疼痛・安全管理ハブ:強さ→生活影響→次アクション【保存版】

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疼痛・安全管理ハブ(保存版:強さ → 生活影響 → 次アクション)

疼痛は「強さ」だけだと説明が止まりやすく、現場では生活への影響安全管理(中止基準)をセットで押さえると判断が早くなります。本ページでは「強さ → 生活影響 → 心理面 → 可動域 / 末梢要因 → 安全管理」の順で最短導線をまとめました。

全体の索引は 評価ハブ からも辿れます。

最短の使い方( 3 ステップ )

結論として、疼痛は「強さ」だけで終わらせず、必ず生活影響安全を足して回すと、介入の一手が決まります。初回は 2 指標(強さ + 生活影響)に絞り、同条件で再評価します。

  1. 強さを揃える: NRS / VAS で「どれくらい痛いか」を固定する
  2. 生活影響を足す:痛みで何ができないか(動作・活動・睡眠)を把握する
  3. 安全と次アクション:中止基準・赤旗を確認し、運動負荷を調整して再評価条件を固定する

痛みの強さ(まず揃える)

強さは「介入の前後」「日内変動」「動作時」で同じ言葉にして追うのがコツです。測り方を先に揃えると、記録がブレにくくなります。

生活影響( ADL につなぐ )

疼痛は「強さ」よりも、実務では「生活障害」を示したほうが説明が通りやすい場面が多いです。 ADL / IADL とセットにすると、退院支援や職場復帰の議論が進みます。

心理面(不安・抑うつ)

疼痛が長引くほど、不安・抑うつ・回避行動が「痛みの体験」を強めます。心理面は「診断」ではなく、見逃さないための拾い上げとして運用すると現場で扱いやすいです。

関節・可動域( end feel / 制限 )

可動域制限を伴う痛みは、end feel誘発動作をそろえると原因仮説が立てやすいです。「同じ角度」「同じ負荷」での再現性を作ると、介入の効果判定が明確になります。

安全管理(中止基準・循環)

疼痛が強いと運動強度が上がらず、逆に無理をすると循環・自律神経症状が出ることがあります。先に「止める基準」を共有すると、判断が揃います。

最短導線の早見表

※スマホでは表を左右にスクロールできます。

疼痛・安全管理:最短導線(強さ → 生活影響 → 次アクション)
目的 まず引く 次に押さえる 同条件で追う
強さを固定 NRS / VAS 使い分け 動作時 / 安静時 / 介入前後
生活影響を示す PDAS ADL / IADL 困る動作(立ち上がり・歩行・睡眠)
心理面を拾う HADS メンタル評価ハブ 回避行動・活動量・睡眠
関節要因を整理 end feel 誘発動作と角度 同角度・同負荷で再現性
安全を揃える 中止基準 起立性低血圧 症状とバイタルをセットで

記録テンプレ( SOAP )

疼痛の記録テンプレ(例: SOAP )
区分 書き方(例) ポイント
S 立ち上がりと階段で疼痛増悪。夜間痛あり(入眠に時間) 場面(動作)と時間帯(夜間)をそろえる
O NRS:安静 3 /10、歩行 6 /10。 PDAS 22/60。 end feel:硬い制限で疼痛誘発 強さ + 生活影響 + 角度/条件を 1 セットで
A 疼痛による回避で活動量低下。可動域制限と夜間痛があり、負荷調整が必要 「次の一手」を決める仮説を 1 行で
P 疼痛許容内で歩行量を段階調整。 1 週後に同条件で NRS / PDAS を再評価 同条件で再評価(頻度・条件固定)を必ず入れる

現場の詰まりどころ

  • 強さだけ記録する:生活影響( PDAS など)を足すと、説明と方針が立ちやすくなります
  • 測定条件がバラバラ:動作・角度・時間帯を固定して、再評価の意味を守ります
  • 安全管理が後回し:中止基準と症状の変化を先に共有すると、判断が揃います

おわりに

疼痛は「強さ → 生活影響 → 安全管理」をそろえるだけで、介入の説明と再評価が回りやすくなります。面談前に準備を整えたい方は、面談準備チェック&職場評価シートもあわせて使ってみてください。

著者情報

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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