【DASC-21(認知症評価)】簡単な認知症アセスメント

認知症
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リハビリくん
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いつも当サイト(rehabilikun blog)の記事をお読みいただき誠にありがとうございます。また、初めましての方はよろしくお願い致します。サイト管理者のリハビリくんです!

   

この記事は「DASC-21」をキーワードに内容を構成しております。こちらのテーマについて、もともと関心が高く知識を有している方に対しても、ほとんど知識がなくて右も左も分からない方に対しても、有益な情報がお届けできるように心掛けております。それでは早速、内容に移らせていただきます。

   

認知症の人や介護者が、住み慣れた地域の中で穏やかな暮らしを継続できるようにしていくためには、地域の中で認知症に気づき、総合的なアセスメントを実施し、多職種間でその情報を共有する必要があります。

   

DASC-21(ダスク-21)は、簡単で短時間に「認知機能」と「生活機能」の障害を評価することができます。

また、暮らしに密着したわかりやすい項目であることから、認知症の疑いがある方やご家族にも理解しやすく、認知症の人を支援する専門職とご本人や家族との「共通言語」として広く活用することができます。

   

DASC-21については認知症のアセスメントツールとして知名度も高いため、既にご存知の方も多いかと思いますが、評価方法やカットオフ値について、いろいろとわからないこともあるかと思います。そんな人のために、こちらの記事をまとめました!

     

こちらの記事で認知症アセスメントツールであるDASC-21についての理解を深め、認知症に対するリハビリテーションの一助になると幸いです。是非、最後までご覧になってください!

リハビリくん
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【簡単に自己紹介】

30代の現役理学療法士になります。

理学療法士として、医療保険分野と介護保険分野の両方で経験を積んできました。

現在は医療機関で入院している患者様を中心に診療させていただいております。

臨床では、様々な悩みや課題に直面することがあります。

そんな悩みや課題をテーマとし、それらを解決するための記事を書かせて頂いております。

  

現在、理学療法士として得意としている分野は「脳卒中」「褥瘡」「栄養」「呼吸」「摂食・嚥下」「フレイル・サルコペニア」についてです。そのため、これらのジャンルの記事が中心となっております。

  

主な取得資格は以下の通りです

脳卒中認定理学療法士

褥瘡 創傷ケア認定理学療法士

3学会合同呼吸療法認定士

福祉住環境コーディネーター2級

【リハ専門職(POS)の有料転職サイト】

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認知症とDASC-21

認知症とは、正常に発達した知能(脳)に何らかの脳の病気が原因となり認知機能が障害され、これによって生活機能がうまく行えなくなるような病的状態になります。

認知症は「脳の疾患」「認知機能障害」「生活機能障害」の 3 者の連結を中核にして、様々な「身体合併症」や様々な「行動・心理症状」、「社会的困難」が加わります。

個々の障害や症状は相互に影響を及ぼし合いながら、認知症の全体像をより複雑なものにしていきます。このようや認知症の全体像を包括的に評価することを認知症の総合アセスメントといいます。

しかし、認知症に気づき認知症であることを診断するためには、まずは「認知機能障害」と「生活機能障害」を評価することが重要と考えられています。

DASC-21は、高齢者の「認知機能障害」と「生活障害」を評価し認知症を検出し、重症度を評価するアセスメントツールになります。適切な内的信頼性と併存的妥当性および弁別的妥当性を有することが証明されております。

評価方法

原則として、研修を受けた専門職が対象の方をよく知る家族や介護者に、対象の方の日常生活の様子を聞きながら、認知機能障害や生活障害に関連する行動の変化を評価します。

対象者が 1 人暮らしのため、家族や介護者に質問することができない場合には、対象者本人に日常生活の様子を聞いたり、様子を観察したりしながら、評価者の主観的な判断で評価します。

質問は 21 項目あり、それぞれにつき 1 点から 4 点の 4 件法で評価します。

1 点〜 2 点と 3 点〜 4 点の間にアンカーポイントを 設定し、1 点〜 2 点が正常域、3 点〜 4 点が障害域であることをおおよその目安にして評価します。

判定方法

  • 21 項目の設問を 1 点から 4 点の 4 件法で採点するため、合計点は 21 〜 84 点となります
  • 合計点が 31 点以上の場合を「認知症の可能性あり」と判定します
  • 合計点が 31 点以上で、設問 3:遠隔記憶、設問 5:場所の見当識、設問 9:社会的判断力、設問 16〜21:身体的ADLに関する項目に対する回答が全て 1 点または 2 点の場合は「軽度認知症」の可能性ありと判定します。
  • 合計点が 31 点以上で、設問 3:遠隔記憶、設問 5:場所の見当識、設問 9:社会的判断力、設問 16〜21:身体的ADLに関する項目のうち、いずれの項目が 3 点または 4 点の場合は「中等度認知症」の可能性ありと判定します。
  • 合計点が 31 点以上で、設問 3:遠隔記憶、設問 5:場所の見当識、設問 9:社会的判断力、設問 16〜21:身体的ADLに関する項目に対する回答が全て 3 点または 4 点の場合は「重度認知症」の可能性ありと判定します。

評価項目

導入質問AとBが用意されております。導入質問については合計点には含めず、採点対象からは外します。

A:もの忘れが多いと感じますか
B:1 年前と比べて、もの忘れが増えたと感じますか

下記の 21 項目が採点対象となります。

  1. 財布や鍵など、物を置いた場所がわからなくなることがありますか
  2. 5 分前に聞いた話を思い出せないことがありますか
  3. 自分の生年月日がわからなくなることがありますか
  4. 今日が何月何日かわからないときがありますか
  5. 自分のいる場所がどこだかわからなくなることはありますか
  6. 道に迷って家に帰ってこられなくなることはありますか
  7. 電気やガスや水道が止まってしまったときに、自分で適切に対処できますか
  8. 一日の計画を自分で立てることができますか
  9. 季節や状況に合った服を自分で選ぶことができますか
  10. 一人で買い物はできますか
  11. バスや電車、自家用車などを使って一人で外出できますか
  12. 貯金の出し入れや、家賃や公共料金の支払いは一人でできますか
  13. 電話をかけることができますか
  14. 自分で食事の準備はできますか
  15. 自分で、薬を決まった時間に決まった分量を飲むことはできますか
  16. 入浴は一人でできますか
  17. 着替えは一人でできますか
  18. トイレは一人でできますか
  19. 身だしなみを整えることは一人でできますか
  20. 食事は一人でできますか
  21. 家のなかでの移動は一人でできますか

評価用紙

DASC-21 の評価用紙については、一般社団法人 認知症アセスメント普及・開発センターが制作している dasc.jp というウェブサイトより公認 DASC-21 をダウンロードすることができます。

注意点

DASC-21は原則として、粟田主一先生の研修を受けた専門職が、対象の方をよく知る家族や介護者に、対象の方の日常生活の様子を聞きながら、認知機能障害や生活機能障害に関連する行動の変化を評価する尺度(Informant Rating Scale)になります。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

この記事では「DASC-21」をキーワードに考えを述べさせていただきました。

こちらの記事が認知症アセスメントツールであるDASC-21についての理解力向上をもたらし、認知症に対するリハビリテーションに少しでもお力添えになれば幸いです!

参考文献

  1. 山口智晴,堀口布美子,狩野寛子,上山真美,小山晶子,黒沢一美,戸谷麻衣子,高玉真光,山口晴保.地域包括ケアシステムにおける認知症アセスメント(DASC-21)の認知症初期集中支援チームにおける有用性.認知症ケア研究誌.2,2018,p58-65.
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