福祉住環境コーディネーター2級|無料模擬問題12問と全選択肢解説

キャリア
記事内に広告が含まれています。

福祉住環境コーディネーター2級|無料模擬問題12問で弱点を確認する

福祉住環境コーディネーター2級の問題演習では、正解数だけでなく「なぜその選択肢を選ぶのか」「ほかの選択肢はどこが違うのか」まで説明できることが重要です。このページでは、公式テキスト改訂7版の主要領域を横断した当サイト独自の4択問題12問を掲載しています。

最初は解説を開かずに解き、正解でも迷った問題は「△」として残してください。その後、全選択肢の違いを確認し、知識不足・条件の読み落とし・選択肢の比較ミス・時間配分のどこで迷ったかを、記事内の誤答分析PDFへ記録します。

この12問の位置づけ

  • 東京商工会議所が公開する公式試験問題の転載ではありません。
  • 2級公式テキスト改訂7版の主要領域と公式の試験問題例を確認したうえで作成した、当サイト独自の学習用問題です。
  • 2級の公式試験は多肢選択式・90分、100点満点で70点以上が合格基準です。
  • この12問の正解数を、本試験の得点や合否へ換算することはできません。

模擬問題12問の解き方|○・△・×まで記録する

最初の1周は答えを確認せず、正解したかどうかだけでなく「根拠まで説明できたか」を記録します。12問を20〜25分程度で解くのは学習上の目安であり、公式の時間配分ではありません。

  1. 12問を続けて解く:途中で解説や公式テキストを確認しません。
  2. ○・△・×を付ける:根拠まで説明できた正解は○、正解したが迷った問題は△、不正解は×とします。
  3. 全選択肢を確認する:正解だけでなく、選ばなかった選択肢がなぜ違うのかを確認します。
  4. 誤答原因を分類する:知識・条件・比較・時間のどこで迷ったかを整理します。
  5. 公式テキストへ戻る:問題番号ではなく、間違えた領域・テーマへ戻って復習します。
○・△・×の付け方
記号 判断 次に行うこと
○ 正解し、選んだ理由も説明できた 原則として次へ進む
△ 正解したが迷った、または消去法だけで選んだ 全選択肢の違いを確認する
× 不正解だった 誤答原因を分類し、公式テキストへ戻る

特に重要なのは△です。正解数が多くても△が多い場合は、条件が少し変わると失点する可能性があります。模擬問題では、正解数だけでなく「迷った問題」も弱点として扱います。

福祉住環境コーディネーター2級|模擬問題12問

ここから12問を続けて解いてください。各問題には最も適切、または最も不適切な選択肢が一つあります。採点後は解説を開き、4つの選択肢すべての違いを確認します。

Q1.初回相談で最初に整理すること

学習領域:相談援助・住環境整備の進め方

自宅での生活に不安がある高齢者について、家族から「転倒しないように早く住宅改修をしたい」と相談されました。初回の対応として最も適切なのはどれですか。

  • ア:家族から聞いた情報をもとに、先に改修場所と設備を決める
  • イ:本人が続けたい生活と困っている動作を確認し、身体状況、住環境、介助方法などを合わせて整理する
  • ウ:将来の身体機能低下に備え、現在必要な範囲を超えてできるだけ大規模に改修する
  • エ:住宅の相談であるため、福祉用具や人的支援は検討対象から外す
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:イ

福祉住環境整備では、設備から先に決めるのではなく、本人がどのような生活を送りたいか、どの動作で困っているかを確認したうえで、身体状況、住宅環境、介助者、福祉用具などを総合して考えます。

  • ア:家族の情報は重要ですが、本人の希望や実際の動作を確認せずに設備を決めるのは適切ではありません。
  • イ:本人の生活目標と現在の問題を起点に、身体と環境を合わせて考えているため適切です。
  • ウ:将来の変化を考慮することは必要ですが、現在の生活をかえって不便にするような過剰な改修を一律に行うわけではありません。
  • エ:住宅改修だけでなく、福祉用具や介助方法なども含めて解決策を比較します。

