- 令和 8 年 改定リハ領域ハブで最初に決めること
- 告示・通知・疑義解釈ベースで先に固める論点
- このハブの使い方(答えること / 答えないこと)
- 最優先の 3 本(返戻・監査を先に潰す)
- 疑義解釈その 2 で先に見る 6 本
- 疑義解釈その 1 で先に見る 2 本
- 3 月 27 日の様式確認+ 3 月 31 日の疑義解釈その 2 を受けて先に見る 2 本
- 摂食嚥下|このハブでは「入口」だけ押さえる
- みなし単位|単位より「記録の型」から入る
- 疾患別リハ|専従・兼務の説明可能性を先に見る
- 回復期リハ病棟|指数より「運用設計」の入口を押さえる
- リハ・栄養・口腔連携加算|総論と除外患者を分けて読む
- 現場の詰まりどころ/よくある失敗(ハブ版)
- よくある質問(FAQ)
- 次の一手(同ジャンル回遊)
- 参考資料(一次情報)
- 著者情報
令和 8 年 改定リハ領域ハブで最初に決めること
最終更新:2026-04-01(確認:2026-03-05 公開の告示・通知・施設基準通知/2026-03-10 公開の説明資料/2026-03-23 公開の疑義解釈その 1 / 2026-03-27 公開の様式確認情報/2026-03-31 公開の疑義解釈その 2)
令和 8 年( 2026 年 )診療報酬改定のリハ領域は、論点を全部まとめて読むより、「どのページから確認し、どこを先に院内でそろえるか」を決めた方が止まりにくいです。このハブは、確定差分・更新履歴・疑義解釈で実務差が出やすい各論への入口を、読む順番つきで整理するページです。
一方で、このページでは詳細な算定要件や摘要文例までは深掘りしません。細かな対象判定、例外、記載要件は各論へ分け、ここでは「入口」と「優先順位」に役割を絞ります。3 月 31 日の疑義解釈その 2 で、早期リハの経過措置、回復期リハ実績指数、高次脳機能障害の退院時情報提供、書類運用など、読む順番を入れ替えた方がよい論点が増えたため、導線を更新しました。
最短の読み順:確定差分( 1 枚 )→ 更新履歴 → 疑義解釈その 2 で差が出る各論
まずは確定差分で全体をつかみ、その後にトラッカーで更新有無を確認し、疑義解釈その 2 で実務差が出やすい早期リハの 6 月 1 日またぎ、回復期リハ疑義解釈、実績指数、高次脳機能障害の退院時情報提供、書類・総合計画評価へ進むと、院内調整が止まりにくくなります。慢性期側は、そのあとに身体拘束最小化へ進むと流れがきれいです。
関連:更新履歴(トラッカー) / 総論:基本方針( 4 つの柱 ) / 比較で確認:関連項目の比較早見
告示・通知・疑義解釈ベースで先に固める論点
スマートフォンでは、表が画面からはみ出す場合があります。左右にスワイプしてご覧ください。
| 論点 | 先に見ておく要点 | 現場で起きやすい詰まり | 最小の対策 |
|---|---|---|---|
| 離床なし 20 分(特定の患者) | 対象・除外・例外と、摘要で説明が必要になる場面を先に押さえる | 対象判定と摘要文言が担当者ごとにぶれやすい | 対象/除外/例外(摘要)を 1 枚化し、部署共通の説明文を固定する |
| 休日リハビリテーション加算 | 休日の定義と、休日提供をどう記録するかを分けて考える | 年末年始や土曜の扱いが病棟でずれやすい | 休日定義を院内文書に反映し、対象外パターンを 1 行で掲示する |
| 退院時リハ指導料 | 対象患者の線引きと、入院中算定の確認手順を先に決める | 対象の広げすぎ・見落としが算定可否に直結する | 入院中算定の有無をチェック化し、退院指導テンプレの置き場所を統一する |
| 早期離床・早期リハ | 起算・連携・記録に加えて、6 月 1 日またぎの経過措置を分けて確認する | 開始済み患者と未開始患者を同じルールで見てしまいやすい | 開始済みかどうか、旧起算日、6 月 1 日が何日目かを同じ表で確認する |
| 回復期リハ疑義解釈 | FIM 研修、重症患者割合、強化体制加算、退院前訪問指導の数え方を分けて確認する | 旧基準と新基準の切り分けや、病棟全体届出の理解がずれやすい | 対象者/基準/届出単位/分子の考え方を 1 枚でそろえる |
| 回復期リハ実績指数 | 歩行・車椅子/トイレ動作の各 1 点加点、除外対象の経過措置、7 月以降の計算方法を確認する | 両項目そろわないと加点できないと誤解しやすい | 各項目ごとに 1 点加点と明記し、入棟日と適用基準を台帳で分ける |
