脳卒中後肩痛の評価と初期対応|原因別の見分け方・ROMの注意点

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脳卒中後肩痛は原因を評価して初期対応を選ぶ

脳卒中後肩痛では、肩関節亜脱臼、痙縮、拘縮、腱板・肩峰下組織の問題、介助やポジショニングによる負荷など、複数の要因が重なることがあります。重要なのは、痛みがあるからと一律にROM練習を行うのではなく、疼痛が出現する場面と評価所見から原因を推定し、悪化要因を減らすことです。

本記事では、PT・OTや病棟スタッフに向けて、脳卒中後肩痛の原因別評価、初期対応、他動ROMの注意点、CRPS・神経障害性疼痛の鑑別、医師相談の目安、記録・申し送りを整理します。まず安全を確認し、原因仮説を立て、対応後に再評価する流れを押さえましょう。

最初の判断は「安全確認 → 疼痛評価 → 原因の推定 → 初期対応 → 再評価」の5段階です。外傷後の急激な疼痛、著明な腫脹・発赤・熱感、新たな神経症状などがある場合は、通常の肩関節運動より医師への報告を優先します。

脳卒中後肩痛の評価から初期対応までの判断フロー。安全確認、疼痛評価、原因推定、上肢支持やROM調整、再評価の5段階を示す図
図:脳卒中後肩痛の評価・初期対応フロー。危険な所見を先に確認し、疼痛の特徴と原因仮説に応じて対応を選び、同じ条件で再評価します。

評価所見から初期対応を選ぶ早見表

まずは、最も目立つ所見から初期対応を整理します。以下は診断基準ではなく、評価と対応の優先順位を決めるための実務用の目安です。

脳卒中後肩痛の評価所見と初期対応
主な所見 考える原因 最初の対応
弛緩・上肢下垂 支持性低下、亜脱臼、牽引負荷 上肢支持と介助方法を見直す
外転・外旋時の疼痛 痙縮、筋短縮、関節周囲組織の問題 肩甲帯運動と筋緊張を確認する
他動ROM制限 拘縮、軟部組織の短縮、関節内病変 疼痛出現角度と終末感を確認する
局所圧痛・挙上時痛 腱板・肩峰下組織などの障害 負荷を調整し、必要時に医師へ相談する
浮腫・皮膚変化・強い疼痛 CRPS、炎症、感染、血管障害など ほかの原因も考慮し、医師へ相談する
灼熱痛・接触時痛・感覚異常 神経障害性疼痛など 疼痛分布と感覚所見を整理する
特定の介助で疼痛 牽引、支持不足、動作方法の問題 介助手順とポジショニングを修正する

実際には複数の原因が混在します。亜脱臼があるから亜脱臼だけが原因、外旋で痛むから痙縮だけが原因、と決めつけないことが重要です。

脳卒中後肩痛で最初に確認する評価項目

脳卒中後肩痛では、疼痛の強さだけでなく、安静時と動作時の違い、疼痛の再現条件、肩関節周囲の所見、姿勢・介助場面を確認します。治療室だけでなく、更衣・移乗・車椅子座位などの日常場面を観察することが重要です。

脳卒中後肩痛の基本評価項目と記録例
評価項目 確認する内容 記録例
疼痛部位 肩前面・外側・後面、上腕や手部への広がり 左肩前外側に疼痛あり
疼痛の性質 鈍痛、鋭い痛み、灼熱痛、しびれ、接触時痛 更衣時に鋭い疼痛あり
疼痛の強さ 安静時・動作時のNRSなど 安静時NRS 1、動作時NRS 5
出現場面 更衣、移乗、体位変換、挙上、夜間 更衣時の外転で増悪
自動・他動ROM 運動可能範囲、疼痛出現角度、制限方向、終末感 他動外旋時に疼痛と可動域制限あり
筋緊張 弛緩、速度依存性の抵抗、筋短縮の可能性 肩内旋筋群に筋緊張亢進あり
亜脱臼・支持性 上腕骨頭の位置、上肢下垂、支持の有無 座位で左上肢下垂あり
局所・感覚所見 圧痛、腫脹、熱感、皮膚色調、感覚異常 左手背に浮腫と皮膚温の左右差あり
姿勢・介助 体幹傾斜、肩甲帯位置、上肢支持、牽引の有無 車椅子座位で左前腕支持が不十分
生活への影響 睡眠、更衣、移乗、リハビリ参加への影響 肩痛により更衣介助時の防御反応あり

