認知症ケア専門士2026|受験資格・日程・第2次論述を整理
認知症ケア専門士2026(第22回)は、第1次Web試験が2026年7月12日に終了し、8月17日に結果通知が投函されています。2026年8月23日時点で次に重要なのは、第2次試験の申請・論述提出期間である8月25日〜9月25日です。
この記事では、第22回の公式情報をもとに、受験資格、2026年の日程、第1次Web試験、第2次論述、合格率、勉強の進め方まで整理します。特に現在は、「第2次で何を、いつまでに準備するか」を早めに確認しておくことが重要です。
2026年8月23日時点の現在地
- 第1次Web試験:7月12日に終了
- 第1次結果通知:8月17日に投函
- 第2次申請・論述提出:8月25日〜9月25日(消印有効)
- 第2次結果通知:2027年1月12日投函予定
第1次合格者は、届いた論述問題と申請書類を確認し、答案作成と提出準備へ進む時期です。
資格全体の位置づけや他資格との違いから確認したい方は、資格ハブ(一覧・選び方)をご覧ください。
2026年の日程|次の期限は第2次の9月25日
第22回は、第1次申請・事前動作確認・第1次Web試験まで終了しています。これから受験者が確認する中心は、第2次申請と論述答案を2026年9月25日までに提出することです。
第22回の第1次合格者と、過去の第1次既合格者・条件を満たす認知症ケア准専門士では、一部の手続きが異なります。自分の受験区分を確認したうえで、公式の「受験の手引」と第2次試験概要を優先してください。
| 区分 | 日程 | 8月23日時点 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|
| 第1次申請 | 3月10日〜4月10日 | 終了 | 消印有効 |
| 受験票投函 | 5月25日 | 終了 | Web試験案内を確認 |
| 事前動作確認 | 6月5日10:00〜6月30日17:00 | 終了 | 本番端末・回線・本人認証を確認 |
| 第1次Web試験 | 7月12日 9:30〜15:15 | 終了 | 4分野・計200問 |
| 論述問題送付希望届 (該当者のみ) |
7月1日〜7月31日 | 終了 | 過去の第1次既合格者・条件を満たす准専門士が対象 |
| 第1次結果通知・論述問題発送 | 8月17日 | 投函済み | 第22回の第1次合格者には論述問題を同封 |
| 第2次申請・論述提出 | 8月25日〜9月25日 | これから | 消印有効/所定の封筒を使用し簡易書留で提出 |
| 第2次結果通知 | 2027年1月12日 | これから | 同日13:00から公式サイトにも合格者番号を掲載予定 |
受験資格|3年以上の認知症ケア実務経験が必要
第22回の受験資格は、2016年4月1日〜2026年3月31日の間に、3年以上の認知症ケア実務経験を有することです。
認知症専門施設である必要はなく、認知症ケアに携わっていれば職種や職務内容にも制限はありません。また、介護福祉士や介護支援専門員など、他資格の有無だけで受験可否が決まるわけではありません。
| 確認項目 | 基準 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 対象期間 | 2016年4月1日〜2026年3月31日 | 対象期間内の実務経験で確認する |
| 実務経験 | 認知症ケア3年以上 | 複数の所属先の経験を合わせて申請することも可能 |
| 施設 | 認知症専門施設でなくても可 | 実際に認知症ケアへ携わっていたかで確認する |
| 職種・資格 | 職種制限なし/他資格の有無を問わない | 資格を持っているだけでは実務経験の代わりにならない |
| 含まれない経験 | ボランティア・実習 | 実務経験へ含めない |
| 実務経験証明 | 原則として所定書類で証明 | 有資格者であっても実務経験証明が必要 |
第2次試験|3題を各400〜600字で論述する
2026年度の第2次試験は、認知症ケアの事例3題に対する論述試験です。第22回の第1次合格者には、8月17日に投函された結果通知とともに論述問題が送付されます。
作成した答案は、第2次試験の申請期間である8月25日〜9月25日に、他の申請書類と一緒に提出します。申請には所定の第2次試験用・ピンク色の封筒を使用し、簡易書留で提出します。
公式サイトでは、PCで答案を作成する方向けに第22回用のMicrosoft Word版論述用紙も公開されています。文字数は各設問400字以上600字以内です。

第2次をこれから準備する人が先に確認すること
- 届いた論述問題と申請書類を確認する
- 3題すべての下書きを作る
- 各設問が400〜600字に収まっているか確認する
- 5つの合格要件に抜けがないか見直す
- 申請書類と答案をそろえ、期限内に簡易書留で提出する
第2次論述で確認する5つの合格要件
公式に示されている合格要件は、アセスメント、認知症の理解、介護計画、制度・社会資源、倫理の5つです。文章をきれいに書くだけではなく、事例に対する考え方がこの5つの視点から整理されているかを確認する必要があります。
| 公式の合格要件 | 答案を整理するときの確認ポイント |
