2026年診療報酬改定|リハビリの変更点を領域別に確認
最終確認:2026年9月12日(厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」、疑義解釈その12までの公開状況を確認)
令和8年度(2026年度)診療報酬改定では、リハビリテーション領域でも、早期・休日リハ、離床を伴わないリハ、疾患別リハ、回復期リハ病棟、計画書・書類、リハ・栄養・口腔連携、退院支援など複数の見直しが行われています。
すべての通知や疑義解釈を最初から読む必要はありません。まず「自施設に関係する変更点はどの領域か」を把握し、その後に必要な各論へ進むと整理しやすくなります。このページでは、2026年改定のリハ関連項目を領域別に整理し、詳しい算定要件や判断方法を確認する記事への入口をまとめます。
このページで分かること
- 2026年診療報酬改定でリハ関連の何が変わったか
- 自施設で確認すべき領域はどこか
- 詳しい点数・要件・疑義解釈をどの記事で確認するか
令和8年度改定|リハ関連の主な変更点一覧
最初に、リハ部門で確認したい変更領域を一覧で把握します。ここでは制度の位置づけと確認ポイントに絞り、点数、対象、起算日、例外、記録方法などの詳細は各論へ分けます。
スマートフォンでは、表を左右にスワイプしてご覧ください。
| 領域 | 主な確認テーマ | 現場で最初に確認すること |
|---|---|---|
| 早期・休日リハ | 早期リハビリテーション加算、休日リハビリテーション加算、改定またぎ | 起算日、算定期間、休日区分、6月1日前後の扱い |
| 離床なしリハ | 離床を伴わない訓練を実施した場合の評価 | 対象、除外、例外、摘要・記録 |
| 疾患別リハ | 算定上限、院外リハ、専従・兼務などの人員運用 | 疾患・病期、単位数上限、施設基準との整合 |
| 回復期リハ病棟 | 実績指数、重症患者、FIM、休日提供、疑義解釈 | 届出区分、基準値、計算条件、経過措置 |
| 計画書・書類 | リハビリテーション計画、総合計画評価、説明・保存方法 | 誰が評価するか、説明・交付・保存、算定月 |
| リハ・栄養・口腔 | リハ・栄養・口腔連携、ADL評価、摂食嚥下関連 | 対象病棟、評価時期、配置、休日提供、除外患者 |
| 退院・地域連携 | 退院時リハ指導、高次脳機能障害の情報提供など | 対象患者、提供先、指導内容、記録 |

このハブは「変更点を選んで各論へ進む」ために使う
このページの役割は、個別制度の算定可否をすべて解説することではありません。まず2026年改定のリハ領域を俯瞰し、自施設に関係するテーマを選んで、必要な各論へ進むための制度マップです。
改定前後で具体的にどの点数・要件が変わったのかをまとめて確認したい場合は、令和8年改定リハ確定差分へ進んでください。疑義解釈や訂正通知の公開状況を時系列で確認する場合は、令和8年改定リハ更新トラッカーで確認できます。
2026年診療報酬改定|リハ各論の記事一覧
ここからは、確認したい領域ごとに各論を整理します。すでに調べたい制度が決まっている場合は、該当する記事へ直接進んでください。
早期リハ・休日リハ
早期リハでは、点数だけでなく、起算日、算定期間、休日の扱い、転院・再入院、2026年6月1日の改定またぎを分けて確認することが重要です。
離床を伴わないリハ
離床を伴わないリハでは、「ベッド上で実施した」という場所だけで判断せず、実施内容、対象となる条件、除外、例外、記録を確認します。
疾患別リハ・単位数
疾患別リハでは、患者ごとの算定上限と、施設基準上の専従・兼務などの人員運用を分けて考えます。運動器リハや院外リハでは、何単位まで算定できるかだけでなく、対象条件を確認してください。
回復期リハ病棟
回復期リハ病棟では、実績指数だけでなく、届出区分、重症患者、FIM、休日提供体制、経過措置、疑義解釈を切り分けて確認します。
計画書・書類
書類関連では、様式の変更だけを見るのではなく、誰が評価し、いつ説明し、どこへ保存し、どの月に算定するかまで院内でそろえる必要があります。
リハ・栄養・口腔・摂食嚥下
リハ・栄養・口腔連携では、評価時期、配置、休日提供、ADL低下患者割合など複数の要件を整理します。摂食嚥下機能回復体制加算は別制度として分けて確認してください。
退院支援・地域連携
退院支援では、指導を行ったかだけでなく、誰が対象か、何を伝えるか、どこへ情報提供するか、その根拠をどこに残すかまで確認します。
その他のリハ関連改定
リハ部門の運用に関係するその他の変更も、必要に応じて確認してください。
疑義解釈はその12まで公開|各論の更新日も確認する
令和8年度診療報酬改定は、告示・通知が出た時点で確認が終わるわけではありません。2026年9月12日時点では、厚生労働省から疑義解釈資料その12(2026年9月2日)まで公開されています。
その12でも、リハビリテーション総合計画評価料や疾患別リハビリテーション料など、リハ領域に関係する疑義が示されています。そのため、実際の算定・運用を確認するときは、各論記事の最終更新日と、どこまでの疑義解釈・訂正通知を反映しているかも確認してください。
