呼吸療法認定士の申請方法|必要書類・12.5点・実務経験証明

キャリア
記事内に広告が含まれています。

呼吸療法認定士の申請|必要書類と実務経験証明を確認

3学会合同呼吸療法認定士へ新規申請するときは、申請フォームを開く前に、医療資格免許、12.5点以上の点数証明、顔写真付き本人確認書類の3画像を準備し、実務経験証明を紙または電子署名のどちらで進めるか確認しておくと手続きが整理しやすくなります。

この記事では、第31回(2026年)の公式実施要領をもとに、必要書類、12.5点証明、実務経験証明、オンライン申請の順に整理します。記事後半では、申請前から提出完了までを確認できるA4縦2ページのチェックシートPDFも配布しています。年度によって要件や日程が変わる可能性があるため、実際の申請時は必ず公益財団法人 医療機器センターの最新情報も確認してください。

まず受講資格・日程から確認したい方へ

本記事は「申請するときに何を準備・提出するか」に絞っています。受講資格や講習会、認定試験までの全体像は親記事で確認できます。

呼吸療法認定士の受講資格・日程を確認する

結論|申請前に3画像と実務経験証明を準備する

新規申請では、先に①医療資格免許、②12.5点以上の点数証明、③顔写真付き本人確認書類をJPG画像で準備します。これに加えて、申請フォーム入力後に実務経験証明を完成させます。

実務経験証明には、専用書式を紙で作成して画像をアップロードする「A」と、施設で電子署名を受ける「B」の2通りがあります。証明者や必要な実務経験年数にも条件があるため、画像だけでなく勤務先への確認も早めに進めることが重要です。

呼吸療法認定士の申請前に確認する4ステップ。3画像、12.5点証明、実務経験証明、紙または電子署名での提出を整理した図
呼吸療法認定士の申請は、3画像の準備、12.5点証明、実務経験証明、A・Bいずれかでの提出の順に確認します。
呼吸療法認定士の新規申請で確認する書類
書類・手続き 準備する内容 主な確認点
医療資格免許 JPG画像 氏名、資格、登録情報
12.5点以上の点数証明 受講証・修了証等のJPG画像 氏名、主催者、名称、開催日時等
本人確認書類 顔写真付き書類のJPG画像 記載内容、鮮明さ、有効期限
実務経験証明 A:紙書類を作成してアップロード
B:施設で電子署名
証明者、実務経験年数、勤務期間

第31回(2026年)のEmail登録・申請期間は、2026年2月12日(木)10時から4月21日(火)17時まででした。2026年度の新規申請受付はすでに終了しているため、次年度以降に申請する場合は最新の実施要領で日程・要件を確認してください。

申請に必要な3つのJPG画像

第31回の公式実施要領では、あらかじめ用意する画像として、医療資格免許、12.5点以上取得の証明書、顔写真付き本人確認書類が示されています。提出前には、画像形式だけでなく、必要な記載が読み取れるかまで確認します。

医療資格免許

第31回の新規申請では、対象となる医療資格免許をJPG画像で準備します。氏名等の変更が免許証へ反映されていない場合は、その変更事項が確認できる戸籍抄本が必要です。書換え中や紛失などで免許証が手元にない場合には、免許取得日・免許登録番号を確認できる書換交付等申請書の画像を提出する扱いが示されています。

12.5点以上の点数証明

新規申請では、申請日から過去5年以内に、認定委員会が認める学会や講習会などへ出席し、12.5点以上を取得していることが必要です。受講証・修了証等を、申請フォームへアップロードできる状態にしておきます。

顔写真付き本人確認書類

第31回実施要領では、運転免許証、パスポート、社員証または学生証が例示されています。顔写真や記載内容が欠けず、不鮮明でないことを確認してください。有効期限が設定されている書類は、期限内のものを提出します。

3画像を準備するときの確認ポイント
書類 確認すること 提出前の注意
医療資格免許 氏名・資格・登録情報 申請時の氏名との相違を確認する
点数証明 氏名・主催者名・名称・開催日時等 対象となる学会・講習会のNo.も確認する
本人確認書類 顔写真・氏名・必要な記載事項 欠け・不鮮明・期限切れを避ける