戻るテーマ:相談援助、本人のニーズ、住環境整備の進め方

Q2.疾患名と生活上の困難の捉え方

学習領域:健康・障害と状態像

同じ疾患名の利用者2人について住環境整備を検討します。評価の考え方として最も適切なのはどれですか。

  • ア:同じ疾患であれば、基本的に同じ住宅改修を選択する
  • イ:筋力を確認すれば、住環境整備に必要な情報はほぼ把握できる
  • ウ:運動機能だけでなく、感覚、認知、症状の変動、疲労、実際の生活動作などを確認する
  • エ:屋内歩行が自立していれば、生活環境や家族の介助方法を確認する必要はない
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:ウ

同じ疾患でも、残存機能、症状の程度、認知・感覚機能、生活習慣、住宅環境などによって困難となる場面は異なります。疾患名から設備を決めず、実際の生活機能を確認します。

  • ア:疾患名が同じでも、必要な支援が同じとは限りません。
  • イ:筋力は重要な情報の一つですが、住環境整備を筋力だけで判断することはできません。
  • ウ:身体機能と実生活の両方を確認しているため適切です。
  • エ:屋内歩行が自立していても、夜間、屋外、段差、家事、介助など別の生活場面で問題が生じることがあります。

戻るテーマ:健康と障害、個人差、生活機能の評価

Q3.福祉住環境コーディネーターと専門職の連携

学習領域:福祉住環境コーディネーターの役割

住環境整備を進める際の専門職との連携に関する記述として、最も不適切なのはどれですか。

  • ア:本人の希望を共有し、建築、医療、介護、福祉用具などの情報を整理する
  • イ:医学的な診断や治療方針についても、福祉住環境コーディネーターが単独で判断する
  • ウ:必要に応じて、住宅改修、福祉用具、介助方法など複数の方法を比較する
  • エ:住宅構造や身体動作など、専門的判断が必要な部分は関係職種と情報共有する
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:イ

福祉住環境コーディネーターは、利用者の生活課題と複数分野の情報をつなぎ、必要な専門職との連携を図ります。医学的な診断や治療方針を他職種に代わって単独で決定する役割ではありません。

  • ア:異なる専門分野の情報を利用者の生活目標につなげる考え方として適切です。
  • イ:各専門職の専門領域を越えて単独で判断しているため不適切です。
  • ウ:改修だけに限定せず、複数の解決方法を比較することが重要です。
  • エ:専門性が必要な部分を適切な職種へ確認する考え方は適切です。

戻るテーマ:福祉住環境コーディネーターの役割、多職種連携

Q4.将来の状態変化を考慮した住環境整備

学習領域:相談援助・住環境整備の進め方

現在は一人で浴室を使用できていますが、徐々に動作が不安定になっている利用者の住環境整備を検討します。最も適切なのはどれですか。

  • ア:現在は自立しているため、将来の状態変化は検討しない
  • イ:将来介助が必要になる可能性だけを根拠に、直ちに最大規模の改修を行う
  • ウ:現在の困難と予測される変化を分けて整理し、調整可能な方法や段階的な対応も含めて検討する
  • エ:将来の介助を考える場合は、本人より家族の使いやすさを優先する
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:ウ

将来の変化は無視するものでも、最悪の状態だけを想定して現在の生活を大きく変えるものでもありません。現在の生活を維持しながら、状態変化に対応しやすい方法を検討します。

  • ア:状態変化が予測される場合、将来への対応可能性も検討します。
  • イ:将来を考慮することと、必要以上の改修を先行させることは同じではありません。
  • ウ:現在と将来を分け、段階的な対応を検討しているため適切です。
  • エ:介助者への配慮も必要ですが、本人の生活や希望を置き去りにはしません。

戻るテーマ:将来予測、段階的な住環境整備、本人主体

Q5.トイレの住環境整備

学習領域:住環境整備の基本技術

便座からの立ち上がりと方向転換に不安がある利用者について、トイレの環境調整を検討します。最も適切なのはどれですか。

  • ア:麻痺や疼痛がない側だけを確認し、その側へ手すりを設置する
  • イ:便座の高さだけを身体寸法に合わせれば、ほかの動作確認は不要である
  • ウ:進入、方向転換、立ち座り、衣服操作、手の支持位置、扉、介助者の位置まで確認する
  • エ:縦手すりと横手すりを先に設置し、使いにくければ後から調整する
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:ウ