痛みを自己申告できない場合

失語症、意識障害、認知機能低下などで疼痛を言語化できない場合は、表情、発声、逃避反応、防御性の筋緊張、介助時の行動変化を観察します。

観察所見だけで疼痛の原因や強さを確定することはできませんが、普段との違いを記録し、同じ条件で比較することが重要です。

評価で避けたい決めつけ

亜脱臼の有無、圧痛の部位、他動ROMの制限方向だけで原因を確定しないようにします。脳卒中後肩痛は多因子性であり、所見の組み合わせと経過から原因仮説を更新する必要があります。

脳卒中後肩痛の主な原因と判断のポイント

原因別評価の目的は、診断名を無理に決めることではなく、最初に修正すべき悪化因子を見つけることです。以下では、各原因を疑う所見と、判断を変えるべき状況を整理します。

亜脱臼・上肢支持性低下

弛緩性麻痺が強い時期には、肩関節周囲筋の支持性が低下し、上肢の重みによって肩関節亜脱臼が生じることがあります。

座位・立位での上肢下垂、移乗時の牽引、車椅子での支持不足を確認します。ただし、亜脱臼が存在しても疼痛を伴わない場合があります。

判断のポイント:上肢を適切に支持したときに疼痛が変化するかを確認します。支持しても強い疼痛が続く場合は、ほかの原因も評価します。

痙縮・筋短縮

肩関節内転・内旋方向の筋緊張亢進や筋短縮がある場合、更衣や他動的な外転・外旋で疼痛が出現することがあります。

速度依存性の抵抗、持続的な可動域制限、肩甲帯の動き、疼痛出現角度を確認します。

判断のポイント:痙縮と拘縮は併存します。抵抗感があるだけで痙縮と判断せず、運動速度や関節可動域の違いを確認します。

拘縮・不動化

上肢活動が少なく、同じ姿勢が長時間続く場合は、関節包や周囲軟部組織の短縮が進み、可動域制限や疼痛につながることがあります。

判断のポイント:疼痛が強い終末域まで無理に動かすのではなく、制限方向、終末感、疼痛の出方、日常の活動状況を確認します。

腱板・肩峰下組織などの障害

脳卒中後でも、腱板や肩峰下組織などに由来する筋骨格系の肩痛は起こります。

特定方向での疼痛再現、局所圧痛、外傷歴、介助時の負荷などを確認します。

判断のポイント:局所圧痛や挙上時痛だけで腱板損傷と診断することはできません。疼痛が強い、外傷がある、症状が持続・増悪する場合は医師による診察や画像評価を検討します。

介助・ポジショニングによる負荷

麻痺側上肢の牽引、車椅子での支持不足、ベッド上での不適切な姿勢などは、肩への負担を増やす可能性があります。

判断のポイント:特定の介助者や動作で疼痛が増悪する場合は、実際の介助場面を観察します。介助方法を修正した後、同じ条件で疼痛が変化するか確認します。

CRPS・神経障害性疼痛を見落とさない

肩関節周囲の機械的な問題だけでは説明しにくい強い疼痛や、手部まで広がる症状がある場合は、CRPSや神経障害性疼痛も考慮します。ただし、症状だけで診断を確定することはできません。

CRPSを疑う所見

複合性局所疼痛症候群(CRPS)では、通常予想される程度に比べて不釣り合いな持続性疼痛に加え、感覚、血管運動、発汗・浮腫、運動・栄養性変化などがみられることがあります。

CRPSを疑う際に確認する所見の例
領域 確認する所見
疼痛・感覚 強い持続性疼痛、接触時痛、痛覚過敏
血管運動 皮膚温の左右差、皮膚色調の変化
発汗・浮腫 手部の浮腫、発汗の変化や左右差
運動・栄養性変化 可動域制限、運動障害、皮膚・爪などの変化

CRPSの診断には、症状と診察所見の組み合わせに加え、ほかの疾患で十分に説明できないことを確認する必要があります。上表はBudapest基準などの正式な診断基準の代用ではありません。