| 高次脳機能障害の退院時情報提供 | 提供先を「リハ利用先」に限定し、単なる受診予定やケアプラン作成予定を除外する | 退院後に関わる先を広く入れすぎやすい | 医療保険/介護保険/障害福祉の「リハ利用先」だけを提供先に固定する |
| リハ・栄養・口腔連携加算 | 48 時間評価・14 日運用に加えて、勤務実績時間、病棟ごとの届出区分、転棟後の扱いを確認する | 人員配置と勤務実績時間、継続算定と評価引継ぎを混同しやすい | 配置・勤務実績時間・転棟後の扱いを別欄で管理する |
| 書類・総合計画評価 | 説明・交付・保存に加えて、オンライン説明、評価した月での算定、医師指示の残し方を確認する | 様式確認はできても、説明手順と算定月の判定が部署でずれやすい | 説明担当・方法・保存先・初回判定・作成日と評価日を先に固定する |
| 身体拘束最小化 | 認知症ケア加算の研修と兼ねられるか、対象職員をどこまで含めるかを確認する | 認知症患者に係わる職員だけで研修対象を狭く設定しやすい | 「入院患者に係わる職員」まで含めた対象者一覧を先に作る |
最初に読む部署の目安:返戻・監査窓口は「離床なし 20 分/退院時指導/高次脳機能障害の退院時情報提供/書類・総合計画評価」、病棟運用担当は「休日リハ/早期離床/回復期リハ疑義解釈/実績指数」、慢性期担当は「身体拘束最小化」、記録担当は「書類・総合計画評価」から確認すると進めやすいです。
このハブの使い方(答えること / 答えないこと)
このページで答えるのは、①最初にどのページから読むか、②院内で先にそろえる論点は何か、③各論のどこへ進めばよいか、の 3 点です。つまり「全体像の入口」と「優先順位」を決めるためのページです。
反対に、個別の算定要件や摘要文例の細かな線引き、時系列ログ、横比較の深掘りは別ページに分けています。全部を 1 ページに載せるより、役割を分けた方が更新にも強くなります。
迷ったらこの順番で確認してください
- Step 1:確定点数・要件差分まとめ で全体をつかむ
- Step 2:更新履歴(トラッカー) で反映有無を確認する
- Step 3:返戻リスクが高い各論へ進む(離床なし 20 分 → 退院時指導 → 休日リハ)
- Step 4:疑義解釈その 2 で差が出やすい各論へ進む(早期リハの 6 月 1 日またぎ → 回復期リハ疑義解釈 → 回復期リハ実績指数)
- Step 5:退院支援・書類運用へ広げる(高次脳機能障害の退院時情報提供 → 書類簡素化・総合計画評価 → 身体拘束最小化)
最優先の 3 本(返戻・監査を先に潰す)
告示・通知ベースで先にそろえるべきなのは、点数の暗記よりも「対象」「例外」「記載要件」の言葉です。特に返戻が出やすいのは、対象の線引き、例外時の説明、退院時の対象判定が担当者でずれる場面です。
- 最優先 1:離床なし 20 分(特定の患者)(対象/除外/例外(摘要)を 1 枚化)
- 最優先 2:退院時リハ指導料(対象限定をチェック化)
- 最優先 3:休日リハ加算(休日定義+提供日記録を統一)
疑義解釈その 2 で先に見る 6 本
2026 年 3 月 31 日公開の疑義解釈その 2 では、早期リハ、回復期リハ、実績指数、高次脳機能障害の退院時情報提供、書類運用、身体拘束最小化まで、複数の領域で実務差が出やすい論点が具体化されました。ここは総論の追記だけで済ませず、各論まで読んだ方が運用へ落とし込みやすくなります。
- 早期リハ加算の 6 月 1 日またぎ(開始済み/未開始で起算日を分ける)
- 回復期リハ病棟の疑義解釈 2026(高次脳機能障害、強化体制加算、退院前訪問指導の整理)
- 回復期リハ実績指数(各 1 点加点、経過措置、7 月以降の計算方法)
- 高次脳機能障害の退院時情報提供(提供先の定義と「利用する予定」の意味)
- 書類簡素化とリハビリテーション総合計画評価料(オンライン説明、評価した月での算定、医師指示の扱い)
- 身体拘束最小化(研修の兼ね方と対象職員の範囲)
疑義解釈その 1 で先に見る 2 本
2026 年 3 月 23 日公開の疑義解釈その 1 では、回復期リハ病棟とリハ・栄養・口腔連携加算で、実務差が出やすい論点が具体化されました。ここは総論の追記だけで済ませず、各論で読んだ方が運用に落とし込みやすくなります。
- 回復期リハ病棟の疑義解釈 2026( FIM 研修/重症患者割合/強化体制加算の届出)
- リハ・栄養・口腔連携加算の ADL 低下患者割合|除外患者を整理(問 20 の除外対象と記録の残し方)
3 月 27 日の様式確認+ 3 月 31 日の疑義解釈その 2 を受けて先に見る 2 本