トイレでは、便座からの立ち上がりだけでなく、出入口からの進入、方向転換、衣服操作、着座、介助まで複数の動作が連続します。支持物も、その一連の動作に合わせて検討します。

  • ア:身体の左右差は重要ですが、それだけで手すり位置を決めることはできません。
  • イ:便座高は一要素であり、移動や方向転換、支持方法なども確認します。
  • ウ:トイレ動作全体を評価しているため適切です。
  • エ:設置前に必要な動作と支持位置を確認し、不要な工事を避けます。

戻るテーマ:トイレ、手すり、便座高、動作分析

Q6.浴室・浴槽への出入り

学習領域:住環境整備の基本技術

浴槽をまたぐときに不安定となる利用者について、環境整備を検討します。最も適切なのはどれですか。

  • ア:浴槽縁の高さだけを測定し、低ければ安全と判断する
  • イ:浴室への出入り、洗い場、立ち座り、浴槽移乗、支持位置、床面、介助者の位置を一連で確認する
  • ウ:手すりを設置できれば、入浴用福祉用具を検討する必要はない
  • エ:浴槽縁を低くすれば、利用者の身体状況にかかわらず出入りしやすくなる
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:イ

浴室では濡れた床で複数の姿勢変換を行います。浴槽縁だけではなく、浴室へ入ってから出るまでの動作全体を確認し、住宅改修と福祉用具を比較します。

  • ア:高さだけで安全性は判断できません。支持方法や立位・座位能力なども関係します。
  • イ:入浴動作全体と環境を確認しているため適切です。
  • ウ:手すりだけでなく、入浴用いすや移乗を補助する用具などが適する場合があります。
  • エ:浴槽形状の変更がすべての利用者に有利になるわけではありません。

戻るテーマ:浴室、浴槽移乗、手すり、入浴用福祉用具

Q7.玄関の段差とスロープ

学習領域:住環境整備の基本技術

車いすを利用する人の玄関段差にスロープを設置する場合の考え方として、最も不適切なのはどれですか。

  • ア:段差の高さだけでなく、スロープを確保できる長さや前後のスペースも確認する
  • イ:段差の高さが同じであれば、利用者や介助方法にかかわらず同じスロープを選択する
  • ウ:自走か介助か、使用する車いす、扉の開閉、方向転換なども確認する
  • エ:必要に応じて、スロープ以外の段差解消方法も比較する
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:イ

段差が同じ高さでも、利用者の能力、車いすの種類、自走か介助か、設置できるスペースなどによって適した方法は変わります。

  • ア:勾配だけでなく前後の空間まで確認する必要があるため適切です。
  • イ:利用条件を無視して同じ仕様を当てはめているため不適切です。
  • ウ:実際の使用方法を含めて検討しているため適切です。
  • エ:住宅条件によっては、スロープ以外の方法が適することもあります。

戻るテーマ:玄関、段差解消、スロープ、車いす

Q8.車いすで通過する出入口

学習領域:住環境整備の基本技術

車いすで居室の出入口を通過できるか確認するとき、最も適切な評価はどれですか。

  • ア:出入口の有効幅だけを測定して判断する
  • イ:有効幅に加え、出入口への接近、扉操作、通過後の方向転換、足部や介助者の空間を確認する
  • ウ:車いすの全幅に一定の余裕を加えれば、すべての住宅で通過可能と判断できる
  • エ:図面上で幅が確保されていれば、実際の車いすで確認する必要はない
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:イ

車いすで出入口を利用するには、開口部そのものの幅だけではなく、その手前への接近、扉の操作、通過後の方向転換など一連の空間が必要です。

  • ア:有効幅は重要ですが、それだけでは実際の通過を判断できません。
  • イ:出入口を利用する一連の動作を確認しているため適切です。
  • ウ:必要な余裕は接近角度や操作方法などによって変わるため、一律には判断できません。
  • エ:図面だけでは家具、敷居、扉操作などを十分確認できない場合があります。