脳卒中後は麻痺や不動化そのものでも浮腫・運動制限などが生じるため、これらの所見だけでCRPSとは判断できません。

対応:強い疼痛に浮腫、皮膚温・色調の変化、接触時痛などが組み合わさる場合は、外傷、骨折、感染、血管障害なども考慮し、早期に医師による評価につなげます。

神経障害性疼痛を疑う所見

灼熱痛、電撃痛、しびれ、接触時痛などがある場合は、神経障害性疼痛の可能性も考えます。

疼痛の分布、感覚障害の範囲、脳卒中病変との関係、末梢神経障害の可能性などを確認します。

中枢性脳卒中後疼痛を含め、神経障害性疼痛の診断には慎重な評価が必要です。疼痛の性質だけで確定せず、医師と情報共有します。

医師への相談を優先する所見

脳卒中後肩痛で医師への相談を優先する場面
所見 考慮する問題 対応
転倒・外傷後の急激な疼痛 骨折、脱臼、軟部組織損傷など 負荷を中止し、速やかに医師へ報告
急な腫脹・発赤・熱感 感染、炎症、血管障害など 速やかに医師へ相談
強い安静時痛・夜間痛 関節・軟部組織病変など 原因評価を優先
浮腫・皮膚変化を伴う強い疼痛 CRPSなど 鑑別評価を依頼
灼熱痛・接触時痛・感覚異常 神経障害性疼痛など 感覚所見を整理して医師へ共有
急な麻痺悪化・新たな神経症状 新たな神経学的異常など 肩痛の評価より緊急対応を優先

上記は網羅的な診断基準ではありません。急激な症状変化や全身状態の悪化がある場合は、施設の緊急対応手順に従います。

脳卒中後肩痛の初期対応とROM練習の注意点

初期対応では、疼痛を誘発する負荷を減らし、肩関節を保護することが重要です。特に弛緩性麻痺が強い患者では、上肢支持と牽引回避を優先します。

麻痺側上肢を牽引しない

起き上がりや移乗で麻痺側上肢を引く介助は避けます。上腕や手関節を引っ張って身体を持ち上げるのではなく、体幹・骨盤の支持を中心に介助方法を調整します。

更衣では麻痺側上肢の位置を確認し、肩関節に無理な外転・外旋が加わらないようにします。

他動ROMの90°ルールを正しく理解する

Canadian Stroke Best Practice Recommendationsでは、肩甲骨の上方回旋と上腕骨の外旋が確保されない限り、肩関節を他動的に屈曲・外転90°を超えて動かさないことが推奨されています。

重要なのは、90°以内なら安全という意味ではないことです。90°未満でも、疼痛の増悪、異常な抵抗、肩甲帯の不適切な運動、患者の防御反応などがあれば、運動を中止または修正します。

また、この推奨は他動的な肩屈曲・外転に関するものであり、すべての肩関節運動や自動運動を一律に90°まで制限するという意味ではありません。

肩甲帯の動き、上腕骨の位置、疼痛、軟部組織の状態を確認し、患者ごとに安全な運動範囲を判断します。

なお、同推奨ではオーバーヘッドプーリーを使用しないことも示されています。

疼痛が強い場合は無理なROM拡大を避ける

疼痛が強い場合は、ROMの拡大を優先せず、原因評価と負荷調整を行います。

可動域制限に関連した肩痛では、疼痛を誘発しない範囲での穏やかな伸張や関節運動が選択肢になります。ただし、強い疼痛を伴う終末域まで反復して動かすことは避けます。

ベッド上・車椅子で上肢を支持する

ベッド上では肩関節に不自然な牽引や圧迫が加わらないよう、体幹・肩甲帯・上肢の位置を調整します。

車椅子座位では、上肢が下垂し続けないよう、アームサポートやラップトレーなどの使用を検討します。支持具の種類は、麻痺の程度、座位姿勢、活動性、皮膚状態に応じて選択します。

体位調整の基本的な考え方は、30°側臥位ポジショニングの手順と記録も参考になります。ただし、肩痛への適用では肩甲帯と麻痺側上肢の支持を個別に調整してください。

スリングは弛緩期の必要な場面で検討する

Canadian Stroke Best Practice Recommendationsでは、肩スリングは弛緩期にほかの上肢支持手段が確保できない場合に限って検討することが示されています。