|---|---|
| 適切なアセスメントの視点 | 事例の情報から、本人の状態・生活・環境・課題を整理できているか |
| 認知症の理解 | 認知症の特徴や本人の状態を踏まえて考えているか |
| 適切な介護計画 | アセスメントをもとに具体的な支援へつなげているか |
| 制度・社会資源の理解 | 必要な制度、社会資源、多職種との連携を検討しているか |
| 倫理的課題の理解 | 本人の尊厳や意思を踏まえた支援になっているか |
表の右列は、5つの公式要件を答案作成時に確認しやすくするために整理したものです。公式の採点表そのものではありません。実際の提出では、届いた論述問題と「受験の手引」の指示を優先してください。
第2次試験・受験準備チェックシート|Excel・PDF
2026年度の現在地に合わせて、受験準備チェックシートをv3へ更新しました。第2次申請の日程、論述3題の進捗、各400〜600字の確認、5つの合格要件、提出前チェックまでをA4縦1枚にまとめています。
入力・編集しながら管理したい方はExcel版、印刷して手書きで確認したい方はPDF版を使用してください。
Excel版|編集しながら使う
PDF版|印刷して使う
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試験の全体像|第1次4分野と第2次論述
認知症ケア専門士認定試験は、第1次と第2次で形式が異なります。第1次はWeb試験で、4分野それぞれ70%以上が合格要件です。4分野すべての合格をもって第1次試験合格となり、第2次の論述試験へ進みます。
| 項目 | 内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 第1次 | Web試験/4分野各50問・計200問/五者択一 | 各分野70%以上。4分野すべての合格が必要 |
| 第2次 | 認知症ケアの事例3題に対する論述 | 各設問400〜600字で作成し、申請書類とともに提出 |
| 第1次受験料 | 1分野3,000円 | 4分野受験で12,000円 |
| 第2次受験料 | 8,000円 | 第1次試験合格後に必要 |
| 受験の手引 | 1部1,000円 | 年度ごとに異なるため、第22回用を使用する |
| 第1次出題範囲 | 認知症ケア標準テキストに準じた内容 | 第1〜4巻に対応する4分野を確認する |
合格率|公式掲載の直近5回は45.7〜56.5%
公式サイトで現在確認できる直近5回(2020〜2024年)の最終合格率は、45.7〜56.5%です。最新掲載の2024年は、受験者2,585人、合格者1,182人、合格率45.7%でした。
ただし、最終合格率だけで難易度を判断するのは適切ではありません。第1次では総得点ではなく、4分野それぞれで70%以上が求められます。得意分野だけで点数を伸ばすより、苦手分野を残さないことが重要です。
| 試験年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 2,585人 | 1,182人 | 45.7% |
| 2023年 | 2,799人 | 1,440人 | 51.4% |
| 2022年 | 3,666人 | 1,998人 | 54.5% |
| 2021年 | 3,063人 | 1,645人 | 53.7% |
| 2020年 | 2,550人 | 1,442人 | 56.5% |
勉強法|公式テキストを軸に分野ごとの弱点を減らす
第1次試験は、認知症ケア標準テキスト第1〜4巻に準じた内容から出題されます。4分野すべての合格が必要なため、教材を増やすことよりも、分野別に理解度を確認して弱点を残さないことが重要です。
- 標準テキスト第1〜4巻で4分野の全体像を確認する
- 問題演習で分野別の正答状況を確認する
- 間違えた分野だけ公式テキストへ戻る
- 本番形式を意識して、時間を決めて演習する
具体的な問題演習は、認知症ケア専門士の予想問題で確認できます。本記事では試験全体と準備の流れを扱い、演習問題の深掘りは関連記事へ分けています。
受験準備で詰まりやすいポイント
認知症ケア専門士の受験では、知識だけでなく、実務経験証明・申請期限・Web試験環境・論述答案・提出方法などの手続き管理も必要です。特に締切直前にまとめて準備すると、確認漏れが起こりやすくなります。
| 詰まりやすい点 | 起こりやすいこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 受験資格の確認が遅い | 実務経験の期間や証明書で迷う | 対象期間と所属歴を先に整理する |
| 第1次を総得点で考える | 1分野だけ合格基準へ届かない | 4分野をそれぞれ70%以上の基準で見る |
| Web試験の準備が遅い | 端末・通信・本人認証で止まる | 指定された動作確認期間内に本番環境を確認する |
| 論述を後回しにする | 3題の推敲と文字数確認が締切直前になる | 問題到着後、早めに3題すべての下書きを作る |
| 提出方法の確認が遅い | 必要書類・コピー・発送方法で迷う | 受験の手引と第2次試験概要を先に確認する |
よくある質問
職種や施設に制限はありますか?