戻るテーマ:出入口、有効幅、車いす、方向転換

Q9.歩行器・歩行車の選定

学習領域:在宅生活における福祉用具

住宅内で歩行器や歩行車を使用する場合の選定方法として、最も不適切なのはどれですか。

  • ア:必要な支持性と本人の操作能力を確認する
  • イ:車輪が大きい製品ほど安定するため、住宅環境にかかわらず大型の製品を優先する
  • ウ:廊下幅、曲がり角、敷居、家具配置など実際の使用環境を確認する
  • エ:身体状況や生活環境が変化した場合は、導入後も適合を見直す
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:イ

福祉用具は、製品単体の性能ではなく、利用者と使用環境との適合で判断します。大型であることが住宅内での使いやすさを意味するわけではありません。

  • ア:本人が必要とする支持性と操作能力の両方を確認する考え方は適切です。
  • イ:住宅内の取り回しなどを考慮せず、大きさだけで優先しているため不適切です。
  • ウ:実際に通過・方向転換できるかを確認するため重要です。
  • エ:身体状況や環境が変われば適合も変化するため、再評価が必要です。

戻るテーマ:歩行器、歩行車、福祉用具の適合

Q10.車いすクッションの選定

学習領域:在宅生活における福祉用具

長時間車いすを使用する利用者のクッションを選定するとき、最も適切なのはどれですか。

  • ア:厚いクッションほど除圧効果が高いと考え、厚さだけで選択する
  • イ:疾患名が同じ利用者には、同じクッションを選択する
  • ウ:座位姿勢、皮膚への負担、移乗方法、座面高や足部支持への影響を確認しながら選択する
  • エ:クッションは車いす本体の設定には影響しないため、座面高などは再確認しない
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:ウ

クッションは座圧への対応だけでなく、姿勢、移乗、足部支持などにも影響します。クッションを変更すると実質的な座面高が変わることもあるため、車いす全体との適合を確認します。

  • ア:厚さだけで機能や適合を判断することはできません。
  • イ:疾患名が同じでも、姿勢や皮膚状態、移乗能力などは異なります。
  • ウ:利用者と車いす全体の適合を考えているため適切です。
  • エ:クッションの厚みや形状によって座位条件が変化するため、再確認が必要です。

戻るテーマ:車いす、クッション、座位姿勢、適合

Q11.移乗用ボードを使用するときの考え方

学習領域:在宅生活における福祉用具

立位での移乗が難しくなった利用者に、移乗用ボードの導入を検討します。最も適切なのはどれですか。

  • ア:立位移乗が難しければ、身体機能を確認せず移乗用ボードへ変更する
  • イ:座位保持、上肢機能、移乗面の高さ、皮膚への負担、ボードの設置、介助方法などを確認して試用する
  • ウ:ベッドと車いすの間隔や高低差が大きいほど、移乗用ボードは使用しやすい
  • エ:一度安全に使用できれば、身体状況が変化しても再評価する必要はない
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:イ

移乗用ボードは、座位で横方向へ移乗する方法を補助する選択肢の一つです。利用者の能力だけでなく、移乗面の位置関係や介助者の操作まで確認します。

  • ア:立位移乗が難しいことだけで適応を決めるのではなく、座位での移乗が可能かを確認します。
  • イ:本人、環境、用具、介助方法を合わせて確認しているため適切です。
  • ウ:距離や高低差が大きければ、かえって移乗が難しくなる場合があります。
  • エ:身体状況や介助方法が変化すれば、安全性も変わるため再評価が必要です。

戻るテーマ:移乗用具、移乗用ボード、福祉用具の適合

Q12.夜間のトイレで転倒を繰り返す場合

学習領域:総合問題

軽度の認知機能低下があり、夜間に寝室からトイレへ向かう途中で転倒を繰り返す利用者について、家族から手すりの設置を相談されました。最初の対応として最も適切なのはどれですか。

