けて考えることが大切です。
臨床では、研修履歴を後からまとめて確認しようとして、受講記録や証明書の所在が分からなくなることがあります。新人STや若手STほど、年度ごとに受講記録を保存しておくと、旧制度で申請する場合も新制度へ読み替える場合も対応しやすくなります。
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| 勘違い | 実際の整理 |
|---|---|
| 2026年度から旧制度は使えない | 2026年度は移行期間で、従来プログラムでの申請も可能です。 |
| 旧ポイントは無駄になる | 移行前のポイントや受講記録は、新しい単位へ読み替えできます。 |
| 認定STは講習会だけ受ければよい | 専門プログラム修了と臨床経験6年目以上が関係します。 |
| 更新は自動で続く | 認定言語聴覚士は5年ごとの申請更新が必要です。 |
5分で確認するチェック手順
迷ったときは、制度説明を読む前に自分の現在地を確認すると判断しやすくなります。
- 基礎プログラムの履修状況を確認する
- 専門プログラムの履修状況を確認する
- 取得済みポイント・受講記録・証明書を整理する
- 2026年度中に旧制度で申請できるか確認する
- 難しい場合は、新制度の単位移行を前提に公式情報を確認する
よくある質問
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
2026年度から新しい生涯学習プログラムだけになりますか?
いいえ。2026年度は移行期間です。新プログラムの申請受付が始まりますが、従来プログラムでの申請も可能です。完全移行は2027年度からです。
旧ポイントや受講記録は無駄になりますか?
無駄にはなりません。移行前に取得したポイントや受講記録は、新しい単位へ読み替えて申請できます。
認定言語聴覚士を目指すには何が必要ですか?
現行の流れでは、専門プログラムを修了し、臨床経験6年目以上になると、認定言語聴覚士講習会を受講する資格が得られます。
基礎プログラムと専門プログラムは同時に進められますか?
同時進行で受講できます。ただし、専門プログラムの修了証交付申請は、基礎プログラムの交付申請前には行えません。
認定言語聴覚士は更新が必要ですか?
必要です。認定言語聴覚士は5年を1クールとして更新が必要で、自動更新ではなく申請制です。
次の一手
まずは公式ページで最新情報を確認し、自分の受講記録を整理しましょう。STの働き方やキャリア全体もあわせて見直したい場合は、STキャリアガイドも参考になります。
参考文献
- 一般社団法人 日本言語聴覚士協会. 生涯学習プログラム. https://www.japanslht.or.jp/lifelong-learning/(参照 2026-06-19)
- 一般社団法人 日本言語聴覚士協会. 生涯学習プログラムについて. https://www.japanslht.or.jp/certification/about.html(参照 2026-06-19)
- 一般社団法人 日本言語聴覚士協会. 言語聴覚士の資格をお持ちの方へ. https://www.japanslht.or.jp/certification/(参照 2026-06-19)
- 一般社団法人 日本言語聴覚士協会. 生涯学習プログラム2026の開始について. https://www.japanslht.or.jp/article/article_2781.html(参照 2026-06-19)
著者情報

rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・制度・キャリア情報を発信。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養、シーティング、摂食・嚥下