12.5点証明は「対象か」と「証明できるか」を確認する

12.5点は、点数の合計だけでなく、認定委員会が認める学会・講習会等で取得した点数かを確認する必要があります。公式の点数取得基準では、新規申請に必要な点数は出席12.5点以上とされています。

申請に使用する証明書では、申請者氏名、主催者名、学会または講習会名称、開催日時等の記載を確認します。点数付与のある学会・講習会にはNo.が設定されているため、公式の掲載リストと照合してから申請フォームへ進むと確認しやすくなります。

12.5点証明の確認項目
確認項目 確認内容
取得時期 申請日から過去5年以内か
対象 認定委員会が認める学会・講習会等か
点数 必要な12.5点以上を満たしているか
氏名 申請者本人の氏名を確認できるか
主催者・名称 主催者名と学会・講習会名称を確認できるか
開催日時 開催日時を確認できるか
No. 公式掲載リストで該当するNo.を確認したか

公式の点数取得基準では、認定委員会が認める講習会への出席について、半日の場合12.5点、1日の場合25点などの基準があります。一方で、学会や活動内容によって取得点数は異なるため、「参加したから一律に12.5点」と判断せず、申請時点の公式一覧で確認してください。

実務経験証明はA「紙」かB「電子署名」で提出する

実務経験証明は、A:専用書式を紙で作成して写真をアップロードする方法と、B:フォーム入力後に病院等で電子署名を受ける方法の2通りです。どちらを選ぶ場合も、証明者・事務担当者と入力内容を事前に確認してから進めます。

実務経験証明A・Bの違い
方法 手続き 完了までのポイント
A:専用書式 フォーム入力後に専用書式をA4で印刷し、施設で作成後、画像をアップロードする アップロード後の審査は約10営業日
B:電子署名 オンラインで実務経験を入力し、施設側で電子署名を受ける 証明者への電子署名依頼メールは入力から約10営業日

Aでは、実務経験証明書をアップロードした時点で審査が終わるわけではありません。第31回実施要領では、アップロードから審査まで10営業日程度かかるとされています。

Bでも、申請者が入力した直後に証明者へ電子署名依頼が届くとは限りません。事務局で内容を確認した後に証明者へ依頼メールが送られ、入力から10営業日程度かかるとされています。電子署名を確認した後に審査完了となるため、締切直前ではなく余裕を持って進めます。

実務経験証明で確認する6つの公式ルール

実務経験証明では、単に勤務年数を書くだけではなく、誰が証明するか、どの期間を実務経験として数えるかまで確認します。第31回実施要領で特に確認しておきたいのは、次の6点です。

実務経験証明の提出前チェック
確認項目 第31回実施要領での扱い
証明者 理事長、病院長等。事務長、部長、師(士)長などは不可
証明書式 指定書式以外の在職証明等は不可。過去に作成した書類も使用不可
必要年数 第31回では臨床工学技士・看護師・理学療法士・作業療法士は2年以上、准看護師は3年以上
休職期間 実務経験年数から差し引く
見込み証明 不可。証明日時点で必要期間に1日でも満たなければ申請不可
複数施設 1施設だけで必要期間を満たせない場合は複数施設の証明が必要

実務経験期間は、免許登録日以降の勤務開始日から証明日または退職日までで確認します。入職後に免許を取得した場合は、入職日ではなく免許登録日以降が基準になる点にも注意が必要です。

また、第31回実施要領では、医療施設等の正規職員(フルタイム)、または同等の勤務を行った期間が対象とされています。医療機器メーカー等での勤務は実務経験として認められていません。

オンライン申請はEmail登録からStep6まで進める

必要書類と実務経験証明の段取りができたら、オンライン申請を進めます。第31回実施要領では、Email登録から実務経験証明まで段階的に進む構成になっています。

  1. Step1-1:Email登録
  2. Step1-2:申請フォームで申請者ページを登録
  3. Step2:過去の受講・受験状況、勤務先等を入力
  4. Step3:医療資格免許をアップロード
  5. Step4:12.5点の点数証明をアップロード
  6. Step5:本人確認書類をアップロード
  7. Step6:実務経験証明をAまたはBで進める

Email登録では、複数人で使用する共有アドレスは使用しないよう示されています。申請フォームでは、資格、免許登録日・番号、勤務先、過去の認定講習会受講歴・認定試験受験歴、12.5点取得状況などを入力するため、先に必要情報を整理しておくと入力途中で確認する項目を減らせます。