  • ア:本人が普段よく使う側の壁へ、先に手すりを設置する
  • イ:転倒を防ぐため、廊下へできるだけ多くの表示と目印を追加する
  • ウ:夜間の起き上がりから排泄までの動作、照明、履物、床面、動線、認知面、歩行補助具や介助状況を確認する
  • エ:夜間の移動そのものをなくすため、本人の希望にかかわらずベッド横での排泄へ変更する
正解と全選択肢の解説を確認する

正解:ウ

転倒の原因を「手すりがないこと」と決めつけず、夜間特有の条件を含めて一連の行動を確認します。そのうえで、住宅環境、福祉用具、介助方法などから必要な対策を選択します。

  • ア:手すりが有効な場合もありますが、転倒要因を確認する前に設置場所を決めるのは適切ではありません。
  • イ:表示が有効な場合もありますが、情報を増やせば必ず安全になるわけではありません。
  • ウ:時間帯、本人の状態、環境、福祉用具、介助を一体として確認しているため適切です。
  • エ:安全性は重要ですが、本人の希望や能力を確認せず生活方法を一律に変更するものではありません。

戻るテーマ:住環境整備の総合評価、転倒、認知機能、夜間動線

採点後は正解数より「△と×がどこに集まったか」を見る

12問を解き終えたら、正答数だけで合否を予測せず、△と×がどの領域に集中しているかを確認します。たとえば住宅改修の問題では正解できても、福祉用具で△・×が続く場合は、問題数を増やす前にその領域へ戻るほうが効率的です。

12問を解いた後の学習上の目安
結果 読み取り方 次に行うこと
10〜12問正解・△0〜2問 主要な判断理由を比較的整理できている △と×の選択肢だけ根拠を確認する
10〜12問正解・△3問以上 正答数は多いが、判断が安定していない △を優先し、他の選択肢との違いを説明する
7〜9問正解 一部の領域に知識や比較の弱点がある △・×が集中した領域を公式テキストで確認する
0〜6問正解 問題演習より先に基礎を再整理したほうがよい 公式テキストの該当領域へ戻ってから再挑戦する

この区分は、復習範囲を決めるための当サイト独自の目安です。公式の合格基準である70点以上とは直接対応せず、12問中何問正解すれば合格できるという意味ではありません。

誤答分析PDFで「なぜ間違えたか」を残す

△と×の問題は、「模擬問題・誤答分析シート」へ記録できます。正解番号を書き写すためのシートではなく、問題ごとの結果、誤答原因、戻る章・テーマ、迷った選択肢が違う理由まで整理するための配布物です。

誤答原因の4分類
原因 状態 次の対応
知識不足 用語、制度、住宅、福祉用具などの知識を知らなかった 公式テキストの該当章へ戻る
条件の読み落とし 「最も適切」「最も不適切」などの条件を取り違えた 設問が何を聞いているかを先に確認する
選択肢の比較ミス 2つまで絞れたが、違いを判断できなかった 両方の選択肢が異なる点を言葉にする
時間配分 迷った問題に時間を使いすぎた 一度保留して後から戻る練習をする

模擬問題・誤答分析シートPDFを開く

誤答分析シートの中身をプレビューする

PDFを表示できない場合は、こちらからPDFを開いてください。


模擬問題12問の復習フロー|正解を覚えず判断理由を変える

誤答分析の目的は、同じ問題の正解番号を覚えることではありません。どこで判断を誤ったかを確認し、公式テキストへ戻ったあと、選択肢の違いを自分で説明できる状態へ変えてから再挑戦します。

福祉住環境コーディネーター2級の模擬問題12問の復習フロー。12問を解き、○・△・×で判定し、誤答原因を4分類して公式テキストへ戻り、全選択肢の理由を確認して再挑戦する流れ
図:12問を解く→○・△・×で判定→誤答原因を分類→公式テキストへ戻る→全選択肢を理解→再挑戦する流れ

復習は次の順番で行います。

  1. △・×を選ぶ:正解したかどうかだけでなく、迷った問題も対象にします。
  2. 原因を一つ決める:知識・条件・比較・時間のうち、最も大きかった原因を記録します。
  3. 章・テーマへ戻る:解説だけを暗記せず、公式テキストの関連部分を確認します。
  4. 他の選択肢を説明する:「正解が正しい理由」だけでなく「他の3つが違う理由」を確認します。
  5. 再挑戦する:時間を空けてもう一度解き、同じ判断ができるか確認します。