様式が確認しやすくなったことで、書類まわりは「新しい論点が増えた」というより、院内で運用を詰めるタイミングに入ったと考えると整理しやすいです。ここで重要なのは、様式の見た目を追うことよりも、説明・交付・保存・初回判定・算定する月の流れを先にそろえることです。
そのため、ハブでは新規ニュース記事を増やすより、次の 2 本を入口にしておく方が全体の導線がきれいです。
- 書類簡素化とリハビリテーション総合計画評価料の要点(説明・交付・保存・初回/ 2 回目以降・オンライン説明・評価月算定)
- 総合実施計画書の書き方(評価 → 目標 → 具体的アプローチの書き方)
摂食嚥下|このハブでは「入口」だけ押さえる
摂食嚥下で先に見るべきなのは、体制の有無だけではなく、評価起動・中止再開・引き継ぎが回る設計になっているかです。ここが曖昧だと、要件を満たしていても現場運用が止まりやすくなります。
このハブでは「どこを先に見るか」までにとどめ、詳細な要件や実績の見方は 摂食嚥下機能回復体制加算の見直し に分けています。
みなし単位|単位より「記録の型」から入る
みなし単位は、請求の話から入ると運用が崩れやすい論点です。先にそろえるべきなのは、対象業務、時間の排他、記録の 3 点です。
このページでは入口だけに絞り、対象業務・上限・記録の型は みなし単位( 20 分= 1 単位 )の実務整理 に集約しています。
疾患別リハ|専従・兼務の説明可能性を先に見る
疾患別リハで詰まりやすいのは、点数よりも人員運用です。専従・兼務の説明が曖昧だと、シフトと実績の整合が崩れやすくなります。
兼務ラインや実働の残し方は各論で深掘りし、このハブでは「人員運用は別枠で確認が必要」と押さえれば十分です。詳細は 疾患別リハの算定上限・専従要件( 2026 対応 ) を参照してください。
回復期リハ病棟|指数より「運用設計」の入口を押さえる
回復期リハ病棟は、指数の計算だけでなく、評価日・除外根拠・休日運用を同条件でそろえられるかが差になりやすい領域です。施設ごとの差が出やすいので、入口の段階で別ページへ切り出して確認した方が安全です。
まずは 回復期リハ実績指数 を確認し、疑義解釈で確定した運用差分は 回復期リハ病棟の疑義解釈 2026、日々の回し方は 回復期 PT 業務の回し方 へ進んでください。
リハ・栄養・口腔連携加算|総論と除外患者を分けて読む
リハ・栄養・口腔連携加算は、48 時間評価・14 日運用・加算 1 / 2 の差分と、ADL 低下患者割合の除外患者を同じページで抱え込むと読みにくくなりやすい論点です。まずは総論で運用全体を押さえ、そのうえで疑義解釈で明確化された除外患者を別記事で確認すると整理しやすくなります。
総論は リハ・栄養・口腔連携加算【2026】48 時間・14 日を整理、除外患者は ADL 低下患者割合|除外患者を整理 へ進んでください。
現場の詰まりどころ/よくある失敗(ハブ版)
改定対応で止まりやすいのは、制度そのものより「院内で読む順番」と「書く言葉」がそろっていない場面です。まずは よくある失敗 を確認し、次に 回避手順 を見てください。
書類まで一体で整える場合は、書類簡素化と総合計画評価料の記事 を並行して読むと実装が早くなります。
| よくある失敗 | なぜ起きる? | 先にそろえる修正(最小) | 関連(読む順) |
|---|---|---|---|
| 対象・例外(摘要)の判断が担当者でぶれる | 対象定義/除外/例外の文言が院内でそろっていない | 対象/除外/例外(摘要)を 1 枚化し、テンプレ文を固定する | 離床なし 20 分 → 退院時指導 |
| 休日の定義が部署でずれる | 年末年始を含む休日定義が院内文書に反映されていない | 休日定義を運用要領へ追記し、監査チェック項目に追加する | 休日リハ加算 |
| 疑義解釈その 2 を総論だけで処理してしまう | ハブに要点だけ追記して、各論の運用差分を確認していない | 早期リハ 6 月またぎ、実績指数、高次脳機能障害、書類運用は専用記事まで紐づけて確認する | 早期リハ 6 月またぎ → 実績指数 → 高次脳機能障害 |
| 書類は見直したのに、初回判定や説明記録がそろわない | 様式確認はしていても、説明・交付・保存・初回判定・算定月のルールが分かれている | 説明担当・説明方法・保存先・初回判定・評価月算定を 1 枚で共有する | 書類簡素化 → 総合実施計画書の書き方 |
| 専従・兼務が曖昧で体制が崩れる | 専従の証明を残す設計になっていない | 兼務ライン( A / B / C )+ シフト(配置)+ 実績(実働)で説明可能にする | 算定上限・専従要件 |