認知症ケアに携わっている限り、認知症専門施設である必要はなく、職種や職務内容にも制限はありません。他資格の有無だけで受験可否が決まるわけでもありません。ただし、第22回では2016年4月1日〜2026年3月31日の間に3年以上の認知症ケア実務経験が必要です。
第1次試験は何点で合格ですか?
4分野それぞれで70%以上の正答率が必要です。総得点だけではなく、4分野すべての合格をもって第1次試験合格となります。各分野の合格有効期間は5年間です。
2026年度の第2次試験は会場で受けますか?
第22回(2026年度)の公式試験概要では、認知症ケアの事例3題に対する論述答案を作成し、第2次申請期間中に他の申請書類と一緒に提出する方式です。
第2次論述は何文字ですか?
第22回用の公式論述用紙では、各設問400字以上600字以内です。PCで作成したい方向けに、公式サイトではMicrosoft Word版の論述用紙も公開されています。
第2次試験はいつまでに提出しますか?
第22回の申請期間は、2026年8月25日〜9月25日で、9月25日の消印有効です。所定の第2次試験用・ピンク色の封筒を使用し、簡易書留で提出します。詳細な提出書類は「受験の手引」で最終確認してください。
次の一手|第2次準備または問題演習へ進む
2026年8月時点で第1次試験に合格した方は、まず届いた論述問題と申請書類を確認し、3題の答案作成を進めてください。提出管理には、この記事で配布しているExcel・PDFチェックシートを利用できます。
今後の受験や再受験に向けて第1次の理解度を確認したい方は、認知症ケア専門士の予想問題へ進んでください。
参考文献
- 一般社団法人日本認知症ケア学会.認知症ケア専門士認定試験:受験資格.公式サイト.2026年8月23日閲覧.
- 一般社団法人日本認知症ケア学会.第22回(2026年度)認知症ケア専門士認定試験:第1次試験概要.公式サイト.2026年8月23日閲覧.
- 一般社団法人日本認知症ケア学会.第22回(2026年度)認知症ケア専門士認定試験:第2次試験概要.公式サイト.2026年8月23日閲覧.
- 一般社団法人日本認知症ケア学会.認知症ケア専門士認定試験Q&A.公式サイト.2026年8月23日閲覧.
- 一般社団法人日本認知症ケア学会.認知症ケア専門士認定試験公式サイト.公式サイト.2026年8月23日閲覧.
- 一般社団法人日本認知症ケア学会.認知症ケア専門士認定試験合格状況.公式サイト.2026年8月23日閲覧.
著者情報

rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blogを2022年4月に開設。急性期・回復期・療養病棟、介護福祉施設、訪問リハビリテーションでの臨床経験をもとに、理学療法評価、臨床手順、記録用紙、医療制度などの実務情報を発信しています。
現在は療養病院に勤務し、脳卒中、褥瘡・創傷ケア、リハビリテーション栄養、呼吸リハビリテーションを中心に臨床・教育活動を行っています。
保有資格
- 脳卒中認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター2級