ポイント:同じ問題を2回正解したことより、条件を少し変えられても「なぜこちらを選ぶのか」を説明できることを目標にします。

間違えた問題番号ではなく「弱い領域」を見つける

12問を一つずつ復習するだけでなく、△・×がどの領域に集まったかを確認してください。2級公式テキスト改訂7版では、社会状況と福祉住環境コーディネーターの意義、健康・障害、相談援助、住環境整備、福祉用具などを扱います。

今回の12問と復習する領域
問題 主な領域 復習するときの視点
Q1・Q4 相談援助・整備の進め方 本人主体、課題整理、将来変化
Q2 健康・障害 疾患名と生活機能を分けて考える
Q3 役割・多職種連携 専門性と連携の境界
Q5〜Q8 住環境整備 設備単体ではなく一連の生活動作を見る
Q9〜Q11 福祉用具 利用者・用具・環境の適合
Q12 総合 一つの対策へ決めつけず原因を切り分ける

試験全体の日程、受験方式、2級・3級の違いなどを確認したい場合は、福祉住環境コーディネーター2026年版まとめで整理しています。

よくある質問(FAQ)

12問中何問正解すれば合格レベルですか?

この12問から本試験の合否を判定することはできません。本試験は100点満点で70点以上が合格基準ですが、当サイトの12問は公式試験と同じ問題数・配点・出題割合ではありません。正解数より、△と×の領域を見つけるために使用してください。

正解した問題も復習したほうがよいですか?

根拠まで説明できた○は優先度を下げて構いません。一方、正解していても2択で迷った、消去法だけで選んだ、理由を説明できない問題は△として復習します。

この12問だけで2級の出題範囲を網羅できますか?

網羅できません。12問は主要領域を横断して弱点を見つけるためのミニ模試です。公式テキスト改訂7版と追補資料を基本にし、公式の試験問題例や練習問題なども組み合わせてください。

同じ問題を何度も解けばよいですか?

回数を固定する必要はありません。正解番号を覚えた状態ではなく、なぜその選択肢が適切で、ほかの選択肢がなぜ違うかを説明できる状態になったかで判断します。

次の一手|公式問題と試験全体へつなげる

12問を解き終えた後は、新しい問題を増やす前に、△と×を整理してください。そのうえで、公式で確認できる問題の種類を知りたい場合と、試験全体の情報を確認したい場合で次の記事を使い分けます。


参考文献

  1. 東京商工会議所. 福祉住環境コーディネーター検定試験 試験要項 [Internet]. [cited 2026 Oct 5]. Available from: https://kentei.tokyo-cci.or.jp/fukushi/exam-info/
  2. 東京商工会議所. 福祉住環境コーディネーター検定試験 公式テキスト [Internet]. [cited 2026 Oct 5]. Available from: https://kentei.tokyo-cci.or.jp/fukushi/support/official-text.html
  3. 東京商工会議所. 福祉住環境コーディネーター検定試験 学習について [Internet]. [cited 2026 Oct 5]. Available from: https://kentei.tokyo-cci.or.jp/fukushi/support/
  4. 東京商工会議所. 問題にチャレンジ!2級試験問題例 [Internet]. [cited 2026 Oct 5]. Available from: https://kentei.tokyo-cci.or.jp/fukushi/support/challenge/example_02.html

著者情報

rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blogを2022年4月に開設。急性期・回復期・療養病棟、介護福祉施設、訪問リハビリテーションでの臨床経験をもとに、理学療法評価、臨床手順、記録用紙、医療制度などの実務情報を発信しています。

現在は療養病院に勤務し、脳卒中、褥瘡・創傷ケア、リハビリテーション栄養、呼吸リハビリテーションを中心に臨床・教育活動を行っています。

保有資格

  • 脳卒中認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター2級

運営者プロフィール / 編集・引用ポリシー / お問い合わせ