| みなし単位の時間が重複計上になる | 時間帯の排他ルールがなく、同時間を重ねやすい | 開始・終了時刻を必須化し、20 分単位の切り出しを統一する | みなし単位の実務 |
回避手順(最小 3 ステップ)
- Step 1:最初に確認するページ順を部署で固定する
- Step 2:対象・例外・引き継ぎの言葉を部署共通に統一する
- Step 3:詳細は各論へ逃がし、ハブに書き込みすぎない
よくある質問(FAQ)
各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。
Q1. どの記事から読めばいいですか?
迷ったら、まず 確定点数・要件差分まとめ を見てください。次に 更新履歴(トラッカー) で反映有無を確認し、その後に 離床なし 20 分、退院時指導、休日リハ の順に進むと止まりにくいです。疑義解釈その 2 を確認する場合は、早期リハの 6 月 1 日またぎ、回復期リハ疑義解釈、実績指数 を続けて読むと整理しやすくなります。
Q2. このハブで一番先に決めるべきことは何ですか?
点数の暗記ではなく、「読む順番」と「対象・例外・記載要件の言葉」をそろえることです。先に入口を固定すると、個別論点の反映が早くなります。
Q3. なぜこのページで細かな要件まで書かないのですか?
確定差分、比較、トラッカー、各論ページがすでにあるためです。このハブまで詳細化すると、同じテーマを複数ページで更新することになり、保守性と検索意図の両方が弱くなります。
Q4. 疑義解釈が出たらどこを直しますか?
まずトラッカーに更新ログを追加し、該当する各論へ反映します。ハブ本文は「読む順番」や「最優先論点」に変更が出る場合だけ最小限を更新する運用が安全です。
Q5. 3 月 27 日の様式確認情報が出たので、新規記事を増やすべきですか?
ハブの役割で見ると、新規ニュース記事を増やすより、既存の「書類簡素化」と「総合実施計画書の書き方」への導線を強める方が整理しやすいです。様式確認がしやすくなったことで、院内運用を詰める段階に入ったと考えると、ハブとの役割分担が崩れにくくなります。
Q6. 3 月 31 日の疑義解釈その 2 で、ハブの読み順はどう変わりましたか?
早期リハの経過措置、回復期リハ実績指数、高次脳機能障害の退院時情報提供、書類運用の優先度が上がりました。つまり、総論を読んだあとに「早期リハ 6 月またぎ → 回復期リハ疑義解釈 → 実績指数 → 高次脳機能障害 → 書類運用」の順で確認すると、院内調整が止まりにくくなります。
次の一手(同ジャンル回遊)
続けて読むなら、A → B の順がわかりやすいです。A で制度の地図を押さえ、B で確定差分だけを短時間で確認してください。
続けて読む:2026 改定の全体像(基本方針) / 確定点数・要件差分まとめ
参考資料(一次情報)
- 厚生労働省.令和 8 年度 診療報酬改定について(告示・通知・施設基準一式).
- 厚生労働省.令和 8 年度 診療報酬改定説明資料等について.
- 厚生労働省.診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について(令和 8 年 3 月 5 日 保医発 0305 第 6 号).
- 厚生労働省.基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて(令和 8 年 3 月 5 日 保医発 0305 第 7 号).
- 厚生労働省.特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて(令和 8 年 3 月 5 日 保医発 0305 第 8 号).
- 厚生労働省.疑義解釈資料の送付について(その 1 )(令和 8 年 3 月 23 日).
- 厚生労働省.疑義解釈資料の送付について(その 2 )(令和 8 年 3 月 31 日).
著者情報
rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。
- 脳卒中 認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3 学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター 2 級
専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下