弛緩期を過ぎた後は、上肢使用の減少、歩行時の腕振りの制限、拘縮形成への影響などが懸念されるため、漫然と使用を継続しないことが重要です。

実際の使用では、麻痺の程度、移動場面、上肢支持性、活動性、皮膚状態などを確認し、必要性を個別に判断します。

スリングを使用する場合も、使用する場面、装着時間、皮膚状態、活動への影響を確認し、定期的に必要性を見直します。

テーピング・電気刺激などの位置づけ

NICE NG236では、原因評価に基づく肩痛への対応として、テーピング、神経筋電気刺激(NMES)、関節内ステロイド注射、神経ブロックなどが検討対象として示されています。

また、Canadian Stroke Best Practice Recommendationsでは、急性期の肩痛に対するテーピングや、弛緩性上肢に対する電気刺激などが推奨されています。適応は回復段階や疼痛の原因によって異なり、すべての患者に一律に実施するものではありません。

脳卒中後肩痛に対する主な介入選択肢
介入 検討する場面 注意点
上肢支持・ポジショニング 弛緩、支持性低下、姿勢による疼痛 圧迫や活動制限を生じないよう調整
スリング・装具 弛緩期でほかの支持手段が確保できない場合など 漫然とした継続使用を避け、活動性や拘縮への影響を確認
テーピング 肩痛の軽減を目的とする場合 皮膚状態、貼付方法、回復段階、適応を確認
神経筋電気刺激 弛緩性麻痺などで適応がある場合 禁忌、皮膚状態、刺激条件を確認
痙縮に対する治療 痙縮が疼痛に関与している場合 ボツリヌス毒素治療などの適応は医師と検討
薬物療法・注射・神経ブロック 原因や疼痛の程度に応じて検討 医師が適応とリスクを判断

PT・OTは疼痛の出現条件、機能障害、日常生活への影響を評価し、多職種で治療方針を検討します。

よくある失敗と修正ポイント

脳卒中後肩痛では、治療時間中の対応だけでなく、病棟生活で繰り返される負荷を修正することが重要です。

脳卒中後肩痛で避けたい対応
よくある失敗 問題点 修正方法
原因を確認せずROMを優先 疼痛を誘発する組織に負荷が加わる可能性 疼痛の出現条件と肩甲帯運動を確認
90°以内なら安全と判断 疼痛や異常な抵抗を見落とす可能性 角度だけでなく疼痛・肩甲帯運動・患者の反応を確認
麻痺側上肢を引いて移乗 肩関節周囲組織への牽引負荷 体幹・骨盤を中心とした介助へ変更
車椅子で上肢支持がない 上肢下垂による負荷が続く可能性 適切な支持具と座位姿勢を調整
亜脱臼だけを原因と判断 痙縮、拘縮、腱板病変などを見落とす可能性 疼痛の再現条件と複数の所見を確認
介助者ごとに対応が異なる 疼痛を誘発する場面が残る 申し送り内容と介助手順を統一
強い疼痛や腫脹を経過観察だけで対応 CRPSや外傷などの評価が遅れる可能性 異常所見を整理して医師へ相談

病棟共有と記録の型

脳卒中後肩痛の記録では、疼痛の強さだけでなく、どの場面で増悪するか、何を原因として疑うか、どの介助を変更するかを明確にします。

記録例:更衣時に肩痛が出現する場合

以下は説明用の架空症例です。

評価:左肩前外側に動作時痛あり。安静時NRS 1、更衣時NRS 5。肩外転時に疼痛が増悪し、座位では左上肢支持が不十分。

解釈:上肢支持不足と更衣時の機械的負荷が疼痛増悪に関与している可能性。

対応:更衣時の麻痺側上肢牽引を避け、座位での上肢支持を調整。介助方法を病棟スタッフへ共有し、同条件で再評価する。

病棟への申し送り例

左肩は更衣時の外転で疼痛が増悪します。移乗・更衣では左上肢を引かず、体幹を支持して介助してください。車椅子座位では左前腕を支持し、疼痛増悪や腫脹があればリハビリスタッフへ共有してください。