最新情報を確認するときの順番
- このハブで自施設に関係する領域を選ぶ
- 該当する各論で点数・対象・要件を確認する
- 疑義解釈・訂正通知の反映日を確認する
- 判断が必要な場合は厚生労働省の原文へ戻る
院内では「対象・期限・記録」の3つから整理する
制度ごとに要件は異なりますが、院内運用へ落とすときは、まず対象・期限・記録の3点を確認すると整理しやすくなります。
| 確認軸 | 確認すること | 起きやすいずれ |
|---|---|---|
| 対象 | 誰、どの病棟、どの疾患、どの状態が対象か | 対象を広げすぎる、除外・例外を見落とす |
| 期限 | 起算日、算定可能期間、評価日、経過措置 | 入院日・発症日・手術日など異なる起点を混同する |
| 記録 | 判断根拠、実施内容、説明、提供先、保存場所 | 実施していても後から算定根拠を追えない |
点数だけを一覧化するよりも、「誰が対象か」「いつまでか」「何を残すか」を同じ順番で確認すると、職種や病棟による判断差を減らしやすくなります。
2026年改定対応で起きやすい4つの失敗
改定対応で止まりやすいのは、制度を知らない場合だけではありません。複数の資料を見ていても、確認する単位や更新場所が部署内でそろっていないと判断差が生じます。
| よくある失敗 | 原因 | 修正するポイント |
|---|---|---|
| 点数だけ更新する | 対象・除外・記録要件まで確認していない | 点数と一緒に対象・期限・記録を確認する |
| ハブだけで算定可否を判断する | 概要と各論の役割が混ざっている | 実際の判断は各論と公式資料まで確認する |
| 古い疑義解釈で止まる | 初期の資料だけで院内ルールを固定している | 最終更新日と疑義解釈の反映範囲を確認する |
| 制度ごとに確認方法が違う | 担当者ごとに確認項目が異なる | 「対象・期限・記録」の順で確認方法をそろえる |
よくある質問
Q1. 2026年診療報酬改定で、リハは何が変わりましたか?
早期・休日リハ、離床を伴わないリハ、疾患別リハ、回復期リハ病棟、計画書・書類、リハ・栄養・口腔連携、退院支援など複数領域で見直しがあります。まず自施設に関係する領域を選び、その後に各論で点数・対象・算定要件を確認してください。
Q2. 最初にどの記事から読めばよいですか?
何が変わったのか分からない場合は、まずこのハブで対象領域を選んでください。点数・要件の改定前後の差をまとめて確認したい場合は「令和8年改定リハ確定差分」、更新状況を時系列で追いたい場合は「令和8年改定リハ更新トラッカー」へ進むと整理しやすくなります。
Q3. 疑義解釈はどこまで公開されていますか?
2026年9月12日時点では、厚生労働省から疑義解釈資料その12まで公開されています。すべての疑義がリハ領域に関係するわけではないため、まず各論で関連する更新内容を確認し、必要に応じて厚生労働省の原文へ戻ってください。
Q4. このハブだけで算定できるか判断できますか?
このページだけで最終判断はできません。本記事は変更点の全体像と各論への入口を整理するハブです。実際の算定可否は、該当する各論で対象・点数・算定要件・施設基準・疑義解釈を確認し、必要に応じて最新の告示・通知等へ戻って判断してください。
次の一手
2026年改定の政策的な全体像から確認したい場合は、2026年診療報酬改定の基本方針へ進んでください。
リハ領域について、点数・要件の変更をまとめて確認したい場合は、令和8年改定リハ確定差分へ進むと整理しやすくなります。
参考資料
- 厚生労働省.令和8年度診療報酬改定について[Internet].2026[2026年9月12日参照].厚生労働省公式ページ
- 厚生労働省.医科診療報酬点数表[Internet].2026[2026年9月12日参照].PDF
- 厚生労働省保険局医療課.診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について.令和8年3月5日保医発0305第6号[Internet].2026[2026年9月12日参照].PDF
- 厚生労働省保険局医療課.疑義解釈資料の送付について(その12).令和8年9月2日[Internet].2026[2026年9月12日参照].PDF
著者情報
rehabilikun(理学療法士)
rehabilikun blogを2022年4月に開設。急性期・回復期・療養病棟、介護福祉施設、訪問リハビリテーションでの臨床経験をもとに、理学療法評価、臨床手順、記録用紙、医療制度など、医療従事者の実務に役立つ情報を発信しています。
現在は療養病院に勤務し、脳卒中、褥瘡・創傷ケア、リハビリテーション栄養、呼吸リハビリテーションを中心に臨床・教育活動を行っています。
保有資格
- 脳卒中認定理学療法士
- 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
- 登録理学療法士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 福祉住環境コーディネーター2級

