理学療法士は生活できない?やめとけと言われる理由【2025年版】

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結論:「理学療法士は生活できない?」── 働き方と職場選び次第で十分に生活できます

「生活できない/やめとけ」という声の背景には、供給超過傾向(地域により有資格者が多い)と、賃金テーブル・手当・勤務体制の職場差があります。とはいえ、職場と地域の見直し雇用形態の最適化条件交渉で可処分所得は実務的に底上げできます(下表)。まずは現職の評価制度と手当体系を可視化し、転職や配置換えも含めて選択肢を比較検討しましょう。

「生活できない」と言われる主な理由(要点)

  • 需給バランスの変化:養成数の増加により、地域によっては供給>需要で採用側が条件交渉で優位になりやすい局面があります。
  • 報酬制度と職場差:診療・介護報酬、法人規模、加算体制、夜勤/オンコール、訪問稼働の設計などで年収レンジが変わります。
  • 物価上昇の影響:CPI 上昇下では名目給与が横ばいでも体感の手取りが目減りします。

“生活できる”に寄せる具体策(優先度順)

まずは再現性の高い手数から着手しましょう。条件交渉のコツを先に押さえると、現職改善・転職いずれでも効きます。

年収・手取りを底上げしやすい実践策(2025 年一般論)
優先度 アクション 期待できる効果 注意点
転職(法人規模や加算体制が整う病院/老健/訪問へ) 基本給・賞与テーブルの改善、残業代の実支給、昇給余地の拡大 試用期間の条件、時間外の取り扱い、固定残業の有無を事前確認
勤務エリアの再設計(都市圏・訪問需要の強い地域) 求人数とレンジが広がる/市場価値の向上 家賃・通勤コストとのトレードオフを試算
雇用形態の最適化(常勤+副業、非常勤や業務委託の組み合わせ) 時間単価の改善、稼働の裁量確保 就業規則・兼業規定・保険の取り扱いに留意
経験の幅を計画的に拡張(急性期⇔回復期⇔生活期の往復) 配属の選択肢が増え、役職・昇給につながりやすい 短期ローテの乱発で履歴が散らばらないように設計
低〜中 認定・専門資格の取得/学会発表・院内教育 評価制度に反映される職場では手当・職責の根拠に 資格手当の有無・金額は職場依存(事前に確認)

よくある質問(FAQ)

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Q. 本当に理学療法士の給与で生活できますか?

A. 可能です。職場選びと手当設計が適切なら、単身・世帯いずれでも堅実な家計を作れます。特に訪問・回復期の需要が強い地域は選択肢が広がります。

Q. 年収を上げやすいフィールドは?

A. 一般論としては訪問リハ、加算体制の整う回復期、役職を伴う急性期など。法人規模・稼働設計で差がつきます。

Q. 新卒は何から始めれば?

A. まずは急性期〜生活期の流れをつかむ配属を意識し、その後に訪問や専門領域を「足せる」ように経験を設計しましょう。

まとめ:構造は変えにくい、でも“選び方と交渉”は今すぐ変えられる

供給超過や物価上昇といった構造要因は個人で動かせません。一方、職場・地域・形態・交渉という選択要因は今日から変えられます。見える化→比較→意思決定の順で動くと、短期の手取り改善と中長期の昇給余地の両方が狙えます。

参考文献

  • 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」結果の概況(令和 6 年)公式ページ
  • 厚生労働省「医療従事者の需給に関する検討会/理学療法士・作業療法士需給分科会」資料一覧
  • 公益社団法人日本理学療法士協会「統計情報」会員・分布データ
  • 総務省統計局「消費者物価指数(CPI)」公式ページ

著者情報

rehabilikun(理学療法士)

rehabilikun blog を 2022 年 4 月に開設。医療機関/介護福祉施設/訪問リハの現場経験に基づき、臨床に役立つ評価・プロトコルを発信。脳卒中・褥瘡などで講師登壇経験あり。

  • 脳卒中 認定理学療法士
  • 褥瘡・創傷ケア 認定理学療法士
  • 登録理学療法士
  • 3 学会合同呼吸療法認定士
  • 福祉住環境コーディネーター 2 級

専門領域:脳卒中、褥瘡・創傷、呼吸リハ、栄養(リハ栄養)、シーティング、摂食・嚥下

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