再評価のタイミングと確認項目

再評価は、介助方法や上肢支持を変更した直後、次回介入時、疼痛や局所所見が変化したときに行います。

以下はガイドラインで定められた一律の再評価間隔ではなく、病棟で運用しやすいよう整理した実務例です。

脳卒中後肩痛の再評価タイミングと確認内容
タイミング 確認内容 判断
介助・支持を変更した直後 同じ動作での疼痛、表情、抵抗感、上肢の位置 負荷修正による変化を確認
次回介入時 安静時・動作時痛、ROM、支持状況、ADLでの疼痛 対応の継続・修正を検討
疼痛や所見が変化したとき 新たな腫脹、熱感、皮膚変化、感覚異常、疼痛増悪 原因仮説を見直し、必要時に医師へ相談

疼痛の変化を比較するときは、姿勢、介助方法、運動方向などの条件をできるだけそろえます。

疼痛が軽減しても、それだけで原因が確定したとは判断しません。日常生活での再現性と経過を合わせて確認します。

よくある質問

亜脱臼があれば肩痛の原因と判断できますか?

亜脱臼は重要な評価所見ですが、それだけで疼痛原因とは判断できません。痙縮、拘縮、腱板・肩峰下組織の問題、介助による負荷なども確認します。

脳卒中後肩痛がある場合、ROM練習は中止すべきですか?

すべてのROM練習を中止する必要はありません。ただし、強い疼痛を誘発する運動は見直します。肩甲帯の運動、上腕骨の位置、疼痛出現角度を確認し、安全な範囲で実施します。

肩関節の他動ROMは90°までしか動かせませんか?

一律に90°までという意味ではありません。肩甲骨の上方回旋と上腕骨の外旋が確保されない状態では、他動的な屈曲・外転を90°を超えて行わないことが推奨されています。また、90°以内でも疼痛や異常な抵抗があれば中止・修正します。

スリングは常時使用した方がよいですか?

常時使用を前提にはしません。弛緩期にほかの上肢支持手段が確保できない場合などに検討します。弛緩期を過ぎた後は、上肢使用の減少や拘縮などの不利益に注意し、必要性を見直します。

CRPSを疑う場合、何を確認しますか?

疼痛の強さと広がり、浮腫、皮膚温・色調の変化、接触時痛、運動制限などを確認します。所見の組み合わせとほかの原因の可能性を考慮し、早期に医師による評価につなげます。

次の一手

脳卒中後肩痛では、肩関節だけでなく、上肢機能、姿勢、介助場面を合わせて評価することが重要です。

脳卒中患者の評価・介入全体を整理したい場合は、脳卒中ハブを確認してください。上肢機能の評価方法を選びたい場合は、上肢機能評価の使い分けも参考になります。

参考文献

  1. National Institute for Health and Care Excellence. Stroke rehabilitation in adults. NICE guideline NG236. 2023. 公式ガイドライン
  2. Heart and Stroke Foundation of Canada. Canadian Stroke Best Practice Recommendations: Rehabilitation, Recovery and Community Participation following Stroke. Part Two: Delivery of Stroke Rehabilitation. Section 2: Shoulder Pain and Complex Regional Pain Syndrome following Stroke. 公式推奨
  3. Winstein CJ, Stein J, Arena R, et al. Guidelines for Adult Stroke Rehabilitation and Recovery. Stroke. 2016;47(6):e98-e169. doi:10.1161/STR.0000000000000098
  4. Tan PL, Chew NWS. Poststroke shoulder pain. Singapore Med J. 2024;65(8):449-453. PubMed
  5. Zhang Q, Chen D, Shen Y, et al. Incidence and Prevalence of Poststroke Shoulder Pain Among Different Regions of the World, Types, and Assessment Methods: A Systematic Review and Meta-Analysis. Front Neurol. 2021;12:724281. doi:10.3389/fneur.2021.724281
  6. 日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会. 脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2025〕. 2025. 公式PDF

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rehabilikun(理学療法士)

2022年4月にrehabilikun blogを開設。急性期・回復期・療養病棟、介護福祉施設、訪問リハビリテーションでの経験をもとに、PT・OT・STに役立つ臨床情報を発信しています。

現在は療養病院に勤務し、脳卒中、褥瘡・創傷ケア、リハビリテーション栄養、呼吸リハビリテーションなどを中心に、評価・介入・記録・多職種連携に役立つ情報を整理しています。

保有資格

  • 脳卒中認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター2級

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