令和 8 年改定|療養病棟・慢性期・維持期リハの実務影響まとめ

制度・実務
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令和 8 年改定は「療養病棟・慢性期・維持期で ADL 低下を防ぐ運用」を強めるメッセージです

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今回の改定は、急性期の対応だけで完結させず、療養病棟・慢性期・維持期まで含めて機能をつなぐ方向が強調されています。現場では、点数暗記よりも「誰を優先するか」「どこで中止・再開するか」「どう引き継ぐか」を先に統一する方が、確定後の手戻りを抑えやすくなります。

本ページは、慢性期で運用が止まりやすい論点を先に整理し、次に子記事で実装に落とし込めるように設計しています。

今回改定のメッセージを慢性期でどう読むか

慢性期・維持期では、状態の急変だけでなく「活動性の低下が続くこと」による機能低下が起きやすいです。改定の方向性を実務に翻訳すると、離床・日中活動・栄養・口腔・記録を分断せず、同じ言葉で共有できる体制づくりが中核になります。

そのため、まずは安全条件(中止・再開)と役割分担(誰が何を判断するか)を文章化し、記録の置き場所を固定することが初動として有効です。

療養病棟・慢性期・維持期への実務影響(先にここだけ)

令和 8 年改定を慢性期現場へ翻訳した実務影響と初動(更新:2026-02-14)
論点 現場で起きやすい詰まり 先に揃える最小対策 1 週間以内の初動
医療区分 2・3 の見直し 受け入れ判定と説明が担当者依存になる 判定の優先順位と例外条件を 1 枚化 判定フローを病棟カンファで共通化
慢性期の離床・活動設計 離床の判断が曖昧で実施率が落ちる 中止・再開条件を職種横断で統一 日中活動の最小メニューを病棟標準化
リハ・栄養・口腔の連携 情報が分散し、引き継ぎで抜ける 評価起動と引き継ぎ文を定型化 共有フォーマットを 1 つに統一
記録・監査対応 「実施したが説明できない」状態になる 記録の置き場所と必須項目を固定 監査で問われる文言を先にテンプレ化

確定した点数や要件を先に確認したい場合は、確定差分まとめを併読すると、実務への落とし込みが速くなります。

このページの使い方(慢性期向け)

まずは「実務影響の表」で自施設の優先課題を決め、次に「詰まりどころ」で失敗パターンを避け、最後に「次の一手」から子記事へ進む順番がおすすめです。全部を同時に変えるより、安全条件→役割→記録の順に揃える方が現場で回ります。

改定対応を短期間で安定させるには、判断の言葉と記録様式を先に固定し、点数反映は後追いで更新できる構造にしておくことが重要です。

現場の詰まりどころ/よくある失敗(慢性期版)

よくある失敗( 3 つ )

慢性期改定対応で起きやすい失敗と修正ポイント
よくある失敗 なぜ起きる? 先に揃える修正
受け入れ判定が人で変わる 判定基準が文章化されていない 優先順位・例外条件・承認者を固定する
離床が日によって止まる 中止・再開条件が職種で不一致 中止・再開を 1 行ルールで共通化する
記録はあるが説明できない 記録の置き場所と必須項目が不統一 監査を想定した必須項目を先に固定する

導入チェック( 5 分 )

  • 医療区分 2・3 の判定優先順位を説明できる
  • 離床の中止・再開条件を 1 枚で共有できる
  • リハ・栄養・口腔の引き継ぎ文が統一されている
  • 記録の置き場所と必須項目が固定されている
  • 確定差分を後追い反映できる更新手順がある

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

Q1. このページと「確定差分まとめ」の違いは何ですか?

確定差分まとめは点数・要件の確定情報を確認するページです。本ページは、それを慢性期・療養病棟の運用に翻訳するための親記事です。

Q2. まずどこから着手するべきですか?

安全条件(中止・再開)→役割分担(判定・承認)→記録様式(置き場所)の順が、手戻りを最小化しやすいです。

Q3. 慢性期では離床と栄養・口腔を同時に扱うべきですか?

同時に扱う方が、ADL 低下予防と再評価の一貫性を保ちやすくなります。評価起動と引き継ぎ文を共通化すると運用が安定します。

Q4. 点数の細かい確認はどこで行えばよいですか?

本ページでは運用の骨格を確認し、詳細な確定値は「確定差分まとめ」で確認してください。時系列の更新はトラッカーが適しています。

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運用を整えたあとに、職場環境の詰まりも点検しておきましょう

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著者情報

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rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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