脳卒中ハブ(評価とリハの実装ガイド)
急性期〜回復期〜在宅まで、評価と介入を一枚の流れで辿れるように整理しました。まずは下表の「評価フロー」を使い、各期の目的と評価を揃えましょう。JSS を重症度の軸に、意識(JCS/GCS)、嚥下安全、ADL/QOL を段階的に紐づけます。困ったら評価フロー(PTガイド)で全体を確認。
評価フロー(発症〜退院前)
| フェーズ | 主目的 | 優先評価 | 関連導線 |
|---|---|---|---|
| 入室時〜急性期 | バイタル安定・重症度把握 | JCS/GCS、JSS | 気道確保・嚥下安全:窒息対応プロトコル |
| 回復期初期 | 機能回復の見通し・誤嚥予防 | 意識/認知(MMSE、HDS-R) | 栄養・嚥下:リハ栄養総論 |
| 回復期中盤 | ADL・歩行・バランス定着 | 機能・活動系(院内標準)+QOL(EQ-5D) | 在宅準備:30°側臥位と除圧の実践 |
| 退院前〜在宅 | 転倒・誤嚥・再発予防とQOL維持 | JSS 再評価、QOL(EQ-5D)、家族指導・環境調整 | 家族説明カード:窒息リスク説明 |
まず整える 3 点
ダウンロード(業務導線)
- JCS/GCS:バッチシート/オートスコアA4
- 嚥下安全:誤嚥後48h観察ログ/施設用一次対応フロー