オンライン申請前にメモしておきたい情報
区分 主な内容
資格 資格名、免許登録日、免許登録番号
勤務先 正式名称、所属部局、住所、電話番号等
過去の状況 講習会受講歴、受講番号、試験受験歴、受験番号等
12.5点 No.、団体名称、講習会等名称、取得年月
実務経験 勤務期間、証明者、AまたはBの提出方法

A4縦2ページ|新規申請チェックシート

申請前の確認項目を、A4縦2ページのチェックシートにまとめました。1ページ目では3画像と実務経験の条件、2ページ目ではオンライン申請、実務経験証明A・B、提出前確認までを順番に確認できます。

特に、証明者、休職期間、見込み証明、複数施設、10営業日程度を要する手続きなど、申請直前に見落としやすい項目も含めています。印刷して確認する場合も、スマートフォンでPDFを開く場合も使えるようA4縦で作成しています。

新規申請チェックシートを開く(PDF)

呼吸療法認定士の申請でよくある質問

Q1. 申請前に最初に準備するものは何ですか?

A. 第31回実施要領では、医療資格免許、12.5点以上の点数証明、顔写真付き本人確認書類の3つをJPG画像で準備します。同時に、実務経験証明をA「紙書類のアップロード」とB「電子署名」のどちらで進めるか勤務先へ確認しておくと、その後の手続きを進めやすくなります。

Q2. 12.5点は申請後に取得してもよいですか?

A. 申請フォームへ点数証明をアップロードするため、申請期限までに必要な点数を取得して証明できる状態にしておく必要があります。申請日から過去5年以内の取得であることと、認定委員会が認める学会・講習会等かも確認してください。

Q3. 実務経験証明は師長や部長に依頼できますか?

A. 第31回実施要領では、証明者は理事長・病院長等とされ、事務長、部長、師(士)長などは不可と明記されています。勤務先の事務担当者と、誰に証明を依頼するか事前に確認してください。

Q4. 1つの勤務先だけでは必要な実務経験年数に届かない場合はどうしますか?

A. 1施設で必要な実務経験期間を満たせない場合は、複数施設の証明が必要です。また、休職期間は実務経験年数から差し引き、未来の勤務期間を含めた見込み証明はできません。

Q5. 紙と電子署名はどちらが早いですか?

A. 一律にどちらが早いとはいえません。第31回実施要領では、Aの紙書類はアップロード後の審査に約10営業日、Bの電子署名は入力後、証明者への電子署名依頼メールが届くまで約10営業日とされています。施設内の手続きも考慮し、余裕を持って進めることが重要です。

次の一手|申請準備ができたら試験勉強へ進む

申請に必要な書類と実務経験証明の流れを確認できたら、次は認定講習会と認定試験に向けた準備です。試験対策では、公式の講義科目・テキストを起点に、問題演習と弱点復習へつなげると学習範囲を整理しやすくなります。

呼吸療法認定士の勉強法|公式12科目から組む学習ルート


参考文献

  1. 公益財団法人 医療機器センター. 第31回(2026年)3学会合同呼吸療法認定士認定講習会および認定試験 実施要領【講習会受講用】. 2026. (閲覧日:2026-10-07)
  2. 公益財団法人 医療機器センター. 3学会合同呼吸療法認定士 認定講習会受講申込み方法. (閲覧日:2026-10-07)
  3. 公益財団法人 医療機器センター. 新規申請および認定更新に必要な点数取得基準. (閲覧日:2026-10-07)
  4. 公益財団法人 医療機器センター. 3学会合同呼吸療法認定士における言語聴覚士への受講資格付与について. 2026. (閲覧日:2026-10-07)

著者情報

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun(理学療法士)

2022年4月に rehabilikun blog を開設。急性期・回復期・療養病棟、介護福祉施設、訪問リハビリテーションでの臨床経験があります。

現在は療養病院に勤務し、脳卒中、褥瘡・創傷ケア、リハビリテーション栄養、呼吸リハビリテーションを中心に臨床・教育に取り組んでいます。

  • 脳卒中認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター2級

運営者について / 編集・引用ポリシー / お問い合わせ