書類対応の評価依頼まとめ|手帳・年金・介護・労災

制度・実務
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書類対応の「評価依頼」まとめ(手帳・年金・介護・労災)

身体障害者手帳、障害年金、要介護認定、労災、交通事故の後遺障害、補装具費支給などでは、医師の書類作成にあたり ROM ・筋力・ ADL ・移動の「裏づけ所見」が必要になります。そのため現場では、リハ職に評価・計測の依頼が来ることがあります。

このハブでは、制度ごとに「何を、どの条件で、どう短く返すか」を整理し、必要な記事へ最短で飛べるようにまとめました。迷ったときは、まず 書類作成のための評価依頼(総論) を起点にするとブレにくいです。

臨床の詰まりを減らすなら、環境の整え方も一緒に

書類対応は「個人の頑張り」で回すほど消耗します。評価の型・記録の型・連携の型を先に押さえると、日々がラクになります。

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最短導線(迷ったらここから)

まずは「制度(書類の種類)」で探すのが早いです。次に「返す情報( ROM / ADL / 移動など)」で横串を通すと、同じミスを繰り返しにくくなります。

書類の種類で探す(制度別)

制度ごとに「見られやすい軸」が少しずつ違います。記事タイトルに制度名を入れているので、同じ “評価依頼” でも役割が被りにくい設計です。

書類の種類別|読むべき記事(制度名で最短アクセス)
制度・書類 この記事で解決すること リンク
総論(全制度共通) 依頼の受け方、確認項目、最小セット、返却の型 書類作成のための評価依頼(総論)
要介護認定(介護保険) 主治医意見書・認定調査に “転記される” 情報の返し方 介護保険|評価依頼の返し方
身体障害者手帳(肢体) 様式・時点・条件をそろえた ROM / ADL の返し方 身体障害者手帳(肢体)| ROM ・ ADL 評価依頼
障害年金(肢体) 数値(機能)と生活(活動)の整合を作るポイント 障害年金(肢体)|評価の整理
労災(障害補償給付) 労災の文脈で “使える所見” を返す要点 労災|障害等級に関わる評価依頼
交通事故(後遺障害診断書) 後遺障害の書類でブレない ROM / ADL の揃え方 後遺障害診断書|評価依頼の返し方
装具・義肢(書類) 装具・義肢で依頼が来たときの確認点と返却の型 装具・義肢|書類対応まとめ
補装具費支給(車いす・座位保持) 座位・移乗・操作・環境を “ 3 行” で返すテンプレ 補装具費(車いす・座位保持)|評価依頼の返し方

返す情報で探す( ROM / ADL / 移動・移乗 / 条件)

制度が違っても「詰まりどころ」は似ます。とくに強いのは 条件(体位・方法・補助具)と、 ADL の 1 行具体です。ここを先に押さえると、どの制度でも手戻りが減ります。

返す情報別|詰まりを減らす “型” へのリンク
返す情報 まず読む記事 補足(よく詰まる点)
ROM 身体障害者手帳(肢体) 体位・自動 / 他動・制限因子がない数値は弱い
ADL 総論 「介助」だけで終わらず、介助量+理由+場面を 1 行で
移動・移乗 介護保険 距離・監視理由・危険因子(転倒/膝折れ等)を短文化
座位・シーティング 補装具費(車いす・座位保持) 崩れ方(方向)+除圧の可否をセットにする
条件(補助具・装具) 装具・義肢 装着あり / なしが混ざると解釈不能。条件を先に固定
書類向け “整合” 障害年金(肢体) 数値と生活影響がつながる形で返す(別々に書かない)

忙しい日の 5 分フロー(最小セットで返す)

時間がない日は「全部測る」より「使える情報を揃える」を優先します。次の 5 ステップで迷いを減らすと、手戻りが減ります。

  1. 様式の確認:どの制度・どの用紙か(共有してもらう)
  2. 時点の固定:“いつの状態” として返すか
  3. 条件の固定:体位・方法・補助具・装具の条件をそろえる
  4. 最小セット: ROM /主要所見/移動・移乗/ ADL /危険因子( 1 行具体)
  5. 返却は短く: 3 行(現状→困りごと→理由つき結論)で返す

より詳しい “型” は 総論 に整理しています。

よくある失敗( OK / NG 早見)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

書類対応で多いミス| OK / NG 早見
NG (起こりがち) なぜ弱いか OK (直し方)
数値だけ返す(条件なし) 同じ数値でも意味が変わり、転記しづらい 体位/自動・他動/制限因子を 1 行で添える
ADL が「介助」だけ どの動作で、なぜ介助かが不明 介助量+理由+場面を 1 行で具体化する
補助具条件が混在 装具あり/なしが混ざると解釈不能 普段の条件を固定して記載し、例外だけ注記
全部盛りで長文になる 読まれず、転記ミスや手戻りが増える 最小セット+ 3 行返却に落としてから追加する

よくある質問(FAQ)

各項目名をタップ(クリック)すると回答が開きます。もう一度タップで閉じます。

Q1. 依頼が曖昧で、何を測ればいいか分かりません。

この場合は「様式の確認」が最優先です。次に、最小セット( ROM ・主要所見・移動 / 移乗・ ADL ・条件)だけを先に揃えます。最初から全部盛りにすると、条件が混ざりやすく手戻りが増えます。

Q2. 痛みや疲労で日によって変わります。どう返しますか?

変動は “条件” として価値があります。午前 / 午後など理解しやすい単位で「どの方向に変わるか」「安全上の問題が出る場面」を短く残します。同条件で再測定できるなら、差の範囲も添えると強くなります。

Q3. 装具や杖は「あり」で評価していいですか?

原則は依頼元の意図(様式・考え方)に合わせます。実務では「評価条件を明示したうえで」装具あり / なしのどちらかに揃えると安全です。迷ったら “普段の生活条件” を基本にし、例外がある場合だけ注記します。

次の一手(運用を整える → 共有の型 → 環境も点検)

書類対応は、個人の頑張りで回すほど消耗します。次の順で整えると、現場がラクになります。

  1. 運用を整える:最小セットと 3 行テンプレをチームで共通言語にする
  2. 共有の型を作る:返却メモの並び(現状→困りごと→理由つき結論)を固定する
  3. 環境の詰まりも点検:教育体制や標準化が噛み合わないなら、外部の選択肢も確認する

環境の詰まりも点検(無料チェックシート)

選択肢を比較して、動きやすくする

条件の整理や面談準備まで含めて全体像を押さえたいときは、こちらにまとめています。

PT キャリアの進め方(フロー)を見る

参考文献

著者情報

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rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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