脳卒中ハブ|評価→介入→退院前の実装を最短で整理【保存版】

疾患別
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脳卒中ハブ(評価 → 介入 → 退院前の実装を最短で)

本ページは、脳卒中リハの「いま何を優先して評価し、どう記録して、次の一手に繋げるか」を最短導線で引ける索引(ハブ)です。急性期〜回復期〜退院前まで、同じ言葉・同じ順番で共有できる形に整えます。

親ハブ:疾患別ハブ評価ハブ

まず最初に読む( 3 本 )

脳卒中は「重症度・安全・活動」の線を早めに引くほど、カンファレンスと家族説明がブレにくくなります。まずは アップデート一次評価安全フローの順に押さえるのが近道です。

迷ったら、①ガイドライン要点で方針を揃え、②意識と重症度の “基準線” を置き、③嚥下・窒息の “安全線” を共通言語にします。

評価フロー(発症〜退院前)

期別に “優先評価” を固定すると、チーム内の意思決定が速くなります。ここでは、脳卒中リハで最低限そろえたい評価の束(バンドル)を、フェーズごとに整理します。

ポイントは、同条件(時間帯・体位・補装具・介助条件)での反復評価です。数値が変わったのか、条件が変わったのかを分けて記録します。

※スマホでは表を左右にスクロールできます。

脳卒中の期別評価フロー(成人・ 2025 年版:実務の目安)
フェーズ 主目的 優先評価(束) 次の一手(導線)
入室時〜急性期 安全確保・重症度把握 JCS / GCSJSS、 バイタル・急変サイン 嚥下安全:窒息対応プロトコル
回復期初期 見通し設定・合併症予防 意識・認知(施設運用に合わせ選択)、 ADL のベースライン、 栄養・嚥下リスク 栄養:リハ栄養 総論
回復期中盤 歩行・ ADL の定着 運動機能・活動(院内標準)、 バランス・移動、 必要に応じ QOL(例: EQ-5D ) 体位・除圧:30° 側臥位と除圧
退院前〜在宅 転倒・誤嚥・再発予防 JSS 再評価、 生活環境・家族指導、 継続しやすいアウトカム設定 家族説明:窒息リスク説明( A4 )

まず整える 3 点

脳卒中リハは「基準線・安全線・出口線」を早めに置くと、介入の選択が整理されます。ここでは、現場で “運用” しやすい 3 点に絞ってまとめます。

チーム内で共有するのは、指標そのものよりも「条件固定」と「再評価サイクル」です。評価が揃うと、介入の議論が速くなります。

  1. 重症度の基準線:JSS を基準に、同条件(時間帯・体位・補助具)で推移を記録します。
  2. 嚥下・窒息の安全線:窒息対応プロトコル を共通言語にし、病棟と “同じフロー” で動ける状態を作ります。
  3. 退院後の出口線:退院前と退院後で同じアウトカム(例: QOL )を置き、フォローを “見える化” します。

現場の詰まりどころ(よく詰まる → 打ち手)

脳卒中リハで詰まりやすいのは「判断の根拠が揃わない」「安全フローが人によって違う」「記録が再評価に繋がらない」の 3 つです。詰まりどころを “言語化” して、次アクションを固定します。

下の表は、最小限の運用ポイントに絞った “詰まり → 打ち手” の早見表です。

※スマホでは表を左右にスクロールできます。

脳卒中リハで詰まりやすいポイントと、最小の打ち手(成人・ 2025 年版)
詰まりどころ 起こりやすい原因 最小の打ち手 関連リンク
重症度の推移が読めない 条件が毎回バラバラ 時間帯・体位・補助具・介助を固定して再評価 JSS
嚥下・窒息対応が統一できない フローが口頭共有のみ 一次対応と 48 h 観察をテンプレ化し共有 窒息対応プロトコル
家族説明が難しい 情報が多く、要点が伝わらない 短い説明カードで “まず守ること” を固定 家族説明( A4 )

ダウンロード(業務導線)

現場の “再現性” を上げるには、評価の条件固定と記録テンプレが鍵です。ここでは、脳卒中の一次評価と安全管理に直結する配布物をまとめます。

カンファレンスや家族説明に持ち込める形( A4 )から整えると、チーム運用が安定します。

評価や安全管理は、脳卒中に限らず “横断” で整えるほど再現性が上がります。必要に応じて下のハブも参照してください。

歩行・バランスなど運動機能の詳細は、評価のサブハブに集約しています。


おわりに

脳卒中リハは、基準線(重症度)→ 安全線(嚥下・急変)→ 活動の定着(歩行・ ADL )→ 同条件で再評価のリズムを崩さないほど、チーム運用が安定します。まずは 1 つ、条件固定とテンプレ化から始めてみてください。

面談準備チェックと職場評価シートをまとめて使えるように、マイナビコメディカルのダウンロードも用意しています。

著者情報

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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